投稿者「krote」のアーカイブ

世界を動かす授業

久しぶりに読んだ本に関するエントリーでも。
少し前、NHKが放送しているハーバード白熱教室ってやつが話題だった。テレビのない我が家では見ることのできない内容ではあったので気になりつつも、似たような本を発見。
少し見てみたら面白そうなので購入してみた

ハーバードの「世界を動かす授業」 ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方
リチャード・ヴィートー 仲條 亮子
徳間書店
売り上げランキング: 3029

「世界を動かす授業」

ハーバードビジネススクールでのMBA取得者たちがどんな授業を受けているのか。何を考えさせられ、またどういう風に考えさせられているのかの、極々一端だろうが垣間見ることができるような内容。
正直言って思っていた以上に面白かった。

ただ、それと同時に自分自身の世界に対する知識の拙さを痛感させられる本でもあって、文面としては大変わかりやすく書いてあるのかもしれないが、内容を自分のものにするのには足りないものが多くあると感じさせられた。
それでも最近は宿輪純一さんのゼミに時々参加させていただき、多少は世界経済周りの知識を勉強し始めた感があったと思っていたが、やっぱり気のせいだった。場面場面では分かったつもりになっていたのかもしれないけど、背景や全体が見えていない。

本書は世界全体を見渡し、地理的ではない区分けでいくつかのグループを作って考えている。
それらのグループに所属している国々が、どういう背景・課題を持っているか。また、過去・現在・目指すべき未来。これらに関しての考察を行っている。
一通り読んで、ようやくもう少しこれらの内容に関して向き合えるスタートラインに立った。もしくは立つ準備が出来たのではないかと思えた。
ニュース・新聞・WEB。様々な媒体によって、これまで見過ごしてきた情報への関心や考え方というものが、変わってくるのではないだろうか。

いや、変わらなければいけないんだと思う。

嫁が実家に帰った

といっても、1月に出産を控えての里帰り。
昨日、無事に送り届けて私一人での帰還になりました。

とはいっても、年内で考えると今週末は一人で過ごすことになりますが来週、そして年末は嫁の実家に遊びに行こうとしている。
平日はどのみち帰ってくるころには嫁も子供も寝ちゃっているので生活にそこまで大きい変化はないのが実情
(もちろん、食料的な問題はあるにせよ)

とはいえ、一人家にさびしーく過ごしているというのも味気ないというもので、何かしらやりたいものです。
平日に帰る時間が早くなっているわけではないので時間としては限られるものの、落ち着いて考える時間は相対的には増えている。これをなんとかして生かしたい。

とりあえず、考えている内容としては

  • 自分の資産状況の確認と今後の方向性
  • 勉強することとその計画
  • 何かしら錆びついたプログラミングスキルの研磨
  • 畑や庭をどういう形に実装していくか
  • 部屋・机周りの片づけ
  • 大掃除

。。。

あれ?
だんだん、だんだん所帯じみた内容に・・・

あれ?

つぶやいてもセカイは変わらない

少し前、仕事で別の部署の人と話をした。私の部署で作ったアプリケーションをその方の部署でお客様へ提案するような。そんな関係の部署の方である。

今度納めるアプリケーションの機能仕様を検討している段階で、用意されているパターンから大きく外れるような機能仕様を書いてきたのでそこを指摘した。それに対してその方の反応が
「こういう形じゃないと困る」
「こんな風な動きをしてほしいという要望は前から出していた」
「あなたのところまでは要望が言ってないかもしれないけど、末端ではそう話をしている」
的なものだった。

実際のところ、本当にそうかもしれないし、その方の上司が話を潰していたのかもしれない。私の部署がその部署の方々の要望というものを、全てくみとれているかというとそんなことはないだろう。
ただ、本当にその要望は実現できる方向での発言が行われたのだろうか?
結局のところ、要望を上げろと言われて要望を上げた程度のレベルか、具体的な検討もなしにただつぶやいただけなのではないだろうか。

つぶやいているだけでは何も変わらない

もちろん、変わる場合もあるとは思う。例外はつきものだ。ただ最近、随分と色々な理屈をつけたり、
「あーすればいいのに」
「こうだからたぶんダメなんだろうな」
とつぶやいて、最近はやりのワークライフバランス的な論理で話を終わらせてしまう人が増えたように感じる。

結局のところ、要望を言うということは自分にとってプラスに返ってくる内容ならば、ちゃんとその要望が通るような行動を取らなければいけない。要望を言うことが成果なのではなく、要望を実現した結果、当初想定していた(もしくはそれ以上の)恩恵を受けることを成果に位置付けるべきではないか。

  • 上司がダメならば、そのダメな上司をどう使えば要望が通る方向で話ができるのか
  • 要望にとって障害や懸念しなければいけないことは何で、事前に排除するために手を打てることはないだろうか
  • そのメリット・デメリットをどう伝えていけばいいのか

