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窓際のトットちゃん

網走に行っている往復やホテルでの時間を利用して、Audibleで窓際のトットちゃんを聞いた

窓ぎわのトットちゃん

黒柳徹子さんが著者ということも、本の存在自体も知ってはいたけれど、内容に関しては実は知らなかった。
ただ、少し前にNHKかなにかでトモエ学園の特集はやっていて、それをなんとなく見てはいたので本書を読んで、「あぁ、あのときの内容がこの本のことだったのか!」とつながった。

ちなみに、Audibleでは黒柳徹子さん本人が朗読している

そして、Wikipediaを見てみるとこの「トットちゃん=黒柳徹子」ということで完全なノンフィクションな自叙伝に近いものとのこと。
おぉ、そうなのか!と改めて思う。

事前にNHKの特集を見ていたおかげでか、内容に関しては比較的すっと入ってくることができた一方で、先を知ってしまっているのでなんというか、ドキュメンタリーを聞いているような感覚に陥った。

2時間ちょっとの短い内容となるのでサクッと聴くことができる。
一つの知識というか、なんというか。
教養として読んでおくのにおすすめとなりそう

後輩に勧める本

会社で所属している部門で、ちょっとしたLTみたいなことを開催しているのだけど、ちょうど登壇者がいないということで急遽発表することに。
なにか良い題材ないかな、と考えて、おすすめの本を紹介することにしたので、その下書き。

技術書に関しては、人それぞれ興味の分野が違うので、全般的なものとしてチョイスした。

仕事の思想

仕事の思想 なぜ我々は働くのか (PHP文庫)

なんでこの本を手に取ったのか、ちょっと思い出せないが就職したての頃に読んで、色々と学びを貰った。

夢と目標に関して。理想かと夢想家。
リーダーとしての心構えや部下との接し方。

20年以上前に出版された本なので、現代において主流の考え方と異なる部分もないわけではないけれど、基本的な仕事に対する考え方というのは今でも学びになると思っている。

ただ、いかにせん最後に読んでから時間が経ちすぎているので、もう一度読み直してみたい。

1分で話せ

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

前職で社長が感銘を受けたのか、本が配られたという、なんというか棚ぼた的な入手の方法で読んだのだが、面白かった。

ロジカルシンキングとかそういうMBA教科みたいなものは、存在は知っていたけれど「伝える」ということに軸をおいてどう話を組み立てて行くのか。

そもそも伝えるということはどういうことなのか。
なんのために伝えるのか。

私自身、自信がない物言いのときにはどうしても言葉が多くなってしまう。
自分の中でちゃんとまとめることができていないからこそ、余計な言葉で補おうとする。

まだまだだなぁ

Joel on Software

Joel on Software

もともとがBlog記事なので、なんというかクセがある物言いが多い。
こだわりを持った、なんというか昔気質の物言いという印象を受けるのでどこまで若手に受け入れられるのかが正直わからないところはある。

「1分で話せ」を紹介した後に回りくどい言い回しの本書を出すのもどうかと思えたけれど、題材としている言語や対象は古いけれど読み物としては面白いのではないかと思う。

なんというか、心構えというか文化形成というか。そんな感じの意味でおすすめになる。

イノベーションのジレンマ

イノベーションのジレンマ

世界的な大企業であっても、新技術に投資したとしても市場におけるリーダーシップを得ることができずに衰退していってしまう現象に関して調査し、研究した本。

2001年が初版となるのでもうだいぶ経つのだけれど、それでも色褪せている感じはしない。

本書を読んでいる頃、私自身も製品開発に従事していた。
もちろん、イノベーションを起こそうだとか、起こりそうなレベルのものではないのだが、興奮して読んだ記憶がある。

