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「40歳の壁」問題

尾石晴さん著。「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略を読んだ

尾石晴さんは、Voicyで「学びの引き出しはるラジオ」というチャンネルをやっています。

学びの引き出しはるラジオ
https://voicy.jp/channel/862

40歳の壁とはなんの壁か

読み勧めていくとわかりますが、40歳という年齢というよりは、大体40歳くらいで人生のフェーズとしてはこういう環境だったりするよね、って言う話。

仕事場での立場

子供たちとの関係

夫婦間の関係

ある程度の時間が経って、それぞれの関係がある意味落ち着いて来ているがゆえに、場合によっては見直さなければ停滞しているように感じるような年齢なんだろう。

この本に関しては、伊藤羊一さんと尾石晴さんが対談しているVoicyを聞いていた

【後編】尾石晴さんと語る「キャリアの壁を越える」話
https://voicy.jp/channel/1262/453649

羊一さんも話していたが、45になった振り返って見ても、40くらいになんか壁ってあったかな?と思ってしまう。
と言うか、日常的に壁というか石に躓いているように感じていて、大きな壁がそびえ立っているような感じがしないんですよね。

感じていないことが問題かもしれない

ふと思ったのが、そもそも壁として感じなければいけない事を、しっかりと考えていないがゆえに認識していない可能性はあるかもしれない。
これは十分ありそうだ。

夫婦間にしても、しっかりと先々に関して話し合うということはそんなにやっていない。
仲が悪くはないとは思っているが、相手も同じように感じているとは限らないし、自分に壁を感じていないからと行って同じように相手もそうであるとは限らない。

そう考えると、もっと見るべきことや話すべきことがある

とは言っても、急にそんなことなかなか話せないよねー

ある意味、それが壁かもしれん

SoftwareDesigne 2月号

定期購読しているSoftware Designe の2月号が届きました!
今月号はDDD!!!!

見てみると、増田さんが執筆されているじゃありませんか。

ずいぶんと前ですが、DevLove で増田さんが登壇されていた回に見に行ったんですよね。
確か恵比寿だったかな・・・?

もちろん、原点ともいうべきエヴァンス本も持ってはいるのですが、いずれのDDD本も結局最後まで読めていないという体たらくな現状が今の私を作り上げている!!

と、非常に残念な状態ではあるんですが、ちょうどこれから新しい案件で、このあたりの整理をしていかないと行けないんじゃないかな?と思うような事案が勃発。

Software Designe編集部はすべてを見越しているはず!!という訳で、今年はDDDをしっかりと学んで実践で使っていくことができるように頑張ってみたいと思います。

増田さんの本、ちゃんと読まないとですね。。。

良いコード悪いコードで学ぶ設計入門(1)

このところ、本を読むスピードがめっきり落ちてしまっていて、まだ俗に言う”ミノ駆動本”を読み終えておりませぬ。

読み終えていませんが、多くの学びを得られると共に、結構モヤモヤと思うところが多いです。

私自身、プログラマーとしては正直底まで力量は無いものの、これまで携わってきたコードの中で利用されてきた考え方というものが”悪”と言われてしまうことに、抵抗があるんでしょうね。

コーディングの考え方、パラダイムの変化はやはりあるもので、常に問題を抱えている現場からすると、過去のコードというものはやはり問題を抱えていたのであろうし、現時点でも問題を抱えていればやはり見直しをかけていくものだと思います。

特に、オブジェクト指向の説明で用いられる継承に関しては、正直「おっ?」と思わずにはいられませんでした。

それぞれの現場にはそれぞれの前提があります。
ずっと同一プロダクトに携わっている人からしてみたら、「このプロジェクトのメンバーならそんなの知って当たりまえだよね」って事をできるだけ下げる。
新規参画者をできるだけ増やす。ハードルを下げるという意味において、高凝集にする意味。。。というよりは低凝集を避ける意味が出てくるんだろう。

言語側の機能が拡張されていくに連れ、その時代にあった書き方や問題の解決方法が出てくるというのは本来面白いものであるはずなのだが、心の弱い私には”悪”とか”クソコード”という強い言葉に抵抗を感じてしまうんでしょう。

