カテゴリー別アーカイブ: 読書感想文

倫理を論理する

Kindleセールでたまたま見かけたNHKブックスの「哲学ディベート <倫理>を<論理>する」を読んだ

哲学ディベート―<倫理>を<論理>する NHKブックス
NHK出版 (2013-04-10)
売り上げランキング: 258

こういった哲学をテーマとした本は、割と好きなほうだ。
自分自身、哲学を勉強したことはないんだけれど、いろいろな考え方を学ぶことが出来る感じがして
一つの訓練として面白い。

この本では、「自殺」や「尊厳死」。「人権」等々、現代社会の様々な問題に関してディベートをする。
といっても、これらの問題に答えがあるわけではなく、ディベートの勝者を決めるわけでもない。
純粋に討論する
討論していく中で、それぞれの主張を聞き、自分自身や相手の新しい考えに気づく。

書き方としては、架空の大学ゼミという形で読みやすく、スラスラと読むことが出来ます。

 

普段、子供に当たり前のように「悪いことはしちゃだめだよ」といっていても、そもそも良い悪いとは。
身近にあるけれど、いざ説明したり論理的に教えようとすると結構難しいんですよね。

法律的な解釈や、道徳的な解釈。
功利主義と道徳的な考え方。

何が正しいとかではないのだろうけれど、どういう考え方に基づいて何が動いているのか

これを知っているのと知っていないのとでは大きく異なる。
相手が何を元に発言しているのかが読めなくなるからだ。

わかっているようでわかっていないことばかりなのが悩ましいところだけれど、
こういう考えを読むのは、やっぱり個人的には好きなほうなんだなと改めて認識した。

黒田勘兵衛

大河ドラマとかは全く見ていないし、見れる環境でもないんだけど
イマイチ黒田勘兵衛と言う人がどういう人なのかさっぱりだったり、
一部で竹中半兵衛とごっちゃになっていたりしたので手に取ってみた。

黒田如水
黒田如水

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(2013-10-22)

手に取ってみたと言うものの、実際にはKindleなのでこの表現は適切ではないのかもしれないが。

この本は、タイトルの「黒田如水」という出家後を取り扱ったものではなく、
どちらかというと勘兵衛がのし上がっていく過程を記したもの。
家康の時代まで生きているにもかかわらず、話はまだ信長が生きている間で幕を下ろす。

読み物としては面白く、すらすらと読む事は出来る。
脚色はあるんだろうけど、勘兵衛というか昔の人の生き様を感じる事が出来る一冊だった。

全員が全員そうだったわけではないんだろうけど、この時代の人たちの死生観って凄いよね。
そのままをまねする気には到底ならないんだけど、これくらいの必死さを持った何かがあると言うのは
それはそれで羨ましいとも思えてしまいます。

Kindleが壊れた

先日のことであるが、寝ぼけてKindleを落としてしまった。

落としたといっても、大した高さからではないので「しまった」という感覚はなかったのだが、
ふと画面を見ると…

電子ペーパーが破れ(?)ていた。
写真ではわかりづらいかもしれないが、ちょうど何か突起物に紙を押し当てたように破けて後ろから光が漏れている状態。

どうやら落ちた高さというよりは、落ちた時に置いてあったものの角にぶつかったみたい。
うーん、思ったよりも簡単に破けてしまうものだなぁとしみじみ。
iPhoneなんてしょっちゅう落としてしまっているので、画面に対する強度の違いを思い知らされたところです。

実際問題、すごい大きな破れではなかったので使い続けることはできないわけではなかったが、
場所が画面の中央であって気にならないかと言われれば間違いなく気になる場所。

当然、1年保証の対象になるわけもなく商品は交換することに。
同じ過ちを繰り返さないようにと、純正のカバーも購入したために少し出費がかさんでしまいました。

 

うーん、随分と厚みも重さも増してしまいました。
個人的には何もつけていない状態が一番使いやすかったと言えば使いやすかったのですが。。。

まぁ、しょうがないですな

採用基準

「採用基準」を読んだ

採用基準
採用基準

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伊賀 泰代
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 553

