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プロフェッショナルの条件

今更かよ!って感じがするのかもしれないが、ドラッカーのプロフェッショナルの条件を読んだ

いわずも知れた「経営の神様」ドラッカーの著書の中でも、色々な著書をあわせたようないわゆる”入門書”的な意味合いの本である・・・・

すいません、本当に”はじめて”ドラッカーの本を読みました。っていうか、ドラッカーと言う人。ほとんど知りません。。。うーん、世間知らずなんだろうか。そうなのかもしれない。

目次を見てみると

Part2-2なぜ成果があがらないのか
Part2-3貢献を重視する
Part3-2自らの強みを知る
Part3-3時間を管理する
Part4-3情報と組織
Part4-4仕事としてのリーダーシップ
Part5-1人生をマネジメントする
Part5-3何によって憶えられたいか

と、いくつか抜粋してみたがとても広範囲に、しかも最近良く聞くような内容が網羅されている。読み進める中で、いくつか最近読んだ本の原点は(もしかしたら更なる元があるのかもしれないが)この人にあるのではないか?と思ってしまうようなことがいくつかあった。

成果に対する考え方

貢献を意識すること

意思決定を行ううえでの考え方

何かしら必ず正しい答えと言うものがあるわけではないだろうが(もしかしたらあるのかもしれない。でも私はひねくれ者なので必ず正しいなんてないんじゃないかと思ってしまう)、少なくとも多くの点でその考え方は共感を受ける著作であった。しばらく経ったらもう一度読み返さなければいけないと感じている。

実はこの本を読み終えたのは数週間前になる。非常に感銘を受けてすぐにでもブログに書きたかったのだが、あまりにも多くの部分に対して考えるべきことが多く、書き出したら長くなるのではないか?どこからどれくらい書いたものか?と言う点で躊躇してしまった。結局、余りダラダラと書いたところで見るに耐えない文が続くだけなのでこの本は読んでもらうのが一番と判断して、私らしく”感想”に近いレベルでとどめた。
とても著名な方であり、発行されてから随分と経つので呼んだ人は多いだろうが読んでない方にはお勧めしたい本である。

自分自身のプロジェクト

先日お会いした方にお勧めされた、山崎拓巳さんの「人生のプロジェクト」を読んだ

人生のプロジェクト (Sanctuary books)

人生のプロジェクト (Sanctuary books)

たぶん、仕事やプロジェクトを進めていく上での段取り力に対する勉強本になるのかな?サンクチュアリ出版の本は、この本を探す中でいくつか目に掛けましたが言葉メインというよりは写真がメインじゃないか?と思えるくらいいろいろな写真を織り交ぜながら言葉がつづられているのでとても読みやすい作りになっています。

別にそれほど特別なことが書いているわけではないです。段取りに関してや、プロジェクトの進め方に関してのことが書いてあるのですが、基本的なことばかりで、目新しいわけではなす。あまり、手法とかを求めて買う本ではないでしょう
もちろん、自分自身が書かれている内容を完全にできているわけではないですが。

ただ、先にも書いたとおり写真を豊富に使って眼で訴えかけてくる部分があります。そういう意味では非常に読みやすい作りになっているのでお勧めできるかもしれません。

疲れた時に、ふと見るといった感じなのかな。私自身はそんな意味合いで購入しました。

もう少し、この方の本を何冊か手にとって読んでみようと思っています。

スピードハックス!

今度のジョブウェブ朝食会で「スピードハックス」の著者であるシゴタノ!の大橋 悦夫氏とライフハックス心理学の佐々木 正悟氏が講師をするという事であわてて購入し読み終えました。もともと気になってはいたんだけどね。ちょっとひねくれ者根性を出してしまって読んでいませんでした

スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術

スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術

シゴタノ!
http://cyblog.jp/

佐々木正悟のライフハックス心理学
http://www.mindhacks.jp/

本書は、どうやって仕事をスピーディーにこなしていくか。それを心理的な面とそれをサポートするツールの提案という面の両方から迫っている内容になっている。私自身、大橋さんの「シゴタノ!」はRSSリーダーで購読しているのでいくつかシゴタノ!上で取り上げられた内容の振り返りになる部分もあったが、改めて読むことによって身につけたこともある。

