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電子書籍をめぐるAppleとSonyの攻防

Apple―「アプリ外で販売したければ必ずアプリ内課金APIも利用せよ」
http://jp.techcrunch.com/archives/20110201apple-nothing-has-changed-except-for-this-one-thing/

既に報道があったように、AppleがSonyのe-bookアプリケーションに対してAppStoreでの販売を否認しました。
理由としては、Sonyのアプリケーションがアプリケーション内で電子書籍を売買できる仕組みを備えており、これがAppleのガイドラインに抵触するという物。
iOS上での売買は、常にiTunesを通す形で行わなければならず、この場合売上の30%はAppleに行くことになります。
つまり、販売者側は売上の70%で利益が出せる形にしなければいけないということになります。

ちなみにKindleはどうしているかというと、iOS上のKindleアプリケーションでは売買は行わず、Webへと誘導されます。誘導されたWeb上で電子書籍を購入し、Kindleアプリケーションで閲覧するという物。
これまではこの手法に関しては、特別に何かしらの判定はされていなかったようですが、このケースに置いても何らかの判定を入れる可能性が浮上しているようだ。

電子書籍に関しては、どうあがいても物量においてはAppleはAmazonには現状では勝てない。とはいえ、iOS上でKindleアプリケーションを野放しにしておくと自前のiBooksがさっぱりな状態になってしまう。

以前、Kindleを検討したときにKindleであれば最悪iPadでも購入した書籍を参照できるかな~と思っていたけど、そうはいかないようだ。
とはいえ、単純に本と言う観点からいえば物量ではやはりAmazon。
あり得そうな展開としては、通常の本とはそもそも異なる、iPadならではのコンテンツが大流行して単純な本の価値がだだ下がる・・・みたいなところかな?

さてはて、どうなるでしょうか

LivedoorからGoogleへの移行

これまで私は、メールに関してはLivedoor。RSSリーダーに関してもLivedoorのRSSリーダーを利用していました。
これは、単純に以前書いていたブログがLivedoorを使っていたからというのもありますが、Livedoorが提供しているツール全般が、かなり私としては使い勝手の良いものだったからです。Livedoorのニュース記事もそこそこ面白かったし。
ただ、ここ1~2年Livedoorニュースを見ていて思うのは、内容の胡散臭さが目立つということ。メールやRSSを見にLivedoorへ行くわけですが、本当にそれだけのためにLivedoorへ行くのであって、Livedoorの記事を見ると言うことがめっきり少なくなってしまっていました。
そうなると、そもそもメールやRSSを見るのも億劫になってしまう。そんな悪い流れが出来つつありました。

というわけで、Googleのアカウントを利用してGMailとGoogleリーダーを使用することに。LivedoorのメールはGMailへと転送するだけの状態にしてみました。
また、GMailのフィルタを細かく設定して読んでいないと思われ、解除できない広告メールは全部削除するように。情報の整理を行った結果、かなりすっきりするようになりました。
また、RSSに関しても前に設定したときには興味があったとしても今は興味がなく、惰性で購読しているようなものは全部カット。
正直言って削除しすぎな感は否めませんが、実際に問題は起きないだろうからそれほど害はないかと。

また、Googleリーダーは数年前に試した時には使い勝手がイマイチ?と思ったのですが、改善されたのか気付かなかっただけなのか。思った以上に使い勝手がいいように感じています。かなり満足。
こういうサービスは追っていかないと、本当に使い勝手が変わってくるので何が一番か?と言うのは難しいですね。

引越するたびに荷物を整理するように、定期的にこれら情報収集ツールに関しては見直しをかけていくのがベストなのかもしれませんね。

家を空けて気がついたこと

現在の情報コントロールをまとめてみる。

平常状態のコントロール

情報の収集は

  • Twitter
    • 気になるつぶやきをメールでEvernoteに送信する
  • RSS
    • 会社のPCのOutlookに登録してある仕事向けサイト
    • LivedoorReaderに登録してある興味サイト
      • 気になるものをClipでEvernoteに送る
  • Pearltrees
    • 更新があったら内容を確認
    • その他、気になるワードをぶつけてみる

