読書感想文」カテゴリーアーカイブ

HBR10月号

HBR10月号。まだ読んでいる途中ですが、今月号は久しぶりにしっくりと来る内容。
しっくりとくるというよりは、自分に当てはめることができそうな領域といったほうがいいだろうか。

特集はマネジャー。

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2025年10月号 特集「マネジャーという仕事」

マネジャーという仕事という題目の通り、いろいろな観点でそれぞれ”ふむぅー”思ってしまう内容ではあるんだけれど、なんというか、マネジャーは色々なことを求められすぎなんじゃないかと思ってしまう。

これは並行して読んでいるいくつかの本の影響もあるのだろうけれど、それにしてもあれもやれこれもやれ。
成果のために、部下のために、ビジネスのために、自己実現のために。。。

いやー、大変ね。

マネジャーと言っても、本書で紹介されるようなビッグな立ち位置にいるマネジャーもあれば下層の方のマネジャーもいるわけだし、何を対象としたマネジャーなのかも定義は色々とあることを考えると一括りにして考えてはいけないことはわかる。

それにしてもだ。

まぁ、そううだうだと喋っている暇があるならやれよ!ってのもわかるし、やってないから下層の方なんだろうというのもわかる。

それでも参考になる点はいくつかあるようには感じているので、できるところから進めていくしかあるまい。

「最高のビジネス人脈」が作れる食事の戦略

古河久人著「”最高のビジネス人脈”が作れる食事の戦略」を読んだ

「最高のビジネス人脈」が作れる食事の戦略

”食事の戦略”とあるんだけど、著者なりの異業種交流会に対する攻略法というか、なんというか。
そんな感じがした。

異業種交流会。。。

20年近く前に結構流行ったように感じて、当時は私も足繁くあちこちと通った記憶があります。
当時、千葉智之さんの「出逢いの大学」という本が出て、そこで異業種交流会なんてものがあるのかーといくつかの朝会や異業種交流会に出向いてました。

人脈というほどでは無いにしろ、知り合いもできたりしたものの、最終的には”特定の主催者の信者”みたいな人が多いように感じられてしまって、冷めてしまったのですよね。

ちょっとその当時を思い出しました。

本書で語られている内容も、もちろん一つの例としては面白いと思うのですが、自分がそういう生活というか、動きを取れるか?取りたいか?というとそういうわけでもなく、そもそもなんのために人脈を作るんだろう?何かあったときのため?とかモヤモヤしてしまいます。

少なくとも、著者を「一般の一会社員」と自分で言ってしまっているのは、随分と一会社員像が違うかな?とギャップを感じさせてしまう点ではないかと。

言葉って難しいですね

ANAのカイゼン

川原洋一著「ANAのカイゼン」を読んだ

ANAのカイゼン

実際にANAにて行われた改善活動に関しての取り組みに関して書かれている。

非製造業でのカイゼン活動、、と言っても、非製造業だろうがなんだろうがカイゼン活動自体は業務がある程度決まっていればできるのだと思う。

IT領域においても、プロダクトやサービス開発みたいな分野では、カイゼン的なアプローチは比較的取りやすいように感じている。
本書であるような、5Sみたいなものは当てはまる職場は少ないかもしれないけれど。。。

ただ、カイゼンは基本的に先に書いたように、業務自体がある程度定型化されている中では非常に有効なんだけど、非定型業務みたいなものに関しては結構当てはめづらいな、と改めて本書を読みながら思った。
結局、カイゼンはベースに対してより良くする活動ですものね。

何を持って定型業務とするか、非定型業務とするかは考え方次第なところはあるかもしれないけれど、AIというか、LLMが出てきたことによってこの非定型業務に対してのカイゼンというものもだいぶ進みそうな機運は高まっているとは感じている。

そうなると、大事なのは自分がなんの業務を日々行っているのかの言語化が、私としては足りないんだろう。
ルーチンではないにしても、それらが明確になっていない段階でカイゼンが無理とかいうのはちょっとお門違いではある。

この、業務の言語化に関しては随分と前に考えてはいたもののうまく実行できていないことではあるのでしっかりやらないとな、と改めて考えるきっかけとなりました。

病院の待ち時間はなんとかならんものか。。。

今日は、先日引っかかった健康診断の再検査に行ってきたのですが、大体4時間くらいかかったうちの半分は待ち時間という。。。

血液検査の結果が出るのに時間がかかるのはしょうがないのですが、最初の問診が始まるまでに1時間かかったのは辛い。
ぐっすりと待合室で寝てしまいました。

今回の健康診断では指摘点が多く、あれこれと調べる必要があるようで今日だけでなく、来週も2回ほど病院に行くことになるのですが、もう少し時間効率を上げていきたいところ。

