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どうして羽生さんだけそんなに強いんですか

梅田望夫氏著。「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?」を読んだ

どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語
梅田望夫
中央公論新社
売り上げランキング: 6589

TwitterのTL上にひたすらリツィートされて、正直嫌気がさしていた。ただ、子供のころによく亡きオヤジと将棋をやったな…と懐かしむ気もありつつ購入。結局まんまと乗せられた格好だろうか。
本書は現代の将棋界をあまり知らない人から来る素朴な疑問「どうして羽生さんだけが、そんなに強いのか」というものに対する答えを、実際に大局している棋士やそれを取り巻く人の目線。考え方や発言をもとに梅田氏が説いているもの。

単純に考えるのであれば

そもそも、現在どういう棋士が活躍しているのかを知らない人たちにとっては羽生さんしか知らない。もちろん私も知らない。
それは、情報として表に出てくる内容が「羽生○冠達成」みたいな情報だけだから。「○冠達成」ということは、今回奪取したタイトルは羽生さんは前回負けていたということだが、将棋好き以外の耳に入ってくる情報と言うのは勝った時だけだ。しかも、連続で勝つか複数のタイトルを(しかも多くの)取った時だけ。そもそも羽生さんが7冠なんて達成してしまった以上、4~5冠で大きく報じられるだろうか。それすら心配になってくる。せいぜい新聞の片隅に書かれる程度でテレビでは報じされもしないだろう。

どうして?

とはいえ、結局露出してくるのが羽生さんだけということは、ぬきんでていることだけは確かなんだろう。そういう意味では私の考えは答えになっていない。ただ、”どうして?”というのは、将棋だけに言えることではないがどれも理由にならないのではないかと思う。
「こういう考え方ができるから」 → 「そう考えればいいの?そう考えれるのはどうして?」
「こういう背景があったから」 → 「そういう背景があればいいの?」
つまり、そもそも漠然とした疑問なので漠然とした回答にしかならないのではないのかな。「どうして?」の真意があればその真意に対して答えることになろうが、真意無き疑問に明確な答えは出しづらい。
梅田氏の出した内容に対して異議があるわけではまるでないけど、そう考えてしまうのはひねくれ者の発想だろうか

ただ、将棋というものの戦法を編み出していく過程に対しての考え方がとても面白かった。

将棋でも、日々研究がおこなわれていてあれこれとしたアイデアが生まれる。アイデアは山のように出てきてはいるが、実際の戦いで使ってみないと、本当のところでは使えるアイデアだったのかが分からなかったりする。そしてそれは技術やビジネスにおいても言えることではないか?というもの。

なるほど、確かに。
技術者はあれこれと考える。新しい機能を考えてみたり新しいインターフェースを考えてみたり。それに対して需要や実現性、コスト等に関して検討したりするが、実際にそれを市場に出してみないとわからないことが多い。大まかな流れは、どの世界においてもやはり共通するものがあるということだ。

さて、ではこれを読んで私はどうするのか?
・自分が戦場としている場所にどう向き合うのか
・本質はどこにあるのか。それを見抜くための判断力や対応力を身につけるには
等々に対して向き合っていくことだろうか。
ふむぅ、一筋縄ではいきませんね

余談

そういえば、私に将棋を教えたのはオヤジだった。いつ頃から、何をきっかけで始めたのかはすっかり忘れてしまったが、少なくとも小学校1年くらいから駒に触っていたように思う。もっぱらの相手はオヤジだったけど、近所の公民館で将棋盤や駒を貸してくれて時々友人たちとも将棋をしていた記憶がある。
中学ぐらいまでは友人同士でもやっていたのではないだろうか。今から考えると、随分とまぁ。。。今の世代には受け入れられないだろうな、そんな話。ただ、携帯ゲーム機のようなものはなかった時代だ。そういう意味では遊び道具に近かったんだろう。打っていたと言っても勉強していたわけじゃないから、陣形や囲いのようなものは見よう見まね。臨機応変に組み立てられないからかえって失敗してばっかりであった。
懐かしい。

