投稿者「krote」のアーカイブ

ワンランク上の問題解決

横田尚哉さんの「ワンランク上の問題解決の技術」を読んだ

ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ
横田 尚哉
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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ファンクショナルアプローチを用いた問題解決の方法を解説された本。平たく言うと、「何で問題になっている?」と考える前に「なぜ?何のために?」ということをひたすら考えることなのかな。問題そのものではなく物事の本質に目線を帰ることで問題に対して解決手段を導き出す。
“問題解決”といったときに、何を”問題”とするのか。人によって何を問題とするのかは結構変わってくると思う。全ての問題に対してファンクショナルアプローチが適切というわけではないとは思う。あくまで、アプローチの一つだと思う。
プログラムが動かない事を問題とするのであれば、私たち技術者は比較的その”原因”に対して目を奪われてしまって多大の時間を使う場合が多い。趣味であればそれで全然問題はないのだけど、仕事としてやっている場合は”そもそもそのプログラムが何の目的を達成するためにあるのか”を考えて代替手段でも何でも対応すること。必ずしも”原因を追究する”事が重要ではないときもある。もちろんそうでなく”原因”を追求することそのものが仕事のときもあるし、原因の究明をなおざりにしていいというものではない。
これも、どこまではどう考え、ここからはどう考える。そういう考え方。これも一つの”目線の切り替え”が重要なことだと思う。私は出来ているのか?と聞かれていると、そう考えるようにしたいと思いつつも出来ていない部分がまだあると思う。それを補うためには訓練が必要とも本書では述べられている。

本の終盤に「日常の生活で常にファンクショナルアプローチを用い続ける」という事によって訓練するという事が出てくるが、これを常に”なぜ?何のために?”って考えているのは、いい加減な私には少し大変だ。私はまず、色々なものに”興味を持つ”、”知りたいと思う”というくらい緩い表現で進めることにして行くことにする

EQ?

こころの知能指数といわれるEQ。それに関する本を読んだ

EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方
ダニエル ゴールマン リチャード ボヤツィス アニー マッキー
日本経済新聞社
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EQ(Emotional Intelligence Quantient)という言葉はこの本で始めて知りました。
EQは情動指数とも訳される、副題どおり”こころの知能指数”だそうだ。この本ではリーダーとなる人にとってEQが如何に必要であるか。そして個人だけでなく組織としてのEQを高めることが何よりも重要である事が紹介されている。
この本ではリーダーのパターンを

  1. ビジョン
  2. コーチ
  3. 関係重視
  4. 民主
  5. ペースセッター
  6. 強制

と6つに分類している。ここの人それぞれで向き不向きはあるだろうけど、何か一つのパターンを適応するのではなく場面場面で使い分けていく形があるべき姿だと思う。
“なるほど!”と思ったのは、個人と組織とではEQを高めていく出発点が違うという着眼点だった。これは、個人と組織とでは目標や理想の意味するところが違うことが多い。特に組織においては、それは理念といったように概念的なものになりがちでモチベーションを保つことが出来なくなってしまうということだ。組織において全ての人がモチベーションが高いわけじゃない。その状態の中でいくら理念や理想を掲げたところで「また始まったか」とともすれば揶揄されてしまうことになる。これには気をつけないといけない。
また、本書の中では”リーダーに必要なのはIQよりもEQである”としてあるが決してEQが高ければ全てOKというわけではない。当たり前の話だが、”リーダーたちの中でEQの高いリーダーはパフォーマンスがいい”というだけであって、そもそもリーダーとしての知識は持ち合わせていることが前提となる。
また、本書でも述べられているが、EQを高める=”いい人・八方美人”になってはいけない。無理にEQを高めようと意識して行うとただのうそ臭い人になりそうだ。自分自身が、本気でそう思えるような方向性から練習していくべきだろう。仕事場に限らず、日常、過程においてもEQは高めることが出来るのだから。

Windows7 Public beta

Windows7のβがサブスクライバ上にアップされていました。
すでにあちこちでインストール報告が上がっています。
ああぁあああ、いいなぁ(笑)