クリステンセン教授の著作は、このイノベーションのジレンマの他にもシリーズ的に続いたのだが、個人的にはやはりこの本が一番良かったように思える。

一旦ここまで。

こうやって見返してみると、紙の書籍も本棚に並んでいるのをざっと見て選ぶことができるのでいいなと思える。
場所は取ってしまうので考えものなのだが。。

それにしても、軒並みに本のラインナップが古い。
もちろん、そういう本をある程度意図的にチョイスしているのだけれど、受け入れられるものなのかはちょっと心配ではある

リッチにはなれない

先日読み終えた「上流階級 富久丸百貨店外商部」の続きを読んでいる

上流階級 富久丸百貨店外商部 II

もともとファッションには疎い人間ではあるので、作中で書かれているブランドの名前は聞いたことがあっても特徴や値段というのは正直わかっていないことが多い。

こういう世界は別世界だとはわかっているものの、折しももうすぐ誕生日。
であれば、何かしらご褒美的なものをと考えたときにちょうど読んでいるこの本を考えると、何かのブランド物というのも悪くないのではないか?と思えたので、相変わらず私は流されやすい

では、数あるブランドの中で何が自分にとってしっくり来るのだろうか?

そういえば、作中で出てくるロエベはハネムーンで行ったスペインでお店によって、妻になにか小さいバッグみたいなのを買った記憶がある。
そういう意味では少しは自分にとって関わりがあるぞってHPを見てみた

パズルフォルド トート XL(シャイニーカーフ) ブラウニー – LOEWE

トートバッグ一つに約33万か。。。
値段的には買えなくはないんだけど、こういう革製品をケアできる自信もないし、やはりどうしても高いと感じてしまう。

ただ、いいものをいいと感じることができるような感覚は、実は大事で、そういったものを感じることができるからこそ、仕事を頑張るという人も出てくるんだろうな、と思う。

なんか、このあたりは正直言ってよくわからないというのが本音。

ただ、そういうようなこだわりみたいなものを持っているというのは、ちょっと憧れる面もあります。
税金対策ーとか言ってこういう高額商品を買うくらいな高給取りになれる気はしませんが、何かしらのご褒美的なもの。楽しみ的なものはやっぱり作ることができたらな、とは思います。

上流階級 富久丸百貨店外商部

久しぶりに小説をと、たまたま目についたこちらを読んでみた。
もちろん読んだと言ってもいつもの通りAudibleを利用している

上流階級 富久丸百貨店外商部

Audibleでは12時間を超える長さということで、ちょっとビクついたけど面白く読むことができた。

百貨店というイメージは、どうしても高級なイメージを持ってしまうところがあり、あまり食品周り以外は足を運んだ記憶がないのが実情。

外商という仕事に関しては、少し記事を見てみると作中で書かれていることも多く、世の中にはやはり、そういうリッチ層がいて、そのためにこういう人たちもいるんだな、と思わずにはいられない

憧れの舞台でつかんだ「外商」という働き方。お客様に寄り添い、自分が磨かれていく喜びがある。 | GoodStory – ストーリーがつむぐ、人と企業の出会い

思ったよりも面白く読めたのだが、なんでだろう?と少し首を傾げたが、全然やっている仕事は違うが、お仕事物の小説という点が自分自身のポイントと合致したのだろう。

この本はシリーズもので、すでに第4巻まで出版されているようなので、時間はかかるが続きを聞いてみることにする                                                                                                                                                                                                              

Software Design 10月号

定期購読している Software Design の10月号が届きました
今回のお題はドキュメントです

ソフトウェアデザイン 2024年10月号

ドキュメント・・・。難しいですよね。

本書の中でも書かれていますが、結局のところシーンによって必要となるドキュメントは変わるし、誰が何に対して責任を持つのかが整備されているプロジェクトは結構少ない。

単発モノで終わるプロジェクトであれば、改修することは少ないのでそれほど重厚なドキュメントは不要なこともあるし、長期的に開発を回していくようなプロダクトであれば、経緯を含めたドキュメントが欲しくなります。

