リーダーなき行く末
最近、時々ブログでも書くのですが、チュニジアから始まったアラブ界隈で起きていることに対する情報に注意していています。
現地の情報をいち早くTwitterで伝えているGrooveJpanのモーリーさんを知り、GrooveJapanのコンテンツを読むようになりました。
GrooveJapan
http://groovejapan.jp/
モーリーさんが書いているエッセイは「VIDEO」のチャプターにそれぞれ書かれています。チャプター2がジャスミン革命。3からは主にエジプトの話になります。
そんなこんなで気にとめていたところ、今日はたまたま早目に帰宅(と言っても22時は回りましたが…)してTwitterみたらUstで生放送しているとのこと。早速見ました。
エッセイで読むのとはまたちょっと違ったモーリーさんを見ることができてちょっと嬉しかった。
放送の中でこんな話が出てきました(ちょっとうろ覚えですが)
今回の革命にはボノやマドンナは出てきていない。有名人がWe are the worldを歌わなくても、世界は変えられるんだ。自分たちで物事を起こせる世の中になったんだ
常にこういう行動に対してリーダーがいたかどうかは、私は正直なところ知らない。
ただ、今回のチュニジアにしろエジプトにしろ、集団を率いる何かしらのリーダーがいるようには確かに見えず、本当に市民たちのつながりで成り立っているように見える。
何かを解決する。たとえば、つかまっている人を解放するにしても、大きな力が動かしているわけではなく、小さな力の終結によってそれがなしえているように見える。
それはやっぱり、すごいことなんじゃないかと思う。
であるがゆえに、やっぱりこの成り行きがどこへ帰結するのかは気になるところだ。
リーダーがいれば、そのリーダーによる統制が利くものだが、、、どうなるのでしょうか。
それを決めるのもやはり自分たち。
決めてもらう社会ではなく、自らが考えて動くことが必要な社会と言うことですね
エジプトに見るソーシャルネットワークの使われ方
チュニジアで起きた通称「ジャスミン革命」に端を発してエジプト、イエメン等々アラブ諸国で次々と反政府デモが起きています。
この反政府デモや情報の共有にはインターネット。特にFacebookやTwitterをはじめとしたソーシャルメディアが多くつかわれていることから「ソーシャルメディア革命」なんて言われ方までしています。
ソーシャルメディア革命。ソーシャルネットワーク革命。
なんだかカッコいいように見えますが、ソーシャルネットワークはあくまで情報基盤。インフラです。
ソーシャルネットワークをインフラとして見た場合、ソーシャルメディアは発信元がマスメディアではないので、より市民目線での情報操作や利益を考えた思惑が少ない情報になります。そういう意味においてはマスメディアよりは情報操作がなくいいように感じられます。しかし、個人が発信しているが故の勘違いや誤解。全体感を無視した情報も交じってくることも起こります。
今回のように”不満”に端を発した用いられ方をすると、特にそれが相乗効果となって円満するのではないだろうか。そんな気までします。
エジプトで起こっていること。
政府がネットワークを遮断しようとしたり規制しようとしたりしていることもあり、逆効果でものすごい量の情報が発信されています。Twitterで「#egypt」を見てみるとその量の多さに圧倒されます。
ここまで情報量が多くなると、そのスクリーニングが非常に大変な作業になり、目の向かう先は目立つ発言になりがちです。たとえば
5 Year Old Child Heads Demo in Alexandria Egypt
http://bit.ly/hoBYyq
5歳の男の子がデモの先頭に立って率いているという動画。
ただ、男の子はプラカードを時折見ながら叫んでいる。5歳と言えば日本では小学校に入る前。
絵としてはすごい印象に残る絵だけど、どうなんだろう。担がれているだけじゃないだろうか
Picture Of The Day: Cairo Protester Holds Sign That Says “Thank You Facebook”
http://bit.ly/foG68r
デモ参加の男性がFacebookと書かれたプラカードを持っている写真。題名は「Thank you Facebook」。
ソーシャルネットワークが活躍している。それは間違いない。
だが、
米NBCのレポーター「エジプト人がFacebookに感謝している写真」をツイート
http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/2011/02/nbcfacebook-962.html
ここにある通り、実際に書いてある内容としては別に「ありがとう!Facebook!」と言っているわけではないようだ。
これらのことが、何らかの意図があってこうなっているのか。また、特に意図がなくこうなっているのか。それはわからない。
多くのブログやツイートが出回っている中で、いかに自分の発言や発信に興味を持ってもらうか。大仰な題目でブログやTweetを書くようなことになっていないのか。