という感じ。
昨年末からEvernoteに情報を集めるようにした。Evernoteはアカウント自体は随分と前から取ってあったけど、本格的に使うようになったのはつい最近。まだまだ初心者の域を脱しない。タグ構成に関しては時々やり方を見直しながらやっている。
Pearltreesは、実際のところ海外サイトになるので、今はMSとOracleの動向を確認するのに使えないかと物色している。
大まかにはこんな感じで動いているが、惰性で見てしまっているRSSなんかはそろそろメンテする必要がありそうだが、それほど困ってない気がしていた。

数日家に帰らなかった

数日と言っても2日ほどなんだけど、ブログでも書いていた通り病院にずっといました。
そうしてみてわかったことは、これまではかなりPCの要素が強いんだなってこと。
病院にいると、基本的にiPhoneしか使うことができない。Twitterに関しては元々iPhoneをメインに使っているのでそれほど困らないのですが、サイトの閲覧は主にはPCを使用していました。それはFlashを利用したサイトがあったり、単純にロードに時間がかかってしまうが故にです。
しかし、家に帰らない状態があると、それらの情報が滞ります。特にPearltreesなんてFlashなのでどうしても無理。まぁ、実際のところPearlが追加される頻度というものはそんなに大きいわけではないので実害は少ないですが、もう少しなんとかならんものかと。
特に、今はRSSの登録が分かれているのでその一本化と内容の整理。また、iPhoneからでもちゃんと確認が取れる状態というものを作っておいたほうがよさそうだ。

今回はちょっと特殊な状態ではあったけど、出張が続いたとするともっと長いことPCに触らない時間が増える可能性が高い。もちろんノートPCを持ち歩くと言うのがセオリーなのかもしれないが、せっかくiPhoneがあるならもう少しなんとかしたいところ。
整理が必要ですね

Facebook入門

何気なくWEBを徘徊していたら、1月7日に発売となるFacebookに対する書籍を期間限定無料配信!とあったので飛びついて読んでみた

日本人のためのフェイスブック入門 (Forest2545Shinsyo 29)
松宮義仁
フォレスト出版
売り上げランキング: 4505

本書は、Mixi慣れした日本人には実にとっつきにくいFacebookを日本人向けに説明したもの。
私自身はFacebookに入ってはいるものの特に何をするわけでもなく、軽くチェックする程度。何せ悲しいことに友達がいない。その上、頑張ろうという気がまるでないのだから困ったものだ。
まぁ、これはMixiでも言えたことなのだが(Mixiでもマイミクの数は23人と少ない)。そんなレベルの私が読んでみて思ったことを書いてみようと思う

Facebookの魅力は?

Mixiとの最大の違いはやはり、その参加人数だろう。Mixiとはケタが違う。単純に桁が違うだけでなく、その広さは世界中に広がっていることから可能性を考え始めるとその大きさには目を見張るものがある。
また、基本的に実名を推奨していることからある程度の情報に対する信頼度を得ることができる。情報を鵜呑みにするのは禁物だろうけど前提条件として”この人からみたこの内容に対する意見”がつくのは大きい。そしてそれが連鎖するととても楽しいのではないかと思えてくる。
Mixiはというと、先日結局導入を中止せざるを得なかったメールアドレスによる知人検索機能を見ていてわかる通り、日本でリアルと直接リンクしそうなものを導入するのは、まだ難しいように感じる。あまり込み入った点までは突っ込まないが、いわゆる”公開したくないようなこと”と”公開していること”との間でメールアドレスを共有するなどあまりにも幼すぎる。どうせ嘘をつくのであれば・・・というやつだ。

友達を作る必要性

SNSはその名の通りネットワークを作ってナンボのものである。MixiしかりFacebookしかり。
しかし、実名性の薄いMixiですらマイミクを作ることが苦手な私にとって実名によるつながりを重要視するFacebook上で友達を作ることはなかなかに難しい。
適当に片っ端から気になる人に対して友達申請をしていったり「いいね」ボタンを押しまくったりして頑張れば、多少は友達もできるかもしれないけど、そうして出来た友達が果たして自分にとってのネットワークとして有効だろうかと考えるとなかなか難しいものがある。
そうなると、何かしらのイベントに参加するなりして実際にリアルでコネクションを作り、その補完としてFacebookを利用するのがいいように感じる。

