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テレキューブの便利さと不便さ

皆さん、テレキューブって使ったことありますか?

大きいオフィスビルや駅、商業施設などを中心に設置されている、ちょっと大きめの電話ボックスみたいな個室を短時間で借りることができる、ミニ貸し会議室みたいなところです。

テレキューブ
https://telecube.jp/

最近、お客様先での業務が多い状態。
この状態で、自社業務に関連した会議や、他のお客様とのMTGなどが帰宅後だと時間的に合わない場合などに最寄り駅にテレキューブが設置されているので時々利用しています。

15分単位で借りることができ、料金も250円。デスクや防音設備。Wifiなども完備しているのでビジネス利用する分には悪くない印象です。

予約の取り方

イメージでは、出先での急な打ち合わせ時に。。。って利用用途だと思っているのですが、意外と皆さん普段使いしているのか、直前に予約を取ることは困難です。
それなりに事前に予約をとっておく必要があります

予約自体は、予め登録を済ませておけばWebで簡単に取ることができるのですが、

開始時刻は5分単位で細かく選ぶことはできるのですが、利用時間は15分単位となります。

実際のところ、ミーティング開始前にボックスに入ってPC広げて準備して・・・って事を考えると、上記キャプチャのように17:55 – 18:25 というような予約になってしまいます。

このあたりはミーテイングの性質としてギリギリまでやるのか?早く終わるのか?延長しがちなのか?ということによって、事前にどれだけ予約をとっておくのかがポイントになります。

予約のキャンセル・延長

予約のキャンセル自体は可能で、開始1時間前までは費用がかかりません。
ただし、1時間以内になってしまうと通常料金取られますし、予定より早く終わったとしても返金対応してくれるわけではありません。

延長に関しては、後ろがあいていれば可能です

それらを考えると、やはり初期の予約に関してはあまり大きく取りすぎず、と言うかたちにしたいのですが、延長しようと思ったときに後ろがすでに埋まっている可能性もあり、悩ましいところですね。

総括と他社サービス

とは言え、いちいち自社に戻らなくても、ちょっとした会議だけであればこれで済ますことができます。
料金はかかりますが、自社に戻るにも電車代はかかるので、それを考えれば別に大した話ではないと考えられます。

テレキューブと似たような形でステーションワークと言うブースが設置されている駅もあったり、CocoDeskというサービスもあるようですね

CocoDesk
https://www.fujifilm.com/fb/solution/menu/cocodesk

STATION BOOTH/DESK ホテルシェアオフィス その他(WeWork等)
https://www.stationwork.jp/

これらはまだ利用したことはないのですが、機会があったら使ってみようかな。
料金的に、テレキューブが一番安いといえば安いですが、差も微々たるものですしね

初めてスネつった

今日は比較的涼しい一日でした。

ここのところずっと、距離を走ることができておらず、その一因として暑さがあるのでは?と思っていたので、今日ならば!と頑張りました

いや、久しぶりにハーフマラソンの距離走ることができました!
やっぱり暑さのせいだったんだ!私はまだやれるんだ!って思って家路についていたら、、、

足のスネが超痛い(しかも両足)

どう考えても、症状的にはつっている状態ですが、これまでふくらはぎ。
つまりは足の裏側がつることは何度もあったのですがスネ側がつるというのは初めての経験。

そして、初めての経験はすべからく痛い。。。

どう対処していいのか全くわからず、痛みを堪えながらふくらはぎをつった時によくやる足の指を曲げたりしようとするもうまくいかず、悶絶しながらスマホで対応を調べます

「足首を回すといい」

いや、痛すぎて回すことがきつい。。。
冷えるとつることが多いので、とりあえずスネをさすったりして温めたりするも一向に良くならず。

足首が靴で固定されているのがいけないのか?と、靴を脱いだら、かなり楽になりました。

足がつる原因

ふくらはぎなどの“筋肉のつり” その原因と対処法
https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/nhkjournal/k8vNRaUWiJ.html

上記ページにも書いてありますが、基本的には冷えと水分不足とのこと。

今回は、水分を全く取らずに、ここのところ走りなれていない距離である20kmオーバーを走ったということ。
走り終わったあとに水分は取ったのだけど、単純に遅かったんですね。

