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IE9設定上の変更点

IE9RCがリリースされて10日以上が経ちました。
IE9に関しての様々な有用な検証や変更点があったので、そちらを自分自身の覚書という意味も含めてご紹介

IE9 Beta のマイナーな変更点リスト(葉っぱ日記)
http://d.hatena.ne.jp/hasegawayosuke/20100922/p1

IE9 RC マイナーな変更点リスト(葉っぱ日記)
http://d.hatena.ne.jp/hasegawayosuke/20110216/p1

さてはて、私はと言うと、IE上で設定できる内容に追加・変更が発生していないかをちょっと見てみた。
IEの設定と言うと私が思いつくのはインターネットオプションの「セキュリティ」設定と「詳細設定」の2つだ。
これらの設定に関してはMicrosoftの公式として下記ページがあるのだが。。。

バージョン別セキュリティ既定値一覧表(MSDN:IEデベロッパーセンター)
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/ie/cc844005

ここには、まださすがにIE9の情報は乗っていない・・・っていうか、「IE8はBeta2の既定値を記載しています」って更新されてないじゃないか!たのんますよ!主にmskkie
というわけで、わかっている範囲での変更点を抜き出してみた。
ちなみに、よくわからないがインストール環境によって項目の差が出るとは思うのでJava周りに関しては割愛。
IE9以外の項目は、引き継がれているかどうかはわからないがサイトの値をそのまま使用している。比較対象はIE8。

セキュリティ設定

  • ActiveX関連
    • ActiveXフィルターを有効にする (新設)
      • インターネットゾーン規定値:有効にする
      • イントラネットゾーン規定値:無効にする
      • 信頼済みサイト規定値:無効にする
  • その他
    • MIMEスニッフィングを有効にする (新設)
      • インターネットゾーン規定値:有効にする
      • イントラネットゾーン規定値:有効にする
      • 信頼済みサイト規定値:有効にする
    • Software channel permissions (新設)
      • インターネットゾーン規定値:安全性-中
      • イントラネットゾーン規定値:安全性-低
      • 信頼済みサイト規定値:安全性-中
    • デスクトップ項目のインストール (削除)
    • 拡張子ではなく、内容によってファイルを開く (削除)
    • ファイルのダウンロード時に自動的にダイアログを表示 (削除)

なんかSoftware Channel Permisiionsってのがあったけど、これってたぶん訳漏れで、IE7まで表示されていた「ソフトウェアチャンネルのアクセス許可」ってやつだと思う。
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改めて調べてみると、IE6の資料を見つけることが出来た。ここにはこの項目に関して

Software channel permissions. This option controls the permissions given to software distribution channels. This option has the following settings:

High safety, which prevents users from being notified about software updates by e-mail, software packages from being automatically downloaded to users’ computers, and software packages from being automatically installed on users’ computers.

Low safety, which notifies users about software updates by e-mail, allows software packages to be automatically downloaded to users’ computers, and allows software packages to be automatically installed on users’ computers.

Medium safety, which notifies users about software updates by e-mail and allows software packages to be automatically downloaded to (but not installed on) users’ computers. The software packages must be validly signed; users are not prompted about the download

(http://www.microsoft.com/windows/ie/ie6/using/howto/security/setup.mspx)

とある。
プロダクトの配布方法は当時とは随分と変わっているので、この文面通りとは言えないだろう。
しかし、先ほどの設定一覧サイト上にはIE8でも×になっていなかったが、私の把握している環境では表示されていなかった。隠しパラメータとしてレジストリ上に残っているのだろうか?訳がそのままなところを見ると、表に出す気がなかったけど出ちゃったと言う風にも捉えられなくもないが・・・?
憶測の域を出ませんね