もっと強くならないといけないな、なんて思いながら読んでいます。

あとちょっとだけど、もやっとするので時間かかる。。。

シャングリラフロンティア (10)

今週は、マンガ最新刊が目白押し

腸よ鼻よの7巻

キングダム66巻

そしてシャングリラフロンティアの10巻

どれも面白いのですが、個人的な最近のHITは断然シャングリラフロンティアです

題材もそうですが、こういうバトル物は読んでいてワクワクしますね。
10巻は特に、1巻からの因縁の相手となるリュカオーンとの戦いということもあるし、様々な奥の手とも言える技が目白押し。

いや、なんというか、もういい歳なんですけど未だにこういったものを楽しめるというのは自分としてはいいな、と思います。

単純なギャグ漫画みたいなものは、だんだん読まなくなってしまっていますが、こういう熱くさせるマンガは、ホント、いいです。
いや、語彙力ないな。。。。

展開も早いので、これから先もどういった物語が続くのか、楽しみです
ほんと、少年漫画好きにはおすすめです

技術書店13を物色

毎年開かれている技術書店13が今年も開催。
オフラインも開かれているようですが、ちょっと足を運ぶには遠いのと予定が合わない&オンラインで十分だろうとオンライン書店を物色しています

技術書典13 オンラインマーケット
https://techbookfest.org/event/tbf13/market

技術書店で出されている本は、基本的にテーマがマニアックなものが多いので、

「そんな着眼点があったのかー!」

と思わずニヤッとしてしまう本を探してしまいます。

今迷っている本をいくつか紹介します

ノーコード・ローコードで作る!QRを使った『じゃがいも収穫管理アプリ』の作り方

https://techbookfest.org/product/7Pzm4nWMKg9iAuX9Vz8Cbh?productVariantID=99cwTnd0rHckbcCgQCKRTf

ちょうど最近さわり始めたGAS、それにノーコードツールであるGlideというものを利用して実現しているらしい。
Glideってのは正直初めて聞いた

Glide(ノーコード)の使い方を徹底解説!無料でアプリを作成しよう!
https://nocodedb.world/archives/1180

無料でアプリが作れる?
と、見てみると、機能制限があって課金で解放ということですね。
スプレッドシートをもとに簡単にアプリが作れたり、豊富なテンプレートを使ってサクッとアプリを作るという点では面白そう。

本書ではQRコードも使っているので、Glideで作ったアプリで農作物の情報を入力。
スプレッドシートに記載されたその情報をQRコードにしてプリントアウト。
検品に利用する。。。ということなのかな?

倉庫で山のように農作物があるような場合だと、いつ収穫したものなのかをそういう形で記録しておくことは、トレーサビリティの観点からもいいのかもしれないな。

AWS Amplifyで作るIoTバックエンド

https://techbookfest.org/product/ph4YMFR31tnMxEnWrba0Wd?productVariantID=sTL00W9EW0fB5V0DnxYJ20

IoTのバックエンドをAWSで考えるのであれば、 AWS IoT 使うんじゃないのかな?と思わなくもない。
ただ、Amplifyはちょっと気になっているサービスではあるので、実際の用途としては見てみたい気もする

しかし、フロントエンドがそれなりにわかる人を対象としているようなので、ぶっちゃけ読んでもわからない可能性が高いかな・・・?

Amazon CloudWatch[本格]入門 ~クラウドネイティブオブザーバビリティストーリー~

https://techbookfest.org/product/uJL2pyLHyk92xYv4P25cJ7?productVariantID=2K5S2wagDLsyFytmk2RG77

以前にこのサークルの本を買ったことがある。
CloudWatchは重要性というものは認識しているものの、自分自身がそこまで大規模なAWS システムに携わっていないということもあってちゃんと身についている気がしない。