実は現代において将棋は人気がなくて、あんまり棋士っていないんじゃないだろうか?なんて思って調べてみた。
Wikipediaによると

http://ja.wikipedia.org/wiki/将棋
1年に1回以上将棋を指す15歳以上のいわゆる「将棋人口」は、1985年度の1680万人から、2005年度840万人、2006年度710万人と大幅に減少し、漸減傾向が続いている。

うん、一気に減ってはいるね。
囲碁は碁石が白黒だけど将棋は漢字が書かれていることや、似たゲーム(チェス)があちこちにあることが将棋の国際化を阻んでいるらしい。チェスとかと違って、将棋は取った相手の駒を再利用することができる点がとてもゲームを面白くしていると思うんだけど、難しいがゆえに広まらないのだろうか。

Facebook入門

何気なくWEBを徘徊していたら、1月7日に発売となるFacebookに対する書籍を期間限定無料配信!とあったので飛びついて読んでみた

日本人のためのフェイスブック入門 (Forest2545Shinsyo 29)
松宮義仁
フォレスト出版
売り上げランキング: 4505

本書は、Mixi慣れした日本人には実にとっつきにくいFacebookを日本人向けに説明したもの。
私自身はFacebookに入ってはいるものの特に何をするわけでもなく、軽くチェックする程度。何せ悲しいことに友達がいない。その上、頑張ろうという気がまるでないのだから困ったものだ。
まぁ、これはMixiでも言えたことなのだが(Mixiでもマイミクの数は23人と少ない)。そんなレベルの私が読んでみて思ったことを書いてみようと思う

Facebookの魅力は?

Mixiとの最大の違いはやはり、その参加人数だろう。Mixiとはケタが違う。単純に桁が違うだけでなく、その広さは世界中に広がっていることから可能性を考え始めるとその大きさには目を見張るものがある。
また、基本的に実名を推奨していることからある程度の情報に対する信頼度を得ることができる。情報を鵜呑みにするのは禁物だろうけど前提条件として”この人からみたこの内容に対する意見”がつくのは大きい。そしてそれが連鎖するととても楽しいのではないかと思えてくる。
Mixiはというと、先日結局導入を中止せざるを得なかったメールアドレスによる知人検索機能を見ていてわかる通り、日本でリアルと直接リンクしそうなものを導入するのは、まだ難しいように感じる。あまり込み入った点までは突っ込まないが、いわゆる”公開したくないようなこと”と”公開していること”との間でメールアドレスを共有するなどあまりにも幼すぎる。どうせ嘘をつくのであれば・・・というやつだ。

友達を作る必要性

SNSはその名の通りネットワークを作ってナンボのものである。MixiしかりFacebookしかり。
しかし、実名性の薄いMixiですらマイミクを作ることが苦手な私にとって実名によるつながりを重要視するFacebook上で友達を作ることはなかなかに難しい。
適当に片っ端から気になる人に対して友達申請をしていったり「いいね」ボタンを押しまくったりして頑張れば、多少は友達もできるかもしれないけど、そうして出来た友達が果たして自分にとってのネットワークとして有効だろうかと考えるとなかなか難しいものがある。
そうなると、何かしらのイベントに参加するなりして実際にリアルでコネクションを作り、その補完としてFacebookを利用するのがいいように感じる。

かといって、リアルでのつながりをネットに持ち込んだだけでは結局のところFacebookの利点であるそのバックボーンとなる世界中の参加者との接点は永遠に開かれないように思う。
リアル・バーチャルの垣根やバランスというものはよく考える必要がありそうだ。本書では「友達1000人目指す」とあるように、ネットワークを構築することを第一に考えている。ただ、これに関しては人によって意見の分かれるところだろう。

匿名か実名か

これは個を表現したがらない日本人には難しい問題だと思う。文化といえば文化なのかもしれない。
個を表現と言ったが、表現したがらないというよりは自信がないんだと思う。