ソーシャルネットワークは先に書いたとおりインフラ。
そのインフラを使うのは結局我々人間なわけで、どれだけインフラが整備されて使い勝手が良くなっても使う側が変わらなければその先は見えてこない。
若輩ながら、一人の技術者として思うのは、技術は正しい方向に使われてこそよい発展をするものだと思っている。
本来、向かいたくない方向であったとしても、人間がそちらを向いていると実は技術も向かうことがある。もしくは本来の発展が滞ると言う形かもしれない。
この分野の技術や考え方と言うのは今、とても早く発展している。
これらが2年先、5年先、10年先。どういう方向に向かうのかがとても楽しみであり、その頃の人間はどういう考え方を持っているのだろうかというのは少し不安だ。
さてはて。どうなるでしょうね。
Chrome版TweetDeckを使ってみた
ブログのサイドバーに表示させているのでわかると思いますが、アカウント「krote」でTwitterをやっています。
TwitterはAPIが公開されているのと比較的シンプルな作りだることからクライアントを作りやすく、色々なものが登場しています。
私はこれまでは、Twitterの利用は主にiPhone上の「Echofon」でした。
PC上からアクセスするときもあるのですが、特定のアプリケーションを使わずに公式HPから利用してました。
Twitterクライアントとして「TweetDeck」の名前はよく聞いていましたが、家のPCならいざ知らず会社のPCにわざわざクライアントをインストールすると言うのもためらってしまうものですし、何よりもかなりの画面領域を必要としそうなのもマイナス印象でした。
とはいえ、やっぱり使ってみないとわからないよね?ってみてみようと思ったら、GoogleChromeのアプリケーションとしても出ているようだ。
http://www.tweetdeck.com/chrome/
メインのブラウザはChromeに切り替えているので、これが使えるのであれば言うことなしだ。早速入れてみた。
TweetDeckに関しての使い方に関してはすでにかなりのブログやHPで紹介されている。しかし、Chrome版に関してはあまり紹介されてないようだ。
なぜだろう?
答えはとても単純。Chrome版はまだまだ発展途上であり、デスクトップ版を知っている者にとっては恐らく、Chrome版には何の魅力も感じないからだ。
現状で出来ることをまず書いてみる
Cheome版でサポートされている機能・使い勝手
列の追加
公式HPでは、特定のタイムラインを表示させることができる。ただ、「タイムラインを見ながら検索結果を見る」というような並列表示が出来ない。
また、複数の検索結果の表示も出来ない。
TweetDeckでは、特定のタイムラインを列追加という形で実現している。これがやはり一番大きい利点だ
サポートされているアカウント
デスクトップ版を使ったことがないからわからないが、この部分はたぶん同じだろう
- facebook(ニュースフィード)
- Google Buzz
- foursquare
その他
地味にURLの自動短縮機能は使いやすい。今までは非常に面倒だったから。
また、検索結果を複数表示できるのは、調べごとをする際には重宝する機能に感じた。
不便な点
一方で、これまではTweetの読み込みタイミングが手作業だったものが自動化され、しかもリアルタイムに近い読み込み状況だ。
眺めている分にはいいんだけど、気になったTweetからURLへジャンプして戻ってきてみるとすでにタイムラインの海の中に沈んで…なんてことがたびたびあった。また、それであるがゆえに、タイムラインの流れが速い状態時のCPUの消費がものすごく激しい。私は検索結果でCPU消費がひどいことになったが、フォロー数が多くても同じことが起きるだろうから注意が必要だ
読み込みは自動でも構わないけど、表示位置は固定してほしい。
また、TweetDeckの重宝される機能としてよく取り上げられるFilter機能がChrome版にはまだない。現状で困っているわけではないけど、実装が待たれるところだ
今後の実装予定
サポートページには、ユーザーからのリクエストと、それに対する計画状況が見て取れる
Support Documents & Forums/Chrome/Chrome – Feature Requests
http://support.tweetdeck.com/forums/296692-chrome-feature-requests
ステータスが”Planned”で絞ってみてみると色々出てきます。気になったところでは
- Saved Timeline Position
- Configurable column filters
- この二つは上に書いた私の不満点と同じですね
- Cursor key navigation
- スクロール位置や、列間の移動をショートカットキーで行うというものですね。
- Search Columns don’t hold position
- これは、私は利点として挙げたものの変更依頼。検索結果を見続けたい場合もあれば、そうでない場合もある。ということか。恐らく、切り替えられるか列に対して検索Boxが出てくるのかな?