逆に言うと、この本を読んだからといって身についた気がするのか?は怪しいんだけど、変に教科書めいたものよりは可能性があるのではないだろうか?と思わなくもない。

うーん、迷う。

Hands-on LINEBOT

https://techbookfest.org/product/3EUnJ5WbexvCDyMgSJS1qb?productVariantID=x9zhcn94SKg2qqHz2yHTga

DynamoDBやLambdaを使った形でのLINE BOT

実際のところ、LINE BOTを作って何に利用するのか?が一番頭を悩ませそうだ。
でも、LINEにしろ、SlackにしろTwitterにしろ、まだBOTを作ったことがない私としては、なにか一つは試してみたいところではある。

と、ここまで来てぐぐってみたら似たようなのが出てきた

試験日まで毎日励ますサーバーレスLINE Botを作ろう(マネジメントコンソール編)
https://blog.usize-tech.com/encourages-serverless-linebot/

こ、これでいいじゃn

でも、AWSを勉強することではなく、LINE APIの方に重点を置くのであれば本書は良いように思える。
そういう意味では、やはり気になる

Fintechで儲かりたい! -発展編-

https://techbookfest.org/product/v8F3n1vdSwBz5FwXyPjV4L?productVariantID=gPchYDCNHcyNvvCDREw2hJ

こちらも、過去に買ったことがあるサークルの出版。
読み物として面白かった。

株取引BOTみたいなものは、それはそれで面白そうではあるんだけど、基本的にインデックス投資をメインで行っている身としてはそれほどの魅力を感じていない面もある。

紹介文にかかれている、「J-Quants API」と言うのはちょっと面白そうだと思ってみてみた

株式分析チュートリアル | 日本取引所グループ
https://japanexchangegroup.github.io/J-Quants-Tutorial/

ちょーーっと、読み進めたり取り組んだりするのにはしっかりとした時間が必要そうだ。。。

と言うか、この分析の先に果たして投資方面で良い未来が待っているのだろうか。。。

結局何を買おうか

色々と見て回ったけれど、なんというか、「これだ!」と即買いするものにまだあえてない。

前回、前々回とかは結構買ったには買ったんだけどな。
今、一番気になるのはLINE BOTかな?

AWSとLINE。両方ともの事例としても使えるし、もしかしたらその先にCloudWatchが待っているかもしれない。
でも、LINE BOTを作ったとしてもそれが果たして日々を潤してくれるのだろうか?ということに関しては正直分からない。
下手をすると、AWSの費用だけが膨らんでいきやしないだろうか?

ちょっとモヤモヤしないわけでもないが、動き出さなければ何もわからないし始まらないのだ。
ちょっとどこかで試してみようかなと思っている

マンガあれこれ

雑誌を定期購読していたり、積読になっている本は貯まる一方なんだけど、マンガに関してはどんどん買って読んでを繰り返し、あまつさえ繰り返し読んでしまうのは、やっぱりそれだけ気分転換が必要ということなんだろう。

私にとって、やはりマンガはなくてはならないものなのだ、と、自己肯定感バッチリな気持ちで最近購入して読んでいるマンガを紹介したい

転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~ 17巻

今期、アニメ化もされている作品の最新刊。
かなりご都合主義満載な展開が盛りだくさんで、ハラハラドキドキ的な要素はまったくない。
ただ、なんとなく買って読んでいるような状況。
アニメのキャラデザがコミックで慣れ親しんだ身としてはちょっと違和感を感じてしまうが、アニメ化するとなんとなく子供っぽく見た目が変わるのはよくあること。
なんでなんだろうね。

奴隷転生 ~その奴隷、最強の元王子につき~(9)

そういう意味ではこちらは、常に困難に対して頭を痛めながら進んでいる。それぞれのキャラの成長を感じられて繰り返し読んでしまったりもする。

結構端折られてしまうシーンも多いけど、個人的に話の展開が早いということに関してはいいと思っている。
転生みたいなものがそんな都合良くうまくいかないんだよね、ってところも、今後の展開がどうなっていくのか楽しみ。

異世界おじさん 8

こちらも今期アニメ化の作品。
アニメ化するとは思っていなかった作品だけに結構びっくりしたし、アニメの方もそれなりに面白いとは思うんだけど、面白いと思える年齢層は高めなんだろうな、と思わずにはいられない。

あの頃、たしかにセガが今のようになるなんて思いもしなかったなぁ

ちなみに私が初めて買ってもらったゲーム機は、セガと互換が効く、ツクダオリジナルから発売されたオセロマルチビジョンというやつだった。

カセットがなくてもオセロで遊ぶことができるんだぜ!