また、今日は気温が比較的低く、走り終わった直後で一気に汗が引いて冷えたことも原因のひとつなんでしょう。

予防としては、やはりストレッチもそうですが、こまめな水分補給ということなんだろうなぁ。ペットボトル持って走るの面倒なんだよね。

とは言え、今回は本当に痛くて立ってられなかった。
若干、走り終わったあとで手が痙攣っぽい動きもしていたので軽い脱水症状担っていたのは間違いなさそうなので、やはり20km超える場合は、その前段階で水分取らないとだめですね。。。

アクアラインマラソンまであと2ヶ月。
本当に困難で完走できるのかしら?って思ってしまうけれど、やれるだけのことはやっておかないとね。

頑張りまっせー

マンガあれこれ

雑誌を定期購読していたり、積読になっている本は貯まる一方なんだけど、マンガに関してはどんどん買って読んでを繰り返し、あまつさえ繰り返し読んでしまうのは、やっぱりそれだけ気分転換が必要ということなんだろう。

私にとって、やはりマンガはなくてはならないものなのだ、と、自己肯定感バッチリな気持ちで最近購入して読んでいるマンガを紹介したい

転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~ 17巻

今期、アニメ化もされている作品の最新刊。
かなりご都合主義満載な展開が盛りだくさんで、ハラハラドキドキ的な要素はまったくない。
ただ、なんとなく買って読んでいるような状況。
アニメのキャラデザがコミックで慣れ親しんだ身としてはちょっと違和感を感じてしまうが、アニメ化するとなんとなく子供っぽく見た目が変わるのはよくあること。
なんでなんだろうね。

奴隷転生 ~その奴隷、最強の元王子につき~(9)

そういう意味ではこちらは、常に困難に対して頭を痛めながら進んでいる。それぞれのキャラの成長を感じられて繰り返し読んでしまったりもする。

結構端折られてしまうシーンも多いけど、個人的に話の展開が早いということに関してはいいと思っている。
転生みたいなものがそんな都合良くうまくいかないんだよね、ってところも、今後の展開がどうなっていくのか楽しみ。

異世界おじさん 8

こちらも今期アニメ化の作品。
アニメ化するとは思っていなかった作品だけに結構びっくりしたし、アニメの方もそれなりに面白いとは思うんだけど、面白いと思える年齢層は高めなんだろうな、と思わずにはいられない。

あの頃、たしかにセガが今のようになるなんて思いもしなかったなぁ

ちなみに私が初めて買ってもらったゲーム機は、セガと互換が効く、ツクダオリジナルから発売されたオセロマルチビジョンというやつだった。

カセットがなくてもオセロで遊ぶことができるんだぜ!

現実主義勇者の王国再建記IX

異世界転生、現代知識無双としてはよくある話なんだろうけど、タイトル通り現実主義ということで、打つ手、打つ手がなんというか、それほど突拍子のないことをしない感じなので、淡々としている感じがする。

実際問題、現代知識を頭の中だけで異世界で再現できるほど詳細まで記憶しているなんてことはよっぽど厳しいものではあるけど、そういう事を言うとそもそも異世界が現実的ではない話になってしまうのでご愛嬌。

面白くないわけではないんだけど、良くも悪くも淡々と進んでいく感はある。

振り返って

基本的に私はKindle版を購入しているからいいものの、物理本を買っていたらとうの昔に本棚は埋まり、床が抜けてしまうかもしれないなぁ、なんて思ってしまうペースで買ってしまっている。

本当に、Kindle良くないと思う(褒め言葉)

Denoの今後に関して

先日、Denoの記事を書いたが、ちょうど公開されたmozaic.fmで話題に上がっていた

ep102 Monthly Ecosystem 202208
https://mozaic.fm/episodes/102/monthly-ecosystem-202208.html

Big Changes Ahead for Deno
https://deno.com/blog/changes

Denoの記事が投稿されたのが8/15。
mozaic.fmの公開が8/20ということで、いま時点から考えてもなかなか早い話題だ。

正直言って私はこのあたりの知見がないと言っても過言ではないレベル感なので、評価的なコメントは難しいし、誰も望んでいないだろうからしない。

ただ、いつも思うのはJavaScriptやTypeScript周りのフレームワークやエコシステムの数の多さというか、流行り廃れのスピード感はすごいな、と思わずにはいられない。

mozaic.fmの中でも話題にはなっていたが、それぞれの仕組みが何を目指して、それを使うモチベーションやメリットがどこに有るのか?というのだけでもちゃんと抑えていきたいところ。

