表題の本を読んだ
日経BP社
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本書は、Googleにおけるテストの考え方やテストの実践を通して、Googleにおけるソフトウェア開発や思想を紹介しているのであって、テストの仕方を学ぶものではない。
もちろん、Googleという巨大企業がどういうテスト体制というか、ソフトウェア開発体制をしいているのかということは知ることが出来る。
そこから展開できることも多くあるのだが、考え方は参考になってもやり方はまねできるものは少ない印象を受けた。
私は開発の現場を多く知っている訳ではないので、知っている世界と言うものはたいへん狭い。
なので、どういう開発体制が一般的なのか?ということに関して語る言葉を持たない。
しかし、開発の現場によってどういうメンバーがいるのかと言うのは大きく変わっていくんだと思う。
テスターと呼ばれる専門メンバーを用意できる体制もあれば、仕様検討と設計、コーディングが完全に別れている体制もある。
何がベストかは結局の所何を開発するのかにもよるだろうし、ベストと思われる方法があったとしても、会社の経済的な理由やリソースが足りないこともよくある話だ。
結局の所、その場その場で考えて動くしか無いという結論になってしまうのかもしれない。
ただ、だからこそ、こういった様々な事例をインプットしておくのは必要なことだと思う。
実践できるかどうかは別として、中々面白く読むことが出来た。
思わずGoogleに入りたくなるくらいだ(門前払いが確定しているが)
テスターという位置づけを確保することは、ちと難しいかもしれないが、
それでも持ち回りでそういうことを意識する役割を設けてみるのも面白いかもしれない。
なんて思った。