現実主義勇者の王国再建記IX

異世界転生、現代知識無双としてはよくある話なんだろうけど、タイトル通り現実主義ということで、打つ手、打つ手がなんというか、それほど突拍子のないことをしない感じなので、淡々としている感じがする。

実際問題、現代知識を頭の中だけで異世界で再現できるほど詳細まで記憶しているなんてことはよっぽど厳しいものではあるけど、そういう事を言うとそもそも異世界が現実的ではない話になってしまうのでご愛嬌。

面白くないわけではないんだけど、良くも悪くも淡々と進んでいく感はある。

振り返って

基本的に私はKindle版を購入しているからいいものの、物理本を買っていたらとうの昔に本棚は埋まり、床が抜けてしまうかもしれないなぁ、なんて思ってしまうペースで買ってしまっている。

本当に、Kindle良くないと思う(褒め言葉)

同士少女よ敵を撃て

本屋大賞2022を受賞したということで、書店店頭で並んでいた「同士少女よ、敵を撃て」を読んだ

発売が2021年11月ということで、ロシア軍のウクライナ進行を受けて書かれた小説ではないですが、なんというか、すごいタイミングで出てきてしまったな、と思わずにはいられない内容でした。

と言うか、小説ってすごい久しぶりに読んだなぁと改めて思った。
小説、読んでますか?

ビジネス書や技術書と異なり、小説を読む動機は何なんだろう?とふと考えてしまう自分がいる。
物語を楽しむということは、別に悪いことではないとは思うんだけど、本作のように500ページ近い作品になると読み終わるのに非常に時間がかかる。

映画や漫画の場合はそういう意味では簡単に消費できるコンテンツなんだろう。

本の場合、どうしても文字でしかないので、描写は基本的に想像に頼る部分が大きい。読む人によってその部分の振れ幅は出てくるものなので、頭の中を覗いてみると人によってすごいことになっているんだろうなぁと思う。

一方で、ビジネス書を読んだからといって、自分の行動に何かしら影響を与えるくらいのものにあったか、と言われるとなかなか難しい。
もちろん、それは本に問題があったとは限らず、読み手側の問題も多分に含まれているのは間違いない。

好き嫌いは色々あるんだけど、あまり気にせずにあれこれ思いのままに手に取ってみるのが、意外といいのかもしれないと思えてきた

次は何を読もうかしら

データモデリングで頭の体操

今まで、定期購読はしているものの、なかなか有効活用できていなかったWEB+DBプレスですが、今月号は結構読むことができています。
これも通勤の効果でしょうか?

特集の一番目は「実践データモデリング」

私自身、前職では基幹系の業務システムパッケージの開発に従事していたこともあって、題材として登場する「発注」や「出荷」といった業務のデータ構造や業務知識に関しては知らないわけではない。むしろ、一般的に考えると詳しい方なのでは?と思わなくもない。
というわけで、読みながら勉強になるな、と思う反面、やっぱりこのあたりは難しい問題だよな、と思ってしまうんですよね。

ソフトウェアを作る上での複雑さへの挑戦

現在は基本的に大きいプログラムを作るのではなく、責務を適切に分割し、シンプルな単位でのプログラムを組み合わせてシステムを作るのが良いとされている。

これに関して異を唱えるつもりはあまりない

前職でも、パッケージを作ったとしてもバージョンアップを考える必要があり、バージョンアップの際には過去との仕様互換性を保ちながら巨大なプログラムを新しい言語なりで作り直すとか、デスマーチ確定な感じだった。

パッケージのバージョンアップには多大な工数と期間を要し、既存顧客からは仕様の互換性に関して文句を言われ、新規の顧客からは不具合を指摘される。
もうちょっとうまいことできないものなのか。毎回スクラップ&ビルドはもうやりたくないと。