とにかく思いついたことをどんどん紙に書いていくことで、そこから芋づる式に具体的な作業を引き出すことができるわけです。…そこで、このような段取りを考えるという比較的負荷の軽い作業を割り当てることで、疲れ気味の夕方の時間を有効に活用することができます。

私は集中力が切れると、思考が散漫になってしまい仕事の効率が落ちてしまう。まさにこれはちょうどいい。というわけで、思いついたことをFreeMind(http://www.freemind-club.com/)を使用してマインドマップに表してみたりもしてみた。改めて思う事は変なことばっかり考えてるな~だった(笑

また、時間感覚に関して

客観的に自分の仕事の進め方を知るという事は、いわば”鳥の視点”で自分の歩みを眺めることになり、仕事に対する自信が強化されます。・・・仕事のストレスを減らすためには、かかる時間を正しく予測するのが理想なのです。

と触れられています。私も早速、本書でも紹介されているSlimTimer(http://slimtimer.com/)を導入してみました。これはタスクリストと、それに対してのそれぞれのストップウォッチ機能を提供するサイトです。今週1週間。これを使用して自分自身を見てみようと試みました。結果は・・・私は思っていたよりもメールの対応にかなりの時間がかかっていることがわかりました。会社内のいたるところから質問や調査以来のようなメールが来るのでその対応に時間がとられていたんですね。この状況を打破するためにはある程度、メールの内容を定型化してしまって、本来時間をかけなくてもいいような内容に関しての対応を省力化していかないといけません。
あと、SlimTimer・・・。いいのですが、タスクに対してのストップウォッチ。押し忘れます。これが一番悲しいですね。せっかくレポーティング機能も持っているというのに。早く慣れたいです。

仕事のスピード、それに限らず、生活のスピードをハックする。そういう意味でも本書はいい参考書になったのではないかと考えています。それだけ自分自身が必要としていたという事でもあるのでしょうね。お二人のジョブウェブ朝食会での公演が楽しみです。

ジョブウェブ朝食会
http://career.jobweb.jp/seminar/tagList/tag_id/1357

スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術

スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術

さあ、才能に目覚めよう

「さあ、才能にめざめよう」を読み終えた

あれこれと、この手の本を読んでいて、だんだん私の財政状態も危険になってきました。そろそろペースを落とそうか、どうしようかと考えていたらいつの間にか本を購入していました。まだまだ勉強が足りないという事ですね。

この本は、自分自身が本当はどういう人間なのか。自分を成長させるにはどう考え、何を伸ばしていこうかを気付かせることを目的としています。以前、「会社を替えてもあなたは変わらない」を読んだ時に”自分自身の事業計画”だとか”SWOT分析”に関して勉強しました。ただ、弱みに関しては簡単に埋まるもののなかなか自分自身の”強み”に関しては言いづらいものがあります。自分自身では分かりづらく、客観的な意見も聞きづらい自分の強み。これを知ることは自分の今後に大いに役立つことになります。

目次

  1. 強固な人生を築く
  2. 強みを築く
  3. 強みを見つける
  4. 34の強み
  5. 疑問を解く
  6. 強みを活用する
  7. 強みを土台にした企業を築く

膨大な調査の結果から作られた人間がもつ34の強み。それを客観的に導き出すための「StrengthsFinder」という仕組み。この仕組みによって、私自身も自分自身がもつ強みを改めて認識することができました。「StrengthsFinder」によって私が認識した5つの強み。これは言われてみると確かに「そういうところもあるかな~」って思うところですが、いっそのことこれに騙されてそれを中心として進んでいくのもありなのでは?って思ってしまった。

弱点ばかりに目が行ってしまう自分の今後に対する計画。少しは自分の強みに関して考えられるきっかけになってくれると信じて!