とはいえ

待ち時間はどうしても発生してしまうので、むしろその待ち時間をどう有効活用するか?という話のほうが建設的かもしれないな、と。

というわけで、今回はKindleを持ち込んで先日ポチポチした本を読んでいたのですが、先に書いた通り、爆睡してしまいました。
本を読み続けるのって難しい。

やはり、座って読むのは諦めて、立って読むしか無いのかなぁ。。。?
難しいところです。

交響曲の名曲・名演奏

「決定版 交響曲の名曲・名演奏」を読んだ

決定版 交響曲の名曲・名演奏

交響曲。
定義はどうなるのでしょう。
Claudeに聞いてみると、オーケストラのための大規模な器楽作品と回答が来た。

本書は、ハイドンから始まる交響曲の歴史と名曲。
そしてどの指揮者がどのオーケストラを指揮した際に良かったかという論評が書かれているのですが、、

序盤は、ふんふんと面白く聞くことができたのだけど中盤から後半にかけて、良かった演奏の話よりも悪かった演奏の話や、人間性を蔑むような話がアチラコチラに出ていて気持ちの良いものではなかった。

評論として、悪いことを言う事自体はいいのだと思うのですが、そういう話ばかり聞かされると流石にうんざりしてきます。

結果として、なんというか後味の悪い感じになってしまいました。。

うーん、という感じですね。。。

Amazon Kindle 199円キャンペーンでポチポチした

AmazonでKindle本199円キャンペーンがやっていた

https://amzn.to/4nc4RfF

199円ということで、ちょっと積読状態になってしまう可能性も高いんだけど、気軽にポチポチっといくつかしておいた。

「人の器」を測るとはどういうことか 成人発達理論における実践的測定手法

「人の器」を測るとはどういうことか 成人発達理論における実践的測定手法

いや、人の器ってどういうことよ?とタイトルでポチった。
しかも、器を大きくするとかそういうことではなく、測るという。

概要としては、”成人発達理論”というものらしいが、名前だけ聞くとさっぱりだ。
まぁ、読んでみることにしようかと。

初学の編集者がわかるまで書き直した 基礎から鍛える量子力学 基本の数理から現実の物理まで一歩一歩

初学の編集者がわかるまで書き直した 基礎から鍛える量子力学 基本の数理から現実の物理まで一歩一歩

何度聞いても、「それってどういうこと?」「それ何が嬉しいの?」となってしまう量子力学。
これを知っていようがいまいが、そんなにこれから先変わるかな?はあるんだけど、どうせこれからの人生で何度となく「量子コンピュータって何」って質問は耳にすることになるだろう。

本当に理解できるのかは甚だ疑問ではあるけれど、手にとって見ることにする

文系編集者がわかるまで書き直した世界一美しい数式「eiπ=-1」を証明する

文系編集者がわかるまで書き直した世界一美しい数式「eiπ=-1」を証明する

正直、なんでポチってしまったのかがわからない。
わからないけれど、なんか知っていると凄いかも?という、甚だ頭の悪い感じの理由でポチったんだと思う。

もはや、こんなこと書いている時点で理解できるとは思えない

「表現力」に差がつく! 12歳までに知っておきたい言い換え図鑑

「表現力」に差がつく! 12歳までに知っておきたい言い換え図鑑

12歳どころか、もうすぐその4倍くらい生きてしまうわけなのだが、まだ間に合うよね?
いや、もう手遅れなのかもしれないけれど、それでもまだまだ社会人生活は続くわけで、対人だけでなく、自分自身に対してもポジティブな考え方を持ちたい。

そんな事もあって、ポチってみた。
似たような本に語彙力に関して書かれていたけれど、結局はこれも語彙力なので、そう考えるとこの人は似たようなテーマを何冊も書いていて大丈夫なのだろうか?とふと思った。