詳細設定

  • アクセラレータによるグラフィック
    • GPUレンダリングでなく、ソフトウェアレンダリングを使用する (新設)
      • 規定値:OFF
  • セキュリティ
    • 他の混在したコンテンツを持つセキュリティで保護されていないイメージをブロックする (新設)
      • 規定値:OFF
  • ブラウズ
    • アドレスバーへの1単語の入力でイントラネットサイトに移動する (新設)
      • 規定値:OFF
    • エクスプローラーのインラインオートコンプリートを使用してダイアログを実行する (名称変更?)
      • 旧「インラインオートコンプリートを使用する」ではないかと。
    • サードバーティ製のブラウザ拡張を有効にする (規定値変更)
      • 規定値:ON→OFF
    • ターミナルサーバーでもオフスクリーンの複合を強制する (削除)
  • マルチメディア
    • HTML5メディア要素の代替コーデックを有効にする (新設)
      • 規定値:ON
    • Webページのアニメーションを再生する (規定値変更)
      • 規定値:ON→OFF
    • Webページのサウンドを再生する (規定値変更)
      • 規定値:ON→OFF
    • ユーザー補助
    • システムサウンドの再生 (新設)
      • 規定値:OFF
    • 拡大中にテキストを中サイズにリセットする (削除)
  • 印刷
    • 背景の色とイメージを印刷する (削除)

GPUレンダリングとソフトウェアレンダリングのON/OFF切り替えがいかにもIE9って感じの項目として存在している。
結構マイナーなパターンなのかもしれないけど、ActiveXコントロールの中にはGPUレンダリングではうまく表示してくれないケースがあるようだ。
表示周りで疑問が出るようであれば、この設定を切り替えて検証してみるといいかもしれない。

また、HTML5代替コーデックを入れることによって、これまでONだったアニメーションとサウンドをOFFっているのに強い意志を感じる。もっとも、大体のPCではIE8からのアップグレードによる設定引き継ぎが行われ、ONの設定になるだろうけれどね。

さてはて、本番リリースではどうなるかな~?

Summifyがなかなかよい

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Summifyと言うサービスを使い始めて2週間ほど。なかなか気にいっています。

Summify
http://summify.com/

Twitterはとても面白いツールではあるのですが、フォロー数が増えてくるととてもじゃないですが全てを追うことはできません。
タイムラインは私が寝ている間も常に流れ続け、その中にはとても有益な情報が流れているかもしれません。

Summifyは、登録したTwitterやFacebookのニュースフィード。また、GoogleReaderに登録されたRSS情報を組み合わせて、その中で

  • 多く言及されたもの
  • 最近の

と言う切り口でアグリゲートしてくれるサービス。
対象となるのは、これらの媒体に含まれているURL。その紹介している数が多いものを抜き出して教えてくれるので、見落としていても気がつくことができる。結構重宝しています。
登録できるネタ元は先にあげた

  • Twitter
  • Facebook
  • Google Reader

の3つしか今のところない状態。これから増えていくのだろうか?

実際のところ、私はGoogleReaderに登録しているRSSは比較的チェックしているので、よほど見落とさないと思っている。ただ、自分が興味をひかれたタイトルの記事しか読まないんですよね。実は読んでみたら面白かったというものも中にはあるんでしょうけど。
Twitterで自分がフォローしている人たちは、私にとって有益な情報を与えてくれる可能性が高く、その人たちが興味を示しているサイト。その言及数が多いものをSummifyは推薦してくるわけだから、私にとってより興味深い記事である可能性が高いのです。

WEBで読む

サイトを開くと、複数の選別されたストーリー(Summifyではなぜか記事をこう呼んでいる)が並べられていて、選択するとその内容を読むことができる。
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右サイドにはその記事を紹介した人のTweetが同時に表示されており、なぜその記事をTweetしたのかが分かる。

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少し見づらいが、たとえ自分のフォローしている人が紹介している人数が少なくても、ネットワーク全体で多く紹介されているものであれば表示される可能性が高い。そのあたりの、「Summifyがなぜこの記事をあなたに紹介しているのか」が視認できるのはとても面白い。
ただその性質上、Twitterで行われる「RTしたら~」と言うキャンペーンが必ず出てくることになる。いいのか悪いのかは微妙だけど。

メールで読む

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Summifyはサイト上でも読むだけでなく、メール機能も付いている。登録した条件で、いくつかのストーリーを手元に届けてくれる。
私は、見落とすのは夜がほとんどだろうと言うことで、朝方にメールが届くように設定して通勤の電車の中で読んでいます。
これは人それぞれの生活スタイルに合わせて設定をすればいいと思う。