最後の授業 ぼくの命があるうちに

ランディ・パウシュの「最後の授業 ぼくの命があるうちに」を観た&読んだ

人にものを伝えたり、教えたりする。そして夢を実現して人の夢の手助けをする事の素晴らしさ。そして何よりもランディ教授のパワフルさに圧倒された内容でした。

目次

  1. 最後の講義
  2. 僕はこうして夢をかなえてきた
  3. 僕を導いてくれた人たち
  4. 夢をかなえようとしているきみたちへ
  5. 人生をどう生きえるか
  6. 最後に

すい臓ガンによって余命3か月~半年と宣告された状態で、3人の子供と奥さんのためにできること。将来、子供たちが大きくなった時に自分自身がそばにいて愛をあたえることができないこと。そんな状況の中で子供たちに何を遺す事が出来るだろうか。ランディ教授にとってその答は最後の講義を行う事でした。

生きていく中で自身が抱いていた夢。そしていかにしてその夢を実現させてきたのか。人生の中において何を大事にして生きていってほしいか。まさにこの講義は子供に向けてのメッセージになるのではないだろうか。

会社の中においても部下を持つ立場としてどう考えていかないといけないのか。また私自身、もうすぐ子供が生まれ父親になる。そのせいなのかどうかは別として最近は「生き方」に関する本を特に読むようになってきた気がします。いろいろなことを考えさせられ、とても幸せな気持ちにさせてくれる授業でした。

ちなみにこの本。DVD付きとDVDなしの両方があります。実はDVDの中身である最後の授業はYouTubeにアップロードされています。詳しくは以下のページから

ランダムハウス講談社
http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/last_lecture/index.php

YouTubeではサイズの関係からかずいぶん細切れになってアップロードされているのでちょっと見るのは一苦労。値段にして1000円位上がるのですが、落ち着いてテレビで見ることができると思えば私はDVD付きを推したい。少なくとも”本”だけではこの授業の素晴らしさが半減してしまうのでYouTubeであってもぜひ授業を受けてほしいと思います。

とてもいい。とてもさわやかな気持ちになることができました。私も頑張らねば

出会いの大学

どこぞかで紹介されていた出会いの大学という本を読みました

出逢いの大学

出逢いの大学

人脈が大事だという事は認識しているつもりですが、じゃーなにかしてるの?って考えると何もしていません。おかげで社会人8年過ごして付き合っているのは未だに大学時代の人間がメイン。いや、8年過ぎても大学時代の仲間とやり取りをしているのはある意味私にとっては長続きしているのかもしれませんが。。。そう考えると、「仕事」を抜きにした関係って本当に少ないなぁ・・・と思ってしまった。

別に仕事を抜きにしなくてもいいのですが、「○○会社のかえる」ってわけじゃなく、「かえる」って認識して話ができるような関係を築けるような仲ができるようになりたい。もちろん、それは自分がそれに見合ったものを持っていなければいけないのはもちろんだが、そもそも動き出そうともしない状態では何もできないし。

本書にも書いてあるのですが、ポジションや周りの環境が人を育てたりもする。ちょっと背伸びしたようなポジションにいたほうがそのポジションに見合った人間になるのは近道なように感じています。

本書はそんな事を思い出させ、一歩を踏み出させてくれる役割を私にとっては担ってもらいました。とも言うのも、本書中に書かれている内容を少し実践し始めています。これがどう生かされるか、それは私自身の頑張り次第といえばそれしだいですが、自分自身をいい方向に向かっていけるよう頑張っていきたい

今更ながらAjaxを勉強

今後、Silverlightが結構な勢いではやってくるんじゃないかな~と個人的には思っている。思ってはいるものの、会社で仕事として使うのにはまだ早いとも感じている。確かにMicrosoftが力を入れてきているのはわかるし、実際にいいものができるんだと思う。ただ、これまでもそうだったのだが、新しい技術が出て最初というのは問題があれこれと付きまとっていく。WindowsがSP出るまで安心できない(出ても安心はできないことが多いんだけど)ように実際の業務で使うのにはよほどの営業的なアピールを必要としてない限り早いのかとも思う。

というわけで、Silverlightに関しては個人的に細々と調べていこうかと考えている。いつか会社を見返してやるために。そう、いつだって私は偏屈である。

というわけで、現状でWeb技術と言えば~的な発想でAjaxに白羽の矢がたった。恥ずかしながら、私は今までまともにこの手の技術をちゃんと勉強はしていない。確かに初代のASP(ActiveServerPage)をいじっていたのでJavaScriptやVBScriptは多少はやってはいるのだが、勉強して~っていうより”無理やりやっている”って感じが多かった。というわけでちょうどよさそうな本を買ってみた

Ajaxの基本と実践 システム開発に役立つ知識とテクニック

Ajaxの基本と実践 システム開発に役立つ知識とテクニック

ただ単にAjaxの本となるとWebページ用の内容が多かったりするんだけど、この本はどちらかというとシステム開発者向けに書かれているために、WebアプリケーションをAjax・JavaScript・CSSを使って構築しようと考えている私にはいい勉強になるのではないかと思っている。

ところどころ題材として登場する画面も受注登録機能であったりと、とても仕事で使う事に即した内容になっていると思う。どちらかというと、入門書に近い位置づけになるのだとは思う。もう少し突っ込んだ形では別の本がいいのかもしれない。

うーん、Ajax勉強する上でいい本って何があるのかな?

