読書感想文」カテゴリーアーカイブ

ペルソナ作ってそれからどうするの

棚橋 弘季さんの「ペルソナ作って、それからどうするの?」を読んだ

ペルソナ作って、それからどうするの? ユーザー中心デザインで作るWebサイト
棚橋 弘季
ソフトバンククリエイティブ
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ペルソナといっても、ゲームの話ではありません。先日疑問に思ったソフトウェアのデザイン。その考え方をどこかしら学ぶことが出来るのではないかと思い購入して読んでみました。
ソフトウェアを実際に使用するユーザー。ソフトウェアをデザインするときに、実際のユーザーの声を聞きながら使いやすさだとかデザインに関しての意見を聞くことが出来ればそれにこしたことはないんだけど、常にそんな風にユーザーの時間を束縛することは出来ない。そこで、ペルソナという架空の人物を作り出し、その人を意識してデザインをする手法のこと。その手法を進める上で考えておかなければいけないこと。そしてどう進めていくかが書かれている。
また、ユーティリティ・ユーザビリティ・ユーザーエクスペリエンス等の定義に関しても触れられており、ただ単に”流行”で取り組んでいてると見逃してしまう本来の目的である”そのソフトは誰のものか”ということを考えさせられた。

本書では明確に開発者とデザイナーを分け、専門家によるデザインを行うべきであると考えられている。また、本書でのデザインの対象は多くが”一般向けのウェブサイト”になっている。私が今取り組んでいるソフトウェアはの対象ユーザーは”ごく限られた(その分野に対する)専門職”への企業向け基幹システム。そのあたりに違いはあるものの、ペルソナ手法を取り入れて考えることはかなりプラスに考えられることがわかった。ユーザビリティにかかわらず、そのソフトウェアに関わる様々な人をペルソナとして用意することによって、ユーティリティや機能に関しても改善を考えることが出来る。結構適用範囲は広いかもしれない。

ちょっと残念なのがあちらこちらからの引用が多すぎて、もう少しまとめることも出来たのではないかというところかな。これは、WEBサイトのデザインそのものに関して述べられているところに私が余り興味を示さなかったからかもしれないけど。
全てをすべて読むのは結構大変なのでポイントポイントを抑えながら読むのがいいと思います、

この金融政策が日本経済を救う

高橋洋一さんの「この金融政策が日本経済を救う」を読んだ

この金融政策が日本経済を救う (光文社新書)
高橋洋一
光文社
売り上げランキング: 948

この本、元々は勝間和代さんが送るポッドキャスト「Book Lovers」で紹介されていたのを聞いて興味を持っていた。経済の話は弱いのだが、数式を使わず出来るだけ言葉で説明しているとの事なので手にとって見た
本書は冒頭で

本書は、おそらく世界一やさしい金融政策の入門書です。数式を使わず、平易に、高校生でもわかるようにしました。なぜ今、金融政策が重要なのか、財政政策だけではダメなのか、そして、なぜ金利を上げてはダメなのか、本書を読めば、理解していただけるはずです

とある。そうあるとおり、金融政策の重要性についてかなり事細かにかかれている。高校生にでも分かるように~というのはかなり高校生を選んでしまいそうだけど、経済学・金融関連の書物としては分かりやすいほうだと思う。
私はというと、さすがに全てを理解できたとはいえないが、日経新聞を読んで考えたりすることは明らかに増えたように思う。それだけ身になったことがあるということなんだろう。

ただ、金融政策の入門書という割に、日本政府や日銀。民主党への批判が結構目に付いたのは少し残念だ。入門書としてならば”今”にとらわれずに入門書として使えるものであるといいんだけど。個人的には日銀総裁を選ぶ際のドタバタ劇やそれに伴う民主党の主張等に関しては、著者と同じくただ単に無能さを露呈しているように見えたのは間違いないが。