一方で、数ある「こういうドキュメント作ったほうがいいよ」の種類は膨大にあり、作りすぎることでメンテナンスコストが大きくなる。もしくは、メンテナンスされなくなってしまうような事態を引き起こします。

種類や方法がやたら多いということは、結局のところ全てのプロジェクトで共通で使うといいという手法なんてないんですよね。
なので、初期段階で何を作って何を作らないかを決めないといけない。

「こういう情報欲しいな」って話があるとちょっと作る。
ただ、このレベルだと保守されないことのほうが多い。ただ、一度作ってしまった以上は・・・ということが起きるんですよね。

苦しい・・・

でも、契約別に事例が載っているのは非常に面白いと思った。
若手メンバーにオススメしたい一冊だと思う

シャングリラ・フロンティア(19)とキングダム(73)

新刊が出ましたね!

キングダム(73)

前巻から引き続きの番吾の戦いとその後に関しての話題まで。

いや、それにしても番吾の戦い。バッタバッタと人が死にまくってあっという間に終わりました。。。
気がつけばキングダムももう73巻なんですよね。

すでに信も将軍になっていて、弱い立場から強くなるという物語はすでに終わってしまっている感もあり、そういう意味では少し物足りなさを感じなくもないところです。

シャングリラ・フロンティア(19)

クターニッド攻略がようやく始まりました。
超楽しみです。

ゲームとしてのシャングリラ・フロンティアの世界観だとか、今回のクターニッドにまつわる物語だとか、読者をライブラリの一員にしてしまいかねない面白さがあります。

サンラクが若干、察しが良すぎる気がしないではないですが、クターニッド、攻略されてしまうんですかね。

この先の話の展開が気になります。

新刊が出ると、これまでの話をまた読みたくなってしまい、時間が溶けるぅぅぅぅ

「勉強の哲学」を読んだ

千葉雅也著「勉強の哲学」を読んだ

勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版
https://amzn.to/3MKyDIf

本書は、NHKの理想的本箱という番組で「勉強したくないときに読む本」として紹介されていたことをきっかけに読んでみた

「勉強したくない時に読む本」 – 理想的本箱 君だけのブックガイド – NHK

本書は「勉強の仕方」を学ぶ本というわけではなく、そもそも「勉強とはなにか」を考えている。

勉強をすることで、今の自分に対して新しい要素が追加されるのではなく、今の自分が壊されて新しい自分が作られる。
現在のコード。つまりは環境や環境に属したノリ。そこから離れてキモくなることとしている。

「勉強」と言うものに関して、本書で書かれている内容は非常に学術的に感じる。
いわゆる専門家のそれだ。

実際のところ、現在の環境コードから逸脱するほどの勉強をしている。
つまりはアイロニーを突き詰めるところまで行くことは少なく、早い段階で勉強をユーモアによって有限化してしまうことが圧倒的に多い。

もちろん、だからこそアイロニーを追求した人は周りからはキモく見えてしまうということなんだろう。

アイロニーとユーモアという対比構造は、調べてみるといろいろな場面で使われているようだ。
ただ、言葉はともかく勉強するうえで、縦方向に深く進むアイロニーと、ある勉強をきっかけに異なる分野に転身していくユーモアという方向性。
そして、それを意識下、もしくは無意識下に進めていくこと。

いや、難しいけれど、こういうことを考えるのは嫌いじゃない。
むしろ結構面白い

Audibleで2回ほど聞いてみたけれど、わかったようでわからないような。
面白く読ませてもらいました。

勉強したくないときに読む本

NHKで放送されている「理想的本箱」という番組をご存知でしょうか。
毎回、テーマを決めて本を紹介する番組なのですが、9/7放送回のテーマがタイトルの「勉強したくないときに読む本」でした。

