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人の心は読めるか?

ニコラス・エプリー著。「人の心は読めるか?」を読んだ

人の心は読めるか?
人の心は読めるか?

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ニコラス・エプリー
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GW中に読み終えるぞ!と意気込んでいたものの、GW中は家族サービスやらなんやら(主に怠惰)で読み切ることができず。
先日、ようやく読み終えた。

読み終えたはいいものの、ブログに書くのがどうも最近億劫になってしまっており、
ズルズルと時間だけが過ぎてしまった。
ちょっと最近、怠け過ぎている感じが否めない。

「人の心を読む」という言葉がずいぶんと気になる。

仕事では何人かの部下を持っているのだが、わからないものはわからない。
普通に過ごしているようで悩んでいるのかもしれないし、
落ち込んでいるようで、別に落ち込んでいるわけでないかもしれない。

これまでに何度となく、辞表を受け取ったけれど、前もってわかっていたのは数少ない。

普段から、一生懸命周りの考えを探っているわけではないんだけど、それでももう少し気づいてもいいんじゃないかな〜と思うことはやっぱりある。

 

結論からいうと、そんなに都合よくはいかないということらしい。
まぁ、そりゃそうだ。

でも、読み進めていく中で、何が原因でそう都合よくはいかないのかはわかったし、
やっぱり対話をし続けるしかないということも、なんとなく思っていたこととあっている。

話をすること自体は嫌いではないんだけど、まだまだその周辺に関しては下手くそ何だろう。
やっぱり、もう一度 EQ あたりの本を読み返すことになりそうだ。

EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方
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プラレール博TOKYO

もはや我が家のGW風物詩と化しているプラレール博に今年も足を運んできました!


我が家は男の子3人に女の子1人という構成なので、プラレール博やトミカ博はよく足を運びます。
というか、毎年のように訪れています。

プラレール博にしてもトミカ博にしても、実のところ内容は対して変わらないし、
毎回大混雑しているのでかなりの時間をアトラクションの待ち時間に費やすことになるので、
親としては結構大変です

IMG_2444

とは言っても子供にとってはうれしいもの。
特に2歳になった次男は意味不明で連れてこられた昨年と違い、
終始大興奮状態でした。

IMG_2452

子供が増えてくると、どうしても出かけるのが億劫になってしまうし、
写真の枚数も加速度的に減っていく傾向があったので、今日はもう次男中心で行きました!

とは言っても。。。まだ三男が控えているんですよね〜。

また来年、再来年としばらくここにくることになるのかな?
その頃には長男はもう、プラレールには興味がなくなっているかも?

ちなみに、長女は一応は付き合ってくれていますが、やはり男の子とはテンションが違ってました。
ちょっとかわいそうだったかな?

GWが始まる

毎年GWと言っても、基本的にはカレンダー通りな休日を過ごしているので、対してGW気分を味わうことはないのですが、
今年は休日の構成がいいので私も土曜日からは5連休です。

5連休だから何をするのか?

実のところ言うと、特に決めていません。
ただ、読みかけの本はあるのでそちらを読んでいきたいと思っています。

人の心は読めるのか

人の心は読めるか?

人の心は読めるか?

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たまたま書店で見かけて、興味をそそられて購入しました。
同じものをみているようで、実はみているものが違うという「首の問題」。
そして、同じものをみているんだけれど、その人の経験や背景によって認識が変わる「レンズの問題」

考えてみればわからなくもない話だけれど、常日頃から意識できているかというと難しい。
まだまだ読んでいる途中ですが、なかなか楽しめています。
読み終わったら、以前読んだEQの本も少し読み返してみたくなります。

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フリーソフトで始める機械学習

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機械学習や統計関連に関してはど素人もいいところなのですが、
ネットを徘徊していて少し気になったので購入してみました。

面倒なことはプログラムに任せて、人間様はもう少しクリエイティブに昼寝をしていたいと考えている私としては、こういう分野はきになるところです。

ただ、どうしても代数幾何や微積の知識が必要になってしまい、いくら理系とはいえ
それほど得意分野ではなかったので。。。

まぁ、要するに難しいな、と。

ただ、この辺りをちゃんと理解してものにすることができれば、それはとても面白いことが待っていそうな気もするんですよね。
というわけで、少なくともこの本は一通り進めていきたいと思っています。