かといって、リアルでのつながりをネットに持ち込んだだけでは結局のところFacebookの利点であるそのバックボーンとなる世界中の参加者との接点は永遠に開かれないように思う。
リアル・バーチャルの垣根やバランスというものはよく考える必要がありそうだ。本書では「友達1000人目指す」とあるように、ネットワークを構築することを第一に考えている。ただ、これに関しては人によって意見の分かれるところだろう。

匿名か実名か

これは個を表現したがらない日本人には難しい問題だと思う。文化といえば文化なのかもしれない。
個を表現と言ったが、表現したがらないというよりは自信がないんだと思う。

私自身ブログを匿名で書いているので偉そうなことを言えたものではないのだけど、たとえばブログやTwitterアカウント等が知れ渡った場合には、自分の知らないところで何かが動いていそうでちょっと嫌になるわけだ。
自信がなかったり、漠然とした不安みたいなものがある。ちょっとうまく表現できないな。
ただ、別にブログで誰かの陰口を叩いているわけではないし、仕事で得た情報を多少は利用したことを書くかもしれないけどそれが会社にとって不利益になるようなことではない。
せいぜい「ブログ書くことに一生懸命になっていて本業がおろそかになってんじゃないのか」くらいではないだろうか。

そう、理論的に考えればだ。
いわゆるデジタルネイティブの世代はそういうことは考えるまでもないのだろうか。そう考えると、自分はやはり古いのだろうかと思ってしまう。

日本ではソーシャルメディアは使われているのか?

ITメディアのオルタナティブブログを見ていたらこんな記事が

日本人はインターネットは使うけどソーシャルメディアは使わない
http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/2010/12/post-701e.html

日本の場合、インターネットを使っているがソーシャルメディアを使ったことが無い人は44%で、インターネットの利用率は68%ということになる。

あれ?なんかおかしいぞ?ちょっと記憶している割合と随分と違うような。。。と思って、自分の記憶がどこからきているのか探してみたら、オルタナティブブログで違う人が紹介していた記事だった。

【講演資料】Facebookビジネス活用最前線「なぜ今、ソーシャルメディアなのか①」
http://blogs.itmedia.co.jp/naoto/2010/12/facebook-8b4a.html

2008年に行われたフォレスター・リサーチの調査によると、どうやらソーシャルメディアに人が集まっている事は間違いなさそうです。国内ネット利用者の81%が何らかのソーシャルメディアを利用していると言われており…

こちらの調査結果では、ネット利用者の81%というとても高い数値をあげている。しかもそれは2008年の調査だという。
根拠のある内容ではないけど、2008年と現在を比べたら少なくともソーシャルメディアの普及という意味で言うと比率が下がっているとは思えない。むしろうなぎ上りなのではないだろうかと思えてしまうくらいだ。

では、ここの差は何を意味するのだろうか?

  • 仮定1:”ソーシャルメディア”の定義が違う。
    • これは十分あり得そうな話ではある。オルタナティブブログよりはTechWaveでよく持ち上がる話ではあるんだけど、そもそも”ソーシャルメディア”って何なの?というと、実は人によって感覚に差があったりする。
    • 調査は一般の方々に対して行われたのであろうから、その質問の文面やその受け取り方によって差が出てしまったことは考えられる。ただ、受け手側の話だけで言うと81%と56%なんていう差が出るのかな?って気もする
  • 仮定2:調査対象としている人が違う
    • うーん、これを言い出すと、そんな調査意味があるの?っていうことになってしまうけど。。。今回紹介されている、PewResearchCenterの調査結果は公開されているので内容を確認できるけど、facebookの紹介で使用されているフォレスター・リサーチの調査は有料のようでわからない。
    • 少なくともPewResearchCenter側は調査方法に関しては明記してあった(電話でランダムに700人を対象に実施)
  • 仮定3:調査してない
    • すでに決められた出来レースだったんだよ!