しかし、メールでは「何が話題になったか」はわかるんだけど、私のフォローしている方々がその内容に関して「どう思ったか」はわからない。
これを知るためには、Summifyサイトに行ってそのストーリーを選択する必要がある。

メールにコメントを載せてもらうというのも考えたが、話題にしている人が多くなるととても読みづらいものになってしまいそう。なので、単純にPositiveかNegativeかの比率だけでいい。もしくは似たような指標ですかね。
賛否両論で議論が白熱しているのか、それとも一方向に向いた紹介なのか。
ただ、書いていて何を持ってそれを判断するの?ってなるとちょっと苦しいかな。

そういえば、発言に対してそういう感情指数を表すと言う試みはすでに行われているという記事を前に見た。

Using Twitter as a Collective Mood Ring
http://bits.blogs.nytimes.com/2009/08/11/using-twitter-as-a-collective-mood-ring/

このあたりの取り組みとうまいこと組み合わすことができれば!!どうでしょう。

ちょっと思ったのは

このSummifyを利用し始めてからですが、フォローを増やすことにためらう心理的障壁が下がったように感じます。
フォローが増えれば増えるほど、タイムラインの流れが早くなっていき、とてもじゃないと付いていけないと思っていたのですが、こういうものがあればまとめてくれるので楽なのでは。。と。
はてなのホットエントリーだけを見ているようなものと言えばそれまでですが、より自分の趣向にあったものとして選ぶことができるのはいいですね。

また、何かしら面白いと思った記事をTweetするということは私もよくやるのですが、ただ単に記事のタイトルとURLを紹介し続ける人が中にはいる。
はてなのホットエントリーをBOT的にTweetしているんじゃないかと思うくらいに。
一つのスタイルなのかもしれませんが、Summifyで「なぜこの記事を紹介するのか?」と言う視点がより強く感じられると、それらのTweetはとても味気ないものに感じてしまいました。
これは、私自身気をつけたいところですね。

と言うわけで、よろしければ皆さん使ってみませんか?

リーダーなき行く末

最近、時々ブログでも書くのですが、チュニジアから始まったアラブ界隈で起きていることに対する情報に注意していています。
現地の情報をいち早くTwitterで伝えているGrooveJpanのモーリーさんを知り、GrooveJapanのコンテンツを読むようになりました。

GrooveJapan
http://groovejapan.jp/

モーリーさんが書いているエッセイは「VIDEO」のチャプターにそれぞれ書かれています。チャプター2がジャスミン革命。3からは主にエジプトの話になります。
そんなこんなで気にとめていたところ、今日はたまたま早目に帰宅(と言っても22時は回りましたが…)してTwitterみたらUstで生放送しているとのこと。早速見ました。
エッセイで読むのとはまたちょっと違ったモーリーさんを見ることができてちょっと嬉しかった。

放送の中でこんな話が出てきました(ちょっとうろ覚えですが)

今回の革命にはボノやマドンナは出てきていない。有名人がWe are the worldを歌わなくても、世界は変えられるんだ。自分たちで物事を起こせる世の中になったんだ

常にこういう行動に対してリーダーがいたかどうかは、私は正直なところ知らない。
ただ、今回のチュニジアにしろエジプトにしろ、集団を率いる何かしらのリーダーがいるようには確かに見えず、本当に市民たちのつながりで成り立っているように見える。
何かを解決する。たとえば、つかまっている人を解放するにしても、大きな力が動かしているわけではなく、小さな力の終結によってそれがなしえているように見える。
それはやっぱり、すごいことなんじゃないかと思う。

であるがゆえに、やっぱりこの成り行きがどこへ帰結するのかは気になるところだ。
リーダーがいれば、そのリーダーによる統制が利くものだが、、、どうなるのでしょうか。

それを決めるのもやはり自分たち。
決めてもらう社会ではなく、自らが考えて動くことが必要な社会と言うことですね

エジプトに見るソーシャルネットワークの使われ方

チュニジアで起きた通称「ジャスミン革命」に端を発してエジプト、イエメン等々アラブ諸国で次々と反政府デモが起きています。
この反政府デモや情報の共有にはインターネット。特にFacebookやTwitterをはじめとしたソーシャルメディアが多くつかわれていることから「ソーシャルメディア革命」なんて言われ方までしています。

