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Joel Spolsky著「More Joel on Software」を読んだ

More Joel on Software
More Joel on Software

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Joel Spolsky
翔泳社
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ちなみに本書は「Joel on Software」の続編にあたる
書かれている記事は興味深く、それぞれを取り上げていったらとてもじゃないが書ききれないのでプログラマが置かれている環境に関して考えてみたい。

プログラマに個室が必要か

本書の中だけでなくJoelはプログラマが置かれている現状の状況と、より生産性の高い仕事をするならばどういう環境を構築するべきなのか?そしてそれらがもたらす効果を考えればそれにかかる費用などは問題ではないことを主張してきた。
また、より質の高いプログラマを雇用するためにはより、開発者が幸せになるような環境を用意してあげることが重要であることが書かれている。

ただ、少なくとも私が知る限りでは日本の。特に東京近辺で仕事をしているプログラマの開発環境というのは本書で推奨されているような環境からは程遠く…。いや、遠いなんてものではないかもしれない。個室なんて見たことないよ。
おまけに昨今ではブラックなイメージまでしみついてしまっている感まである

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
黒井勇人
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原因は何だ

と少し考えてみる。
結局のところ、それらを決定するのはマネジメント層であってプログラマではない。彼らにとって一番下っ端に見えてしまう開発者に対して個室を提供するなんていうのはたぶんあり得ない話だ。
彼らにとっては開発者というのは、だれしもが通る最初の一歩であって、ただの通過点的なポジションでしかないのかもしれない。もしくは自分がそうであったということなのだろう。

業界を変えて考えてみると、製薬会社等の研究所で研究している研究職にはそれなりの環境が整っている。彼らは白衣を着て学術書を片手に研究に没頭するための環境を手に入れている。
向かっている対象が違うといえば違うかもしれないけど、レベルの差こそあれ”物を考えて何かを作り出す”立場は変わらないのにこうも扱いが違うのは、やはり一言で”開発者”と言ってしまうには層が厚すぎるからなのだろうか。
結局のところ開発者にも研究者にも人材はピンキリなのだろうが、母数が違いすぎて、悪いところはとてもよく目に付いてしまう。間違ってみんなに個室でもあげようものなら
「ほら、ただでさえ仕事中にぼーっとWebを見ているような開発者に個室なんて与えたら終わりだよ?あいつらは一日中Twitterしているに違いないさ」
的なことを言われるだろう。そうなってしまう人間がいることは否定はしないが。

憧れ

ただ、憧れの存在として良い環境を手に入れたプログラマが会社に数人はいてほしいと思う。そしてその環境は公平な審査のもとで流動的であるべきだ。
少なくとも周りはプログラマという職種に対して得られる環境の充実さに誇りを感じることができるだろうし、それを目指すことになるだろう。話を聞きつけた学生がうるんだ目で上目づかいをしながら
「インターンしたいんですぅ」
と言ってくるかもしれない。そうすれば歯車は少なくとも悪い方向には回らないのではないだろうか?

結局のところ、これを考えている私自身がプログラマなわけだからすぐにどうのこうのできるわけではないが、そういうことは忘れないようにしなければいけない。

久しぶりの一人の夜は

ちょっと用事が出来て、今日明日と妻が実家に帰っています。

いつも家に帰ればご飯ができている。ご飯は野菜好きの妻が必ず野菜を使った料理かサラダを出してくれるので、あまり食生活の細かいところまで気にしなくてもいいのだ。
ところが、今日は当然のことながらそんな料理は待ってはいない。

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あぁ!ラーメン美味しいなぁ
今日は先日食べようと思ったけど、すでに完売していて食べることのできなかったラーメン「くるり」で特性味噌ラーメン(大盛り)を食べてきた

