投稿者「krote」のアーカイブ

チーズ好きに捧げる! トーラク・チェダーチーズデザートとカマンベールチーズデザート

私はチーズが好きだ。

疲れて帰りがけに何かつまむものでもないかなぁ~とサンクスに立ち寄ったらそんな私を呼ぶ声が

チェダーチーズデザート
http://www.toraku.co.jp/brand/toraku_17.asp

カマンベールチーズデザート
http://www.toraku.co.jp/brand/toraku_18.asp

これは危険なデザートだ
まず、”チーズ好きに捧げる”とあるだけあって、チーズ好き以外にはちょっと濃すぎるかもしれない。デザートというか、これはチーズそのものではないか?と思うくらいのものだ。事実、妻は「甘くない・・・ちょっとしょっぱい」とまで言い出すくらいだ。

チーズ好きの人にはぜひお勧めしたい一品である。
なお、トーラクの上記ページでは購入したデザートのバーコードを利用して神戸プリンが当たるアンケートを行っている。私は気付くのが遅れてすでに捨ててしまったが、次は忘れずに申し込まなければ!
妻から「次はいらない」とか言われそうではあるけど。。。

やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている

先日の「結局”仕組み”を作った人が勝っている」の著者二人が送る第二弾。「やっぱり”仕組み”を作った人が勝っている」を読んだ

やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている (光文社ペーパーバックスBusiness)
荒濱 一 高橋 学
光文社
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前作に引き続き、内容の骨格は成功者たちによるケーススタディになる。
ただ、著者も前作と同じようにただひたすらにケースを紹介しているわけじゃない。今回はインタビューした成功者たちの本の主題である”仕組み”が何のための仕組みなのか。何を重視した”仕組み”なのかに関して9つのポイントを上げている。

  1. 複製
  2. 他力
  3. 多面
  4. 継続
  5. 分身
  6. 標準
  7. 法則
  8. 即効
  9. 論理

以上の9つのポイント。これらに関しての事例をあげることでその有効性を説いている。
本書で紹介されている成功談。これらは前作と同様、おいそれとまねできるものではないし、ましてや同じことをしたとしてもすでにこれらのマーケットでは彼らに勝つことはできないだろう。
その意味で考えても、9つのポイントをもってどう生かすのかが本書を生かすポイントになるのだが…よくよく考えてみると、これらの仕組みはそれほど特別でないように感じる。これらは結局のところいわゆる”仕事術”に通じる内容なのだ。

仕事術とこれらの仕組み

では何がその辺の仕事術と違うのか。
著者の両氏が、この取材対象として選んでいるのはいずれも企業家(投資家もいたが)であり、その誰もが”ほぼ全自動で収入を得られる仕組み”を手にしている人ばかりである。つまり、ここでは世間に出回っている”仕事術”とは一線を引きたかったのではないだろうか。
この事に関してはPart1で

いかにしてこの「仕組み」を作り上げ、いわゆる「ラットレース」(ハムスターが回し車の中を走り続けているような状態)から脱出するか(P.23)

としている。
題名にもある著者が言うところの”勝っている”とはそういう状態なのか。幸せや平和の定義を挙げだすときりがないのだろうけど、ここまでインタビュー対象を選んでいるのだからそういう考えを持っているだと思う。
まぁ、それを論ずるのは本書の意図するところではないのだろう。
彼らの成功は決して結果的に仕組みがあったわけではなく、明らかに成功するために仕組みを考えて成功したのだろうから。その”仕組み”という考え方に関しては起業だけでなくあらゆる場面で役に立つのだろうから。何にこのツールを適用するのかは読者次第なのだ。