話の中で出てきた、ViteやBunに関しても恥ずかしながら知らなかった。。。
うーん、追っかけるの実際問題難しいよなー

Bun
https://bun.sh/

Vite
https://vitejs.dev/

職業体験イベントに行ってきた

子供たちは夏休み終盤。
宿題の仕上げ時期に入っているのではないでしょうか。

そんな、人によっては切羽詰まった状況になる時期ではありますが、千葉市が主催している小学生向けの職業体験イベントである「葉市夏休みおしごと感動体験ワクワクワークデー2022」に抽選であたったので行ってきました

千葉市夏休みおしごと感動体験ワクワクワークデー2022
https://www.city.chiba.jp/keizainosei/keizai/koyosuishin/kandoutaiken2022.html

事前申し込みで、いろいろな職業の中から選んだものの体験ができるという、読んで字の如くなイベントです。
今回、小学六年の長女が、動物看護師の体験に参加してきました。

実施内容としては以下の内容

  • 健康診断
  • 歯磨き
  • お薬作成

あくまで獣医ではなく、動物看護師ということで補助的な内容で、対象も犬のみでした。
ちょうど、我が家でも犬を飼っているので知識を得るという意味ではちょうどよかったかな?

これが果たして本人の将来に、何かしら影響を与えることになったのかはわからないですが、いろいろな経験を積むということは、単純に良いことですね。

少し調べてみると、今年の5月に愛玩動物看護師法という法律が制定され、愛玩動物看護師という国家試験が今年から始まったんですね

愛玩動物看護師
https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/doubutsu_kango/

診療の補助を行うことができるのは、この国家資格保有者だけとなっているそうなので、これまで動物病院で勤務されていた看護師さんが行っていたのは診療の補助ではない。。。ということなのかな?
全員が獣医師資格を持っているなんてことはないだろうからなぁ

ちょっと「愛玩動物」という呼び方は正直どうなんだろう?と思わなくもないですが、この名称のくくりとしては犬・猫・鳥(オウムなど)のみを対象としているそうです

問2-3 愛玩動物看護師法に規定する愛玩動物にはどのような動物が含まれますか。(令和4年5月24日更新)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/doubutsu_kango/qanda.html#2-3

このあたりの知識はこれまで全く関わり合いがなかったので知らないことばかりで、調べていくとなかなか面白いですね。
いい機会を提供いただいたと思っています。

不測の事態への対応

昨日のことですが、妻が救急車で運ばれました

「なんかお腹が痛い」と妻がいい、もともとは送迎は妻が行くという話だったのを急遽私が行く形で外出していました。
習い事が終わるのを待っていると、自宅から電話が。

「お母さんが救急車に・・・」

と、泣きながら長女が電話をしてきたのです。
正直、言っている意味がわからないけど、長女の様子は明らかにおかしい。とりあえず、落ち着くように話をしていると、妻の携帯から着信。

救急隊員の方からで、状況の説明とこれから病院へ搬送する。
搬送先の病院はまだ決まっていないが、決まり次第連絡するから来るようにとのこと。
妻の状況としては下腹部痛とだけ。

実際のところ、これだけだとどの程度のリスクが有るのかがさっぱりわからない。
もちろん、救急隊員としても「大丈夫ですよ」とか無責任な事を言うことはできないのでしょうがないのだが、、、

ひとまず、病院が決まってからかな?と考え、待つことに。
しばらくすると病院が決まった連絡が来たので、その時点で子供の習い事は中断させてもらい、病院へ。
結果からすると、大事には至らず、原因もはっきりしないというなんとも言えない形で終わった。

何が起こるか、本当にわからないな、と思いつつ、どう動くのが一番ベストなんだろうか?と逡巡する。

初動をどうするか

第一報を受け取った段階で、その時点で子供の習い事を中断させて家に駆けつけるという選択肢があったが、私はここで待つという選択を取った。

妻の持病みたいなものが特にあるわけでもないし、朝の感じからしても大事に至るイメージは沸かなかったからだが、そもそも救急車呼んでいる時点で不足な事態ではあるんだよな。