 

実際問題、育児や家庭菜園に追われている毎日ではあるのでどこまで時間を割くことができるかは非常に危ういところです。
とは言っても、せっかくのまとまった休みなので、家族サービスだけでない自分のための時間利用を少しでも取っていきたいですね。

倫理を論理する

Kindleセールでたまたま見かけたNHKブックスの「哲学ディベート <倫理>を<論理>する」を読んだ

哲学ディベート―<倫理>を<論理>する NHKブックス
NHK出版 (2013-04-10)
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こういった哲学をテーマとした本は、割と好きなほうだ。
自分自身、哲学を勉強したことはないんだけれど、いろいろな考え方を学ぶことが出来る感じがして
一つの訓練として面白い。

この本では、「自殺」や「尊厳死」。「人権」等々、現代社会の様々な問題に関してディベートをする。
といっても、これらの問題に答えがあるわけではなく、ディベートの勝者を決めるわけでもない。
純粋に討論する
討論していく中で、それぞれの主張を聞き、自分自身や相手の新しい考えに気づく。

書き方としては、架空の大学ゼミという形で読みやすく、スラスラと読むことが出来ます。

 

普段、子供に当たり前のように「悪いことはしちゃだめだよ」といっていても、そもそも良い悪いとは。
身近にあるけれど、いざ説明したり論理的に教えようとすると結構難しいんですよね。

法律的な解釈や、道徳的な解釈。
功利主義と道徳的な考え方。

何が正しいとかではないのだろうけれど、どういう考え方に基づいて何が動いているのか

これを知っているのと知っていないのとでは大きく異なる。
相手が何を元に発言しているのかが読めなくなるからだ。

わかっているようでわかっていないことばかりなのが悩ましいところだけれど、
こういう考えを読むのは、やっぱり個人的には好きなほうなんだなと改めて認識した。

試験をいったんあきらめた

昨年末のAmazonで行われていたKindle書籍に対するセールでこんなものを買っていたんですよ。

情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2014年版
翔泳社 (2013-09-18)
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特別に必要とされているわけではないんだけど、持っていてもいいかな~と思って、
春の情報処理試験を受ける気でいました。

もう、応用情報を取得したのがずいぶんと前になるので、午前試験最初からの受験になります。
このあたりの問題は、普段の業務で行っていることからするとかけ離れている分野も多いので
一度勉強したこととはいえ、かなりの部分が忘れています。

さしあたって、毎日の通勤で午前問題の問題集向けのアプリを使って勉強。
週末に論文の対策として先に書いたKindleの試験本を用いて行うことにしたのですが…

 

週末無理

 

エントリーを書いていないのでここでは初めて書くことになりますが、
1月に4人目の子供が生まれました。

基本的に妻は産休なので家にいることになるのですが、まだ小さいのも含めて3人が他にいるので
さすがに手が回らない。
長男はもうすぐ小学校に行く年齢なのである程度話は聞いてくれますが、
それでも下の子の面倒を見るにも限界があります。

平日の朝晩はもちろん、土日も基本的には子供中心とした生活が続くことになります。
子供が遊びたいといえば遊ぶし、寝るときは一緒に横になる(そして時々自分も寝落ちする)

 