これがまさに余計な一言なのかもしれない

チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計

チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計

うーん、学んだ先がどこもものすごい大企業がラインナップされているのを見ると、「それって自社に本当に当てはめることってできるんだっけ?」がきになる一冊。

ともすると、さんざん世の中で出回っているものを寄せ集めました!みたいな一冊になってしまっていやしないだろうかと心配になるけれど、まずは読んでみようかと。

まとめ

199円という値段設定から考えると、各書とも何かしら一節でも役に立ったり心に残る言葉を得ることができれば十分元が取れるように感じる。

ただ、ランニング中に聞き流せるAudibleと違って書籍となるとやっぱり”読む”必要があるので必然的に時間をしっかり取る必要があるのは事実。

少しずつでも日々読み進めることができればと思う。

199円キャンペーンは9/4まで続いているようなので、掘り出し物がないかはもう少し眺めてみようかと思っています

SoftwareDesign 9月号

今月号も楽しませてもらいました

Software Design (ソフトウェアデザイン) 2025年9月号

今月号の特集としてはLLMアプリ開発と文字コード。

なんというか、今や猫も杓子もLLM状態なので、1つ目の特集はわかるんだけど、なぜ今文字コード・・・。

以前はそれなりに文字コードは意識することはあったのですが、最近文字コードを意識しないといけないことなんて滅多になくなったなぁと。
当時携わっていたプロダクトがDBとしてはOracleを使っていたのですが、Windows環境で構築したときにShiftJISだったんですよね。

今やUnicodeが当たり前ではあるのですが、当時はまだまだShiftJISがいたるところで使われていたりしていたので、ファイルの取り込みや色々なところで問題が起きることがありました。

万能IT技術研究所

いつも、よくわからないテーマ(褒め言葉)を引っ張り出してくる万能IT技術研究所。今号でも、目的がよくわからないことをやり始めています。。。

読んでいる中で、本筋からはそれてしまうのですが、スマホのLiDARを用いた3Dスキャンの話が出ていて、そういえばiPhoneに搭載されたときに少し話題になったものの、使ったことがなかったなぁと。

紹介されていたPolycamを早速インストール。
部屋の中で3Dスキャンとかして遊んでみました。

うーん、何に使えるんだろう、考えてみるのも面白いですね

教養としての音楽

先日、池上彰著「50歳から何を学ぶか」を読んで教養に関しての認識を抱きながら次に読んだ中山七里著「連続殺人鬼カエル男」でピアノの話題。特に「悲愴」に関して話中で語られていた。

そして、今、許 光俊著「決定版 交響曲の名曲・名演奏」を読み始めている。

決定版 交響曲の名曲・名演奏 (講談社現代新書 2766)

いつものごとくランニングしながらAudibleで聞いているのですが、ところどころ気になる演奏がありつつも、本と違って読みながらその曲を聞くことができないのでなかなかもどかしさを感じる。

本書の中では、音楽サブスクでいくらでも聴けるぜ!ってあるんだけど、残念ながら音楽サブスク入ってないんですよね。。
Youtubeで探せないことはないけれど、いきなり広告入っちゃうし。

うーん、でも教養として考えるのであれば、短期でもサブスク入って聞いてみて、実際に何が「艶っぽい」とかなのか。。。感じられるようになるとかっこいいんだよなぁと、教養人らしからぬ思いを抱いてしまうものです。

まだ、読み始めて半分くらいですが、なんというか聞き終わったとしても、そもそもこれらの曲や作曲家。そして指揮者に対しての認識が不足しているので、このあたりに少しご意見持っていそうな妻にも話を聞いてみたうえで、一つくらいちゃんと曲を聞いてみないとなぁと思っています。

連続殺人鬼カエル男

Audibleでピックアップされていたカエル男を聞いた

連続殺人鬼カエル男 (宝島社文庫)

久しぶりに面白い小説を読んだ気がする

途中、中だるみ的な感じがして、うーんと思いながら聞いていたのですが、全体としては面白く聞くことができました。
最後の最後まで楽しむことができました

Audibleで新着に乗っていたので知ったのですが、小説としては2011年に発売されていたのですね!
しかも、シリーズ化されている!

あれ。。。これ続くのか。。。?

50歳から何を学ぶか

池上彰著「50歳から何を学ぶか 賢く生きる「教養の身につけ方」」をAudibleで聞いた

50歳から何を学ぶか 賢く生きる「教養の身につけ方」

「すぐに役立つ知識はすぐに役に立たなくなる」という言葉が印象的ではありました。

古くから続いている知識は、続いているだけの意味や価値があるもので、そういうものほど身につけるのに時間がかかる。
ただ、身につけたのであれば長い時間自分自身の武器となってくれるということなのでしょう。

言わんとすることはわかるのですが、何をするにしても時間がかかるんですよね。。。
そして難しいことに身につくとは限らないものもある。

真剣さの度合いもあるとは思うのですが、私は音楽関連は身につかなかったなぁ。。。
教室にも3年ほど通って見たものの、だめでした。

さて、そんな私が何かしら教養を身につけるとしたら、次に挑戦するとしたら何がいいだろうか。
どうせならば、日本文化的なものに関しての教養を身につけることができたら面白い。
それでいて自分自身の興味が続くもの。。。

なんだろう。。。
それを探すという行為も面白いものだとは思うので、殻に閉じこもらないで探し続けるような姿勢を保って行ければと思います。