目標管理は嫌われる

ちょっと最近気になっていたところで、面白い記事を見かけた

目標管理は、なぜ嫌われるのか?
http://diamond.jp/articles/-/20567

勤めている会社の人事制度が変わって、目標管理のようなものを始めています。
これまで、似たようなモノはあったのですが、仕組みとして徹底されていた訳ではなかったので
やり方に関して試行錯誤が続いています。

そういう状況なので、冒頭の記事はなかなか勉強になりました。

目標管理と言うものの説明を聞いた時、確かにこれは”評価制度”で、これまで比較的曖昧だった
考課の問題を解決してくれるのではないか?と思った。

確かに、それぞれの目標を数値として掲げる事で曖昧さは排除されて比較がしやすくなる。
一方で、目標を大きく掲げたり、多くあげたりする事から避けてしまったりする人や、
数値化した目標を掲げる事を諦め、制度外で物事を進めようとしたりそもそもやめてしまったりする人も出てくる。

結局、評価する側が評価している気になりたいがために評価しやすい制度を作ってしまってはいないか。
評価されるメンバーは、評価されるためだけの目標を立てるようになってしまってはいないか。

この辺りは注意して行かないといけないよな〜と、思った。

じゃ、どうするの?って考えると、やっぱり目標は本人が目標としたいと思える事をあげるべきで、
それを引き出してあげるのが役目なのかとも思う。
しかし、その場合、そうやってあげられた目標と評価される為にあげられた目標が戦いの土俵に立つ訳で、
美辞麗句を並び立てた目標にはちょっと勝ち目は薄いかな〜とも正直思ったりもする。

意味を考えながら動こうとすれば、意味は出てくるのかもしれないが、
最初から「こんなやり方に意味は無い!」 なんて思いながらやって意味が出る事はあまり無いだろう。
結局のところ、制度は制度であって運用する人次第という至極当たり前なところに行き着いてしまう。

万人が納得する人事制度なんてなかなか出来たものじゃないとは思うのだが、、、。
こういう事を考えるたびに白髪が増えて行く一方な気がする。

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