あらゆる手を尽くしたうえで、最後の最後が相手の気分やその時の運になってしまう。そういう不確定要素に起因するところまで持っていきたい。
もちろん、自分の思っている”要望”のレベルに応じてどの程度までこれらの手を尽くすのかというのは差が出てくるところだとは思う。
ただ一方で、趣味ではなく仕事でやっているのだということも考えるべきではある。その要望が通らなかった場合と通った場合とでの、仕事としての天秤がちゃんと掛けられているのか。

偉そうなことをのたまったわけではあるが、私自身ちゃんと出来ているかと言われればまだまだ。未熟もいいところだ。人を評価すればするほどに自分の未熟さを思い知る。そういう意味では今回のエントリーは自分自身に対しての戒めに近いのかもしれない。

最近、Twitterがはやっていることもあるせいか、リアルでの発言まで

  • 本当に発言しているのか?
  • とりあえずつぶやいているのか?

というのが不明確になっているように感じ始めた。
でもね、ちゃんと言ってこない限りTLをチラ見するかもしれないけど、ちゃんとメッセージ送ってくれないとフォローするとは限りませんよ。つぶやきなのだから。。。と。

余談ではあるけど、冒頭のやり取り。
要望の内容が話をしているうちに矛盾が出てきて空中分解しました。

宿輪ゼミ「インドのすべて」

あれー、宿輪ゼミいつだっけ?先週だっけー?って調べたら今日だった。
いつもは通知のメールが来るんだけど、前回申し込み時にメール案内のチェックを入れ忘れたみたいだ。危ない危ない。

というわけで、今日はたまたま会社のノー残業デーだったこともあって行ってきました。
実際にインド人の方を招いてのインドに関するお話し。
経済に関することも混ぜながら、でもどちらかというとインドに対する

  • 宗教に対する考え方
  • 習慣の違い

に対してスポットを当てたお話しでした。

インドに限った話ではないんだけど、私のように海外経験がほとんどない人間にとってはやはり知らない事だらけ。
ましてや商習慣の違いになると、その認識の違いというものはかなりのものになる可能性が高い。
実際に仕事でインドに対しての話というのはまだないけど、中国やタイ。ベトナムに対しての話はチラホラ出ているのであながち関係ないともいえないんだろう。
そこまで考えてふと思った。

インドの産業って今どうなんだ?

ぱっと思いつくのはIT産業。これはアメリカを中心としたオフショアやコールセンター業務をインドは多く手掛けていたはず。
インドでは英語も普通に話されるので、そのあたりが米国発のビジネスが利用しやすい。
ただ、新興国によくある工場を中心とした製造業に対するイメージは、少なくとも私はインドに持っていない。実際のところどうなんだろうか。

インドの国内産業とインフラ整備
http://indonews.jp/column/column_kuno_01_03.html

これをみると、やはりGDPに占める産業の比率で言うとサービス産業が一番多い。ただ、意外なことにその中身ではIT産業そのものはそれほどの位置を占めていないことになっている。
さらに、今日の話でも出てきたDMIC(Delhi-Mumbai Industrial Corridor)をはじめとした製造業に近年力を入れていているという。

そうすると、ちょっと意外だがサービス業の比率が下がって製造業の比率が上がっていくということか。
たぶん、純粋にこれまで農業をやっていた人たちが製造業に流れていくというだけで、サービス業の規模が小さくなっていくわけではないんだろうけど。
でも、賃金ってどうなんだろうか?

インド製造業の競争力、中国との差が急速に縮小=5年内に追いつく可能性も
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20100627/Recordchina_20100627006.html

ふむー。
サービス産業が盛り上がっているから、そんなに賃金安くないんじゃないかと思っていたけど、現時点においては中国より安いみたいだ。
となると、距離的には中国のほうが近いけど将来的な人口増加や国柄を考えればインドって日本にとってとても重要な位置づけにドンドンなっていくんじゃないだろうか。

そんなことをモヤモヤと考えてみたり。

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30代にしておきたい17のこと

本田 健著「30代にしておきたい17のこと」を読んだ

30代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)
本田 健
大和書房
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ふと思い立って、書店で衝動買い。
サイズが手ごろだったこともあって、通勤の片道で読み終えることができた。

本書に限った話ではないんだけど、「○○代で~」って本は結構ある。
やることだったり、考えることだったり、知っておくべきことだったり。
そして年代も20代から50代くらいまであったりする。

結局のところ、どの年代も悩んでいるってことなんだと思う。答えのない答えを探して指南を求めてこういう本を手に取る。
読んだ直後はなんだかそれっぽい気分になるんだけど、ちょっと時間がたつと忘れてしまう。

そしてまた本を手にする。

それはそれで、ちょっと見方を変えるといいように踊らされているようにも見える。
結局のところ、これらに書いてある内容は著者が感じている内容であるわけなので、必ずしもそれを手に取った人に当てはまるわけではない。一つのモデルとして見ることが重要なのである。同じことをしろといっているわけではない。

さてはて。私もいつの間にか思いっきり30代に浸かってしまった。
ここ最近は、どうも自分自身で思うにぬるい感じがする。そんなにすごい暇というわけではないんだけどぬるさを感じる。