くるり
http://ramendb.supleks.jp/shop/103

会社の後輩が感激していた。話に聞いていた通り、濃厚なスープで美味しく頂いた。次回はつけ麺にチャレンジすることにしよう

いつも家に帰れば、9か月になる息子が歓声をあげてハイハイしながらやってくる。抱き上げると声をあげて喜ぶんだ。
ところが、今日は当然のことながら息子は家にいない

あぁ!静かだなぁ
家に帰ると、子供の面倒を見ていてお風呂に入れないでいる妻がお風呂に入る。そうすると息子は大泣きする。特に最近はひどくて妻がお風呂からあがってくるまで絶対に泣きやまない。ついさっきまでニコニコしていてもダメ。何やっても駄目だから結構疲れて帰ってきている身にとっては応える。それでいて、妻がお風呂からあがってくるとぴたりと泣きやんで笑ったりする。もうね、キミ、抱いている手を離しちゃうぞ★
いや~、落ち着いて本を読んだりすることができるよ。素晴らしい

いつも寝ようとするときには家族3人横並びに寝る。ぐずっていた息子もおっぱい飲んで満足して眠りに就こうとする。その横で妻もうたた寝を始める。そして私も眠りに就く
ところが、今日は一人で横になる。

あぁ!寝れるだ!!
普通に眠れることの喜び。素晴らしいですね。
子供がまだ小さいうちは、夜に急に泣き始める。夜泣きなのかは分からないが、泣くのである。私はというとだいぶ耐性がついて、寝続けることができるようになってきたのではあるが、やはり影響があるのかイマイチ疲れが取れない気がする。なんだかすっきりしない。
また、今日は早く寝たいなぁ~って思っていてもなかなか難しいことが多い。でも、今日は自分で自分の眠る時間を決めることができる!
一つ残念なのはそんな状態にワクワクして眠れないでいる自分がいることだ!
ほっほーい

Microsoft北陸支店の仕事術

OutlookやOneNoteを使用した実際にMicrosoft北陸支店で取り組まれたノウハウが公開されている

その1:タスクとスケジュールを管理する
http://ms-hokuriku.spaces.live.com/blog/cns!523A417BE1B2C0A2!731.entry

その2:現状把握アナログ編
http://ms-hokuriku.spaces.live.com/blog/cns!523A417BE1B2C0A2!747.entry

その3:「禁止」の重要性
http://ms-hokuriku.spaces.live.com/blog/cns!523A417BE1B2C0A2!775.entry

その4:現状把握デジタル編
http://ms-hokuriku.spaces.live.com/blog/cns!523A417BE1B2C0A2!779.entry

その5:メモしてフラグ。そして貼り付ける
http://ms-hokuriku.spaces.live.com/blog/cns!523A417BE1B2C0A2!790.entry

その6:報告書は出しません
http://ms-hokuriku.spaces.live.com/blog/cns!523A417BE1B2C0A2!831.entry

その7:OneNoteとOutlookの連携
http://ms-hokuriku.spaces.live.com/blog/cns!523A417BE1B2C0A2!857.entry

多くはOfficeの中でOutlookとOneNoteを使用した効率化になる。

OneNoteってどうなの

はたして「OneNote」って聞いて何の事だかわかる人がどれだけいるのだろうか。何を隠そうこいつは実はれっきとしたOffice製品の一つなのだ。
これはOfficeのStandardはもちろん、Profesionalにすら含まれていない。EnterpriseかUltimateを購入しなければついてこない代物なのだ!なんてこったい。
私はたまたま、MicrosoftのイベントでUltimateを引き当てたので知ってはいたが、それがなければ存在すら知らなかったものだ。

記事にあるように、OneNoteを複数の人間で共有してあれこれするというのは面白いアイデアではあるが、普通の企業が社員全員にOneNoteを支給していることは無いのではないかと推測する。ITを生業としている(中小ではあるが)私の会社ですらOfficeのスイートはせいぜいProfessionalかStandardであって、十分それで事足りている。
もちろんOneNoteを個別に購入するという手もなくは無いし、実際私の同僚は自費で購入していたりもする(なんてこったい)が、これはちょっと例外であろう

とりあえず、OneNoteに関しては使い始めてはいるもののどうも習慣がつかない。これは、アナログなノートをいつも傍らに所持しながらデジタルのOneNoteに向かっているからどちらも中途半端になってしまっているのが原因だろう。
何かしら解決策を模索したい