私自身ブログを匿名で書いているので偉そうなことを言えたものではないのだけど、たとえばブログやTwitterアカウント等が知れ渡った場合には、自分の知らないところで何かが動いていそうでちょっと嫌になるわけだ。
自信がなかったり、漠然とした不安みたいなものがある。ちょっとうまく表現できないな。
ただ、別にブログで誰かの陰口を叩いているわけではないし、仕事で得た情報を多少は利用したことを書くかもしれないけどそれが会社にとって不利益になるようなことではない。
せいぜい「ブログ書くことに一生懸命になっていて本業がおろそかになってんじゃないのか」くらいではないだろうか。

そう、理論的に考えればだ。
いわゆるデジタルネイティブの世代はそういうことは考えるまでもないのだろうか。そう考えると、自分はやはり古いのだろうかと思ってしまう。

三国志

ずっと前の日記で、ブラウザ三国志にはまっているという話をしました。もちろんまだ続けていて、かなりの頻度でやり続けています。
こういうネットゲームというかゲーム。私がハマるとひたすらにやり続けてしまうところがあるのでちょっと困りものですが、、、

さて、そうやって三国志のゲームをやっているモノの、実は三国志そのものは私はほとんど内容を知りません。ところどころ、かいつまんで知っていたりレッドクリフを観ていたりする程度なんですね。
何ともなんとも。ちょっとお粗末。

ということもあって、読んでみました。

三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)
吉川 英治
講談社
売り上げランキング: 4336

1巻から8巻まで・・・ひたすらにここのところの通勤時間は三国志を読み進めました。余りにも読み続けたために、頭の中の思考回路がどうも・・・古い言い回しばかりになってしまってちょっと面白かったり。

ふと仕事中に「孔明の罠だ!」なんて頭に思い浮かべながらデスマーチの中をひた走っています。。。。

地雷震の続編が始まっていた

たまたま本屋でウロウロしたら見覚えのある絵が

地雷震 diablo 1 (アフタヌーンKC)
高橋 ツトム
講談社
おすすめ度の平均: 5.0

5 飯田響也復活

地雷震は、1892~2000年の間に月刊アフタヌーンという雑誌に連載されていた漫画。高校~大学時代にはまってずっと読んでいました。
終わってしまった時、非常に残念に思いながらも終わり方にとても満足していたのを覚えています。

そんな飯田響也が復活。前作の登場人物もチラホラ出てくる中で、また新たな事件に立ち向かっていく姿はとても懐かしく、変わりの無いことに満足。
実にこれから先が楽しみだ。

どうなっていくのか。
事件の行方は
そして・・・相沢は・・・?
楽しみである

一歩を越えるために考えること・考えないこと

栗城史多著「一歩を越える勇気」を読んだ

一歩を越える勇気
一歩を越える勇気

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栗城史多
サンマーク出版
売り上げランキング: 163
おすすめ度の平均: 5.0

5 諦めない!
5 心に響く作品です
5 一歩を超える勇気
5 こんな登山家は初めて!
5 人とは少しだけ違うところ

私が著者を知ったのはYoutubeにアップされていた動画だ。それは、本書の中でも出てくるヒマラヤ山脈の一つ。ダウラギリへの登頂に関する動画。

それはすでに酸素が地上の3分の1。頂上の目印になっているのは過去にこの山で命を落とし、回収されないままでいる遺体というすさまじい世界。
そんな世界にわざわざ映像機材を持ち込んで、インターネットによる中継を試みようとする著者の考え方、これまでの半生が描かれています。

何を考えているのか

「登っている時に何を考えているのですか?」と聞かれることがあるが、「雪に埋まらないように硬い層を見つけて、沈まないように進む」など、目の前のことを淡々とやることしか考えられない(P.93)

実は、似たような疑問を私は日頃抱いていた。
それは、マラソンやトレランを走る人たち。練習で彼らは何時間も走り続ける。ウルトラマラソンの類に出る人たちはそれこそ練習で一昼夜走り続ける場合もあったりする。彼らは走っている時に何を考えているのだろうか。
たとえば3時間練習するとする。3時間もあれば色々なことを考えることができるだろう。練習している間、別のことを考えたりしているのだろうか?それとも景色を楽しんでいるのだろうか?