「勉強したくない時に読む本」 – 理想的本箱 君だけのブックガイド – NHK

今回紹介された三冊は次の本

勉強の哲学
https://amzn.to/3Xqs0zM

「自分の木」の下で 大江健三郎

https://amzn.to/3XlOSAp

正直言って、「「自分の木」の下で」は紹介を見た限りだとあまり私は興味をそそられなかった。

勉強の哲学とセンス・オブ・ワンダーに関しては、機会があれば読んでみたいと思ったので少し調べてみると、勉強の哲学はAudibleで提供されていたので早速聞き始めています。

思ったように、面白いには面白いのですが・・・難しく長い。
Audibleだと理解が追いつく前に話が進んでしまう感じですね。
ただ、色々と面白い気付きも得られているのでとても満足しています

勉強するって難しいですね

「わが投資術 市場は誰に微笑むか」を読んだ

清原達郎著「わが投資術 市場は誰に微笑むか」を読んだ

https://amzn.to/3XCsHY1

ヘッジファンドを立ち上げたりと、投資家として著名な清原氏の投資術に関しての著作。
面白かった。

私自身、投資に関してはほとんどはアクティブに運用はしておらず、インデックス投資信託を中心にひたすら積立を行っている。

株を始めた当初は個別株を頻繁に売買していたのだが、リーマン近辺を機に、自分で頑張る限界を感じてしまったのだ。

本書でも書かれているが、市場で優位に立つためには勉強が必要。
もちろん、ここで書かれているような割安株を中心に買っていくということも戦略としてあるのだろうけれど、普通に仕事をしているとそっちはそっちで勉強する必要が出てくる。

両方を追うことができるほど器用でもないし、両方とも結果を残すというのはなかなか厳しそうにも感じる。
何より、仕事中に株価が気になってしまったりして、仕事に悪影響が出てしまう。

仕事=お金を稼ぐことと考えるのであれば、より効率的にお金を稼ぐことができるのはどちらなんだろう?と考えると、実に難しいものだと思い知らされるわけです。
自分で考えた行動が、よりお金に結びつきそうなのはどちらだろう?と考えると、市場を読むということが自分でできるとは思えず、結果としてはプロの運用に任せようと当時は思ったわけです。

ただ、本書で述べられているような、「見るべきポイント」というのを当時意識していたか?と言われるとそんなことはなく、投資系の雑誌で特集されているような企業の株に目が行くような感じで自分で考えていなかったんですよね。

自分で考えておらず、その結果失敗していたわけで、そりゃ当たり前だろうと。

今更ながら、本書で書かれているようなポイントを今一度見返してみて、ちょっと個別株をもう少しいじってみようかな?と改めて思いました。

何度だって、挑戦し直してみれば違う景色も見れるかもしれませんしね

「面白いとはなにか?面白く生きるには?」を読んだ

森博嗣著「面白いとはなにか?面白く生きるには?」をAudibleで聞いた

https://amzn.to/3XrQny0

私自身、面白いことを探していきたいと思ってはいる。
ただ、そもそも「面白さ」とはなにか?と聞かれたときに定義は難しい。

大学生時代の頃は、人がオモシロイと思っていることを自分が面白いと感じられないのはもったいない!なんて思って色々と手を出そうとは思ったものだけれど、言葉の定義というか、目的から考えると自分としての面白さの定義がぼやけていることに気がつく。

本書は小説家でもある著者が考察した「面白さ」に関して、自身のこれまでの人生を絡めて述べられている。

印象的なのは、面白さを得るには新しいことに触れていくという点。
結局のところ、好奇心を持って動いていく。
そしてそれは、人が面白いと感じるかどうかではなく自分自身が自分の頭で考えたうえで感じる面白さであり、自分のためにアウトプットする何かを持っていくということなのだろう。

ちょっとした、日々の「面白いな」がどんどん流れていってしまっているように感じる
何を「面白い」と感じているのか。深堀りすることで、流れていかず自分のものとして吸収することができれば、より面白くなるのではないだろうか。

そんなふうに感じた