結局「仕組み」を作った人が勝っている

荒濱一、高橋学著。「結局”仕組み”を作った人が勝っている」を読んだ

結局「仕組み」を作った人が勝っている (光文社ペーパーバックスBusiness)
荒濱 一 高橋 学
光文社
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本書は、著者の両氏がこれまでに様々な”仕組み”を築いて成功してきた方々に話を聞いていく形の内容になる。取り上げられている”仕組み”は様々な分野にわたり、すでにその分野ではある意味確立した存在になっているがためにその内容をそのまま使う事が出来るわけではない。
そういう意味で、一つの例。ケーススタディとしての役割を本書は持っている。最初手に取ったときは「ただの自慢話」で終わってしまわないか少し不安ではあったけど、数々の”仕組み”というか、そもそも”何の仕組み”を作るのかという点においていくつかの気づきがあったのでまとめておきたい。

リスクを最小限に抑える

何かを行う上で、リスクというものはできるだけ抑えなければいけない。それはもちろんわかっているつもりなんだけど、”そもそも何をリスクとして考えるのか”というのが問題になる。
本書で取り上げられている”仕組み”所有者たちはその視点がいいのだろう。
自分自身はマッチングを行うための”場”を提供するだけにとどめ、”場”で行われる内容に関しては基本的にノータッチなマッチングビジネスを手がける奥山氏をはじめとして明確に線を引いたりする。また、商品を売るにしても、在庫が0の状態を可能にするドロップシッピングという手法に着目をした富田氏。
何であればビジネスとして成り立つのかという着目点だけでなく、それをどう生かしていくのかという”仕組み”を作り上げることが重要なのだろう

利益を確保する

アイディアがどれだけ優秀であっても、成功しつつあるビジネスモデルに関しては常に追手が来る。また、マッチングや紹介業のような間に入るビジネスモデルの場合には、直接取引をされてしまい、自分自身に利益が入らなくなってしまう事も考えられる。
また、あまりに厳しい契約内容にしてしまうと敬遠されてしまう事になるかもしれない。

彼らに共通する事は、win-winの関係を築こうとするところではないだろうか。自分自身だけでなく、相手にも利益がある”仕組み”を用意する。
相手に出資するだけでなく、繁盛するようにコンサルティングを行い売り上げに応じてコンサルティング料を手に入れる甲田氏。契約した場合には無料でホームページを作成する事によって顧客に対しても貢献する近藤氏。
ここには多くの場合先行者の、パイオニアとしての実績がものを言うのはもちろんなのだが、ただ”荒稼ぎ”するだけでない彼らの視点が何よりも大事なのだろう

仕組みってこういう事ばかりじゃないのでは?

さてはて、いろいろな方のいわゆる”成功談”を見てきた本書ではあるけど、どうだろう。
色々と確かに気付かされたことはある。この人たちはここまで考えていたのかー!って言う事はもちろんあるんだけど、何をもって”仕組み”としているのか。
また、その”仕組み”がなかったらどうなっているのかも面白いことだ。たとえば、明確に線を引いて自分自身にリスクを背負わないことは確かに大事だ。ただもしかするとそこにもビジネスチャンスはあるのかもしれない。そんな考え方もできるはずだ。
本書で終始しているのは、”いかに自分が最小限の動きでお金を稼ぐ仕組みを作るか”だ。考え方としては、仕事以外に楽しみを見つけ出したり、その時間を別な事に使いたいと考えている人が対象になるのだろう。本書でたびたび登場する本がある

金持ち父さん貧乏父さん
ロバート キヨサキ
筑摩書房
売り上げランキング: 78

実はこの本、恥ずかしながら私はまだ読んだことがない。なので言及することはできないが、”仕組み”は何もこういうった内容以外にもあるはずだ。
本書には第2段が存在し、手元に既にあるのでこのあたり、答えが何かしら出てくれればと楽しみにしている。

高血圧を克服しろ!!