そうではなく小さいプログラムにする。更には責務の分割、モジュールの分割を進めることで、サービスを切り出す。
そしてサービス単位でバージョンアップすることを可能にしていくというのが今の流れで、その最たるものがマイクロサービスなんだと理解している。

本書でのデータモデリングも、単一テーブルにあれこれ詰め込むのではなくて責務を分割統治していくのが基本だ。

システムとして何を優先させるべきなのか

一方で、この方法だとそもそも取り扱う業務数が多い基幹系システムだと、テーブル数がかなりの数になるのでパフォーマンスの懸念は生じてしまう。
テーブル数が多くなることで、一つ一つはシンプルなんだけど、数が多すぎてひよるということもある。

特にパフォーマンスに関してはこだわりが強い人達が多いのも基幹系システムのユーザ特徴だ。
メインフレームCUI画面とWebブラウザを比較して、おそすぎると言われるの辛いよね。

データモデルをシンプルにするということは、基本的には機能もシンプルになっていくものだと理解している。
一方で、一目ですべての情報を把握したい。より多くの情報を画面に詰め込みたい。しかも早く。みたいな要求も当然のようにやってくる。

なぜなら、今がそうだから、みたいな理由で。

SoRである基幹システムのユーザは、システムを使って入力することが業務なのではなく、価値を生み出す業務は別にあるという認識は強い。
画面遷移なく、ショートカットキー盛りだくさんで何分でどれだけデータを入れられるかや判断できるかの選手権が行われている。

あれもこれも表示させる画面を超スピードで表示させるには、できるだけテーブルJOINを少なくするような、言ってしまうと下手くそなデータモデルだなぁと言われるようなテーブルになりそう。

それもこれも、個別最適化されたような過去のカスタマイズ遺産みたいなものがだめなんだ!って言うのは簡単なんだけど、ソフトウェアかくあるべきみたいな喧嘩をしてもしょうがないしね。

実際のところ、現代においてもパフォーマンス上やっぱり問題なのだろうか?みたいなところに関してはわからないのだが、こうやって頭の中で考えると言うのは結構楽しいものである。現実は厳しいけれど。

そんなことを思った2022年の夏。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私は元気です

ゼロからわかるファイナンス思考を読んだ

元Mixi社長で、Voicy「論語と算盤と私とボイシー」のパーソナリティである朝倉さんの著書、「ゼロからわかるファイナンス思考 働く人と会社の成長戦略」を読んだ

本書は、2018年に出版されたファイナンス思考のエッセンスを集めた形と言うことだった。

企業の価値

以前、ちょこっと投資関連情報を取り扱っている企業の仕事をさせていただいた際に、業務知識の習得という点で勉強したことを色々と思い出した。

その時の認識としては、企業の活動は、企業価値を最大化するための活動であり、企業価値はいわゆる時価総額であった。つまりは株価を上げることができるのか?ということなんだろう。
本書では、企業価値を「その会社が将来にわたって生み出すと期待されるキャッシュフローの総額を、現在価値に割り戻したもの」と考えている。

株と言うのは、結局のところ今その株を買うことで将来的に値上がり時の利益もしくは配当による利益を得ることの期待から株価が決まっていくことを考えれば、言い方は違うけど同じことを言っているのだろう。

また、資産に関しても考え込んでしまった。

本書で取り上げているような、特定のプロダクトやサービス。設備などを保有している企業ではその資産に対して価値があり、それを育てていくことになる。
一方で、IT業界には受託開発やSESなどの業態もあって、そういう場合の資産ってなんだろう?と頭をかしげてしまった。

多分、答えとしてはノウハウや社員が資産という話になりそうな気もするけれど、流動性の高い業界においてそれってすごい怖い話だよね、と感じる。
もちろん、プロダクトやサービスなどを持っていたとしても、実際のところキーパーソン数名で成り立っている場合もある。
そう考えると、企業は社員にとっても所属し続けたくなるような価値を提供する必要が生じることになり、最終的にはここが明暗を分けるところなのかもしれない。