もちろん、やりようによっては時間を捻出することは出来ると思うのです。
ハードといえばハードですが、無理ってわけじゃない。

問題なのは、試験・資格に対しての気持ちの面がやはり大きい。
もともとの動機が適当なので、それを維持するということもなかなか難しい

無理やり自分で動機づけを作るのが一番確かな方法なんだけど、
今回はそれ以上に私生活面でやることが出来てしまったので、もういいやと。

また、期を見て受けることにしましょう。
せっかく試験対策の本やアプリは手に入れたのでそれはそれで暇つぶしにやるのはいいかもしれないけど。

残る人

気が付いたらもう2月。
2015年最初のエントリーが2月というところが何とも言えないけれど、
最初のエントリーとか抱負みたいなものとは関係ないお話しを。

私はこれまで転職もせずに今の会社でずっと働いている。

15年近くも働いていれば、直属の上司が会社を辞めたりすることも何度か経験したし、
直属の部下やチームメンバーが会社を去っていくことも何度も経験した。

退職のカミングアウトは何度経験してもいいものではないし、急に神妙な面持ちで

「ちょっとお話があるのですが」

みたいな会話の切り出し方をされると正直気持ちがダークサイドに落ちてしまいそうになる。
何かしらの予兆が感じられればいいが、大抵は私にとっては急な話として感じてしまうことが多かった。

そのたびに、自分にガッカリする

一方で、別れ際というのはずいぶんとあっさりしたものだったりする。
もう、ほんと、あっさり。
テレビで見るような壮行会のようなものを行うこともあるが、熱い類の感じはしない。

 

まぁ、何で急にこんなエントリーをしているのかというと、今日、最終出勤日だったメンバーがいたのだ。
仲間内で連れ立って最後に焼肉でも行くようなことを行っていたが、特に誘われてもいないので声はかけなかった。

誘われてもないのに顔を出すというのは、それはそれでウザい感じもするが、
でも一方ではそれだけ思い入れが強いようにも感じる。
そこのところを行動しなかったのは、自分で結局のところその程度だったということなんだろうか。

 

会社を去っていった人たちとのコンタクトは、先方からされない限り、見つけてもこちらからはしないようにしている。
いつまでも上司づらするなよ!って見られるのが嫌だから・・・という気持ちも確かにあったのだが、
単純にどこかでずいぶんとあっさりとした線を引いてしまっているのかもしれない。

 

つまるところ、自己中心的なわけだ。
ずいぶんと面の皮が厚くなったものだなぁ

2014年が終わります

最近はすっかりブログを書くことから離れてしまっていますが、
気がつくと12月最初のエントリーが今年最後のエントリーとなってしまいました。

皆さんにとって2014年はどんな年だったでしょうか。

思い起こすと今年の前半は北海道に出張したりシリコンバレーに研修行ったりと、
仕事の上では普段ない経験をすることができました。

いろいろなことがあったにはあったのですが、正直、自分として何が成長できたのか?と言われると答えに窮するところもあったりします。
結構、遊んでばかりだったかなぁという気もします。

最近はなかなか休日に家を開けることも難しく、また出不精気味になってしまってマラソンもしておらず、
完全にスマホゲームが趣味な状態であります。
趣味といえばまぁそういうのも無しじゃないよねとは思うものの、年の瀬に振り返ると幾分もうちょっとなんかあったんじゃないかと思えてきます。

とりあえず、読みかけになっている本をこの休みのうちに読んでおきたいな。

エッセンシャル スクラム
翔泳社 (2014-08-01)
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Amazonのセールで買ったこの本。
結構面白く読んでいます。

考えてみると、自分の計画というのもこうやって年の瀬になってやっと振り返るのではなく、もう少し短かくスプリントとして考えて計画してみるのも面白いかな?と思い始めています。

2015年は正直いろいろなことが予定されすぎていて、不安とかを通り越えて少し麻痺状態。
激動の年になることだけは間違いないので、うまいこと、年末に美味しいご飯が食べられるように
頑張っていきたいところです。

皆様も良い年を!

Amazon Kindle本セールで幾つか購入

すっかり更新が滞ってしまっていますが、一応生きています。

Amazon で、Kindle本のセールをやっていました
最大50%OFF お買い得セール

特にテーマが決められている訳でもなく種々雑多な本が対象となっています。
熟々と見ていて、ココのところすっかり本を読んでいないな〜と思い、幾つか購入してみました

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計
翔泳社 (2013-11-20)
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エッセンシャル スクラム
翔泳社 (2014-08-01)
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1分間マネジャーの時間管理
パンローリング株式会社 (2013-02-17)
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情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2014年版
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続・Windows10 Technical Preview