何度か書いているのですが、最近血圧が少し高めです。
慢性的に寝不足気味と言えば寝不足気味。ただ、それは昔からだから~と考えて食生活に気をつけるようにして早数か月。一時は150を超えた血圧も、今日測ったら136でした。
実は130代から下がらないです。。。
せめて120代の安全圏に早く達したいところなのですがここからが下がらない。太っているわけではないので、運動をいくらしたところであまり効果はないように感じるし。。。うーむ、あとはどうしたものだろうか。
というわけで。。。

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4週間チャレンジしてみます

血圧に、4週間チャレンジ!胡麻麦茶
http://www.suntory.co.jp/softdrink/gomamugicha/

というか、実を云うと本当は「すごいぜ胡麻麦茶!血圧下がったよ!」っていうエントリーをしたかったのですよ。すでに実は飲み始めて2週間経過しているんですよね。。。
この”4週間”というのに意味があるのかどうかは別として飲み続けてみたいと思う。

決して!
決してキャンペーンの景品目当てじゃないんだから><

RSSリーダーの乗り換えは実は簡単だった

livedoorからは未だ応答はない。
乗り換える事を決めたわけじゃないけど、livedoor Readerから別のRSSリーダーへ移行する方法がわかったのでメモ。

livedoorリーダー → Googleリーダー

livedoor Readerへログインして、右上の”設定変更”をクリック。「データのエクスポート」を選んでOPML形式のフィードリストを保存する。

f:id:krote:20090224005424j:image

その後、Googleリーダーを開き、これまた右上の”設定”をクリック。「インポート/エクスポート」から先ほどのファイルを指定して”アップロード”を押せば終わり。

f:id:krote:20090224012930j:image

Googleリーダーからlivedoor Readerに対しての移行も同じようにできる。なんだ、簡単じゃないか。フィード数がいくつあろうがこれで関係ないな。

どうやら主要なRSSリーダーはこのOPML形式のインポート/エクスポートをサポートしているようだ。もちろん、「goo」もサポートしていた。ちなみに、「infoseek」はインポートのみのサポート。ちょっと意地悪だ。

OPMLって何さ

ちなみにこのOPMLという形式。RSSフィードをやり取りする目的ではなくて、文書のアウトラインに関して定義するためのものらしい。仕様書やプレゼンテーション資料とかとか。OPMLそのものの仕様はこちらにある

OPML 1.0 Specification
http://www.opml.org/spec

XMLベースの形式でアウトラインの要素に、タイトルや日付。オーナーの名前、電子メール等を含んでいる。RSSのフィードリストとしてこれを使用するようになった経緯は不明だけど、ある目的においてフィードを集めておいて、それを公開するなんて事をしている人たちもいる

RSSフィード集 (C#とVB.NETの入門サイト)
http://jeanne.wankuma.com/knowledge/opml/

なるほど、こういう形でまとまっていると目的別にRSSリーダーを持つのも面白いかもしれない。上記サイトでは@IT会議室やMSDNフォーラムに関してのフィードリストが出ているがおそらく自前で作ったものだろう。
となると、そもそもの提供元である@ITやMSDN側が目的別や関心別(C#やJava等の言語別やWEB等のプラットフォーム)にフィード集を用意しておいてくれれば。もっといえばそれらを組み合わせて登録できるようなサービスが提供されれば思わぬ拾いもののフィードを目にする事が出来るかもしれない。
RSS集という名目で、フィードへのリンクをひたすらに集めているサイトがいくつかあるが、あれは一つずつ登録していかなくてはいけなくとても苦労。こういう形での配布が望ましい…って言ってもどれだけの人がインポートできるかわからないからまだ難しいのだろうなぁ。私も今回の事がなければ知らなかったし。
面倒に感じていたフィード移行がこれで楽にできるとなると、あんまり我慢する必要ないなぁ~。

RSSリーダーによる表示の違い

最近、人のブログを読んでいると、ものすごく改行が多く感じる。
読みやすさを考えての行動だとは思うけど、あまりにも改行が多い。多くて多くてスクロールが面倒。もう大変だよ!何とかしてくれー!って思っていた。ただ、実は書いてる側は改行を入れている意識がない場合もあった