とはいえ、内容は面白い

フォレスターリサーチの、ネットを利用する81%の人がソーシャルメディアへアクセスしている!ってのはちょっと感覚的には過剰な気がする。
それだけの人がアクセスしているというよりは、ネット利用のパーセンテージだったら。。。いや、それでも多すぎるか。

とはいえ、今回紹介されているPewResearchCenterのリサーチ結果はなかなか面白い。かいつまんでみてみると

  • 世代間によってネットの利用度合いは異なり、大体30~49あたりが分かれ目になる。そしてそれは全世界で大体同じことが言える。
  • 日本では男女によってネット利用に差がある(男:72%、女:57%)。ただ、世界的にはここまで差があるのは珍しい
  • 意外とネットは使われていない。ネット利用率68%を低いとみるか高いと見るかは人それぞれだが、思ったよりも少ないと思った。

んー、メールはネットに入らないのだろうか。メールはメール?ううん。定義がががが。やっぱりこういう調査って難しいね。
ただ、比較的PewResearchCenterの結果は受け入れやすい数値に感じる。調査のサンプル数が日本では700ってのは、もう少し延ばしてほしい気もするけど。

こういう系統の記事を見るたびに思うのが、もう少し英語を勉強しなきゃねってことですね。うん。

妻が欲しいものと私が欲しいもの

ホワイトデーが近いこともあったので、なんか欲しいものある?って聞いてみたら妻が珍しく「欲しいものがある」と言ってきた。
いつもだったら自分で買うので何かと思ったら、値段は対した事はないんだけど国内では売っておらず、輸入扱いだったようだ。

肝心の欲しいものはバレエのDVD。

Firebird / Les Noces [DVD] [Import]
BBC / Opus Arte (2002-10-22)
売り上げランキング: 14321

クラッシック好きな妻が、高校時代に自分の好きな作曲家を聞き漁っている時に知り、店を探し回った挙句に取り寄せでレーザーディスクを買ったとの事。気になってはいたけど、たまたまAmazonでDVDの存在を知ったようだ。
そう言う事なら、とAmazonで早速注文。ちなみに私はバレエに関してはもちろん、クラッシックに関しての知識や情報も疎いので内容に関してはハテナだ。

便利になったものだ。
考えてみると私も大学時代とか、気になったCDを求めてお店を散策したり、場合によっては取り寄せてもらったりとした記憶がある。そうやって手に入れたものに対する思い出と言うのは、肝心の音楽を聴かなくなったとしても残っていてなかなかよい。
今では簡単に欲しいと思えばiTunes等でダウンロードできるしCDもAmazonで注文できる。
もちろん、古いものや希少価値の高いものはそうはいかないだろうけど、そういうのが欲しいのはごく一部の人たちだけだろう。

どうすればその思いを体験できるだろうか

作品そのものが素晴らしければ特に必要ない話なのかもしれない。
ただ、それを探したり手に入れたりするところまでを含めて楽しみたいとするならば、どうすればいいだろうか。
もちろんリアルの店舗に足を運ぶというのは選択肢としては確実な路線だ。ただ、どうせならネットを利用して、なおかつこのような体験を味わえる。そんな方法がないだろうか。

ネットを利用することで、「欲しいものを手に入れる」と言う行為はものすごく敷居が下がったと言える。
ここを無駄に敷居高くしてしまうと元も子もないので、やっぱり「欲しいもの」にたどりつく過程が代替の楽しみになるんじゃないかと考えた。
そういう意味においては自分の好みの音楽に関して興味を持っているモノどうしでキュレーションを行うようなサービス。または情報を共有するようなサービスがそれに当たるのかもしれない。
たとえばLike.fmのような。

Like.fm
http://like.fm/

でも、これらの情報をシェアすると言うのは結構面倒な作業でもある。
聞いているときに求めているのは音楽を聴くことであって、情報を公開したくて聞いているわけじゃないし(中にはそういう人もいそうだけど。「俺ってこういう音楽聞いてるイメージじゃん!」みたいな)
うまいこと、ハード側と組み合わせてやり取りができれば楽なんだけどな。
また、facebookにしてもそうなんだけど、”友達”と言うくくりだと、その友達が同じデバイスを利用していないと情報が集まらないと言うのは結構問題だと思っている。
音楽なら、もっと広く。全然見知らぬ人からのSuggestがあっても新たな発見があってとても面白そうなんだけどな。
ある意味マッチング??ううん、これはこれで面白そうですね

domo for iPhone リリース

先日紹介した頓知・の「domo」がAndroid版に続いてiPhone版もリリースされました

We release DOMO Today(頓知・日記)
http://d.hatena.ne.jp/roadracer/20110310/1299764281

と言うわけで早速インストールして試してみた

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domo専用のアカウントと言うものは存在しなくて、facebookのアカウントを利用してログインするようだ。