Windows VIsta Beta登場 (高橋忍のブログ)
http://blogs.msdn.com/shintak/archive/2009/01/08/9293606.aspx

Windows7日本語版インストール完了 (なお記)
http://d.hatena.ne.jp/naoki0311/20090108/1231405090

なぜか高橋さんのブログタイトルはVIstaだった。す、すでにバグか!?
私はというと、ダウンロードはしたものの今週はバタバタしていて中々厳しそう!とりあえず、静かに事の成り行きを見守ります。

うそです。たぶん明日には我慢できなくなっています(笑)

ワークかライフか

田島弓子さんのワークライフアンバランスを読み終えた

ワークライフ“アンバランス”の仕事力
田島 弓子
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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帯にもあるとおり、この本のテーマは「とことん、仕事に熱くなれ」
ワークライフバランスという言葉が広く広まっていく中で、わざわざアンバランスと言っているのは面白い。この本を読んでみて改めて思ったのは、小室さんのなぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術で言うところのワークライフバランスとの違い。小室さんは
“会社以外での生活を充実させることでt根に目線を消費者と同一にする。また、余裕を持つことで結果仕事の成果も上がる”
という考え方。対して本書で述べられているのは
“仕事は現場で起こっている!学ぶべきことはすべて会社にある”
と、随分違うように見える。この二人の背景にも触れさせていただくと、小室さんは会社を興そうとするとほぼ同時にお子様を授かっており、”常に会社”というわけには行かなくなった。必然的にワークどっぷりというわけには行かなくなったのも考え方の違いに出てきているのかもしれない。
私が最近ワークライフバランスに対して興味を引かれているのは、本書の中にも出てくるのだが後から思い返してみて”仕事だけの人生だったなー”って思いたくないと思った。たぶん、テレビで団塊の世代に対する”定年後にぼーっとしているだけの老人。仕事を取り上げられたら何も残らなかった”みたいな番組を見たのが一つのきっかけになったのかもしれない。
でも、会社に入って数年は仕事どっぷりだった。連日会社に泊り込んだり、家の玄関で力尽きて寝てしまったこともあったりもする。色々失敗はあったけど、覚えることも多く、文句も多い毎日だった気がするがそれなりに楽しかったと思う。たぶん今だからこそ思えるんだとは思うけど。
やれワークライフバランスは重要だと思っていても、結局のところやっていることが好きであれば時間なんて関係なく手が伸びるし、そうなった状態というのはワークだとかライフだとかは考えていない。本書でも述べられているが、そもそもワークとライフのバランスは人それぞれで違うはずだ。間違っても50:50をワークライフバランスというのではないと、改めて思い知らされた。
自分にとってのワークの充実。結局のところそれがないことには「私は仕事したなーって言って死にたい」なんて言えない。死に切れない。ライフの充実もまた同じ。
私は「生ききったー」って言って死にたい。

ワークライフアンバランスセミナー

smoothさんのブログ「マインドマップ的読書感想文」で紹介されていた金曜日に行われるセミナーに行ってみることにした

【号外】田島弓子さん×干場弓子さん競演セミナーのお知らせ【W弓子】 (マインドマップ的読書感想文)
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51590804.html

セミナーの詳細はリンク先のsmoothさんブログを参照してください。
私が興味を持ったのはこの「ワークライフアンバランス」という言葉。そして本の帯にある「とことん仕事に熱くなれ」の文字。

ワークライフ“アンバランス”の仕事力
田島 弓子
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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先日、私が読んだ小室さんの「ワークライフバランス」を提唱する「6時で帰る仕事力」

なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術
小室 淑恵
日本能率協会マネジメント 出版情報事業
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どちらの考え方が正しいとかそういうのは多分ないんだと思う。ワークライフアンバランスに関してはまだ読んでいる最中だけど、このセミナーで著者の声を聞くことができればと思う。ちょっと楽しみだ。

あ、朝刊届いた。。。

頑張れ、俺

仕事でトラぶってしまい、今日一日はてんやわんやだった。
単純なチェックが漏れていて、結構な時間をかけて対応することになってしまった。
色々と思い悩んでしまう。まだこんなミスをしてしまうのか、と。
結局家に帰ってきたのは1時近く。それからご飯食べてもう2時だー!むっきゃー!