書き手の意図に反する表示

少し前にも書いたけど、私はブログであれば閲覧にRSSリーダーを使っている。使っているのはlivedoorReader(http://reader.livedoor.com/reader/)。全てのブログが~というわけではないようだが、livedoorReader+IEでブログを見ると、本来行間がない場合にも一行挿入され、一行しか間があいてない場合にでも3行も行間が空いてしまう現象が起きている。これでは大変なわけだ。
この現象は手元で確認したところFireFoxとGoogleChromeを利用してlivedoor Readerを閲覧した場合、GoogleのRSSリーダーを使用した場合にはIEでも問題ない。ただし、IEではIE8(RC)を利用しても同様の結果になる。つまり、livedoorReaderのIEに対するバグである可能性が高そうだ。
また、全てのブログがそうなるわけではなく、わかっている範囲ではAmebaブログとSeesaaブログで見られる。
行間を開けたほうが良い・悪いという話に関しては読み手の好みに左右されるものだけど、少なくとも書き手の意図と反する形で閲覧されることは間違いなく悪いことだろう。

livedoorReaderを使っていてこれ以外に不便はないのだが、この大量のスクロールが必要なブログは正直読みづらい。スクロールバーが巨大になっている割に、改行ばかりで中身がないとなると、ちょっと読むのが大変。疲れているときは読み飛ばしてしまう。
かといって、他のRSSリーダーへの移行もフィードを一々登録していかなければいけない事を考えると面倒だ。
IEをやめてFireFox等にすればいいじゃんという声はもっともなのだが、MS関連ページを見ることも多い駄目にIEのほうが都合がいいのだ。
というわけで、livedoor側に一報を入れることにした。直してくれないかな。

RSSリーダーの切り替えは面倒だよね

今回、とりあえずlivedoorに一報を入れて反応を待つことにしているが、場合によってはRSSリーダーを乗り換えることも検討しなければいけないだろう。
改行が入る程度とはいえ、画面に表示されただけで大体全体が読めるくらいの分量をひたすらとスクロールしながら読むのは正直面倒だ。
とはいえ、他のRSSリーダーに乗り換えるにはフィードをもう一度登録し直さなければいけない。現在、liveoodrReaderに登録しているフィードは60個。この60という数が多いか少ないかはわからないが、場合によっては頑張らねばいけないだろう(実際のところこのフィード数は多いほうなんだろうか?それはそれで気になるものだ)。
フィードをどこかで統一して管理。そこから読み取ってくれるようなサービスになってくれれば一番楽でうれしいんだけど。RSSリーダーをポータルサイトの呼び水のように配置しているところが多いのでなかなかこれの実現は難しいかもしれない。

さて、乗り換えるとしたらどこか

会社と家で読むので、RSSリーダーはWEBにフィードを登録しておけるものに限られる。そうなると、

  1. livedoor Reader(現在使用中)
  2. Googleリーダー
  3. goo RSSリーダー

等々、他にも数えていくときりがないくらいある。
ちらほら見ていて、意外といいかな?と思ったのがgoo。携帯から見られるという事はAdvanecd/esからでも見られるかもしれない。実はlivedoor ReaderはAdvanced/esからだと正常に表示する事が出来なかった。これはJavaScript、Ajax関係に対応がうまく取れてないためだろう。
gooがその問題を解決してくれるのであれば、一考する余地はある。ただ、あちこちとサービスの提供元を替えていくと、それはそれで面倒なのが問題だ。
GoogleリーダーはもしかしたらMobile向けにも用意してくれているのかもしれないが、軽く見まわした限りでは見つけることが出来なかった。

って調べていたらlivedoor ReaderにもMobile版が用意されていた。

RSSリーダー Mobile版
http://reader.livedoor.com/guide/mobile.html

ううむ。直してください。。。

子供が家にやってきた

出産のために実家へ帰っていた妻が息子を連れて、昨日帰ってきました。

我が家はすでに戦場と化しています。

やばいこれは想像以上だ。少し甘く見ていた。
お腹がすいていたり、おしめを好感してほしくて泣く場合もあるけど、そうでない場合にも泣き続けている。泣き続けるというよりは、感情の起伏が大きい?ように感じる。笑っていたかと思えば泣き出したり、泣き出したかと思えば寝てしまったり。ころころ変わる表情は可愛くもあり余裕のないときには滅入ってしまいそうだ。
一生懸命あやしているんだけど、それでも泣き続ける子供を見るとちょっと悲しくなりますね。あぁ、どうしてわかってくれないのかと。泣くのが子供の仕事。とはいえ、自分のあやしている行動が必ずしも報われない。これに対して悲しい思いを抱いて、それが溜まっていくときっとノイローゼになるのだろうなぁ、とふと思ってしまいました。