それを考えると、習い事の重要性なんて言うものは皆無に等しいので、さっさと切り上げてしまうのがベストな行動だったのではと思う。

病院へ誰が行くか

3男は習い事の送迎だったために、一緒に病院へ行き、長女と次男は家で待機。
長男はこのとき部活で家にはいないという状態だった。

習い事の場所から病院へ行くのに、家に立ち寄ることは十分に可能だった。
全員連れて行くべきか。長男に関しては学校に連絡して来させるべきか。

いざとなればタクシーで来させることもできるかな?と思い今回は何もしなかったが、一国を争う場合は連れて行った方がいいんだろうな

ただ、それってどうやって判断するんだ?って気もする。

こう言った動きは、結局何が正解かはわからないのはしょうがないけど、予め簡単にでも夫婦間で話し合っておくといいかな、と思った

いやはや、本当に何が起きるかわからないものです

League of Kingdomsを続けてました

以前、もうやめたぜ!と言っていたLoKですが、なにげに続けていました。。。

なんだかんだ、惰性で続けてしまうのは非常に良くないことですが、なんとなく続けてしまっています。

しかも問題なのは、せっかくのP2Eゲームにも関わらず、Earnしていない状態で単純にゲームしていることですね。
まぁ、なんというか頑張ったところで大した金額になるわけでもないというところで、ある意味そのあたりは割り切ってやっているといったほうがいいのかもしれません。

しばらくはギルドに所属せずふらふらしていたのですが、どこにも所属していないとすぐに攻撃を受けるので、それほどガチっぽくなく、かと言ってレベルが低すぎないところに適当に所属。
お茶を濁しながらプレイしています。

城も無事にLv30。そして各兵科の最強ランクも研究済みです。

もはや、あとはひたすらに兵を訓練していき戦力を増強していくのみ・・・。
プレイしているとは言え、やっていることはクリスタルマイニングと適当にモンスター退治。

ゲームの一つのエンドコンテンツでもあるCvCに参加していくというのもひとつなんですが、正直そこまでの時間をかける気にはならないんですよね、今のところは。

ちょっとお茶を濁しながら、戦力を増強していっていいギルドがあれば移籍するというのもありなのかな。。。?

とりあえず、クリスタルマイニングの確度を上げるためにひたすら騎兵のスピードを上げていこうかな?

すっかり走れなくなっている

11月にせまったアクアラインマラソンに向けて、今日も走ったわけなんですが。。。

全然走れない

夏の暑い時期と言うこともあり8月に入ってからは、本当にすぐにバテてしまって長距離走ることができなくなっているのですが、最近は10kmちょっとで音を上げてしまう。。。

しかも、7月からはリモートではなく出社しているために平日走ることができていない!!!
お陰で今年の状況はと言うと

完全な右肩下がり・・・
これは・・・まずい・・・とてもフルマラソン走れる気がしない。。。

そういえば、昨年はもう少しまともだったんじゃないだろうか?と思い、見てみると

最低でも月100kmは走っているものの、週末の走行距離としては一日10kmちょっと。
それを考えると、平日の走れていない分を除けば実はあまり変わらないのかもしれない。

昨年もやはり8月が一番落ち込んで、11月に向けて徐々に走る距離を伸ばすことができている。
それを考えると、まだ望みはあるのだろうか。

気温が暑いことによって、バテやすくなるのは分からないでもないんだけど、正直、足にも結構限界が早く来ているようにも感じる。
これに関しては、平日ほぼ走ることができていないというのが一番の原因なんだろう。。。

9月からの仕事状況次第ではあるんだけど、出社ではなくリモート勤務も増やせそうな気配はしているのでここから調子を上げてアクアラインマラソンをしっかりと走りきりたい。

なんとしても、初回大会の雪辱を晴らすのだ!!!

同士少女よ敵を撃て

本屋大賞2022を受賞したということで、書店店頭で並んでいた「同士少女よ、敵を撃て」を読んだ

発売が2021年11月ということで、ロシア軍のウクライナ進行を受けて書かれた小説ではないですが、なんというか、すごいタイミングで出てきてしまったな、と思わずにはいられない内容でした。

と言うか、小説ってすごい久しぶりに読んだなぁと改めて思った。
小説、読んでますか?