- Sync between various Chrome browsers
- Chromeの同期機能によって、TweetDeck設定も複数のPC間で同期してほしいというもの。と言うか、実装してないのか。。。
等々。みていくと結構面白いのですが、それだけChrome版はまだまだということでしょう。
しかし、それでもChromeに取り込むことができると言うのは私にとってはとても便利なので使って言ってみようと思います。
現在Planned状態の機能がリリースされれば、また使い勝手も大きく変わっていくでしょうし、Chromeの利点をうまく利用した機能も出てくると面白いですね。
仕様を調べてないのでなんとも言えないのですが、ChromeアプリケーションってUserScriptsってどうなるのかな?
色々と楽しみですね!
親孝行してみたい
私の親・・・と言っても、すでにオヤジは他界しているのでオフクロなのですが、パソコンを使っていません。
携帯自体は持っているので、メールでのやり取りは出来るのですが、ネットとはほぼ無縁の生活をしています。
以前、パソコンを少し触ってみたいと思っていたようですが、私も弟も実家を離れているために教えてもらう相手がおらずそのまま。
元々パソコンを使ったことがほとんどない人なので、たぶんこのまま使わないまま過ごすことも考えられます。
ただ、オヤジが他界するまではそれでもよかったのですが、今実家にはオフクロ一人。
私や弟がボーイスカウトに参加していたこともあった関係からそちらの活動に参加しているとはいえ、
もういい歳。新しい選択肢や可能性を見つけるには早い方がいい。
孫の画像や動画を見てもらいたいし、オフクロが今何をしているのかも正直言うと確認したい。
そういう意味ではメールとかではなく気軽にブログでも書いてほしいとすら思っている。
凝り性なところや、色々なことに興味を持つオフクロなので、ネットと組み合わさった時にどんな行動を取るのかも少し気になる。
と言うわけで、何かしらパソコンとネット環境を提供したいと思っている。
候補としては
- ネットブック+ケーブル回線
- iPad + 3G回線
が考えられる。
これまでWindowsを触ってきているわけでもなんでもないので、直観的でわかりやすい(であろう)iPadは魅力的ではある。
ただ、iPadの問題点は私自身が持っていないために聞かれても答えることができないということだ。
そういう意味ではネットブックはWindowsがのることになるだろうから非常に簡単。
とはいえ、簡単なのは私であって、実際にはオフクロは苦労するんだろうなぁ・・・・というのも実際のところだろう。
結局は両方とも苦労することが予想される。
そんな時にこんな記事を見つけた
iPad+3Gをプレゼント:70代両親5日目の報告
http://blogs.itmedia.co.jp/shiro/2010/08/ipad3g70-a20b.html
ふむ・・・。一か八か。iPadの線が強いのかなぁ。
とはいえ、今のところ自分自身が持つ予定や必要性もそれほど感じないから教えることはできないんだよね。。。
ま、とりあえずオフクロ自身がどう思っているか聞いてみよう。
電子書籍をめぐるAppleとSonyの攻防
Apple―「アプリ外で販売したければ必ずアプリ内課金APIも利用せよ」
http://jp.techcrunch.com/archives/20110201apple-nothing-has-changed-except-for-this-one-thing/
既に報道があったように、AppleがSonyのe-bookアプリケーションに対してAppStoreでの販売を否認しました。