自分自身の能力だとか役職だとか、色々と思い悩む事は多いんだけど
気持ちを切り替えて、今出来る事をやる。そして前に進む。

まだ自分にはそれだけ前に進む道があるじゃないかと
無理やり自分を励ましながら。
まだまだですね。精進します。

というわけで、こんなときは甘いものだ!!!
サンクスで「卵たっぷりプリン」(http://www.circleksunkus.jp/wakuwaku/cherie_dolce/menu.html)買って食った!!
うまかった!
それでよし!万事おっけーだ!

北島亭のフランス料理

先日、マネックス証券の内藤忍さんがご自身のブログで紹介していた「北島亭のフランス料理」。すでに絶版ということだったのでAmazonで中古をすぐさま取り寄せた

「北島亭のフランス料理」は本当においしいのか? (SHINOBY’S WORLD)
http://www.shinoby.net/2009/01/post-1618.html

「北島亭」のフランス料理 (生活人新書)
大本 幸子
日本放送出版協会
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すぐさま取り寄せてよかった。。。内藤さんのブログ(http://www.shinoby.net/2009/01/post-1623.html)で今日知ったのだが、すでに品切れになってしまったみたい(※)。私が注文したときにはまだいくつかあったと思うんだけど・・・。

さて、肝心の本ですが正直言って北島亭に行きたくなった!あ、違いますね。(いえ、行きたくなって、きっと行くことは間違いないとは思います)
本を読み終えたとき、こんな職場にいたいと思った。そして考えてみた。
本書にて紹介されている北島亭で働いている4人の人は、それぞれ目指すところや北島亭に至る経緯はかなり違う。そして料理の世界はとても厳しい。同じ”仕事をしている”と言っているのが恥ずかしくなるくらい厳しい世界で生きているのがヒシヒシと伝わってくる。常に切磋琢磨し、早朝から深夜まで息の抜ける時間は少ない。ワークライフバランスもへったくれもなさそうな世界のように見える。
まさにプロフェッショナルの世界だ。プロ意識をここまで持った組織・チームを育て上げるにはどうしたらいいのだろうか?今のメンバーにここまでのことを要求したらきっと辞めてしまうのではないか?いや、ここまで

そう思ったとき、内藤さんの言葉を借りれば彼らは「好き」を極め、それを仕事にしている人たちだからではないだろうかと思い出した。

内藤忍の「好き」を極める仕事術 (講談社BIZ)
内藤 忍
講談社
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彼らも肉体的には辛い時もあるだろうし、精神的にも辛い時もあるはずだ。それでも続けられるのは、料理が好き。食材が好き。そして北島シェフが好きなんだろう。
読んでいる中で、いくつものエピソードがあるのだが、特に心にきたエピソードを紹介したい

朝訪れると、昼の賄い担当が、今日は賄い食べますか?と聞いてくる。用意する量の関係と受け取っていたら、今日の賄いは僕が作ります、と付け加える。今日のはおいしいですよ、得意なものです、と加えることもある。「僕の作る賄いをぜひ食べてほしい」と遠慮がちに言っているのだ。どんな立派な言葉よりも、料理を作って食べさせたい気持ちがそこにはある。こうした気持ちが基本になければ、きつい調理場の仕事は続かないだろう