私も週末限定になってしまってはいるが2時間くらいは走っている。もう少し長く走りたいと思う気持ちと同時にその時間があれば別なことが色々と出来るなとも思ってしまう。たかだか2~3時間の練習しかしていない私ですらそう思うのに、それ以上の練習を日頃している人たちは走っている間何を考えているのだろうか?
実は気になっていた。

しかし、栗城氏のように淡々と目の前の作業を繰り返すというのが実際のところなのだろう。
考えてみると私の場合はラップタイム、フォームのチェック等を淡々と続けているだけ。実はその先なんてものは無くて、それが続くだけなのかもしれない。
逆に言うと、それだけそのことに集中しているともいえる。それだけ集中して取り組んだからこそそれが結果を得た時に人は喜びを感じるのかもしれない。もしかしたら自分も知らぬうちにはまり、だからこそ走っているのかもしれない。

ステージやスケールこそ違えど、何かに挑戦する。そして一歩を越える。
見習うべきことは多々ある。

金こそすべて

昨日読んだ”貧乏入門”とはうってかわって正反対と思われる本を読んだ。その名も「職業”振り込め詐欺”」だ

職業”振り込め詐欺” (ディスカヴァー携書)
NHKスペシャル職業”詐欺”取材班
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 43058
おすすめ度の平均: 4.5

4 「カネこそすべて。手段は選ばない。」という考え方
4 がんばれ警察!
4 組織化、犯罪意識のなさに驚き
5 考え方が違うのかも
5 こんな時代に誰がした?

目次
はじめに

  • 第1章 巨額をむしり取る振り込め詐欺ビジネスの仕組み~格差が生み出した現代型犯罪~
  • 第2章 「捕まるのは下っ端だけ」 ~ワーキングプア・失業者が日雇い犯罪者に~
  • 第3章 有名大学・一流企業出身のエリート犯罪者たち ~犯罪意識の消滅~
  • 第4章 実録:エリートたちが群がる巨大振り込め詐欺グループの裏側
  • 第5章 「命のお金を奪われた」 ~被害で一変した暮らし~
  • 第6章 振り込め詐欺対策の現状 ~撲滅に向けて動き出した警察~

正直言って予想以上の内容だった。取材内容はさすがNHKスペシャル取材班だと思わせる一方、NHKスペシャルだからこその取材対象との距離感に何とも言えない気分になる。

犯罪に走る大学生

本書はNHKスペシャル取材班が振り込め詐欺の実態に関しての調査内容がまとめられている。
取材対象となったのは

  • 振り込め詐欺犯罪者
  • 振り込め詐欺被害者
  • 元振り込め詐欺犯罪者

等々。
特に驚かされるのは詐欺犯罪者たちの実像。本書によると、犯罪者の約80%は20代と30代で構成されており、特に暴力団と直接つながりがあるわけでもない若者。しかも多くの大学生がアルバイト感覚でやっているということでだ。
しかもどちらかというと、頭のいい面々が「賢く稼ぐ」という発想から手を染めているというではないか。

小さいころから英才教育を受けてきたが故の道徳の無さからきているのだろうか。ゆとり教育なんてものも関係するのだろうか。自分が古いだけなのだろうか。
色々と考えさせられる内容だ。

何が犯罪なのか

元振り込め詐欺の面々が、振り込め詐欺によって得たお金をもとに会社を興して今は働いているという。何とも言えない話だ。
それを考えると、実は周りの合う人たちは本当に真っ当な稼ぎなのだろうか?あの人はなんであんなに羽振りがいいのだろうか?いらない詮索までしようと思えば出来てしまう。
“自分のまわりにはいるはずがない”なんて発言は結局のところ、振り込め詐欺にあった人たちが口々に言う「まさか自分が詐欺にあうとは」ということと同義なのではないだろうか。

また、振り込め詐欺とは言わなくても巷であふれているいわゆる”情報起業”のようなものも、いくつかは”人をだます”という意味においては似たようなものに感じる。もちろん、それらのすべてがそうだというわけではないだろう。ただ、そういうものがまぎれていないとも限らない。

いずれにしても、疑心暗鬼にならないために我々は正しい知識と情報を手に入れる必要があるだろう。
常に脅すネタは変化していく。時事ネタだからと言ってあわてず、一呼吸おいて事実を確認する心の余裕を持つ必要がある。警視庁の関連ページを以下に記す。

振り込め詐欺(警視庁)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/koreisagi/koreisagi.htm

色々と、今後を考えさせられる一冊であった。
ともかく、一度親に連絡を取りたくなった。余り人ごとだとなめてかかってはいけない。

完結?