理由としては、Sonyのアプリケーションがアプリケーション内で電子書籍を売買できる仕組みを備えており、これがAppleのガイドラインに抵触するという物。
iOS上での売買は、常にiTunesを通す形で行わなければならず、この場合売上の30%はAppleに行くことになります。
つまり、販売者側は売上の70%で利益が出せる形にしなければいけないということになります。
ちなみにKindleはどうしているかというと、iOS上のKindleアプリケーションでは売買は行わず、Webへと誘導されます。誘導されたWeb上で電子書籍を購入し、Kindleアプリケーションで閲覧するという物。
これまではこの手法に関しては、特別に何かしらの判定はされていなかったようですが、このケースに置いても何らかの判定を入れる可能性が浮上しているようだ。
電子書籍に関しては、どうあがいても物量においてはAppleはAmazonには現状では勝てない。とはいえ、iOS上でKindleアプリケーションを野放しにしておくと自前のiBooksがさっぱりな状態になってしまう。
以前、Kindleを検討したときにKindleであれば最悪iPadでも購入した書籍を参照できるかな~と思っていたけど、そうはいかないようだ。
とはいえ、単純に本と言う観点からいえば物量ではやはりAmazon。
あり得そうな展開としては、通常の本とはそもそも異なる、iPadならではのコンテンツが大流行して単純な本の価値がだだ下がる・・・みたいなところかな?
さてはて、どうなるでしょうか
LivedoorからGoogleへの移行
これまで私は、メールに関してはLivedoor。RSSリーダーに関してもLivedoorのRSSリーダーを利用していました。
これは、単純に以前書いていたブログがLivedoorを使っていたからというのもありますが、Livedoorが提供しているツール全般が、かなり私としては使い勝手の良いものだったからです。Livedoorのニュース記事もそこそこ面白かったし。
ただ、ここ1~2年Livedoorニュースを見ていて思うのは、内容の胡散臭さが目立つということ。メールやRSSを見にLivedoorへ行くわけですが、本当にそれだけのためにLivedoorへ行くのであって、Livedoorの記事を見ると言うことがめっきり少なくなってしまっていました。
そうなると、そもそもメールやRSSを見るのも億劫になってしまう。そんな悪い流れが出来つつありました。
というわけで、Googleのアカウントを利用してGMailとGoogleリーダーを使用することに。LivedoorのメールはGMailへと転送するだけの状態にしてみました。
また、GMailのフィルタを細かく設定して読んでいないと思われ、解除できない広告メールは全部削除するように。情報の整理を行った結果、かなりすっきりするようになりました。
また、RSSに関しても前に設定したときには興味があったとしても今は興味がなく、惰性で購読しているようなものは全部カット。
正直言って削除しすぎな感は否めませんが、実際に問題は起きないだろうからそれほど害はないかと。
また、Googleリーダーは数年前に試した時には使い勝手がイマイチ?と思ったのですが、改善されたのか気付かなかっただけなのか。思った以上に使い勝手がいいように感じています。かなり満足。
こういうサービスは追っていかないと、本当に使い勝手が変わってくるので何が一番か?と言うのは難しいですね。
引越するたびに荷物を整理するように、定期的にこれら情報収集ツールに関しては見直しをかけていくのがベストなのかもしれませんね。
IE9RCは2/10?