ソーシャルメディア革命。ソーシャルネットワーク革命。
なんだかカッコいいように見えますが、ソーシャルネットワークはあくまで情報基盤。インフラです。
ソーシャルネットワークをインフラとして見た場合、ソーシャルメディアは発信元がマスメディアではないので、より市民目線での情報操作や利益を考えた思惑が少ない情報になります。そういう意味においてはマスメディアよりは情報操作がなくいいように感じられます。しかし、個人が発信しているが故の勘違いや誤解。全体感を無視した情報も交じってくることも起こります。
今回のように”不満”に端を発した用いられ方をすると、特にそれが相乗効果となって円満するのではないだろうか。そんな気までします。

エジプトで起こっていること。
政府がネットワークを遮断しようとしたり規制しようとしたりしていることもあり、逆効果でものすごい量の情報が発信されています。Twitterで「#egypt」を見てみるとその量の多さに圧倒されます。
ここまで情報量が多くなると、そのスクリーニングが非常に大変な作業になり、目の向かう先は目立つ発言になりがちです。たとえば

5 Year Old Child Heads Demo in Alexandria Egypt
http://bit.ly/hoBYyq

5歳の男の子がデモの先頭に立って率いているという動画。
ただ、男の子はプラカードを時折見ながら叫んでいる。5歳と言えば日本では小学校に入る前。
絵としてはすごい印象に残る絵だけど、どうなんだろう。担がれているだけじゃないだろうか

Picture Of The Day: Cairo Protester Holds Sign That Says “Thank You Facebook”
http://bit.ly/foG68r

デモ参加の男性がFacebookと書かれたプラカードを持っている写真。題名は「Thank you Facebook」。
ソーシャルネットワークが活躍している。それは間違いない。
だが、

米NBCのレポーター「エジプト人がFacebookに感謝している写真」をツイート
http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/2011/02/nbcfacebook-962.html

ここにある通り、実際に書いてある内容としては別に「ありがとう!Facebook!」と言っているわけではないようだ。

これらのことが、何らかの意図があってこうなっているのか。また、特に意図がなくこうなっているのか。それはわからない。
多くのブログやツイートが出回っている中で、いかに自分の発言や発信に興味を持ってもらうか。大仰な題目でブログやTweetを書くようなことになっていないのか。

ソーシャルネットワークは先に書いたとおりインフラ。
そのインフラを使うのは結局我々人間なわけで、どれだけインフラが整備されて使い勝手が良くなっても使う側が変わらなければその先は見えてこない。
若輩ながら、一人の技術者として思うのは、技術は正しい方向に使われてこそよい発展をするものだと思っている。
本来、向かいたくない方向であったとしても、人間がそちらを向いていると実は技術も向かうことがある。もしくは本来の発展が滞ると言う形かもしれない。
この分野の技術や考え方と言うのは今、とても早く発展している。
これらが2年先、5年先、10年先。どういう方向に向かうのかがとても楽しみであり、その頃の人間はどういう考え方を持っているのだろうかというのは少し不安だ。
さてはて。どうなるでしょうね。

Chrome版TweetDeckを使ってみた

ブログのサイドバーに表示させているのでわかると思いますが、アカウント「krote」でTwitterをやっています。
TwitterはAPIが公開されているのと比較的シンプルな作りだることからクライアントを作りやすく、色々なものが登場しています。

私はこれまでは、Twitterの利用は主にiPhone上の「Echofon」でした。
PC上からアクセスするときもあるのですが、特定のアプリケーションを使わずに公式HPから利用してました。
Twitterクライアントとして「TweetDeck」の名前はよく聞いていましたが、家のPCならいざ知らず会社のPCにわざわざクライアントをインストールすると言うのもためらってしまうものですし、何よりもかなりの画面領域を必要としそうなのもマイナス印象でした。

とはいえ、やっぱり使ってみないとわからないよね?ってみてみようと思ったら、GoogleChromeのアプリケーションとしても出ているようだ。

http://www.tweetdeck.com/chrome/
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メインのブラウザはChromeに切り替えているので、これが使えるのであれば言うことなしだ。早速入れてみた。

TweetDeckに関しての使い方に関してはすでにかなりのブログやHPで紹介されている。しかし、Chrome版に関してはあまり紹介されてないようだ。
なぜだろう?