数学ガールの最新。ゲーテルの不完全性定理を読んだ

数学ガール/ゲーデルの不完全性定理
結城 浩
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 1492
おすすめ度の平均: 4.0

4 シリーズ第3弾
4 待望の第3弾です
2 村上春樹の愛読者なら読めるのでしょうか?※
5 どんどん内容は難しくなるが、続きが読みたい
4 ベースは廣瀬・横田の「ゲーデルの世界」か?

回を重ねるごとに登場人物たちの知識が付いてくるので、否が応でも話のネタとなる数学レベルも上がってくる。其々の人間模様と関係なく繰り広げられる数学談。
それも今回で最後なのかもしれない?そんなことを思わせるラストでした。

それにしても思うのは、「あー、授業真面目に受けてなかったんだな―」ってこと。
数学に関して言うと高校はもちろんのこと、理系なので大学でも数学をやっていたのにこんなにも覚えてなく、身についていないものかと。
少なくとも人の話を聞くときは、疑問の派生を考えずに聞くことに集中せなあかんなと再認識。
私の弱いところです。

テトテトテトラ

強みと資質

マーカスバッキンガム著「最高の成果を生み出す 6つのステップ」を読んだ

最高の成果を生み出す 6つのステップ
マーカス バッキンガム
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 5705
おすすめ度の平均: 4.5

4 強みを生かすための、具体的な方法が見えてきます
5 まさに「実践」書
5 ホントに(!)強みを活かす人生が築けそう
4 楽しいことは悪いことではない,むしろ才能を発揮する最良の資質だ
4 才能(じぶん)に目覚めた後は、人に伝えて、実り多き習慣を作り上げる

目次

  • ステップ1 神話を打ち砕く――何があなたの成功を妨げているのか
    • 成長しても人の個性は変わらない
    • 弱点は直せない
    • 助けてあげても人は成長しない
  • ステップ2 サインを見逃すな――あなたの強みは何か、いまそれを発揮できているか
    • これまでに大成功をおさめたこと
    • 何度もくり返し、したくなること
    • 無理しなくても集中できること
    • 終えたあとに充実感や満足感が得られること
  • ステップ3 強みを解き放つ―-仕事で最高の成果を得るために何をするか
    • 毎週、月曜の朝にすべきこと
    • どこにフォーカスするか
    • 見逃しているチャンスはないか
    • 自分のなかで不足しているものはないか
    • 上司や仲間にも十分に伝わっているか
  • ステップ4 危険信号に注意せよ――弱点の封じ込め方
    • 人からよく注意されること
    • やっていても、うきうきしないこと
    • なかなか上達しないこと
    • すぐに疲れたり、飽きたりしてしまうこと
  • ステップ5 仲間や上司を利用する――あなたにとって最高のチームをつくる法
    • 面談では何から話せばよいか
    • あなたならどのように手伝ってくれますか
    • 半分は上司の責任
  • ステップ6 習慣にしてしまえ――毎週、これだけは確認しよう
    • 強みを活かせているかどうかのチェックテスト
    • 上司とは四半期ごとに話し合う
    • 強みはどう進化するか

この本は、以前に”強み”というものに対してフォーカスした勉強会に参加していた時に用いられていた本。著者はストレングスファインダーでおなじみのマーカスバッキンガムさん。
以前に読んださあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすの内容と、どう違うのだろうか?というのをイマイチ理解しないままに手に取ってみた。
さてはて、どういうことなのだろうか?