Outlookは比較的機能する

Office2007を使用していて私が一番恩恵を受けているのはOutlookだろう。
「メーラーにOutlookなんて使っているのかよ!脆弱性は大丈夫なのか??」
って発言はあるが、基本的にMicrosoftで問題になるのはちゃんとパッチを当ててない場合だと思う。もちろん、パッチを当てたことによって、もしかすると年にたまにある「Windows税を納める日」になってしまうかもしれない。つまりは再インストールだ。
それはさておき、今のところそんな事態にはなっていない。

北陸支店での活用事例にあるようにメーラーとスケジューラ。そしてタスクリストが一体になっているお陰で一目見て状況を整理できるようになっている。

  1. メールが来る。たいてい上司からの小言だ
  2. メールをタスクリスト(仕事)にドラッグ&ドロップするとタスクが追加される
  3. スケジュール欄でそのタスクを行う予定時刻へドラッグ&ドロップする
  4. 小言に対する作業を終えたらタスクリストのフラッグを落とすことでタスクは完了される

といった感じで、それらが1画面で確認できるのはいいことだと思う。
私が今試しているのは、週の初めに1週間のスケジュールを印刷。そして週末に実際にどういう結果になったのかを確認することで自分のスケジューリング能力を鍛えていこうとしていることだ。ただ、世の中そんなにうまく回るものではなく、まだまだ修行が必要なのが現実。難しいのう

モバイルが困る

以前、WillComのW-ZERO3を使用していたときはOutlookとの連携が非常によかった。いや、正確には同期をとろうとして時々失敗してはいたんだけど、アプリケーションとしては連携を取ろうとしていた。
つまり、W-ZERO3にはOfficeのMobile版がインストールされていて、そこにはOutlookもタスクリストもOneNoteすら同期をとってくれる仕組みが用意されていたからだ。
ところがiPhoneにしてからは困った問題がある。連絡帳やメール設定。スケジュールの動機まではOutlookととってくれるにもかかわらず、タスクリストに関しては放置されて、それでいてなぜかOutlookの”メモ”なんて機能との同期はとっているのだ。
“メモ”なんてOutlookに備わっているの初めて知ったぜ。

iPhoneにはMacユーザー御用達のEverNoteがあって、これとOutlookのタスクリストと同期させたりすることができるのは知っている。もちろん、EverNoteは素晴らしいソフトなのだろう。私はまだインストールはしていないけど。
ただ、ただでさえiPhoneとOutlookを同期させているのに、もうひと手間かけてEverNoteと同期させるというのは非常にめんどうな気がしてならない。あまりあちこちと連携させると、何が最新なのかがわけが分からなくなりそうだ。こういうのはシンプルなのが重要で、面倒なのは必ず使わなくなってしまう。

とりあえず、これに対する答えはまだ思いついていない。Outlookを捨てたら?なんて話が出てきそうだけど、残念ながら今のところ予定がない。そこそこ気に入っているからだ。もちろん、立ち上がりの遅さには悪態をつくことが多々あるけどね。
さてはて。何かいい手は無いものか。そもそもiPhoneとOffice製品との組み合わせな時点で厳しいのはもちろん分かっているのだがなぁ

文房具あれこれ

東急ハンズであれこれと文房具を物色してきました

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よく、本の内容を参照しながらPCやノートに向かっているときにあったら楽だろうな~と思っていたブックストッパー

ブックストッパー
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重い本には向かないですが、そこそこ活躍してくれそうです。

先日の美崎さんの本に「メモをノートに張り付ける」というものが書いてあった

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)
美崎栄一郎
ナナ・コーポレート・コミュニケーション
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何かいいのがないかな~と探していたら面白いものを見つけた

ミシン目が細かく入っていて、切り取ることのできるサイズの自由度が高い。
そう思って買ってみたけど、実際のところミシン目が多すぎてちょっと書きづらいと思うことがあった。このあたりの違和感は慣れてくれば気にならないものかもしれない

KOKUYO タ-D400-08 テープのり[ドットライナー]つめ替えテープ強粘着DM400-08用

KOKUYO タ-D400-08 テープのり[ドットライナー]つめ替えテープ強粘着DM400-08用

そしてそのカットしたメモを貼り付けるためのテープのり。

うむむむ!
完ぺきではないか!
あとはメモする内容だけだー!!