いずれにしてももう少し勉強してから読み直せばそれなりに身に付きそうではあるけど・・・・。さすがに経済学は敷居が高かった(><)
キビシー

ワンランク上の問題解決

横田尚哉さんの「ワンランク上の問題解決の技術」を読んだ

ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ
横田 尚哉
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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ファンクショナルアプローチを用いた問題解決の方法を解説された本。平たく言うと、「何で問題になっている?」と考える前に「なぜ?何のために?」ということをひたすら考えることなのかな。問題そのものではなく物事の本質に目線を帰ることで問題に対して解決手段を導き出す。
“問題解決”といったときに、何を”問題”とするのか。人によって何を問題とするのかは結構変わってくると思う。全ての問題に対してファンクショナルアプローチが適切というわけではないとは思う。あくまで、アプローチの一つだと思う。
プログラムが動かない事を問題とするのであれば、私たち技術者は比較的その”原因”に対して目を奪われてしまって多大の時間を使う場合が多い。趣味であればそれで全然問題はないのだけど、仕事としてやっている場合は”そもそもそのプログラムが何の目的を達成するためにあるのか”を考えて代替手段でも何でも対応すること。必ずしも”原因を追究する”事が重要ではないときもある。もちろんそうでなく”原因”を追求することそのものが仕事のときもあるし、原因の究明をなおざりにしていいというものではない。
これも、どこまではどう考え、ここからはどう考える。そういう考え方。これも一つの”目線の切り替え”が重要なことだと思う。私は出来ているのか?と聞かれていると、そう考えるようにしたいと思いつつも出来ていない部分がまだあると思う。それを補うためには訓練が必要とも本書では述べられている。

本の終盤に「日常の生活で常にファンクショナルアプローチを用い続ける」という事によって訓練するという事が出てくるが、これを常に”なぜ?何のために?”って考えているのは、いい加減な私には少し大変だ。私はまず、色々なものに”興味を持つ”、”知りたいと思う”というくらい緩い表現で進めることにして行くことにする

EQ?

こころの知能指数といわれるEQ。それに関する本を読んだ

EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方
ダニエル ゴールマン リチャード ボヤツィス アニー マッキー
日本経済新聞社
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EQ(Emotional Intelligence Quantient)という言葉はこの本で始めて知りました。
EQは情動指数とも訳される、副題どおり”こころの知能指数”だそうだ。この本ではリーダーとなる人にとってEQが如何に必要であるか。そして個人だけでなく組織としてのEQを高めることが何よりも重要である事が紹介されている。
この本ではリーダーのパターンを

  1. ビジョン
  2. コーチ
  3. 関係重視
  4. 民主
  5. ペースセッター
  6. 強制

と6つに分類している。ここの人それぞれで向き不向きはあるだろうけど、何か一つのパターンを適応するのではなく場面場面で使い分けていく形があるべき姿だと思う。
“なるほど!”と思ったのは、個人と組織とではEQを高めていく出発点が違うという着眼点だった。これは、個人と組織とでは目標や理想の意味するところが違うことが多い。特に組織においては、それは理念といったように概念的なものになりがちでモチベーションを保つことが出来なくなってしまうということだ。組織において全ての人がモチベーションが高いわけじゃない。その状態の中でいくら理念や理想を掲げたところで「また始まったか」とともすれば揶揄されてしまうことになる。これには気をつけないといけない。
また、本書の中では”リーダーに必要なのはIQよりもEQである”としてあるが決してEQが高ければ全てOKというわけではない。当たり前の話だが、”リーダーたちの中でEQの高いリーダーはパフォーマンスがいい”というだけであって、そもそもリーダーとしての知識は持ち合わせていることが前提となる。
また、本書でも述べられているが、EQを高める=”いい人・八方美人”になってはいけない。無理にEQを高めようと意識して行うとただのうそ臭い人になりそうだ。自分自身が、本気でそう思えるような方向性から練習していくべきだろう。仕事場に限らず、日常、過程においてもEQは高めることが出来るのだから。