現場で使えるソフトウェアテスト

少し縁があってTEFに参加させていただいています。いや、縁っていうか、参加したいって言って参加しているだけですが

Testing Engineer’s Forum
http://www.swtest.jp/forum.html

ソフトウェア開発を行っていて、自分のテストに対する認識だとか考え方に関して不足を感じていました。その状態を打破しようと参加させていただき、勉強会も時々出させていただいてます。近くでやったときだけですが。。。

そちらのMLにてちょっと話題になっていたので手に取ってみました。ちなみに私自身はJavaでの開発経験はありませんが、Javaという言語に関係なくソフトウェアテストの基本的な教科書として読みやすいものでした。

うん、これはなかなか良書だ。会社の仲間にも広めないといけませんな。

現場で使えるソフトウェアテスト Java編

現場で使えるソフトウェアテスト Java編

時間の使い方を再考

PRESIDENTのムック本「24時間の達人」を読んだ

24時間の達人
http://www.president.co.jp/book/item/322/7047-6/

色々な方の一日の過ごし方。また、年収2000万円のビジネスマンと600万円のビジネスマンとで時間の使い方にどういう違いが出てくるのかを取り上げていました。
年収の違いによる時間の使い方の差は、色々な面で比較してあるものの余り何かの参考になるようなデータってわけでもなかったかな。
ただ、色々な方の時間に対する考え方を知ることで自分自身の時間管理やスケジュール管理。特に休日の過ごし方に関して再考する必要性を強く感じたのが一番の収穫であった。
私はこういう本を読んだ後、1~2週間くらいはそれなりにスケジュールを組んで動いたりするのだけど、ちょっとしたきっかけでやらなくなってしまうという事を繰り返してしまっている。ちょっとしたハネムーン効果だ。多分、短期的な目標や・・・いや、余りちゃんと目標や目的というものを考えずに取り組んでいるのが行き当たりばったりになってしまっている行動の一員になってしまっているのだと思う。
自分の人生において、何が重要で何を目標にするのか
常に考えながらベストな時間をすごせるように気をつけていかなければいけない。

情報は1冊のノートに

少し前に発売されて気になっていた本を読んだ

私も普段

  1. 手帳
  2. ノート(仕事用)
  3. PC

と情報が分散している。用途ごと、カテゴリごとに分けようとも思っていたけど本書にも書かれているとおり

「日記」や「アイデア」というふうに、カテゴリ分けで記入スペースを指定しておけば、見返すときに、まとまっていて便利です。
しかし、カテゴリ分けというのは頭の中でうまくいっていても、実際やりだせばたいてい破綻するものです。(P54)

うん、そのとおり。これを見て思ったのは私は間違いなく破綻するであろうと。私はものを考えるのは嫌いではないんだけど、考えって余り完全なカテゴリに分けることが出来ないんですよね。
また、検索性を向上させるためにPCへ内容を移すことは考えたけど非常に手間がかかる。特に絵を書いた場合なんてめんどくさくてしょうがない。そういう内容の対策として本著で書かれている”索引ファイル”を作るアイデアはとてもいいと思う。今年はすでに手帳を購入してしまったので100円ノートというわけにはいかないけど、別にこの方法は100円ノートに限らず出来る方法なので問題ない。
ついでに言うと、索引ファイルをLiveMeshでシンクロさせておけば家でも会社でもアドエス(Mobile)でも参照できる。これはこれでアドエスの使い道も増えていいじゃないか!って思った。
ナカナカプラスになりそう。

ただ、その一方で少しこの内容であればページ数はもっと薄く出来たと思う。別に今読んでいる本が内容ぎっしり文字びっしりな本なのでそれとどうしても比較されてしまうのかもしれないけどちょっとスカスカだなぁって感じてしまった。いいことが書いてあると思っただけにちょっと残念に思った