こうして書いてる間も何度も中断しながらです…。うむむ。
そして


明らかに妻に負けている…

くっ。バトンタッチしたらすぐに黙りやがる。チクショー

考える力がつくフォトリーディング

以前フォトリーディングに関する本を読んでみたものの、いまいち身についた感じがしない。頭に入っているけどフォトリーディング本で書かれているところの”既視感”って奴を味わったことがない。ただ単に頭に入ってないだけなのかもしれない。
という事でもっと簡単にわかりそうなものを読んでみた。

考える力がつくフォトリーディング
山口 佐貴子 照井 留美子
PHP研究所
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フォトリーディングとしての基本的なフレームワークそのものは変わらず(当たり前)、それを子供に教えるために書かれている本。「PHOTO READING FOR KIDS」なんて書いてあるし。
本の読み方を子供のころから身につけておくことによって、早い段階からの学習効果を期待している…というよりは、フォトリーディングを身につけた人の「もっと早い段階でこれを知っていれば!」という思いから来たのだと思う。
自分が勉強の大切さをあとから身をもって知って、教育熱心になる構図が見え隠れしないでもないが。。。

以前読んだ、「あなたもいままでの10倍速く本が読める」と比べると、子供向けという事もあってかなり分かりやすく書いてある。純粋にフォトリーディングの技術だけを学びたいのであればこちらでもいいのかもしれない。
社会人としての日常生活への応用。また、グループでディスカッションしたりする等の事例に関してはさすがに本書では取り上げられてはいないが、新聞や小説への適用例やマインドマップに関しても軽くではあるけど触れられている。

私が本を読むのは通勤電車の中なので、どうしても雑音が入る。朝はそれなりに静かな時もあるのだけど、帰りはひどい場合には大騒ぎしている連中まで居るんだよね。この中でいかに集中する事ができるのかも合わせて訓練していかないといけないなぁ
既視感は本当に味わえるのか??

ソフトウェア開発未来会議

以前ご紹介した(id:krote:20090212)ソフトウェア開発未来会議へ話を聞きに行ってきた。会議の形式としてはパネルディスカッション。登場したのは

・東証コンピューターシステムの松倉氏
・イーストの下川氏
・アプレッソの小野氏
・アークウェイの森屋氏
・ジャーナリストの新野氏
・デジタルアドバンテージの小川氏
http://www.developerscafe.jp/future/offline/index.html

の面々。最近よく見かける方々がいる。
アークウェイの森屋氏は最近よくこういう場で見かけるようになった。最近見かけるようになったのはただ単に私がそういう場に行くようになっただけなのかもしれないけど。イーストの下川氏はWindowsAzureを使用したサイト(TORIPOTO(トリポト)を作成したという事でTechDaysで紹介されていたので知っていた。アプレッソの小野氏はブログ(http://blog.livedoor.jp/lalha/)も有名だしね。
というわけでどんな話が飛び出るか楽しみで行った