最近時々目を通しているHBRに、2013年ビジネス書お勧めがあって、そこに載っていたので購入。
中々楽しむ事が出来たと思う。

所謂「みんなリーダーシップを持とうぜ」って感じの内容なんだけど、マッキンゼーという組織での。。。というか、外資系の考え方と言うものをかいま見る事が出来る。
幾つかは参考にしたいと思ったし、何人かに勧めてみた。

さてはて、本題とは少し逸れてしまうかもしれないけれど、人を見る目を養いたいとは思う。

よく、「あの人は違うな」って人が言うのが正直「そうなんだ〜」と、自分の実感としてわかない事が多い。
人を見る目が無いのか、はたまた人に興味が無いのか。

人に興味が無いというと、そんな事は無いと思うのだが、
かといってよく人を見ているかと言われればそうでもない気がする。
やっぱりそれほど興味ないのかもしれない。

とは言っても、興味が無いの一言で済ます事が出来ない事も多々ある。
もっと人を見れる人にならなければいけない

ライ麦畑でつかまえて

サリンジャーのライ麦畑でつかまえてを読んだ

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)
J.D.サリンジャー
白水社
売り上げランキング: 1,173

元々私は本を多く読む方でもないし、ましてや小説に関してはからっきしだ。
と言う訳で、所謂名著と呼ばれる類いの本もあまり読んだ事がない。

なんで「ライ麦畑でつかまえて」を読もうと思ったかというと、「攻殻機動隊」で出てきた事が
きっかけなんだろう。
きっかけと言うにしては、随分と読み始めるのに時間が経っているけれど。

こういう、話の元となった内容を知ると、ミサワのようにウンチク自慢は気をつけなければならないが、
よりいっそう物事を楽しめるような気がする。
まぁ、私は例え読んでいたとしてもちゃんと関連性に自分で気がつく事が出来るか少し不安だが。

ただ、正直ひたすらに主人公の青臭い思春期の考え方や誇大妄想をひたすらに繰り返されるので、
私の気持ち的に中々読み進めるスピードは上がらなかった。

Kindleが届いた!

随分とお預けを食らっていたKindle Paper White の New モデルが届きました!

早速あれこれといじりたい所。
まずは情報収集からかな〜。

明日から、少し楽しみだ!

Kindle Paperwhite(ニューモデル)
Amazon (2013-10-22)
売り上げランキング: 1

ドットインストール物色中

最近、通勤時間も延びたことなのであき時間を利用して何か始められないかな~と、
ここを物色している

ドットインストール
http://dotinstall.com

一つの動画が3分程度なので、ちょっとした空き時間に見ることが出来る。
基本的には見るだけなので、深い勉強にはつながらないけど、さわりを学ぶにはちょうどいい感じだ。

これまで、そういう役目は書籍が担ってきていた。
そう、たとえばWeb+DB Press とかそういう類だ。

WEB+DB PRESS Vol.77
WEB+DB PRESS Vol.77

posted with amazlet at 13.10.06
技術評論社
売り上げランキング: 42,182

 

定期的に、自分の視界範囲外の話題を手に入れるのは面白く、
これまでは時々これらの本を購入してきた。

ただ、興味を持ったとしてもあくまでその先に進むにはこれらの本ではぜんぜん足りず、
掲載されているサンプルを動かす以上のことをしようとするには難しい。
対象の技術に関してネットを探せばそれなりに記事は見つかるけど、体系的に学ぶのには
紙面の関係上足りない。

ドットインストールのようなオンライン学習が全てをカバーするなんて寝ぼけたことを言うわけではないけど、動画で見る分なのか、教え方がいいからなのか、わかりやすく感じる。
紙面上の制約を考える必要がないので、分量も申し分ない。
新着やコースの人気度をみれば、今の話題性がなんとなくわかる。

何より、他のリソースに対してのリンクを張りやすいので色々と幅が広がるように感じる。

見ていると、どうしてもキーボードでコードを打ちたくなってしまうが、主に通勤中に見ているので
それが出来ないのがちょっと現在は悩みどころ。
ノートPCを新調して移動中に使えるようにしたいような、、、、

うーん、Surfaceは電車のような場所で使うのは難しそうだからちょっと悩んじゃうな

Team Geek を読んだ

先日購入したTeam Geekを読んだ。

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
Brian W. Fitzpatrick Ben Collins-Sussman
オライリージャパン
売り上げランキング: 3,249