以前から1/28の夜にIE9RCが出るんじゃないか?って話があったけど、今日あったのは発表だけで実際にIE9RCが出るのは2月の10日のようだ
Internet Explorer 9 RC set to launch on February 10
http://bit.ly/hGGYWq
ちょっと肩すかしをくらった感じがしないではないが・・・。
まぁ、こういうのは往々にしてずれていくものか。
直前に話の合った「ActiveX filter」と言うのが通常サイトにおいては影響ないとしても、Webアプリケーション側の対応としてはもしかしたら面倒なことになるんじゃないかな~と言うのが気がかり。
まぁ、ActiveXはMSとしても出しちゃったから面倒を見ているけど徐々に対応しない方向で動いて行くんだろうな
Kindle検討中
最近、Kindleが気になっている。
Twitterで@HAL_Jさんや@ns596さんがしきりに話題にしているのがきっかけだ。
実際問題、電子書籍ってどうなんだろーと、これまであまり興味を持って調べていなかったので色々と調べてみた。電子書籍はもちろん、Kindleやソニーリーダー。そして電子書籍リーダーとしてのiPadに関してだ。
電子書籍から見てみると
まず、現状で言うのであれば日本語のコンテンツ目的に手を出すべきではないんじゃないかと思う。もちろん、日本語コンテンツが全然ないとか、魅力ある本が電子書籍になっていないとかいうわけじゃない。ただ、提供されている形と言うのはとてもばらばらだ。
私が電子書籍として持っているのは、iPhoneアプリとして5~6冊。それに先日の無料キャンペーンで入手したディスカバー21フォーマットのものになる。
電子書籍のメリットは、そのデータであるが故の持ち運びのしやすさや省スペース性。また、若干ではあるけど紙媒体よりも廉価であることだろう。値段に影響があるということは、やはりその安くなった分だけコストが抑えられているということでしばらくは物議をかもしだしそうだけど。主に小売側からみた場合だけど。
また、電子であるので私のようにパソコンを多用する生活をしている人間にとっては、内容の引用がしやすいのではないかと言う期待がある。。。これは実際に出来るのかは知らないけど。ただ、「あの内容どこに書いてあったっけ?」って時に検索が出来ると言うのはとてもありがたい。
出来ることなら書籍をまたいで検索をしてほしいものだが、さすがにそこまでは機能を持っていないんじゃないかとも思う。でも、あったらすごい欲しい機能だ。
電子書籍の現状ではEPUBという形式が国際標準になりつつあるらしい。ただ、一番の物量を持っているAmazonはAmazon独自のフォーマットを採用しているので、果たして何を持っての国際標準としているのかが難しい。また、同じ形式であったとしてもDRMと言う問題もあるのでこれまた一概にも行かないのが現状らしい。
電子書籍端末は?
純粋に書籍リーダーであるソニーやKindleと、書籍リーダー”としても”使えるiPadに分かれる。
単純に書籍リーダーとして見た場合にはiPadは大きすぎるし重い。Kindleやソニーリーダーのほうが視認性も高いことからそちらに軍配があがるだろう。もちろん、iPadは書籍リーダー以外の使い道がむしろメインになるのではないかと思っている。そういう意味では目的がちょっと違うのではないかとも思う。特に私が想定している使い方は、通勤の電車で使うことなので、重さは結構重要だ。
Kindleを推す人が言う、iPadにはなくKindleの利点で時々「iPadだとついついTwitterとか別のことをしてしまう」と言う話を耳にするが、これは正直言って関係ないと思っている。別なことをしてしまう人は、結局iPhoneなり携帯なりを取りだしてやってしまうだろうし。まさに私なんか。
ただ、Kindleは洋書を読むことに対して覚悟ができるかもしれない。「こいつと付き合っていくんだ」と言う感じで。
そういう意味ではiPadは別な使い方が出来てしまうがゆえに、逃げ道を作ってしまいやすいと言えばそうなんだろう。目的から考えるのであれば私の場合はKindleだ。
とはいえ、Kindle3がいくら安くなって円高な現状であるとはいえ、約2万円することになる。
普段購入する本が1500円くらいなので、13冊くらいだろうか。さらにそこから本の購入代金やらが必要となる。
これを、安いと取るか高いと取るか・・・だ。
正直言って、実際に触ってみたい。また、使っている人の生の声を聞いてみたいと言うところだ。
Kindleをレビューしているサイトはいくつかあるんだけど、友人で使っている人は私の知っている限りではいない。あまり、「誰か買わないかな~」って言ってると「お前が買えよ」って言われてしまうので藪蛇になってしまう。
悩ましいぜ