本書を読みながら、あれこれと考えてみたのだが、まずは再び彼方此方に顔を出して人と会うという行為を繰り返してみようと思った。
たぶん、ぬるさを感じている原因は、いわゆる周囲に目指すべき人が少なく、なんとなく自分がその環境に満足してしまいつつあるからなんだろうと思ったわけだ。

人と会ったからと言って、必ずしもその感覚が変わるとも限らないんだけどね。

差はどこから生まれるのか

先日、今度たまたま仕事でお世話になる企業へ打ち合わせに出かけた。
打ち合わせの中で、色々と資料が出てくるのだが、その端々に自社との差が見受けられる。

相手は超大手で、自社は中小企業。もちろん人材も違う。
最初の段階でふるいにかけられて、その結果の人間が集まっているのだから差は出てくるのだろうが、果たしてその差というものは本当にそれだけだろうか。

最近よく思うのは、私のいる組織に現状に対する不満を持っている人間が少ないのではないか?ということだ。
現状に不満を持っていないというと実は正確ではなくて、現状に対して不満を言うには言うのだが、それは口先だけの不満で、その不満に対して解消する方向で動くことをあきらめている。そしてそのあきらめていることがまるでカッコいいと思っていたり、ワークライフバランスの実践だよね~的に片づけてしまったりしているのではないかということ。

かくいう私が、では何かしているのか?と言うと、実際に何かをなし得たわけではないので結局今は口だけなのかもしれない。
でも、やっぱりそれはダメなんだと思う

いいか悪いかはもちろん人それぞれの価値観ってやつで、一面的には言い切れないんだろう。
私のようないい加減な怠けものは、ちょっと油断しているとすぐにだらけてしまう。そういう意味では、今回そういう場面に出会うことができたことは、その仕事で得た新しい知識以上にいいことだったと思う。

大海を知るかわずにならねば

告白

長年…といっても5年ほどだが、自分の下で頑張ってきてくれた後輩が今日、会社を辞める旨を伝えてきた
すでに意思は堅いようなので、いくつか簡単に確認をし、その場は終了。

これまでも何人か、こういう話はしてきた。そのたびに、私は胸をわしづかみにされたようで困ってしまう。

もう少し、なんとかできたんじゃないのか
ぐじぐじ考えてもしょうがないんだけど、どうしても考えてしまうなぁ

せめて、残りの時間を有意義に。そして転職先へ大手を振っていけるよう。
そして残されたメンバーが窮地に立たないようするのが自分の役目。

とはいえ、今日は少しやさぐれてます。むっきー

有為・無為

昨日、「自分は堕落していた」的なことを書いた。

堕落していたと言ってみたものの、じゃぁそれ以前。
つまり、ブログを欠かすことなく毎日書き続けた日々は果たして有為だったのだろうか。

何をもって有為・無為と判断するのか。
それは結局のところ、自分がどう日常を捉えるのかによって変わってくるのだと思う。

ゲームや漫画を楽しんでいながらも有為な日々を送る人もいれば、
ひたすら勉強や仕事を頑張ったとしても無為だと思いながら日々を送る人もいる。

当たり前のことなんだけど、最終的に何が自分にとって有為なのか、無為なのかはわからない。
そう思って、そう考えて、そう行動してその場ではそれで納得しつつも
それでももっと有為な日々を送ることができるのではないだろうかと考えながら過ごす。

そんな風に、少しずつ自分を成長させていきたいものだとふと考えた。
考えたのであって、、行動できるとは限らない。

そんな独り言。

うむむむ

なんだかずいぶんとブログを書くのをやめてしまっていました。
一度、堕落するととことん怠惰な自分の性格が出てしまっていけませんね。

確かに生活環境の変化というものはあって、それによってこれまで考えていたことや
思っていたことが困難になってしまったのは間違いのないこと。
ただ、それを理由にして遊んでしまっているのは自分の怠惰な性格が原因であること
は言うまでもないことです。

なかなか有益な情報というのを提供し続けることができるかどうか。
それはやはりわかりませんが、何も行動を起こさないのでは結局のところ時間だけが
過ぎていく。
また、一から手探りで進んでいくことにします。

かえる農園

引っ越しして1ヶ月ほど経ち、ようやく落ち着いてきました。
家の中はまだ段ボールがあったり、庭は余り手をつけてないのでまだまだというところですが、このあたりはのんびりとやっていこうと思っています。

それとは別に、家のすぐそばに家庭菜園用の区画を借りて、土いじりを始めました。
のんびりと、土に触れながら種をまいて育てていく予定。現在のところまいているのは

  • 小松菜
  • トウモロコシ
  • 南瓜
  • 大豆
  • イチゴ
  • ジャガイモ
  • ニンジン
  • ピーマン

等々、少しずつですが楽しみにしています。
むっふー。

いずれ、アトランティックジャイアント(ハロウィンでおなじみのでっかい南瓜)をまくのだ!