セカイカメラで見る世界

iPhoe上のAppStoreで「セカイカメラ」が無料で公開されています。

セカイカメラ
http://support.sekaicamera.com/

さっそくインストールしてみました。簡単ではありますが、紹介したいと思います

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起動します。アカウントを作成しなくても見ることはできますが、後述するエアタグを使うことが一番面白味が出そうなことなので、あらかじめアカウントを作成して使用することをお勧めします。

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セカイカメラではiPhoneのカメラで写しだされた風景に情報を付与して表示することができます。
上の絵だと、地図情報を出しているんですね。何の地図を使っているのかはよく分かりませんが、セカイカメラ独自の地図を使っているのかもしれません。都内では比較的吹き出しが多く見つかりましたが、私の家の周辺(千葉県)ではほとんど吹き出しが見当たりませんでした。
徐々に広がっていくといいですね!
(*追記:実際のところ抜けはありますが、言うほどじゃなかったです。ただ、住宅街はどうしても寂しくなってしまいます)

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iPhoneのロケーション情報を使用しているので若干のずれがあります。このあたりはiPhoneの限界なのでしょう。また、地図情報に対して方角だけで判断しているので壁を越えた情報まで見えてしまいます。
遮蔽物をどう認識するのか。。。単純に距離だけで判断すると2階や屋上から眺めた時に、せっかくの見晴らしに吹き出しが出てこないことになってしまうのでそれはそれでもったいないし。
なかなか技術的に回避が難しいところかもしれませんね。
(*追記:実際には見た目の風景を再現しようとしている節がありました。という事は、壁向こうのタグが表示されていたのはただ単に位置情報のずれが原因の可能性が高いです)

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お、エアタグ見つけた。写真付きのもありますね。
セカイカメラでは位置情報や企業の広告以外にも個人でこの絵の赤い吹き出しのようにポストイットを張ることができます。セカイカメラではこれを”エアタグ”と言います。エアタグはテキストだけでなく、写真を張り付けたり、人のエアタグに対して追加のタグを設定することができます。
場所限定のネット掲示板。。。というよりは本当に街角掲示板のように使用することもできるかもしれません。

f:id:krote:20090925000425p:image

さっそく私もエアタグを作ってみました

f:id:krote:20090925000420p:image

特に何ってわけではないですが、これが何かしらのメモとして使用できる用途を考えてみるのも面白いですね。
ちなみにプロフィールを設定しておかないと、名無し扱いになってしまいます。エアタグは誰でも付けることができるので、下手したら企業の宣伝だらけになって、肝心の情報が埋もれてしまうようなことになるのではないか?という懸念もありますが。。。フィルターで”何時間前のものまで”のような形を設定しておけばいいのかもしれません。

待ち合わせとかで、場所を離れないといけない時にエアタグを足跡として残しておく…くらいでしょうか。
「ちょっとトイレ行ってくる」
とか?あ、みんなに見えるとしたら大声でトイレ叫んでいることになるわけだからそれはそれで微妙かな?
タグはスレッド化することができるので、大人数の集会で目印代わりに使用することはできるかもしれませんけどね。

ポイントを使っていますか?

ポイ探って知っていますか?

ポイント探検倶楽部
http://www.poitan.net/

このサイト、テレビで紹介されていたのを見て知ったのですが、実に使える!
あくまでネット上で管理することができるポイントに限られてしまいますが、一つのサイトでそれらのポイント残数や期限を確認することができるのは不精な私にはとてもありがたい。
願うことならば不精の私には次の機能をつけてほしい

  • パスワード管理機能
    • 登録時にIDとパスワードを登録するんだけど、楽天のようにネット決済が必要なものであれば日ごろから入力するので分かるんだけど、普段はネット上でつなげる必要のないものに関しては間違いなく忘れてしまう。これを一覧で確認することができればうれしい。もちろん、それによる危険性はあるので、メールで知らせてくれる形でもいいかもしれない

まぁ、この要望自体はきっと他からも寄せられていて、それでいて実装していないってことはやっぱり無理なんだろうな。残念。やはり、手帳か何かにでも書いておくしかないか…。
もう、あっちこっちのサイトに対するIDやパスワードなんて管理できないYO!
あぁ、ポイ探のパスワードってなんだっけ・・

サービスは「かけ算」!