ログインすると、周辺のメンバーに関する情報一覧とそのメンバーがfacebookに登録されてある情報をカテゴリーとしたビュー
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また、facebookのカテゴリ一覧からの検索画面
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を確認することができる。
表示されたメンバーを選択すると、そのメンバーのfacebookへと行くことができる仕組みだ。
私はfacebookの登録情報が結構適当なので、イマイチ共通の関心ごとと言う形では多く表示はされなかった。それでも1~2の共通点を持ったメンバーを見つけることが出来た。
また、カテゴリーの内容を見ながら、「あ、それ私も興味あるな」という内容を見つけた。そういう形で自分のプロフィールを整理していく一つの使い方にもなるかもしれない

ちょっと気になったこと

近くってどこまで?
Launchで紹介されていた時には「このLAUNCHにいる人と結びつきたい!」ってニュアンスに感じた。そうなると私の中でのイメージではそれなりに狭い範囲をイメージした。
ただ、実際に使ってみると、この範囲は予想以上に広いように感じる。と言うのは、私自身が住んでいる場所が千葉の少し外れの方なわけなんだけど、周囲に今現在で96人いることになっている。
私の感覚で言うと、これはとても多い。
どういう距離感を周囲と言う形で設定しているのだろうか。
実際に「どーも!」ってやった相手がものすごく遠くにいる。もしくはカンファレンスに参加していると思って声をかけたら全然違うところにいた!なんてことになりそうだ。
ただ、これらは関心ごとにそのカンファレンスを設定しておけばいいだけと言えばそれまでなんだろうけど。
あぁ、そうだ。範囲を自分で設定することができればいいんだな。

パフォーマンス
私はiPhoneの3GSを使用しているのだが、ちょっと動作が重いように感じる。
特に電車の中でdomoを起動したときにはそれを顕著に感じた。いや、もしかしたら気のせいかもしれないが。
セカイカメラの時もそうだったけど、このあたりはまだハード側が追い付いていないだけなのか…。それともiPhone4では快適に動くのだろうか。
ちょっと旧機種を使っている身としては少し残念ではあるかな

それでも

周囲にこういう関心ごとを持った人たちがいて、その人たちがfacebookを利用している。
そしてその人たちは色々なポテンシャルを持っている!!
そういう可能性を感じることができると言うのは素直にいいことだと思うし、面白いと思っている。
もちろん、先にあげたようにこの「周囲」ってのがどれくらいかによって、「そりゃ、そういう人もいるよね」となるか、「近くにこんな人がいたんだ!」ってなるかは変わってくると思うけど。
このあたり、もう少し調べてみたいところだなぁとは思う。

とはいえ、facebookアカウントをあまりおおっぴらにしたくな人にとっては難しいのかもしれない。私自身、会社で起動して、その意味を思いなおして一度ログアウト。会社から出てから再度起動して遊んでみた口だ。
実際問題何かの懸念があるわけではないんだけど、ちょっとためらってしまった自分がいる。
うむむ

やっぱり自信がないからじゃないかと思っている

Facebookが匿名ユーザーに対して、アカウントの停止を行ったようで、今朝のFeedのいくつかはその話題で持ちきりでした。

Facebookの匿名性

元々Facebookは実名主義をとっているので、判断自体は決して間違いではないと私も思っています。
受け入れられないのであれば、それはFacebookの考え方にあわないということでしょう。

例えば、訪れた店舗に対してチェックインを行うことで得られるサービスもFacebookは用意しているわけですが、匿名状態でも結局はその上方が店舗側に行くわけなので、リアルの人間とその匿名アカウントは結び付けられます。
より、リアルと結び付けられるサービスを提供していくのであれば、実質的には匿名を保ち続けることが難しいわけですし、逆にそれを阻害してしまう可能性まであるかもしれません。
リアルの人間関係を再現、または構築するような、ネットワークとも言えますし、距離という概念をソーシャルから取り去ってしまうようなイメージを私は持っています。
これは、特に最近多いFacebookに対する書籍を読んでいるわけではないので解釈が間違っているかもしれません。
なので、考え方を押し付けるつもりはありませんが。