我が家の価値

色々と頭の中で考えてみたこととしては、考え方を”我が家”に当てはめるとどうなるんだろう?ということ。

この場合、収入としては給与収入や投資による収益があって、我が家の価値を最大化する。将来にわたって生み出すと期待されるキャッシュフローの総額を大きくするためにはどうしたら良いのか?ということになる。

家計簿で考えるのであれば、出費に対して科目として「消費」なのか「浪費」なのか「投資」なのかをはっきりさせ、その投資効果を考えて行動するということになるのだろう。

将来的にキャッシュフローを大きくする可能性の低い、単純な趣味であったとしても、企業で言うところの福利厚生と考えればよく、ようは収入に対してどの程度の割合を振り分けるのかを考えようということになる

将来にわたって~という話で言えば行き着く先には子育てがあり、塾や習い事みたいなものも入ってくるんだろうなぁ、、と考えた。

ズボラな私は、現状でどの程度の割合でこれらが行われているのかを家計簿つけておらず把握できているとは言い難い。
あまり細かい内容はおいておいて、大体どれくらいになっているんだろう?を把握するためにも、昔使っていたZaimを久しぶりにインストールし直してみた。

パーパス

一方で、家庭においてそんな投資効果ばっかりを考えていいのだろうか?と思わなくもないが、それは企業に関しても同じことで、利益ばかり求めていいのだろうか?という話はある。
ちょうど今月のHBRがそんなテーマとなっていた

結局のところ、両方考えて考えて考えて、必要に応じてどちらを取るか選択しろってことなんだろう。
逆を言えばどちらかだけではだめですよ、と。

最後に

本書を読んで、ファイナンシャルプランナーや簿記。はたまた仕事で勉強したことなど色々なことを思い出させてくれる機会を頂いた。ありがとうございました

「その仕事、全部やめてみよう」を読んだ

現クレディセゾンCTOの小野さん著作「その仕事、全部やめてみよう」をKindleで購入。読んだ

読みやすい内容だったので、サクッと読むことができた。
その中でも特に思った箇所に関して。

ラストマン戦略

「ラストマン戦略」とは、グループ内で自分が一番になれそうな領域を決め、「あの人がわからないなら、誰に聞いてもわからないよね」という、いわば 最後の 砦 とも言うべきスペシャリストを目指す成長戦略

この戦略は社会人数年目の時に考え、やっていたのでよくわかる。周りが情報系の学部卒が多い中、プログラミング初学者だった私からすると何かしらの武器が欲しく、人が持っていなかった武器を探る必要があったのだ。

よくわかる一方、そこからの発展だったりその先を見据えた動きを取れなかった。確かに、ある一定のポジションは確保したが、あくまでそのグループの中でのラストマン。
小野さんのように、そのグループがハイレベルであればそのラストマンは権威となりうるが、小組織においてはただのお山の大将。
グループを広げていく必要があったのに、そのグループで満足してしまったのだろう。

ただ、お山の大将も気持ちいいんだよね。特に、周りに対して劣等感を抱いていた人間にとっては。そう言ってできたコンフォートゾーンを脱するためには本書の中にもある通り、小グループから業界全体に向けて動く。もしくは「リスクをとる」形か。

15年くらい遡って頭叩いてきたい。
というわけで、入社5年目くらいまでの若手にちょっと紹介しておきたいところ。

駄文

もう随分と前の話になってしまうが、実は著者とは何度か仕事の関係でお会いしたり話を聞かせていただいたことがある。私がTwitterを始めたのも、そういうサービスがあって面白いという話を会話の折に聞いた事に端を発していたりする。
本書の内容もところどころ、当時お酒飲みながら聞いた話が混じっていて懐かしく思った。(お友達というレベルではない)

同年代という親近感と、頭の出来違いすぎね?っていう劣等感が色々と混ざり合った複雑なところはあるが、素直にすごい人という事には変わりなくどこまでも頑張って欲しいところ。

自分も頑張らな。。