答えはとても単純。Chrome版はまだまだ発展途上であり、デスクトップ版を知っている者にとっては恐らく、Chrome版には何の魅力も感じないからだ。
現状で出来ることをまず書いてみる

Cheome版でサポートされている機能・使い勝手

列の追加
公式HPでは、特定のタイムラインを表示させることができる。ただ、「タイムラインを見ながら検索結果を見る」というような並列表示が出来ない。
また、複数の検索結果の表示も出来ない。
TweetDeckでは、特定のタイムラインを列追加という形で実現している。これがやはり一番大きい利点だ

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サポートされているアカウント
デスクトップ版を使ったことがないからわからないが、この部分はたぶん同じだろう

  • Twitter
  • facebook(ニュースフィード)
  • Google Buzz
  • foursquare

その他
地味にURLの自動短縮機能は使いやすい。今までは非常に面倒だったから。
また、検索結果を複数表示できるのは、調べごとをする際には重宝する機能に感じた。

不便な点
一方で、これまではTweetの読み込みタイミングが手作業だったものが自動化され、しかもリアルタイムに近い読み込み状況だ。
眺めている分にはいいんだけど、気になったTweetからURLへジャンプして戻ってきてみるとすでにタイムラインの海の中に沈んで…なんてことがたびたびあった。また、それであるがゆえに、タイムラインの流れが速い状態時のCPUの消費がものすごく激しい。私は検索結果でCPU消費がひどいことになったが、フォロー数が多くても同じことが起きるだろうから注意が必要だ
読み込みは自動でも構わないけど、表示位置は固定してほしい。
また、TweetDeckの重宝される機能としてよく取り上げられるFilter機能がChrome版にはまだない。現状で困っているわけではないけど、実装が待たれるところだ

今後の実装予定

サポートページには、ユーザーからのリクエストと、それに対する計画状況が見て取れる

Support Documents & Forums/Chrome/Chrome – Feature Requests
http://support.tweetdeck.com/forums/296692-chrome-feature-requests

ステータスが”Planned”で絞ってみてみると色々出てきます。気になったところでは

  • Saved Timeline Position
  • Configurable column filters
    • この二つは上に書いた私の不満点と同じですね
  • Cursor key navigation
    • スクロール位置や、列間の移動をショートカットキーで行うというものですね。
  • Search Columns don’t hold position
    • これは、私は利点として挙げたものの変更依頼。検索結果を見続けたい場合もあれば、そうでない場合もある。ということか。恐らく、切り替えられるか列に対して検索Boxが出てくるのかな?
  • Sync between various Chrome browsers
    • Chromeの同期機能によって、TweetDeck設定も複数のPC間で同期してほしいというもの。と言うか、実装してないのか。。。

等々。みていくと結構面白いのですが、それだけChrome版はまだまだということでしょう。
しかし、それでもChromeに取り込むことができると言うのは私にとってはとても便利なので使って言ってみようと思います。
現在Planned状態の機能がリリースされれば、また使い勝手も大きく変わっていくでしょうし、Chromeの利点をうまく利用した機能も出てくると面白いですね。

仕様を調べてないのでなんとも言えないのですが、ChromeアプリケーションってUserScriptsってどうなるのかな?
色々と楽しみですね!

電子書籍をめぐるAppleとSonyの攻防

Apple―「アプリ外で販売したければ必ずアプリ内課金APIも利用せよ」
http://jp.techcrunch.com/archives/20110201apple-nothing-has-changed-except-for-this-one-thing/

既に報道があったように、AppleがSonyのe-bookアプリケーションに対してAppStoreでの販売を否認しました。
理由としては、Sonyのアプリケーションがアプリケーション内で電子書籍を売買できる仕組みを備えており、これがAppleのガイドラインに抵触するという物。
iOS上での売買は、常にiTunesを通す形で行わなければならず、この場合売上の30%はAppleに行くことになります。
つまり、販売者側は売上の70%で利益が出せる形にしなければいけないということになります。

ちなみにKindleはどうしているかというと、iOS上のKindleアプリケーションでは売買は行わず、Webへと誘導されます。誘導されたWeb上で電子書籍を購入し、Kindleアプリケーションで閲覧するという物。
これまではこの手法に関しては、特別に何かしらの判定はされていなかったようですが、このケースに置いても何らかの判定を入れる可能性が浮上しているようだ。