強みと資質

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすでは、いくつかの問題を解いていくことで自分が生来持っている”資質”というものを明らかにしてそこから導き出される内容によって、自分自身を知るということがメインであった。
ここで導き出された資質。これは一生変わることがないものとして定義されている。ちなみに私の場合は次の5つであった

  1. 調和性
  2. 適応性
  3. 包含
  4. 回復思考
  5. 指令性

本書で述べている”強み”というのは、ここであげた”資質”とは異なり、その時期や仕事内容によって変わったりする可能性を持っているモノだ。
実を言うと、本書で述べられているワークは、先日参加したワークショップで行った内容と同じ…というよりは、ワークショップが本書を参考にして組み立てられたものであったために、すごい目新しいものではなかった。

本書では自分自身の経験。特に”今日”であるとか”今週”のような単位で自分が”やってよかったと思った仕事”、”気持ちよかったことは?”等を集めて、それらを一段抽象化させた言葉にすることをワークとして掲げている。
以前のワークショップの中でも話があったのだが、私の資質の中には戦略性に関することが抜けている。それであるが故なのか、やはり戦略に絡んだ仕事内容。たとえば、計画を組むということに対しては大きな苦手意識を持っている。
それに対して、メンバーと内容に関して話し合ったり、全体としてまとめあげようとしようとするときには比較的気分がいい事が多いような気がする。これらは本書のワークを行ってというよりは、これまでの経験から考えてみると…というところである。
なぜ、ワークの結果ではないかというと…

踊るダメ人間

実を言うと、これらの内容を日々メモをするというのが…何とも…苦手である。
しかし、本書の言うように”苦手”なことを本当にやらないとすると、そもそもこのワークが仕上がらないことになってしまう。
何ともジレンマである。
ここはやはり、意を決して書き続けてみるべきか。たぶん、1週間やっただけで新発見は難しいだろう。そうすると少なくとも数カ月単位で。いや、年単位で定期的に実行することになる。
あぁ・・・それが苦手なダメ人間はどこまで行ってもダメ人間。
ただ踊るだけである。

カエルに魅せられて

たまたまMixiを見ていた時に美崎さんがレビューを書いていたのを見て、そのタイトルから買ってしまった。普段レビューの欄なんて見ないのに、やはりこのネーミングはインパクトがある

金沢城のヒキガエル 競争なき社会に生きる (平凡社ライブラリー (564))
奥野 良之助
平凡社
売り上げランキング: 266962
おすすめ度の平均: 4.5

4 帯にだまされ?けど、楽しい
5 争わずゆっくりと
4 一つの時代が生み出した書

本書には、9年の歳月にわたって金沢城内に生息するヒキガエルを延べ1526匹調査した結果が書かれている。
その内容のほとんどは、ヒキガエルに対しての調査・研究結果ではあるが、要所要所に著者の人柄や考え方が織り交ぜられていて読み応えがあった

ヒキガエルとは

ヒキガエル。実は私がハンドルネームとして使っている「krote」はドイツ語でヒキガエルという意味があります。以前、ネットゲームをしているときにキャラクター名に困ってドイツ語の辞書から適当に選んで以来、ずっと使い続けているもののヒキガエルに関しては本書を読むまではほとんど知識のない状態。
いわゆる英語の「frog」と「toad」の区別すら知りませんでした(ちなみにflogはつるつるとした感じのふつうのカエル。toadはイボイボしてそうなカエルの事みたいです)。

ヒキガエルの行動パターンや縄張りというものを持たず、のんびりとした性格。一つの生き物に対してそこまで調べたり興味を持って調べた事のない私にとって、これらは中々新鮮な内容です。
昔、大学時代に雨の日の夜。友人とフラフラと散歩しているときにすごいカエルの大行進を見たことがあります。本書を読んだ後で思い出してみるとあれはきっとヒキガエルだったんだろう。

研究とは

一方で、著者の”研究”に対しての考え方や姿勢は中々面白いものがあります。
普通、こういう調査・報告書のような内容の書籍ではひたすらに真面目に調査をした内容だとか考え方が繰り返されるのですが著者は違う。

ずっと生物学をやってきていて、今頃こんなことを言うのは気がひけるが、私はとりわけ生き物が好きだということはない。<略>大学教官、とくに私のように一言多い大学教官は、少しは研究らしきことをしていないと身分が危なくなる。身分保全のために保険の一つくらいは掛けておかねばならない。(P.27-28)