中野博著、「サービスはかけ算!」を読んだ

サービスは「かけ算」!
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中野 博 蓬台 浩明
東洋経済新報社
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本書は都田建設という会社をモデルにしたサービスに対する考え方を記した本。Amazonのレビューを見ると都田建設の考え方に感動した!ってレビューがすごい並んでいた。特に私は営業というわけでもないし、直接お客様に接する機会というのは今の仕事においては少ないのではあるが、気になったので買ってみた。

感動すること

本書で多く書かれているテーマの一つに「感動」がある。

あなた自身が感動体質になることで、サービスの本質が理解できること、またあなた自身が受けてきた感動のサービスを多くの方々に分けてあげようとする精神が重要である(P.41)

感動体質…。
別に血も涙もない人間というわけではないけど、どちらかというとひねくれている私からは少し遠そうな内容だなぁと思ってしまった。実際に私に足りないというか、「すごいな」って人を見て思うのはやっぱりこういう素直な人だ。ただ、どうしても変にひねくれてしまう。大事か大事でないかと問われればもちろん大事なことなんだろうけど、それを実際に必要な場面ではそんなことは考えず、いつもの通りひねくれた行動をとってしまう時がある。ひねくれてなくても普通にやり過ごしてしまうのだ

立場を変えれば簡単にわかることでも、わたしたちは意外とできないものです。
なぜならば、それが習慣だからです。同じ目線で見ていると、それが習慣になり、楽だから、ついつい逆の立場で見れなくなってしまうのです(P.175)

うん、そうね。だからこそこれを乗り越えた人が見ていて気持ちのいいひとと感じるのかもしれない。
でも、あまり感動屋さんすぎるとそれはそれでうざったい気になるかもしれないが…。ここは好き好きだろうか

なんか違和感

本書で述べられていることは分かるにはわかるんだけど、出来ればモデルになっている都田建設社長の蓬台氏自身の手によって書いた、「サービス」に関する本であった物を読んでみたい気もした。
言ってしまうと、”サービス”というものではなく、自社をどういうかたちで感動体質に変えていったのか。その端々が分かるような内容でもよかったのではないかなぁ。そうするとグダグダになってしまうかな?
ちょっと読んでいて、話はわかるんだけどなんとなく違和感を覚えてしまった。私の修行が足りないせいかそれともなんなのか。自分自身がサービスというものに対して真剣に取り組んでいないだけなのかもしれない。

会社にとってのお客様と直接接する機会は少ないかもしれない。
しかし、社内の部署同士の仕事の依頼や上司と部下の間で取り交わされる指示・命令を”発注・受注”という見方をとればそこにお客様がいることになる。それを考え、ひとつ見直してみる必要があるか。
あんまり冷めたものの見方ばかりしていても面白くないしね。感動体質に少しでも近づけるようにがんばってみよう!

去るものと残るもの

私が所属している部署と密接に絡む部署の、私が考えているキーマンが、今月一杯で退職するらしい。
IT業界で考えれば別に珍しい話でもないし、これまでも辞めて行く人は結構いた。
しかし、入社した時からいて、それなりにお世話になった人だったのでちょっとショックだった。話を聞くと次の会社は決まってないとの事なので、心配ではあるけど頑張って欲しい。目上の人に言うセリフではないかもしれないけど。がんばってほしいと思っているわけだから頑張ってほしいと言おう。
一方で、これからあの部署や案件はどうなるのか?と言う心配も出てくる。

この危機を、どう乗り切るか。どう自分を成長させる切っ掛けへと持っていくのか。言ってしまうと、完全に他部署の話ではあるが、全体を考えれば手を考える事はできるはず
残されたものは、去って行った人が去った事を後悔させないように頑張らなければいけない。去った方が良かったってのも変な話だけど、少なくとも恨みつらみが出てはいけない