なかなか落ち着いて触ることが出来ていません。
というわけで、少しだけですが気が付いた点を。

タスクバーにデフォルトでいくつかアイコンが並んでいたのですが「Task View」という見慣れないものがありました。

20141006_01

押すと上記のような画面になって、「Add a desktop」という+印のボタンがあるのみです。
最初、何のことかわからなかったですが、タスクごとに独立したデスクトップ環境を作ることが出来るんですね。

 

20141006_02

こんな感じに。

自宅のMacでは、OSXに似たような機能が付いているので通常用途のデスクトップと開発用のデスクトップで分けてあったりします。
出来れば、再起動後も起動してるアプリをそれぞれのデスクトップに振り分けた形で起動してほしかったのですが、そこまでは出来ていませんでした。

まだ Technical Preview なので、今後どういう形に進化していくのか楽しみですね!

Windows の機能有効化・無効化内に、「EdgeCP model for Config 1.5(en-US)」という見慣れない機能がありました。

20141006_03

しかも、デフォルトでONです。
”en-US”が付いているので、言語に関係したものだとは思いますが、これに関してはイマイチ情報がわかりませんでした。

試しに外してみたけれど、軽く触った程度ではどこが変わったのかはわからず。
なんでしょうね。

Windows10ばかりに目が行ってしまいがちですが、Windows Server の次バージョンも Technical Preview が出ていました。

TechNet Evaluation Center
http://www.microsoft.com/en-us/evalcenter/evaluate-windows-server-vnext-technical-preview

ぱっと眺めた程度しかまだ見ていませんが、役割に見慣れないものがいくつか見えたので、内容を今度確かめれればなぁと思っています。
ただ、Windows Server の新機能ってそんなに使わないんですよね、私は。

もう少し、新機能をいろいろと生かした会社での運用を考えることが出来ればいいのですが、実際にあれやこれやするとなると、
どうしても今ある資産や会社内での決まり事なんかがあって面倒になってしまいがちです。

Windows 10 Technical Preview を Vagrant で起動させる

先日公開され、早速インストールしてみた Windows 10 Technical Preview ですが、
あれこれと試してみた後で手軽に元に戻したいです。

もちろん、仮想化環境で作業を行っているので、そんな時はスナップショットをとればいいのですが、
それでは少し面白みに欠けるので、Vagrant で立ち上げられるような状態にしてみたいと考えて試みました。
というか、それが目的で Virtual Box を利用しました。

1.事前準備

    • Virual Box のインストール
    • Vagrant のインストール(1.6系)

当初、私のPCにインストールされていた Vagrant は 1.5.4 でした。
1.5系までは Vagrant そのままでは Windows をゲストとして扱うことは出来ず、Vagrant-windows というPluginを使う必要があります。
ただ、何度かやってみたのですがうまくこれがインストールできませんでした。

Vagrant としては、1.6系になって Windows を正式に対応しているので、今回はこれを用いることにしました。

Windows Guests – Windows is now a first-class officially supported guest OS for Vagrant, meaning you can now vagrant up development environments running on Windows.
https://www.vagrantup.com/blog/vagrant-1-6.html#features 

2.Windows10 Technical Preview インストール

基本的なインストール方法は前回のエントリーを参照。

2.1 vagrant が操作可能なように、”vagrant”ユーザーを作成する

パスワードも”vagrant”。
OSインストール時のユーザーをそうしてしまってもいいし、後から追加してもいい。
後から追加した場合は、Administrators グループへ追加する

2.2  UACをOFFにする。

msconfig を起動し、 “tools” から “Change UAC settings”を選んで Launch するとOn/Offまでの時間を少し楽できる
Win10x64-10

2.3 WinRM に関する設定を行う

コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行する

winrm quickconfig -q
winrm set winrm/config/winrs @{MaxMemoryPerShellMB="512"}
winrm set winrm/config @{MaxTimeoutms="1800000"}
winrm set winrm/config/service @{AllowUnencrypted="true"}
winrm set winrm/config/service/auth @{Basic="true"}
sc config WinRM start= auto

 