電子書籍に関しては、どうあがいても物量においてはAppleはAmazonには現状では勝てない。とはいえ、iOS上でKindleアプリケーションを野放しにしておくと自前のiBooksがさっぱりな状態になってしまう。

以前、Kindleを検討したときにKindleであれば最悪iPadでも購入した書籍を参照できるかな~と思っていたけど、そうはいかないようだ。
とはいえ、単純に本と言う観点からいえば物量ではやはりAmazon。
あり得そうな展開としては、通常の本とはそもそも異なる、iPadならではのコンテンツが大流行して単純な本の価値がだだ下がる・・・みたいなところかな?

さてはて、どうなるでしょうか

LivedoorからGoogleへの移行

これまで私は、メールに関してはLivedoor。RSSリーダーに関してもLivedoorのRSSリーダーを利用していました。
これは、単純に以前書いていたブログがLivedoorを使っていたからというのもありますが、Livedoorが提供しているツール全般が、かなり私としては使い勝手の良いものだったからです。Livedoorのニュース記事もそこそこ面白かったし。
ただ、ここ1~2年Livedoorニュースを見ていて思うのは、内容の胡散臭さが目立つということ。メールやRSSを見にLivedoorへ行くわけですが、本当にそれだけのためにLivedoorへ行くのであって、Livedoorの記事を見ると言うことがめっきり少なくなってしまっていました。
そうなると、そもそもメールやRSSを見るのも億劫になってしまう。そんな悪い流れが出来つつありました。

というわけで、Googleのアカウントを利用してGMailとGoogleリーダーを使用することに。LivedoorのメールはGMailへと転送するだけの状態にしてみました。
また、GMailのフィルタを細かく設定して読んでいないと思われ、解除できない広告メールは全部削除するように。情報の整理を行った結果、かなりすっきりするようになりました。
また、RSSに関しても前に設定したときには興味があったとしても今は興味がなく、惰性で購読しているようなものは全部カット。
正直言って削除しすぎな感は否めませんが、実際に問題は起きないだろうからそれほど害はないかと。

また、Googleリーダーは数年前に試した時には使い勝手がイマイチ?と思ったのですが、改善されたのか気付かなかっただけなのか。思った以上に使い勝手がいいように感じています。かなり満足。
こういうサービスは追っていかないと、本当に使い勝手が変わってくるので何が一番か?と言うのは難しいですね。

引越するたびに荷物を整理するように、定期的にこれら情報収集ツールに関しては見直しをかけていくのがベストなのかもしれませんね。

家を空けて気がついたこと

現在の情報コントロールをまとめてみる。

平常状態のコントロール

情報の収集は

  • Twitter
    • 気になるつぶやきをメールでEvernoteに送信する
  • RSS
    • 会社のPCのOutlookに登録してある仕事向けサイト
    • LivedoorReaderに登録してある興味サイト
      • 気になるものをClipでEvernoteに送る
  • Pearltrees
    • 更新があったら内容を確認
    • その他、気になるワードをぶつけてみる

という感じ。
昨年末からEvernoteに情報を集めるようにした。Evernoteはアカウント自体は随分と前から取ってあったけど、本格的に使うようになったのはつい最近。まだまだ初心者の域を脱しない。タグ構成に関しては時々やり方を見直しながらやっている。
Pearltreesは、実際のところ海外サイトになるので、今はMSとOracleの動向を確認するのに使えないかと物色している。
大まかにはこんな感じで動いているが、惰性で見てしまっているRSSなんかはそろそろメンテする必要がありそうだが、それほど困ってない気がしていた。

数日家に帰らなかった

数日と言っても2日ほどなんだけど、ブログでも書いていた通り病院にずっといました。
そうしてみてわかったことは、これまではかなりPCの要素が強いんだなってこと。
病院にいると、基本的にiPhoneしか使うことができない。Twitterに関しては元々iPhoneをメインに使っているのでそれほど困らないのですが、サイトの閲覧は主にはPCを使用していました。それはFlashを利用したサイトがあったり、単純にロードに時間がかかってしまうが故にです。
しかし、家に帰らない状態があると、それらの情報が滞ります。特にPearltreesなんてFlashなのでどうしても無理。まぁ、実際のところPearlが追加される頻度というものはそんなに大きいわけではないので実害は少ないですが、もう少しなんとかならんものかと。
特に、今はRSSの登録が分かれているのでその一本化と内容の整理。また、iPhoneからでもちゃんと確認が取れる状態というものを作っておいたほうがよさそうだ。