ビジネス書や技術書と異なり、小説を読む動機は何なんだろう?とふと考えてしまう自分がいる。
物語を楽しむということは、別に悪いことではないとは思うんだけど、本作のように500ページ近い作品になると読み終わるのに非常に時間がかかる。

映画や漫画の場合はそういう意味では簡単に消費できるコンテンツなんだろう。

本の場合、どうしても文字でしかないので、描写は基本的に想像に頼る部分が大きい。読む人によってその部分の振れ幅は出てくるものなので、頭の中を覗いてみると人によってすごいことになっているんだろうなぁと思う。

一方で、ビジネス書を読んだからといって、自分の行動に何かしら影響を与えるくらいのものにあったか、と言われるとなかなか難しい。
もちろん、それは本に問題があったとは限らず、読み手側の問題も多分に含まれているのは間違いない。

好き嫌いは色々あるんだけど、あまり気にせずにあれこれ思いのままに手に取ってみるのが、意外といいのかもしれないと思えてきた

次は何を読もうかしら

データモデリングで頭の体操

今まで、定期購読はしているものの、なかなか有効活用できていなかったWEB+DBプレスですが、今月号は結構読むことができています。
これも通勤の効果でしょうか?

特集の一番目は「実践データモデリング」

私自身、前職では基幹系の業務システムパッケージの開発に従事していたこともあって、題材として登場する「発注」や「出荷」といった業務のデータ構造や業務知識に関しては知らないわけではない。むしろ、一般的に考えると詳しい方なのでは?と思わなくもない。
というわけで、読みながら勉強になるな、と思う反面、やっぱりこのあたりは難しい問題だよな、と思ってしまうんですよね。

ソフトウェアを作る上での複雑さへの挑戦

現在は基本的に大きいプログラムを作るのではなく、責務を適切に分割し、シンプルな単位でのプログラムを組み合わせてシステムを作るのが良いとされている。

これに関して異を唱えるつもりはあまりない

前職でも、パッケージを作ったとしてもバージョンアップを考える必要があり、バージョンアップの際には過去との仕様互換性を保ちながら巨大なプログラムを新しい言語なりで作り直すとか、デスマーチ確定な感じだった。

パッケージのバージョンアップには多大な工数と期間を要し、既存顧客からは仕様の互換性に関して文句を言われ、新規の顧客からは不具合を指摘される。
もうちょっとうまいことできないものなのか。毎回スクラップ&ビルドはもうやりたくないと。

そうではなく小さいプログラムにする。更には責務の分割、モジュールの分割を進めることで、サービスを切り出す。
そしてサービス単位でバージョンアップすることを可能にしていくというのが今の流れで、その最たるものがマイクロサービスなんだと理解している。

本書でのデータモデリングも、単一テーブルにあれこれ詰め込むのではなくて責務を分割統治していくのが基本だ。

システムとして何を優先させるべきなのか

一方で、この方法だとそもそも取り扱う業務数が多い基幹系システムだと、テーブル数がかなりの数になるのでパフォーマンスの懸念は生じてしまう。
テーブル数が多くなることで、一つ一つはシンプルなんだけど、数が多すぎてひよるということもある。

特にパフォーマンスに関してはこだわりが強い人達が多いのも基幹系システムのユーザ特徴だ。
メインフレームCUI画面とWebブラウザを比較して、おそすぎると言われるの辛いよね。

データモデルをシンプルにするということは、基本的には機能もシンプルになっていくものだと理解している。
一方で、一目ですべての情報を把握したい。より多くの情報を画面に詰め込みたい。しかも早く。みたいな要求も当然のようにやってくる。

なぜなら、今がそうだから、みたいな理由で。

SoRである基幹システムのユーザは、システムを使って入力することが業務なのではなく、価値を生み出す業務は別にあるという認識は強い。
画面遷移なく、ショートカットキー盛りだくさんで何分でどれだけデータを入れられるかや判断できるかの選手権が行われている。

あれもこれも表示させる画面を超スピードで表示させるには、できるだけテーブルJOINを少なくするような、言ってしまうと下手くそなデータモデルだなぁと言われるようなテーブルになりそう。

それもこれも、個別最適化されたような過去のカスタマイズ遺産みたいなものがだめなんだ!って言うのは簡単なんだけど、ソフトウェアかくあるべきみたいな喧嘩をしてもしょうがないしね。

実際のところ、現代においてもパフォーマンス上やっぱり問題なのだろうか?みたいなところに関してはわからないのだが、こうやって頭の中で考えると言うのは結構楽しいものである。現実は厳しいけれど。

そんなことを思った2022年の夏。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私は元気です