そうこうしているうちにびっくりする機能を携えたKindle4みたいなのが出ないかな(笑)
ソーシャルメディア革命
出版社であるディスカバー21がキャンペーンで無料配布していたのを発見。なんとか期限ギリギリに手に入れることができて読むことができた
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 6738
最近、はソーシャルメディアやソーシャルネットワーク関連の記事やブログ、書籍が大変目に付きますね。急に盛り上がってきたので、なんだか恣意的なものがあるんじゃないか!?と思わずにはいられませんが、気のせいでしょう。
本書は「意力」ブログの著者である立入氏が、米国で感じているソーシャルメディアの現状と、その視点で見た日本の現状をつづったもの。私自身こうやってブログを書いている手前、色々と考えさせられる内容だった。
メディアとして
ソーシャルメディアの主役はソーシャルを構成する我々一般の社会人であって、新聞やテレビに代表されるようなマスメディアとは対極に位置する。これが一つのソーシャルメディアの定義になる。
私たちがメディアとして発信するとすれば方法としては
- Blog
- SNS
- ML
とかとか。いわゆるインターネットを利用することが多いことになる。
インターネットは誰もがアクセスでき、誰でもこれらのメディアツールを使うことができる。つまり、すでに誰もが感じているように情報があふれている状態が現在だ。
情報の中には正しいものもあれば、誤っているものもある。悪意のある誤りもあれば、思い違いからくるものもある。思わず考えさせられてしまうような示唆に富んだものもある。
それらの情報にたどりつくにはどうするのか。何を持って自分の情報をコントロールするのか。これが重要になる。
翻って情報を発信する立場となると、何を持ってそれを言うのかが問題になる。自分自身がそれを発信したからと言って、情報の受け手が参考になるだろうか?参考になるためには自分はどういう自分であるべきなのか?
個人が発信する場合、やはり本業とよほどリンクしていなければなかなか難しいのが現状だと思う。また、考えなければいけないのは、何のために。何の目的でそれらの活動を行っているのかを確認することだと思っている。
ブログを書いたりする時に、昔から言われていることではあるんだけど「何かに特化する」「毎日続ける」がある。私はこれがなかなかできない。話があちこちと分散してしまう。あれも書きたいこれも書きたい。単純に、思っていることを書いているだけ。
それ自体は自分自身でもそんなに悪いわけじゃないとは思うんだけど、それは結局のところ自分のためにしかならないんだよね。それでよいと言えばそれでもよいし、同じ時間を使うのであれば、もっと広い範囲に自分の可能性を求めるきっかけにもなるんじゃないのかな?そういうことにチャレンジしてみるのもワクワクすることなんだろう。
言語の壁
これは、最近よく思うことで年末から私自身も勉強を始めたことだ。
ソーシャルメディア…というか、IT系の技術はやっぱり米国発のものが多かったりする。マニュアルに関してはなんとか訳すことはできなくはないんだけど、ビデオを訳すことはさすがにできない。
もちろん、情報を発信することもできない。実際にはできないと思い込んでいる…というのが正しいのかもしれないな、これは。
日本にいると、どちらかと言うと「現状維持」を無意識のうちに意識してしまっているような感覚がある。「現状維持」で問題が本当に問題ないのであればそれももしかしたら一つの道なのかもしれないが、昨今の情勢を見ている限りではそんなに楽観出来る状態ではないように感じる。
ただ、英語がどんなにできたとしても、結局のところ情報の発信や受信をしなければ意味がない。英語や言語はあくまでツール。何をしたいのか。何をどこに発信したいのか?ということによっては英語じゃなく中国語やハングルなんてのもありだと思う。
何が革命か
そもそものタイトルであるこの”ソーシャルメディア革命”は何が革命なのか。本書ではそれを我々の情報に対する意識の変化だとしている。
確かに最近、私の情報源となるのは@ITに代表されるような企業が営んでいるページよりもむしろブログやTwitter経由をきっかけとする情報のほうが増えてきている。逆に、これまでの情報源だったそれらサイトに対する意識と言うものはどんどん減りつつある。
もちろん、業務が深く結びついたようなコアな情報は個人のブログでネタにされることは少ないためにまだ企業側に力点がある。だが、それもこの先も続くとは限らないだろう。
それら情報の洪水が起きている中で、私たちはどうしていくのか。また、ブログを書く側としては何を発信していくのか。読み終わった後も、今も考えている。
ちなみに、著者のブログ「意力」では本書に関しての補足もブログで行われているようなので、ぜひ合わせて読んでみてはいかがでしょうか