ワークかライフか

田島弓子さんのワークライフアンバランスを読み終えた

ワークライフ“アンバランス”の仕事力
田島 弓子
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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帯にもあるとおり、この本のテーマは「とことん、仕事に熱くなれ」
ワークライフバランスという言葉が広く広まっていく中で、わざわざアンバランスと言っているのは面白い。この本を読んでみて改めて思ったのは、小室さんのなぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術で言うところのワークライフバランスとの違い。小室さんは
“会社以外での生活を充実させることでt根に目線を消費者と同一にする。また、余裕を持つことで結果仕事の成果も上がる”
という考え方。対して本書で述べられているのは
“仕事は現場で起こっている!学ぶべきことはすべて会社にある”
と、随分違うように見える。この二人の背景にも触れさせていただくと、小室さんは会社を興そうとするとほぼ同時にお子様を授かっており、”常に会社”というわけには行かなくなった。必然的にワークどっぷりというわけには行かなくなったのも考え方の違いに出てきているのかもしれない。
私が最近ワークライフバランスに対して興味を引かれているのは、本書の中にも出てくるのだが後から思い返してみて”仕事だけの人生だったなー”って思いたくないと思った。たぶん、テレビで団塊の世代に対する”定年後にぼーっとしているだけの老人。仕事を取り上げられたら何も残らなかった”みたいな番組を見たのが一つのきっかけになったのかもしれない。
でも、会社に入って数年は仕事どっぷりだった。連日会社に泊り込んだり、家の玄関で力尽きて寝てしまったこともあったりもする。色々失敗はあったけど、覚えることも多く、文句も多い毎日だった気がするがそれなりに楽しかったと思う。たぶん今だからこそ思えるんだとは思うけど。
やれワークライフバランスは重要だと思っていても、結局のところやっていることが好きであれば時間なんて関係なく手が伸びるし、そうなった状態というのはワークだとかライフだとかは考えていない。本書でも述べられているが、そもそもワークとライフのバランスは人それぞれで違うはずだ。間違っても50:50をワークライフバランスというのではないと、改めて思い知らされた。
自分にとってのワークの充実。結局のところそれがないことには「私は仕事したなーって言って死にたい」なんて言えない。死に切れない。ライフの充実もまた同じ。
私は「生ききったー」って言って死にたい。

北島亭のフランス料理

先日、マネックス証券の内藤忍さんがご自身のブログで紹介していた「北島亭のフランス料理」。すでに絶版ということだったのでAmazonで中古をすぐさま取り寄せた

「北島亭のフランス料理」は本当においしいのか? (SHINOBY’S WORLD)
http://www.shinoby.net/2009/01/post-1618.html

「北島亭」のフランス料理 (生活人新書)
大本 幸子
日本放送出版協会
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すぐさま取り寄せてよかった。。。内藤さんのブログ(http://www.shinoby.net/2009/01/post-1623.html)で今日知ったのだが、すでに品切れになってしまったみたい(※)。私が注文したときにはまだいくつかあったと思うんだけど・・・。

さて、肝心の本ですが正直言って北島亭に行きたくなった!あ、違いますね。(いえ、行きたくなって、きっと行くことは間違いないとは思います)
本を読み終えたとき、こんな職場にいたいと思った。そして考えてみた。
本書にて紹介されている北島亭で働いている4人の人は、それぞれ目指すところや北島亭に至る経緯はかなり違う。そして料理の世界はとても厳しい。同じ”仕事をしている”と言っているのが恥ずかしくなるくらい厳しい世界で生きているのがヒシヒシと伝わってくる。常に切磋琢磨し、早朝から深夜まで息の抜ける時間は少ない。ワークライフバランスもへったくれもなさそうな世界のように見える。
まさにプロフェッショナルの世界だ。プロ意識をここまで持った組織・チームを育て上げるにはどうしたらいいのだろうか?今のメンバーにここまでのことを要求したらきっと辞めてしまうのではないか?いや、ここまで

そう思ったとき、内藤さんの言葉を借りれば彼らは「好き」を極め、それを仕事にしている人たちだからではないだろうかと思い出した。

内藤忍の「好き」を極める仕事術 (講談社BIZ)
内藤 忍
講談社
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彼らも肉体的には辛い時もあるだろうし、精神的にも辛い時もあるはずだ。それでも続けられるのは、料理が好き。食材が好き。そして北島シェフが好きなんだろう。
読んでいる中で、いくつものエピソードがあるのだが、特に心にきたエピソードを紹介したい

朝訪れると、昼の賄い担当が、今日は賄い食べますか?と聞いてくる。用意する量の関係と受け取っていたら、今日の賄いは僕が作ります、と付け加える。今日のはおいしいですよ、得意なものです、と加えることもある。「僕の作る賄いをぜひ食べてほしい」と遠慮がちに言っているのだ。どんな立派な言葉よりも、料理を作って食べさせたい気持ちがそこにはある。こうした気持ちが基本になければ、きつい調理場の仕事は続かないだろう