話題の中心は

今回、パネルディスカッションで話される内容として事前に予定されていたのは

  1. 世界不況に対して
  2. クラウドコンピューティング
  3. これからのソフトウェア開発は

という3つのテーマが挙げられていたわけだが、2時間半(30分延長)の時間の大半はクラウドコンピューティングに対して向けられた。
時流というかなんというか、しょうがないといえばしょうがないのかもしれないが3番目のテーマに関してこの面々が経営者の視点からどう考えているのか。今後、どういう風にしていこうと考えているのかを楽しみにしていただけに少々期待はずれだった。
まぁ、軽食ありの休憩を含んだ時間という設定で、この3つすべてに対して2時間では全然足りないということだろう。クラウドコンピューティングに対しての議論がそれだけ白熱したという事もあるのかもしれない。ただ、それぞれの見解や立場の相違から議論そのものは随分と変な方向性を向いてしまっていたのではないだろうか。
確かにクラウドに対しての不安や危惧は尽きないものだけど、それを論じるために集まった訳ではないのではないだろうか。可能性を語る上で危険性に目を向けなければいけないのはその通りなのだけど、限られた時間の中で本来の目的である”幅広い視野に立った将来設計へのヒント”を達成する方向で論じてほしかった。

個人から見たクラウド。組織から見たクラウド

今日一番の収穫だったのは個人から見たクラウドに対する視点だったように思う。
これは、いわゆるiPhoneのAppStoreのように、個人が提供するソフトウェアの一つの形態として成り立たせることを容易にするのかもしれない。
これまで、アイデアはありながらも公開サーバー等を自前で所有・維持する事が出来ないゆえに埋もれていったソフトウェアの提供。これが、たとえばWindowsAzureのような環境を利用する事によって随分と敷居を下げることができるのではないだろうか?企業に勤めていながら、起業というリスクを負わなくても実行できるのではないだろうか?
ちょっとぐらっときた。
なるほど、この視点でAzureを見てはいなかった。まだWindowsAzureの価格設定が出てきていないので実際のところはわからないが、正直”企業向け”という位置づけでしか見ていなかった。もしそういう見方が可能ならば色々とこの界隈は面白い事になるのかもしれない。レンタルサーバーとの違いって奴を見せてほしいものだ。

一方で、組織。つまり企業がクラウドに対してソフトウェアを提供する事に関しては意見は別れた。
クラウド上にこれまでオンプレミスの環境で構築していたサービスを乗せるとなると、対象とするシステムによってその容易さや考慮する内容というものは変わってくるはず。
コンシューマ向けのサービスに関して言ってしまうと、比較的容易であると思う。さらに、サービスの提供期間が短かったりする場合には初期コストを考慮するとクラウドを使用したほうがコストの削減になりそうだ。ほら、芸人のサイトなんていいんじゃないだろうか。2年くらい持てば人気が…。
ただ、企業内のサービス。特にミッションクリティカルな内容になると、“少なくとも今は”難しいように思う。クラウド上のサービスはインターネットありきなので、何らかの回線不具合があった瞬間にどうしようもなくなってしまうのだからだ。手元にデータも何もないので手の打ちようもなくなってしまう。
結局のところ、これらの技術動向に対して、法整備や環境が整っていないのだと思う。ミッションクリティカルな内容になれば必ず日本の企業は”誰が保障するの?どこに訴えればいいの?”ってなるし、個人情報を扱うとなると”プライバシーマークやISMS取ってくれてるの?”となる。もちろん、それらはいろいろな問題を考慮して作られたものであるので否定はしないけどね。しまいには”データは日本にないと駄目だよ”とか言い出しそうだ。
まだまだこれからこれから。どう考えていくのかを考えていかなければいけませんね。

これからの会議

ソフトウェア開発未来会議が、今後どういう話の方向性をたどっていくのか。2回目のオフライン会議があるのかはわからないが、クラウドに限らず話を進めていってほしいと思っている。”ソフトウェア開発者”は別にWebやっている人ばかりではなく、組み込みの開発者もいればローカルのアプリケーションの開発者もいるわけだし。
これだけ目まぐるしく技術内容が変化し続けている業界において、この会議に参加されている経営者の方々がどう考えているのかは気になるところだ。
自分を含め、考えていかなければいけないだろう。

あぁ、また長々と書いてしまった。。。

新版 バフェットの投資原則

ジャネット・ロウ著。平野誠一訳の「バフェットの投資原則」を読んだ

[新版]バフェットの投資原則―世界No.1投資家は何を考え、いかに行動してきたか
ジャネット・ロウ
ダイヤモンド社
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目的