なんというか…。結構適当で、あれこれと理由をつけて普通の研究者がやりそうなことをやっていない。それでいて、自分がやるべきと思った事はとことんやっている。私のイメージする”お堅い”教授とはちょっと違うな。(もしかしたらこういう人のほうが研究者には多いのだろうか?どうなんだろう?)。

本書で考えられている全体量を測る方法も中々面白い。著者が調べた、”金沢城内の一区画”のヒキガエル調査から”金沢城内全体”のヒキガエル総数を求めようとするのだが、単純に面積で考えるのではなく、自身が調査した結果を元に別の手法を使っている。

もし、ヒキガエルが本丸跡全体に均等に住んでいるとすれば、調査面積は5%だから20倍して、総個体数は8500匹となる。これが多すぎるか少なすぎるかは、判断のしようがないけれども、感覚的には多すぎるような気がする。
1974年春の繁殖に集まったヒキガエルは、オス・メス合わせて185匹いた。そのうち、前年秋に指を切っておいた標識個体は41匹、22%を占めた。つまり、私は20%のカエルに標識をつけていたことになる。そこで標識総個体数425匹を5倍すると、およそ2100匹となる。調査面積から求めた総数の4分の1である。感覚的にはこちらのほうが正しいような気がするが、感覚で決めるわけにはいかない。(P.238-239)

あまりこういう調査方法に対して私は明るくないので、この方法が妥当なものなのかどうかは判断できない。しかし、自分の推測に対して疑問を持ち、異なる方式を試行錯誤して多面的に考えていくという事が大事なのは私にもわかる。
それこそ「数に強くなる」で言うところの”数の精度に気を取られて数の正確さを考えられてない”状態にならないように気をつけなければならない。

それにしてものんびりとしている。ちょっと怠け者すぎるのではないか?というヒキガエルは、今考えると私にはぴったりなのかもしれませんね。
余談ですが、ハンドルネーム「かえる」はとても多くの人が使っています。いやいや、そんな前を名乗る人は少ないだろうと思っていた私にとってはうれしくもあり少しがっかりしたのを覚えています。では「ひきがえる」にすれば?と思ってみてみると、これも意外といる。
やはりめんどくさいのでそのままにしよう

不思議な絵本

たまたまAmazonを見ていて、気になったので購入

Gallop! (Scanimation Books)
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おすすめ度の平均: 5.0

5 大人も子どもも楽しめる1冊
5 えっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!
5 とにかく不思議!
5 魔法書のような1冊
5 魔法! 奇跡の映像。 奇跡の厚み。

確か、去年の年末も気になっていたんだけど結局購入していなかった。ちょっと早いかな?と思ったけど、もうすぐ1歳になる息子に買ってみた

この本は、”ちょっと変わったパラパラ漫画”を楽しめる本。
各ページには馬とか猫とか色々な動物が描かれており、ページをめくることで動物が動き出しているように見えてくるちょっと不思議な絵本。
絵本と思って侮るなかれ。この動きがなかなかスムーズなのだ。

本を購入するにあたって心配だったのが本の材質。
子供は興味があるものはあれこれといじる上に最終的に口に入れてくる。さすがにコーティングしてないまでも簡単に壊れてしまわないだろうか?ということが一番の心配だった。
実際に見てみると、お世辞にもきれいなつくりになってるとは言えないがそこそこ丈夫にも作ってある。これなら多少のやんちゃにも耐えられるかもしれない。もちろん、実際の耐久テストはこれからが本番だ。

さて、肝心の子供のほうはというと、最初のうちは手にとって見ていたが5分としないうちに本を置いて別な場所に行ってしまった。
相変わらず飽きるのが早いな、と思って本を手に取ると近寄ってくる。
結局のところ、おもちゃや本が何であれ、親にかまってほしいというのが一番の話なのかもしれない。
あぁ、毎日毎日遅くなってしまってごめんよ。と、頭をなでてみる。
最近、妙に甘えん坊さんになってしまった。