今回はちょっと特殊な状態ではあったけど、出張が続いたとするともっと長いことPCに触らない時間が増える可能性が高い。もちろんノートPCを持ち歩くと言うのがセオリーなのかもしれないが、せっかくiPhoneがあるならもう少しなんとかしたいところ。
整理が必要ですね

Facebook入門

何気なくWEBを徘徊していたら、1月7日に発売となるFacebookに対する書籍を期間限定無料配信!とあったので飛びついて読んでみた

日本人のためのフェイスブック入門 (Forest2545Shinsyo 29)
松宮義仁
フォレスト出版
売り上げランキング: 4505

本書は、Mixi慣れした日本人には実にとっつきにくいFacebookを日本人向けに説明したもの。
私自身はFacebookに入ってはいるものの特に何をするわけでもなく、軽くチェックする程度。何せ悲しいことに友達がいない。その上、頑張ろうという気がまるでないのだから困ったものだ。
まぁ、これはMixiでも言えたことなのだが(Mixiでもマイミクの数は23人と少ない)。そんなレベルの私が読んでみて思ったことを書いてみようと思う

Facebookの魅力は?

Mixiとの最大の違いはやはり、その参加人数だろう。Mixiとはケタが違う。単純に桁が違うだけでなく、その広さは世界中に広がっていることから可能性を考え始めるとその大きさには目を見張るものがある。
また、基本的に実名を推奨していることからある程度の情報に対する信頼度を得ることができる。情報を鵜呑みにするのは禁物だろうけど前提条件として”この人からみたこの内容に対する意見”がつくのは大きい。そしてそれが連鎖するととても楽しいのではないかと思えてくる。
Mixiはというと、先日結局導入を中止せざるを得なかったメールアドレスによる知人検索機能を見ていてわかる通り、日本でリアルと直接リンクしそうなものを導入するのは、まだ難しいように感じる。あまり込み入った点までは突っ込まないが、いわゆる”公開したくないようなこと”と”公開していること”との間でメールアドレスを共有するなどあまりにも幼すぎる。どうせ嘘をつくのであれば・・・というやつだ。

友達を作る必要性

SNSはその名の通りネットワークを作ってナンボのものである。MixiしかりFacebookしかり。
しかし、実名性の薄いMixiですらマイミクを作ることが苦手な私にとって実名によるつながりを重要視するFacebook上で友達を作ることはなかなかに難しい。
適当に片っ端から気になる人に対して友達申請をしていったり「いいね」ボタンを押しまくったりして頑張れば、多少は友達もできるかもしれないけど、そうして出来た友達が果たして自分にとってのネットワークとして有効だろうかと考えるとなかなか難しいものがある。
そうなると、何かしらのイベントに参加するなりして実際にリアルでコネクションを作り、その補完としてFacebookを利用するのがいいように感じる。

かといって、リアルでのつながりをネットに持ち込んだだけでは結局のところFacebookの利点であるそのバックボーンとなる世界中の参加者との接点は永遠に開かれないように思う。
リアル・バーチャルの垣根やバランスというものはよく考える必要がありそうだ。本書では「友達1000人目指す」とあるように、ネットワークを構築することを第一に考えている。ただ、これに関しては人によって意見の分かれるところだろう。

匿名か実名か

これは個を表現したがらない日本人には難しい問題だと思う。文化といえば文化なのかもしれない。
個を表現と言ったが、表現したがらないというよりは自信がないんだと思う。

私自身ブログを匿名で書いているので偉そうなことを言えたものではないのだけど、たとえばブログやTwitterアカウント等が知れ渡った場合には、自分の知らないところで何かが動いていそうでちょっと嫌になるわけだ。
自信がなかったり、漠然とした不安みたいなものがある。ちょっとうまく表現できないな。
ただ、別にブログで誰かの陰口を叩いているわけではないし、仕事で得た情報を多少は利用したことを書くかもしれないけどそれが会社にとって不利益になるようなことではない。
せいぜい「ブログ書くことに一生懸命になっていて本業がおろそかになってんじゃないのか」くらいではないだろうか。

そう、理論的に考えればだ。
いわゆるデジタルネイティブの世代はそういうことは考えるまでもないのだろうか。そう考えると、自分はやはり古いのだろうかと思ってしまう。

日本ではソーシャルメディアは使われているのか?