Twitterの匿名性

Facebookより前に日本で一気に広まった感のあるTwitter。こちらはFacebookとは違って、かなり匿名色が強いように感じます。匿名なだけではなく、一つのアカウントを複数人で動かしている場合もあって、ちょっと戸惑うときがあります。
自分はそのアカウントの示している人に対して話しかけているつもりでも、実際には違うかもしれない。公式アカウント!って大々的に書いてあるにもかかわらず、明らかに中の人は本人でない発言が飛び出した時には正直がっかりしたりもしました。
有名人のアカウントだけど、結局のところそれが本人であることを証明する手立てはない。アカウントが本物でもつぶやいているのは違うかもしれない。
逆にTwitter単体で個人をアピールするのは、Twitterを公の場で使っているような一部の有名人以外では難しい媒体ではないかと。

そう考えると、Twitterはやはりつぶやいている内容だったり情報にフォーカスして考えるのが今時点においては正しいように感じます。

ブログの匿名性

私が書いているこのブログ。また、Twitterは匿名で書いている状態です。
つまり、人によっては類推することができるかもしれませんが、私はそういう意味ではオープンにしていません。
オープンにしていない理由はいくつかありますが、たぶん根本的なところにある理由は自信がないんだと思います。
人にもよるとは思いますが、

  • 友人たちとの付き合い
  • 会社内での付き合い
  • 取引先/お客様との付き合い

は、結構わかれていて、そのどれもがリアルの私の交友関係であるにもかかわらず、結びつきの無い孤立したネットワークになっています。
ここのネットワークにおいての”私”は、特に何かしら演じているつもりはそれほどないのですが、全てを割り切って考えられるほど日常は単純でもないと思っています。
そんなわけで、これらネットワーク間を行き来する自分からの働きかけはほとんどありません。

ただ、そんな私もFacebookは実名で登録をしています。Facebookのプロフィール・ウォールにはTwitterやブログのアドレスやエントリーを載せているので、私を直接知っている人であればたどりつける状態にしました。
また、所属している会社に関しても書いていたりしています。合わせてLinkedInへも。
正直それは、私にとってはちょっとした冒険。数年前では考えづらかったことです。
ただ、そうしていくことがきっと自分自身に対してもメリットが出てくるのではないかと考えが変わったからです。

実際のところ、このブログでも書いている通り特段目立ったことをしているわけではないので、相も変わらずFacebookのFriendは皆無な状況ではありますが・・・。
ただ、Mixiのような足跡が残らないFacebookに載せると言うのは情けないことかもしれませんが勇気がいて、やってみれば開き直れるものなのかもしれません。

先に自信がないと書きましたが、結局のところ前に出てから自信がつくものなのかもしれません。
いずれ、このブログも実名で書く日がやってくるのかもしれません。
そうしたら、「あぁ、意識がそこまで変わってきたんだな」と生温かいまなざしで見守ってやってください。

あ、嘘です。もう見守ってください

pearltreesを少し触ってみた

本当は別のことを書くつもりだったけど、ちょっと触ってみて面白かったので。

(英文記事紹介)4つの注目キュレーション系サービス
http://www.ikedahayato.com/?p=2577

ここで紹介されているpeartreesというのがなかなか面白かった。

pearltrees
http://www.pearltrees.com/

公式の紹介Videoはこんな感じ


D

簡単に言うと、Web上のリソースをツリー上に配置することができ、複数の人間で共有したりすることもできる。新しく興味がわいたことに対しての、情報収集ルートを自分で構築するのではなく、すでに構築している先行者のルートを流用してそこから自分のルートを開拓してもいい。
現状では対応言語が英語とフランス語のみのようで、pearltrees内で日本語は使えない。そのため、日本語サイトを可視化しようとすると、ちょっと面倒。適当なわかりやすい名前を新たに付けてあげる必要がある。

サクサク動くのと、ノード間をツリーに戻らずに移動できるので、操作感が楽しい。Microsoftを見てみると

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ふむふむ。映画で話題のソーシャルメディアは?