さぁ、頑張ろうじゃないか

不登校の少女と自転車旅行

朝、iPhoneで産経新聞を読んでいたらそんな親子の記事が載っていた。まったく同じものがWebでも読むことができる

不登校の10歳少女 父と自転車で300キロ旅行
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090909/tky0909092010011-n1.htm

不登校になってしまった娘に対して親はどう接するのか。この父親は自転車で旅行することを通して色々なことを娘に伝えたかったのだろう。
たまたま今日はいつも通っている飯田橋近くのスポーツジムに行く予定だったので青森県東京観光所に立ち寄って二人が作った日誌を拝見してきた

何を伝えるのか

学校でいじめてくる同級生。平気でうそをつく先生。そんなのは真実じゃないよ。やさしい人たちはいっぱいいるんだよ

日誌の終りのほうにこんなことが書いてあった。ちなみに、全文を暗記したわけではないので文言は間違えているかもしれない。気になったんだからもう少しちゃんと覚えるか写真にでも撮っておけばよかった。
不登校の原因は記事では触れられていなかったけど、日誌から見る限りでは人間不信のような状態になってしまったのだろう。その娘に対して、父親はどういうやりとりの果てに自転車旅行という形をとったのかは分からないけど、結果として娘に対して大事なことを教えることができたみたいだ。

話だけを聞いていると、「確かにやさしい人たちはいっぱいいるけど、そうじゃない人もいるんだよ」ってことは?という気がしてしまったけど、それはうつ病の人に「がんばれよ」っていうのと同じくらいデリカシーの無い発言なのだろう。実のところ、自転車旅行に連れ出すまでが一般的には一番難しそうなところなので気になった。
不登校なんて、私が子供のころはあっただろうか。ないということは無いんだろうけど、今のようにこんなに多くなかったような気がする。親子の、近所との、人と人のつながりが薄くなってしまっていることが一つの原因なんだろうか。

私も日ごろ、残業続きで家に帰ってくる時間は遅い。どう子供との絆をつかむのか。これからの人生において一つの大きな課題になりそうだ。
“誰だって人生のアマチュア”
一つの過ちが一人の人生に対して影響を大きく与えてしまうことになる。そのことを考えて行動を起こしていかないといけませんね。

いつもと違う道で

いつも会社から駅に向かう道。何年も歩いてきた、実に見慣れた街並み。いつも通っている道をやめ、少し遠回りの道を歩いてみたい。そんな気持ちになんとなくなって歩いてみた。

変哲もないオフィス街

実のところ、遠回りといってもそんなに遠回りしたわけじゃない。一本隣の道を歩いてみただけだ。ただ、この一本は、距離にしては50メートルも離れていない道にも関わらず実に新鮮で、そして現実を見てしまった感がある。

いつも通っている道。どこにでもありそうなオフィス街の道。
企業が入っているビルや、コンビニ。薬局やちょっと高そうなマンション。大学の校舎が並んでいる何の変哲もないオフィス街。特に何も考えず、「このあたりはこんな感じ」という感じでいた。正確に言うと、何も考えていなかったというのが正しいのかもしれない。
何せただの出社するためにとおっているだけの道だ。自分の生活に関係も少ないし、オフィス街だから住んでいる人も少ない。
都心に住むことができるということはそれだけの収入もあることを裏付けている。それを考えると羨ましいと思わないでもないが、私個人としてはマンションよりは一戸建てのほうが好きなので特に何も感じなかった
だが

あるところにはある

一歩足を踏み入れたそこは、いつもの見慣れたオフィス街とは異なって、住宅があった。
いや、実のところそれを住宅だと認識するのに少し時間がかかった。それほどの豪邸が並んでいたのだった。そりゃーいるところにはいるさ。テレビで見るようなお金持ちの人は日本にはごろごろいる。それが分からない年代でも”不公平だ”と声を大にして叫びたい年頃でもない。
でも、まさか何年も歩いてきた道の一本隣にそんな光景が広がっているとはとても思っていなかった。これはちょっとショックだ。ショックというか、なんというか。軽くへこんでしまった。

いけない。いけないぞ。
あまりネガティブになるのはよくない。よくないんだー
だー