プログラマの仕事も基本的には”作る”事だ。なぜ自分たちは今プログラムを作っているのか。何のために作っているのか。今一度思いかえさなければ。

そして、少しもう一度料理をやってみたくなった。。。
とりあえず・・・・たまった洗い物を慌てて洗いました。

※今、Amazonみたら一点だけ中古が出ていたけど値段が5000円ってなっていて噴出した。すごいな。

情報をダイエットする

Lifehack.jpの管理人である堀江氏の著書と言うことで気になって購入してみた。

情報ダイエット仕事術
情報ダイエット仕事術

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堀 E. 正岳
大和書房
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基本的な内容はLifehack.jpでこれまで取り上げてきたものをまとめた感じの内容。ブログをそれなりに見続けてきた人にとってはそれほど目新しいものがあるわけではないので取り立ててお勧めするわけではないかな。もちろん、まとめはまとめとしていいと思うし、そう思うからこそ私も購入したのですが。
読んでいるとはいえ、やはり実践できていないところは多い。特に本書でいうところの”3振の理由”を確かに深く掘り下げて考えていなかった。今一番思い当たるのは英語の勉強。iKnowを使って数か月勉強していたはずなのに、ある時を境にパタッと進まなくなってしまった。一度進まなくなるとそれは習慣から外れてしまい、再スタートが切れていない。
ではなぜ途中でやめてしまっているのか。考えてみるとホント、どうでもいいような理由で最初は止まってしまった(ケーブルテレビでいつもiKnowをやっていた時間帯に攻殻機動隊が放送)。いや、当時はみたかっt
では、放送が終わったにもかかわらず再開していない理由は何だろう。たぶん、ここに明確な理由はないのかもしれない。自分自身がだらけていただけだとは思うが、本書でいうところの”続ける仕組み”をちゃんと作っておかなかったのも一因だろう。”英語は重要だ”という認識はあったとしても、現在の仕事で今”英語は必要だ”とは思っていないから。確かに、”必要になるはずだ”だけではなく、”英語を使って~を実行する!”という明確な目標をたて、さらにそのためにはどんな目標が必要かというブレイクダウンをしていく必要がありそうだ。
一点、本書の中で私が疑問を抱くのは電話に関しての下り。自分の中に”開国”と”鎖国”の時間を作って外部からの割り込みをコントロールしようという試みだけど、これは職種や現場によってはかなり難しいと思う。著者は研究職ということで可能かもしれない。要するに個人がものをいう職場で、外に出ているメンバーからの問い合わせや顧客からの問い合わせは少ないと思われるから(これはもしかしたら間違っているかもしれないが)。
外部からご指名で電話がかかってきた場合、それは”どうでもいいような内容”でも顧客を前にして間違ったことはいえないためにその方面に”一番信頼できる人間に聞く”という行動をとってしまう事が多い。少なくとも、スタッフが揃っているわけではない中小企業はそうではないだろうか。
また、自分の中で”鎖国”を行ってしまう人間がはたして”開国”時に進んで電話を取るだろうか?”開国”時によほど積極的な行動をとることができなければ、チームとして動いている場面では賛同は得づらいと思う。
もちろん、”割り込みを減らす”という方向性はとても共感する。私もそれに関しては試行錯誤をしているところ。これはそのうちの一つのアプローチとして機会を見て取り入れられれば導入したいところだ。また、それができる環境を作るところから始めないといけない。

小室さんの6時に帰るチーム術

ワークライフバランス。ここ数年でよく聞く言葉だけど、、、。ベンチャーな企業はどちらかというと”不眠不休(+不給)でがんばれ!!”みたいなノリがあるのでいまいちピンとこない。なぜ、この不況下や経営状態の厳しいベンチャーにワークライフバランスが必要なのか?それよりも本当にそんなことをして会社が持つのか!?ということで、小室淑恵さん著作の「6時に帰るチーム術」を読んだ

なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術
小室 淑恵
日本能率協会マネジメント 出版情報事業
売り上げランキング: 1598

私がこの本に興味を持ったのは、実際にベンチャーを立ち上げ、その事業が内容が”ワークライフバランスの提案”を手がけている小室さんの著作だったからである。
本の中で小室さんが取り組まれた様々な”術”が取り上げられているが、私がいいなって思ったのは