2.4 Virtual Box Guest Additions  のインストール

Virtual BoxのゲストOSウィンドウから 「デバイス」→「Guest Additions のCDイメージを挿入」を選び、
ゲストOS側でインストーラーを起動する。

ただ、Guest Additions のインストールは Windows 10 Technical Preview ではうまくいかなかった。

Win10x64-02

単純にインストーラーを実行すると上記のようにエラーが発生してしまい、そもそもインストーラーがまともに動かない。
こちらへの対策は互換性設定を行うことになる

Win10x64-03

一応、上記のように Windows8 互換で動作するようにしておけばインストーラーは動くには動いた。
ただ、最後の最後までは正しくセットアップされてないように感じる。
この理由は後述。

とりあえず、ゲストOS側の設定は以上となるので、Windows10 をシャットダウンします。
お好みでリモートデスクトップ設定をしておいてもいい。

3. Box の作成と追加

早速作った仮想環境を、Vagrant で扱えるようにパッケージングします

>vagrant package --base "Win10x64" --vagrantfile Vagrantfile.txt
==> Win10x64: Exporting VM...
==> Win10x64: Compressing package to: C:/VM/Win10/package.box
==> Win10x64: Packaging additional file: Vagrantfile.txt
The executable 'bsdtar' Vagrant is trying to run was not
found in the %PATH% variable. This is an error. Please verify
this software is installed and on the path.

vagrant package で、 base として指定している”Win10x64″は仮想環境の名前になりますが、エラーが発生しました。

このエラーが発生する場合、Vagrant へのパス設定がうまくいっていないので”Vagrant\embedded\mingw\bin”をPATH環境変数に追加します

>vagrant package --base "Win10x64" --vagrantfile Vagrantfile.txt
==> Win10x64: Exporting VM...
==> Win10x64: Compressing package to: C:/VM/Win10/package.box
==> Win10x64: Packaging additional file: Vagrantfile.txt

今度はうまくいったようです。
ちなみに、Package する際に Vagrantfile.txt を指定していますが、これは必ずしも必要ではないと思います。

続いて、作成した”package.box”を Vagrant へ追加するため、 Vagrant box add を実行します

>vagrant box add Win10x64TP package.box
==> box: Adding box 'Win10x64TP' (v0) for provider:
    box: Downloading: file://C:/VM/Win10/package.box
    box: Progress: 100% (Rate: 752M/s, Estimated time remaining: --:--:--)
==> box: Successfully added box 'Win10x64TP' (v0) for 'virtualbox'!

同じ名前でも構わないのですが、なんとなく Box の名前は Win10x64TP としてみました。特に深い意味はありません。

これで一通りの準備が整いました。

4. Vagrant UP へ

適当なフォルダを作って、起動のための下準備を行います。

>vagrant init
A `Vagrantfile` has been placed in this directory. You are now
ready to `vagrant up` your first virtual environment! Please read
the comments in the Vagrantfile as well as documentation on
`vagrantup.com` for more information on using Vagrant.

いつも通り init して、出来上がった Vagrantfile を編集します。

Vagrant.configure(VAGRANTFILE_API_VERSION) do |config|
  config.vm.guest = :windows
  config.vm.box = "Win10x64TP"
  config.vm.communicator = "winrm"
  config.vm.network :forwarded_port, guest: 3389, host: 13389
  config.vm.network :forwarded_port, guest: 5985, host: 15985, id: "winrm", auto_correct: true

 <中略>

 config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
 # # Don't boot with headless mode
 vb.gui = true
 #
 # # Use VBoxManage to customize the VM. For example to change memory:
 # vb.customize ["modifyvm", :id, "--memory", "1024"]
 end

 <略>

最初の場所で、OS周辺の指定を行います。
また、通常は SSH でやり取りしますが、Windows の場合は WinRM を利用するのでこちらも記述します。
現状ではポート周りの設定もついでに書いておきます。

ちなみに、このvm.communicator の指定を winrm としなかった場合、立ち上がるには立ち上がりますが、応答がないために延々とリトライしてしまいます。