今年、改めなくてはいけない事に投資がある。
まぁ、株式市場全体がへこんでいる中で凹んだ所でそれはそれでしょうがないじゃない?って見方ができなくもないけど、それにしても立ち回り方が悪かった。
いわゆる、投資に対して情報は仕入れているかもしれないけど、情報を活用したり分析。そして自分の中で基準や原則といったものがなかったことに大きな原因があると思っている。まぁ、流されるままに動いてしまったりしていたんですね。
そういう事もあって、タイトルに惹かれてしまい購入。何かしら今年、市場と向き合っていく中でのヒントになればと思ったのだ。

タイトルからするとなにやらバフェット氏の投資原則というか投資方法だったり、”株式市場で勝ち抜くためには!”みたいな事が書いてあるのかな~って思ったけど全然違った
本書は、”投資原則”というよりも”バフェット語録”とでも言ったほうがいいのではないだろうか?バフェット氏の言葉と、その場面に関しての注が付いている形になる。純粋に株式市場で勝ち抜くためのテクニックを学びたい人に対してはあまりお勧めができない。
私自身、この本を読んで確かにバフェット氏の投資原則というものは何となくわかった気がする。ただ、それを自分でできるかと問われると今の自分には難しいとも感じた。
ただ、その中でもバフェット氏の姿勢に関して学ぶべき点はいくつもあり、その中のいくつかをあげてみる

ひたすらに調べ、考える

目をつけた企業の年次報告書を読み、次にその企業のライバル会社の年次報告書を読みます。(中略)いろいろな会社をひととおり調べてから、詳しい知識を得るために何冊か本を読みました。そして年次報告書を読み、保険の専門家に話を聞き、可能な場合には経営陣にも会って話を聞きました…(P53-54)

投資をするというのはここまでするものなのか。バフェットの投資原則としては「損をしない」事が第一にある。それをかたくなに実践するにはこうなるのかもしれない。
自分が投資をする際にここまでできるのか?と言われると、なかなか難しいものがあると思う。専業でやるというのは。人のお金を預かってやるというのはそういう事なのだろう。この姿勢は何も投資に限らず、日々の仕事でもいえる部分はある。お客さんからお金をもらって働いている。そういう意味で全く同じなのだから。
さて、自分にそこまでできないのであればどうするのか。株式投資から足を洗うのか、それとも投信を利用して専門家に任せるのか。専門家に任せる手も一つだけど、「じゃぁ誰に任せるの?」という事になるとまた難しい話になる。
それならば・・・自分が思ういくつかの分野に関しての知識を身につけて考えていくのがいいのかもしれない。少なくとも、年次報告書を見比べたりそういう事はすぐにでもできる話だ。取り入れていくことにしよう。

私はいつも、その会社全体を所有しているつもりで考えています。その場合に私がとると思われる方針を、経営陣がそっくりそのままとってくれるのであれば、私好みの経営陣だと言えます。(P106)

年次報告等から、その企業が何を考えているのかを読み取り、それに賛同するのであれば投資する…と、いうわけではない。自分自身がまず、自分が経営しているのであればどうするのかを考えて、照らし合わせる。
これを実践するとしたらやはり、その業界に関しての深い知識がいるだろう。もちろん、マネジメントという意味においては共通する部分も多いだろうが。
経営者の視点。業界の今後を見据えた行動。
それらの考えを少なくとも今、私は持っていない。ならばどう鍛えていこうか。

NextStep

まず、財務・会計に関しての前提知識が足りない。これは今年の一つの目標として掲げてある簿記の勉強を通じながら身につけていく。
そして年次報告を。自分が保有している・保有したい銘柄だけでなく、ライバルと思われる銘柄のものもチェックをして考える事を実践する。そしてその業界に関しての知識を合わせて吸収していくようなStepを踏んでいこう。
うむむ、やる事はいっぱいだな