仮想化環境下でのライセンス

ちょっと調べてくれよ!って言われて仮想化環境下でのライセンスに関して調べている。
仮想化環境に対してのライセンス体系に関しては少し複雑なようで、自分で違反するつもりではないんだけどいつの間にか違反行為をしていそうで怖い。いい機会なので勉強してみよう

Microsoft技術使用

WindowsServer2008を使用してHyper-Vで構築された仮想化環境であればゲストとして使用するWindowsOSにいくつかのライセンスを無償で割り当てることができる。これはホストとなるOSのEditionによって異なるみたいだ。
StandardEditionであればゲストとして1つ。EnterpriseEditionであれば4つのゲストOSが利用できる。これに関してはMicrosoftのページに解説されている

Windows Server2008 早わかりライセンスガイド
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/licenseguide/qgd0803_p02_02.mspx

StandardEditionでゲストとして利用できるOSは一つ用意されているんだけど、実際にはホストのOSは仮想環境の管理用OSとしての利用しか認められていない。なので、純粋にこのライセンス枠組みの中でやろうとするのであれば効果は薄いように感じる。
EnterpriseEditionで4つ以上のゲストOSを利用する場合にはもうひとつEnterpriseEditionのライセンスを購入する事で追加で4つのゲストOSライセンスが手に入る事になる。EnterpriseEditionとStandardEditionの値段差。ゲストOSのライセンス料を考えるとEnterpriseEditionという選択肢は悪くない。ちなみにここでいうゲストOSは、ダウングレード権が有効なOS。つまりWindowsServer2003に関しても対象になり、これ以降のOSに関しては対象外となる。
EnterpriseEditionの権利によって有効なゲストOSは、他の仮想化環境へと移動することはできなくはないが、その移動先に同様に利用できる権利が必要となる。つまり、権利自体を移動することはできないわけだ。
ここまではMicrosoftに大々的に書いてあるのでわかった。

他の仮想化ソフトの場合がわからない

VMWareESXやXen、OracleVM等を使用した場合にはどうなるのか。VMWareのGuest OS Guideを見てみると

As with physical computers, a separate operating system license is required for each virtual machine you run
http://www.vmware.com/pdf/GuestOS_guide.pdf

それぞれごとに必要みたいだ。これ、本当にそうなんだろうか?いや、そうなんだろうけど何か抜け道がないのだろうか?
Hyper-V使用時にEnterpriseEditionのライセンスを購入する事でゲストOS4つのライセンスを賄うのであれば、ESXのサーバーに対してEnterpriseEditionのライセンスを購入…という形では出来ないのだろうか。いや、そんなことするならHyper-V使えよって話になるかもしれないけど…。
やっぱりゲストOSそれぞれごとにライセンス購入って事になるのかな?

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