比較的厚みもなく、気軽に読み終えることが出来る分量。
全編にわたって

  • 謙虚 ( Humility )
  • 尊敬 ( Respect )
  • 信頼 ( Trust )

のHRTがひたすら連呼されて最終的にはお腹いっぱいになる。

いや、そういうと凄い嫌な、面白くない本のように思われるかもしれないけど、
大事なことだとは思っている。
ただ、実際の所書かれていることを実践していくのは結構たいへんではある。

もちろん、HRTが開発者だけに必要な話かというと別にそんなわけはなく、広く一般的に。
それこそ、社会人として必要な心構えなんだろう。
プログラムというものを相手にしている開発者はそれが著しく欠けている可能性があるかもしれないだけで。

この手の本は、やっぱりみんな悩むのか幾つかあって、
以前読んだ「ソフトウェアの世界でキャリアを築く」と似たようなテーマに最終的には思える

ソフトウェアの世界でキャリアを築く Making it Big in Software
サム ライトストーン
オーム社
売り上げランキング: 291,288

こちらはTeam Geekとは異なりずっしりと厚みのある本だった。
行き着く先は、自分が望ましいと思える組織を組み立てられるポジションを目指すことになるわけだ。

とかく人の世は行き辛い

テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発

表題の本を読んだ

テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発
ジェームズ・ウィテカー ジェーソン・アーボン ジェフ・キャローロ
日経BP社
売り上げランキング: 1,971

本書は、Googleにおけるテストの考え方やテストの実践を通して、Googleにおけるソフトウェア開発や思想を紹介しているのであって、テストの仕方を学ぶものではない。

もちろん、Googleという巨大企業がどういうテスト体制というか、ソフトウェア開発体制をしいているのかということは知ることが出来る。
そこから展開できることも多くあるのだが、考え方は参考になってもやり方はまねできるものは少ない印象を受けた。

私は開発の現場を多く知っている訳ではないので、知っている世界と言うものはたいへん狭い。
なので、どういう開発体制が一般的なのか?ということに関して語る言葉を持たない。

しかし、開発の現場によってどういうメンバーがいるのかと言うのは大きく変わっていくんだと思う。
テスターと呼ばれる専門メンバーを用意できる体制もあれば、仕様検討と設計、コーディングが完全に別れている体制もある。

何がベストかは結局の所何を開発するのかにもよるだろうし、ベストと思われる方法があったとしても、会社の経済的な理由やリソースが足りないこともよくある話だ。

結局の所、その場その場で考えて動くしか無いという結論になってしまうのかもしれない。
ただ、だからこそ、こういった様々な事例をインプットしておくのは必要なことだと思う。
実践できるかどうかは別として、中々面白く読むことが出来た。
思わずGoogleに入りたくなるくらいだ(門前払いが確定しているが)

テスターという位置づけを確保することは、ちと難しいかもしれないが、
それでも持ち回りでそういうことを意識する役割を設けてみるのも面白いかもしれない。
なんて思った。

キリスト教とは何か

「キリスト教とは何か。」を読んだ

ペンブックス15 キリスト教とは何か。I 西洋美術で読み解く、聖書の世界 (Pen BOOKS)
阪急コミュニケーションズ
売り上げランキング: 153,507

時々、柄にもなく美術館に足を運びます。
画家にもよりますが、題材として宗教。とりわけキリスト教を題材とした作品がそれなりの数あります。

私は宗教にはとんと興味がなかったので、絵としての良さと言うものはわかるものはわかるんですが、場面の意味がさっぱりわかりません。
どういう場面をどういう意図を込めて描いたのか。
これは、結構絵を楽しむ上でも大事なポイントだと思うんですよね。

本書は、キリスト教の素晴らしさを伝えるものではなく、宗教画を通してキリスト教の考え方や、当時の時代背景を解説しています。

識字率の低い時代、絵がどういう役割を担っていたのか。
キリスト教で語られる聖書の物語はどういう時代背景のもとで作られたのか。

困った時、不条理な目にあった時に、絶対的な存在を作り出すことで「説明機能」の役割をした宗教などの話は、なかなか読んでいて面白く感じました。

お勧め。