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入りきりませんね。流石です。
ただ、pearltreesは良くも悪くもツリーを誰でも作れるがゆえに、どのツリーが一番いいツリーなのか?という点においてはちょっとわからなかった。たとえば、”IE”というキーワードで見てみても

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一杯ツリーが出てきてしまう。どれが、情報としての精度が高いのかは分からない。pearlを自分のツリーとして使われた数とかで差異が分かればいいのにな。ちなみに、画面上の”Popular”を選択すると、人気のツリーが出てくる。

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そこから下にある”my drop zone”にドロップして

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自分のpearltreeに追加していけば、簡単に構築はできる。もちろん、自分で一から作っていっても可。
Popularがあるってことは、内部的には被リンク数のようなものを持っているんだろうから、それが視覚化されれば探すのが楽になるかな?すでになっているのかもしれないけど、ちょっとまだわからなかった。
一覧性や操作性という意味ではとても面白いんだけど、ノードになれるのがWeb上のリソースに限られてしまうのが個人的にはどうかな?と思うところ。Evernoteの内容がこんな感じでサクサクと視覚化できたらいいなって思った。
こういうサービス増えていくんだろうな。それはそれで楽しみだけど、次々に出て落ち着きどころがなさそうだ

※肝心のpearltreesへのリンクを忘れていたので追記

Google Chrome 10 Beta Release

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GoogleがChromeのバージョン10βを公開していた。今回のバージョンアップによって、前のバージョン比65%のJavaScript処理性能向上と言う話も出ている。もう、これまでのJavaScriptはいったい何をやっていたんだろう?と思ってしまうくらいの性能向上だ。
なんだかいつだったか聞いた「開発者はパフォーマンスは考えなくてもいいんだよ、DB側がなんとかうまいことやってくれるよ」なんて甘言が聞こえてきそうなくらい愚かになってしまいそう。

それはそうと、今回のバージョンでNativeClientというものが実装されたらしい。少しだけ試して見た。

Native Client : Geting Ready for Takeoff
http://blog.chromium.org/2011/02/native-client-getting-ready-for-takeoff.html

上記ブログにあるリンクのSDKをダウンロードすると、複数のサンプルもついてくる。
サンプルに関してはおなじみのHelloWorldだ。

しかし・・・HelloWorldと銘打っている割には何故か
「42」と「dllrow olleH」というHelloWorldをさかさ読みしたものではあるが・・。

動作環境の構築

動作するためには、現在はβとして公開されているChrome10をダウンロードする必要がある

Try the latest version of Google Chrome(BETA)
http://www.google.com/intl/en/landing/chrome/beta/

ブラウザの設定としては、デフォルトではこのNativeClient機能は無効になっているのでアドレスバーで「about:flag」と入力して設定一覧を呼び出し、”Native Client”項目を有効にする必要がある。
コンパイルしたモジュールをTomcat上に配置して、無事に動く事を確認した。

サンプルについてくるC++ソースを少しばかり読んでみたのだが、C++をVCから入った私にとってはちょっとなじみづらいコードだったもののなんとか読むことができた。このあたりは私の知識と言うか、携わってきた範囲の狭さが露呈してしまうな。

どこへ行くのか

さてはて、今回のNativeClient。どこで使われることになるんだろうか。そもそものNativeClientのさきがけは、ブログにも登場する「PepparPlugin」と言うものからきている。私はプラグイン開発に携わったことがないので正直言うと何の事だかさっぱりだ。ただ、最終的には

A big goal of this release is to enable developers to start building Native Client modules for Chrome applications
http://blog.chromium.org/2011/02/native-client-getting-ready-for-takeoff.html

とある。Chromeとしてのターゲットはやはり、Chrome Applicationと言うことか。ただ、これまではどうしてもJavaScriptの処理速度ネックだった部分がNativeClientによって置き換わるんだろうか?
いずれにしてもC++が使えるのであれば、どんなものだか少しばかりは触ってみたいと思っている。
正直言って、日常業務は管理系の業務ばかりなのでもうずいぶんとコードをいじっていないからリハビリしなきゃね。