最近の興味関心事の一つとして、Web3やNFTに関することがあります。
私自身の現在のスタンスとして、どっぷり使っているわけではありませんが、エンジニアとしての技術的側面や、投資対象。単純にコミュニティ活動と、複数の切り口で面白い可能性があるかな、と考えています。
今回の投稿では、11/19に行われた NFT Marketing Orchestra というコミュニティが主催したカンファレンスのご紹介です
NFT Startup Conference
カンファレンス自体はオンラインで開催され、事前登録者はZoomのウェビナー。当日参加はTwitterスペースで聞くことができ、Twitterのスペースはアーカイブも残されていますので、興味がある方は是非。
NFT Startup Conference by #NMO
https://twitter.com/i/spaces/1zqKVPgnLkVJB
プログラムとしては以下の内容です
13:00 ~ 14:00 エンジニア対談 syou ✕ むなかた ✕ けいすけ
14:00 ~ 15:00 対談① わふくジェネ SOLOさん
15:00 ~ 16:00 対談② しきぶちゃん BUSONさん
16:00 ~ 17:00 対談③ CryptoNinja ikehayaさん
17:00 終了
私はというと、事前登録をしておいたのでZoomで参加しましたが、ランニングしながら聞いていたのでほとんど画面は見ていません。が、多分音声のみだったのではないかと。
セミナーじゃなくて、基本的に対談でしたしね。
それぞれの対談で思うこと、考えさせられることはありましたが、せっかくなのでエンジニア対談で思うところを。
エンジニア対談で思うこと
私自身、Solidityのコードを対価を頂く形で書いたことはなく、あくまでチュートリアルレベルなので、このお三方のような界隈で活躍されている人と比較はできないので、あくまで個人的な感想となります。
NFT。特にジェネラティブNFT関係のエンジニアリングでいうと、今回の対談の中でも出てきていますが、大きく3つの工程があります。
- 画像生成
- スマートコントラクト
- Mintサイトの制作
CryptoZombieをやっているときはそれほど意識しませんでしたが、HashLipsを使うと上記3つが用意されているのでこの点はすごい認識・イメージはしやすかったです。
ただ、基本的にどれもベースとなるものは存在していて、結局のところどういう「画像を生成したいのか?」と、「どういう条件で販売したいのか」が決まれば結構なんとかなりそうな印象です。
あー、でもどこに画像を置くのかとか選択肢がいくつかあって、それらの選択肢の中から何を選んでもらうのか?とか考え始めると大変なのかな。
と言うかもっと言ってしまうと、大抵はエンジニアリングが大変というよりもコミュニケーションが大変なんでしょうね。
いずれにしても、作るものとしてのサイズ感は、凝ったことをしなければ、比較的ボイラープレートがある以上はそこまで大きくならない印象です。
チーム開発と個人開発
昨今のサービスやアプリケーションはどうしてもサイズが大きくなってしまうのでチーム開発が基本だと考えています。
チーム開発では、昔ながらのウォーターフォールで進めていったり、アジャイル的にスクラムを組んでみたりと色々な試行錯誤が繰り返されてきています。
できるエンジニアが一人で組んでしまったほうが、品質的にも安定するというのはあるのでしょうが、作るものの仕様の整理だったり業務知識。また、純粋な作業ボリュームと市場に投入したいスピード感から考えるとチーム開発になる認識です。
現在のNFTのように、比較的個人やコミュニティ手動で動いている場合は、そのWeb3的な考え方からコントラクトは共有ではなく独自が思想的にも好まれます。
そして、多くのギミックを入れられるほど資金が潤沢ではないので、ちょうど個人エンジニアで受けられるサイズ感に収まるのではないかと。
これから
ただし、多くのエンジニアがこれらの技術を習得し、ジェネレラクティブNFTの構築を行うことができたとしても、それを専業でやっていくほどのNFT発行プロジェクト量やエンジニアの需要を賄えるだけの金銭的な余裕も厳しいのでは。
そう考えると、今の私のように趣味で触っているのではなく、これだけでご飯を食べていこうとする道は結構厳しそう。
あるとすれば、自分自身がプロジェクトを立ち上げることによって、エンジニアと言うよりはファウンダーとして成り立たせるのが一番可能性としては高いかもしれない、と感じた。
実際のところ、NFTと言う単独な使い道以外にもスマートコントラクトの活用幅はこれから増えていく可能性がある。
NFTはブロックチェーンやSolidityという枠組みの中のあくまで一つの活用事例として考えて、他の分野も含めた形での目線を持っていたほうがいいかな、と考えている。
もちろん、NFTの活用方法が現在主力のPFPから大きく変わることも考えられ、その際にはNFT関連だけで充分な数のエンジニアを賄える分量が出てくるかもしれない。
いずれにしても、どうなっていくか、楽しみな分野ですね。
まー、そんなこと考えているよりも、手を動かせよって意見には頭が上がらないところではあるけれど。