ITメディアのオルタナティブブログを見ていたらこんな記事が

日本人はインターネットは使うけどソーシャルメディアは使わない
http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/2010/12/post-701e.html

日本の場合、インターネットを使っているがソーシャルメディアを使ったことが無い人は44%で、インターネットの利用率は68%ということになる。

あれ?なんかおかしいぞ?ちょっと記憶している割合と随分と違うような。。。と思って、自分の記憶がどこからきているのか探してみたら、オルタナティブブログで違う人が紹介していた記事だった。

【講演資料】Facebookビジネス活用最前線「なぜ今、ソーシャルメディアなのか①」
http://blogs.itmedia.co.jp/naoto/2010/12/facebook-8b4a.html

2008年に行われたフォレスター・リサーチの調査によると、どうやらソーシャルメディアに人が集まっている事は間違いなさそうです。国内ネット利用者の81%が何らかのソーシャルメディアを利用していると言われており…

こちらの調査結果では、ネット利用者の81%というとても高い数値をあげている。しかもそれは2008年の調査だという。
根拠のある内容ではないけど、2008年と現在を比べたら少なくともソーシャルメディアの普及という意味で言うと比率が下がっているとは思えない。むしろうなぎ上りなのではないだろうかと思えてしまうくらいだ。

では、ここの差は何を意味するのだろうか?

  • 仮定1:”ソーシャルメディア”の定義が違う。
    • これは十分あり得そうな話ではある。オルタナティブブログよりはTechWaveでよく持ち上がる話ではあるんだけど、そもそも”ソーシャルメディア”って何なの?というと、実は人によって感覚に差があったりする。
    • 調査は一般の方々に対して行われたのであろうから、その質問の文面やその受け取り方によって差が出てしまったことは考えられる。ただ、受け手側の話だけで言うと81%と56%なんていう差が出るのかな?って気もする
  • 仮定2:調査対象としている人が違う
    • うーん、これを言い出すと、そんな調査意味があるの?っていうことになってしまうけど。。。今回紹介されている、PewResearchCenterの調査結果は公開されているので内容を確認できるけど、facebookの紹介で使用されているフォレスター・リサーチの調査は有料のようでわからない。
    • 少なくともPewResearchCenter側は調査方法に関しては明記してあった(電話でランダムに700人を対象に実施)
  • 仮定3:調査してない
    • すでに決められた出来レースだったんだよ!

とはいえ、内容は面白い

フォレスターリサーチの、ネットを利用する81%の人がソーシャルメディアへアクセスしている!ってのはちょっと感覚的には過剰な気がする。
それだけの人がアクセスしているというよりは、ネット利用のパーセンテージだったら。。。いや、それでも多すぎるか。

とはいえ、今回紹介されているPewResearchCenterのリサーチ結果はなかなか面白い。かいつまんでみてみると

  • 世代間によってネットの利用度合いは異なり、大体30~49あたりが分かれ目になる。そしてそれは全世界で大体同じことが言える。
  • 日本では男女によってネット利用に差がある(男:72%、女:57%)。ただ、世界的にはここまで差があるのは珍しい
  • 意外とネットは使われていない。ネット利用率68%を低いとみるか高いと見るかは人それぞれだが、思ったよりも少ないと思った。

んー、メールはネットに入らないのだろうか。メールはメール?ううん。定義がががが。やっぱりこういう調査って難しいね。
ただ、比較的PewResearchCenterの結果は受け入れやすい数値に感じる。調査のサンプル数が日本では700ってのは、もう少し延ばしてほしい気もするけど。

こういう系統の記事を見るたびに思うのが、もう少し英語を勉強しなきゃねってことですね。うん。