にほんごであそぼ

最近は小さい頃から英語教育を行うというのが比較的珍しくないらしく、
かくいう我が家でも英語関係の教材で子供を遊ばせたりもしている。

英語は英語で大事だと思うんだけど、日常の言葉遣いを見ているとむしろ日本語も心配である。
何と言っても、親自身もその点に関して自信を持っている訳ではないのだから。

NHKの教育番組に「にほんごであそぼ」というのがある

にほんごであそぼ
http://www.nhk.or.jp/kids/program/nihongo.html

別の番組で「えいごであそぼ」があるのだが、その日本語バージョンとして作られた番組。
これがなかなか大人が見ていても面白い。

残念ながら我が家はアンテナを立ててないのでテレビは見る事が出来ないのだが(笑)。
そのかわり、よくレンタルビデオ店で借りて見ていたりする。

DVDになっているのは歌ばかりなのだが、その歌の詩は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」や
金子みすゞの「わたしと小鳥とすずと」等々の名作をモチーフにしていたり、
単位や月の和名などを歌詞にしたりしている。

歌を聞きながら、自然と物語や詩なども覚えてしまう事が出来る。
我が家では、いつの間にか3歳の長男が宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の大部分を暗唱していた。
これにはちょっと驚いた。

もちろん、それぞれの詩の意味なんかは全くわからないだろうし、
言葉遣いが古い言い回しをしていて、言葉を覚えたての時期には少々混乱させてしまう気もする。
それでもこういう名作達にふれあう機会というのはあった方がいいのではないかとも思う。

そして、主に親がこれをきっかけに日本文学や色々なものを学ぶのかもしれない。
金子みすゞと言うと、震災の時に延々と流れ続けたACのCMで使われた「こだまでしょうか」が思い浮かぶが、
他にも色々な詩を書いているんだな〜と改めて知った。
また、私としては国本武春扮するうなりやべべんが弾く、八木重吉の「こころよ」 がお気に入りだ

こういう番組を見ていると、もう少し文学とかを読んでいれば違ったのかなぁとも思う。
歴史物は多少は読んだ気もするけど、詩とかって全く読まなかったからなぁ。

 

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