  1. ワークとライフ、両方を視野に入れた課題解決シート
  2. カエル会議

課題解決シートと聞くとプレゼン道場でも同じ名称で出てきたシートがあるが、面白かったのは”仕事の課題”だけではなく”仕事以外の課題”も含んでいることだった。個人の面談は私も半年に一度くらい行うように心がけているけど、その内容にどうも納得がいっていない。どう進めたものか?どうすれば”相手の持っている本当の課題が見つかるのか”というのは常に悩みどころでした。確かに、仕事以外の部分を抜きにして仕事だけの課題を出したところでその人のその後は余り変わらないのかもしれない。これを参考に自分なりの課題解決シートを作らないといけないな!
そしてカエル会議。属人的になっている現状をどうすれば解決するのか。どうしたらみんなが気持ちよく成果を出して早く帰ることができるのかを考えないといけない。それには私一人が考えたところで解決はしない。その危機感を共有するためにも始めてみたいと思った。
本の中でも紹介されているが、内閣府が「カエル・ジャパン!」なるものをやっていた

カエル・ジャパン!
http://www8.cao.go.jp/wlb/index.html

いやいやいや、知らないって。こんなことやっていたのか。それにしてもシンポジウムもあるみたいだけど・・・・水曜日の昼って・・・。本当に来させる気があるのだろうか。気にはなったけどさすがにちょっと無理だなぁ。育児休業の体験記も載っている。中小企業やベンチャーにおいても父親の育児休業が一般的になるくらい浸透してくれればいいんだけどな。

社会保険・年金のキモ

昨日に引き続いて社会保険と年金のキモを読んだ

社会保険・年金のキモが2時間でわかる本

社会保険・年金のキモが2時間でわかる本

労働法のキモに引き続いてストーリ仕立てで紹介した社会保険と年金に関するお話。読みやすいには読みやすい。それは間違いないと思う。あくまでここで紹介されたケースに対するお話のみなので全体がどれくらいの範囲を指し示しているかも気になる。もちろん、瑣末なことをあげていけばきりがないのだろうけど。
社会保険や年金に関する自分自身の知識の乏しさにはどうしたものか・・・と思って、一時期ファイナンシャルプランナーの資格を取ろうと思ったことが昔ありました。参考書で軽く勉強して、試験を受けるだけは受けたのですが勉強が適当すぎて”筆記”・”実技”(実際には筆記)とある試験のうち、”実技”だけは受かったのですが”筆記”に落ちてしまいそれっきりになっていました。
社会保険や年金で何が”キモ”といえるのか。保険にしろ年金にしろ、制度としてはころころと変わってきている。たとえファイナンシャルプランナーや社会保険労務士という資格を取ったとしても、絶えず制度や世の中の状況を見て、考えていく。そのことが一番大事に思えてくる。それがこの制度に対しては必要ですね。
うーん、もう一度勉強してみようかな。

小室淑恵のプレゼン講座

以前、日経アソシエで連載されていた小室淑恵さんのプレゼン講座がDVD付のムック本として出ているとの話を聞き早速購入

小室淑恵の超実践プレゼン講座(DVD付) (日経BPムック)

小室淑恵の超実践プレゼン講座(DVD付) (日経BPムック)

基本的にはアソシエで連載されていたプレゼン講座の総集編だけかと思ったが、ちょっと違っていた。
アソシエで連載されていたのは、講座に通う受講生のプレゼンが先にありきであった。つまり、受講生が出してきたもののどちらかというと批評に近い感じの印象になる。本では”自分が0からプレゼンを作る”ところから詳しく解説され、DVDには実際に小室さんがプレゼンを実演しているという内容。思わずプレゼンを勉強しているのはずなのが、プレゼンを受けているような感覚に(^^;
私は仕事で、お客様にプレゼンをするような機会はそれほど頻繁にあるわけではないですが、説明をしなければいけない場面には時々出くわします。
また、あちこちの朝食会や交流会での自己紹介みたいなものも一つのプレゼン。自分自身のプレゼンですね。
結局のところ表現する。つまり発言・意見するという場であれば同じですね。堂々と、話すことが出来るよう練習しなきゃ(><