「一分で話せ」でおなじみの伊藤羊一さん著「壁打ちは最強の思考術である」をAudibleで読んだ

伊藤羊一さんといえば、Voicyで話をよく聞いており、壁打ちに関してのよく話が出ていたことを思い出しました。
(最近はVoicy自体を諸々の理由で聞かなくなってしまったのですが)
何年もVoicyで伊藤さんの話を聞いてきているので、なんというか書かれている内容がどれもいつも話されている内容であることに、本当に日常的に壁打ちが溶け込んでいるのだと気が付きます。
実際のところ、壁打ちに限らず発話することで思考が整理されるというのは何度も経験していることで、それは部下との1on1でもよく生じる現象です。
ただ、これを壁打ちとして日常の中に取り入れるというのは、職場環境にもよるとは思いますが、どうすれば良いのかがパッと出てこない。
多分、余裕がなさすぎるのだろう
本書の中でも、コーヒー片手にウロウロしていると壁打ちの依頼が来る。。。なんてエピソードが紹介されているけれど、それは壁打ちが組織レベルで根付いている職場であるし、そもそも日常的に壁打ちをするようなネタがある・・・?
と、ここまで考えてふと思うのは、我々IT技術者に取ってみれば、壁打ち=ソースコードレビューなのではないかと。
いやいや違うだろうと。
レビュー => 対象に対してのレビューアーからの評価や改善点の指摘
壁打ち => 壁打ちをしたい人の思考の整理・深堀り・気づきの創出
と考えるとやはりレビューを壁打ちとするのにはちょっと無理がありそう。
レビューを出すもっと前の段階なんだろう。
であるならば、タスクを与えた後でその実装方針やなんかの検討結果を話してもらうような”壁打ち場”を意図的に作ってしまうのが良いのかもしれない。
ペアプロやモブプログラミングに近いのかもしれない
そんな気がしてきた。
いずれにしても、時間を取って行う行為ではあるので全てに適用するというのは難しいところだけれど、やってみる価値はありそうだ。
そしてここまで書いていてちょっと思うのは、私にとってこうやってブログを書くという行為も一人でやっているけれど壁打ちみたいなものだよな、と。
誰かに読んでもらって反応が返ってくるわけではないので、打ちっぱなしな感じはあるけれど。
まぁ、それはそれだろう。