また、通常 Vagrant の場合は SSH で操作を行うために GUI は切られていますが、ここでは Vagrant up した際に Virtual Box の画面を出すようにしてあります。
これは、基本的に最初に作られた Vagrantfile でコメントされているところを戻しただけです。

ようやく準備が出来たので Vagrant up である

>vagrant up
Bringing machine 'default' up with 'virtualbox' provider...
==> default: Importing base box 'Win10x64TP'...
==> default: Matching MAC address for NAT networking...
==> default: Setting the name of the VM: win10tp_default_1412433990299_77042
==> default: Clearing any previously set network interfaces...
==> default: Preparing network interfaces based on configuration...
    default: Adapter 1: nat
==> default: Forwarding ports...
    default: 3389 => 13389 (adapter 1)
    default: 5985 => 15985 (adapter 1)
==> default: Booting VM...
==> default: Waiting for machine to boot. This may take a few minutes...
==> default: Machine booted and ready!
==> default: Checking for guest additions in VM...
    default: No guest additions were detected on the base box for this VM! Guest
    default: additions are required for forwarded ports, shared folders, host only
    default: networking, and more. If SSH fails on this machine, please install
    default: the guest additions and repackage the box to continue.
    default:
    default: This is not an error message; everything may continue to work properly,
    default: in which case you may ignore this message.
==> default: Mounting shared folders...
    default: /vagrant => C:/Dev/vbox/win10tp

見て分かる通り、 Guest Additions 関係のエラーが出ていて、うまく認識できていないことがうかがえる。
ちなみに、当然かもしれないがリモートデスクトップではうまく接続できなかった。

とはいえ、 GUI をONにすればリモートデスクトップはそれほど必要がないのであまり気にしないでいいだろう。
簡単ではあるけれど、 vagrant halt しての停止。 vagrant destroy。そして vagrant up と一通り動いているように見える。

5. 失敗例

実は、Guest Additions を互換性設定せずにインストール。つまり、インストールに失敗したままで進めた場合に、Box のパッケージングや Add までは成功するが、いざ Vagrant up するとエラーになった。

>vagrant up
Bringing machine 'default' up with 'virtualbox' provider...
==> default: Importing base box 'Win10x64TP'...
There was an error while executing `VBoxManage`, a CLI used by Vagrant
for controlling VirtualBox. The command and stderr is shown below.

Command: ["import", "C:/Users/username/.vagrant.d/boxes/Win10x64TP/0/virtualbox/box.ovf", "--vsys", "0", "--vmname", "Win10x64TP_1_1412225893803_7237", "--vsys", "0", "--unit", "10", "--disk", "c:\\Users\\username\\VirtualBox VMs\\Win10x64TP_1_1412225893803_7237\\box-disk1.vmdk"]

Stderr: 0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90%...100%
Interpreting C:\Users\username\.vagrant.d\boxes\Win10x64TP\0\virtualbox\box.ovf...
OK.
0%...
Progress state: VBOX_E_FILE_ERROR
VBoxManage.exe: error: Appliance import failed
VBoxManage.exe: error: Could not create the clone medium 'c:\Users\username\VirtualBox VMs\Win10x64TP_1_1412225893803_7237\box-disk1.vmdk'.
VBoxManage.exe: error: VMDK: Compressed image is corrupted 'C:\Users\username\.vagrant.d\boxes\Win10x64TP\0\virtualbox\box-disk1.vmdk' (VERR_ZIP_CORRUPTED)
VBoxManage.exe: error: Details: code VBOX_E_FILE_ERROR (0x80bb0004), component Appliance, interface IAppliance
VBoxManage.exe: error: Context: "int __cdecl handleImportAppliance(struct HandlerArg *)" at line 779 of file VBoxManageAppliance.cpp

正直、うまくいかなくてまっさらから作り直したので必ずしも Guest Additions が関係しているかは不明だけど、一応参考まで。

うまくいったケースでも、 Guest Additions のインストールは最後までうまくいかなかったので、やりようによってはもう少しちゃんと出来るのかもしれない。

 ※参考サイト

 

実践 Vagrant
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