プログラマの仕事も基本的には”作る”事だ。なぜ自分たちは今プログラムを作っているのか。何のために作っているのか。今一度思いかえさなければ。

そして、少しもう一度料理をやってみたくなった。。。
とりあえず・・・・たまった洗い物を慌てて洗いました。

※今、Amazonみたら一点だけ中古が出ていたけど値段が5000円ってなっていて噴出した。すごいな。

え?「婚活」って・・・

今年最初のカンゴロンゴ。今日は婚活の話でした。

カンゴロンゴ
http://www.nhk.or.jp/kango/

「婚活」という言葉。本のタイトルになっていたので知ってはいました

「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)
山田 昌弘 白河 桃子
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本そのものを手に取っていたわけではないのであまり意味に関しては考えず、”結婚生活”に関しての本だと思っていた。きっと夫婦仲が~とか書いてあるんだろうな、、、と。ところがどっこい”就職活動”に対する”結婚活動”だったんですね。そんな内容の本だったのか。
さて、今日のお言葉は「仁を為すこと己に由る。(而(しか)して人に由らんや)」。孔子の論語に出てくる言葉で、「すべては自分次第。人によるものではない」という意味。これを今日のテーマで言う婚活にあてはめ、「結局のところ好きじゃないんじゃないの?結婚したくないんじゃないの?」と解釈していた。
仁を為すこと己に寄る。
すべてが自分の問題であると背負い込む必要はないとは思うけど、他人や環境のせいにして出来ない理由を色々と探し回る。そんな状態にならないよう気をつけなければいけませんね。

情報をダイエットする

Lifehack.jpの管理人である堀江氏の著書と言うことで気になって購入してみた。

情報ダイエット仕事術
情報ダイエット仕事術

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堀 E. 正岳
大和書房
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基本的な内容はLifehack.jpでこれまで取り上げてきたものをまとめた感じの内容。ブログをそれなりに見続けてきた人にとってはそれほど目新しいものがあるわけではないので取り立ててお勧めするわけではないかな。もちろん、まとめはまとめとしていいと思うし、そう思うからこそ私も購入したのですが。
読んでいるとはいえ、やはり実践できていないところは多い。特に本書でいうところの”3振の理由”を確かに深く掘り下げて考えていなかった。今一番思い当たるのは英語の勉強。iKnowを使って数か月勉強していたはずなのに、ある時を境にパタッと進まなくなってしまった。一度進まなくなるとそれは習慣から外れてしまい、再スタートが切れていない。
ではなぜ途中でやめてしまっているのか。考えてみるとホント、どうでもいいような理由で最初は止まってしまった(ケーブルテレビでいつもiKnowをやっていた時間帯に攻殻機動隊が放送)。いや、当時はみたかっt
では、放送が終わったにもかかわらず再開していない理由は何だろう。たぶん、ここに明確な理由はないのかもしれない。自分自身がだらけていただけだとは思うが、本書でいうところの”続ける仕組み”をちゃんと作っておかなかったのも一因だろう。”英語は重要だ”という認識はあったとしても、現在の仕事で今”英語は必要だ”とは思っていないから。確かに、”必要になるはずだ”だけではなく、”英語を使って~を実行する!”という明確な目標をたて、さらにそのためにはどんな目標が必要かというブレイクダウンをしていく必要がありそうだ。
一点、本書の中で私が疑問を抱くのは電話に関しての下り。自分の中に”開国”と”鎖国”の時間を作って外部からの割り込みをコントロールしようという試みだけど、これは職種や現場によってはかなり難しいと思う。著者は研究職ということで可能かもしれない。要するに個人がものをいう職場で、外に出ているメンバーからの問い合わせや顧客からの問い合わせは少ないと思われるから(これはもしかしたら間違っているかもしれないが)。
外部からご指名で電話がかかってきた場合、それは”どうでもいいような内容”でも顧客を前にして間違ったことはいえないためにその方面に”一番信頼できる人間に聞く”という行動をとってしまう事が多い。少なくとも、スタッフが揃っているわけではない中小企業はそうではないだろうか。
また、自分の中で”鎖国”を行ってしまう人間がはたして”開国”時に進んで電話を取るだろうか?”開国”時によほど積極的な行動をとることができなければ、チームとして動いている場面では賛同は得づらいと思う。
もちろん、”割り込みを減らす”という方向性はとても共感する。私もそれに関しては試行錯誤をしているところ。これはそのうちの一つのアプローチとして機会を見て取り入れられれば導入したいところだ。また、それができる環境を作るところから始めないといけない。

箱根駅伝

今年も大学生が箱根路を走りました。
今年は城西大学が残念ながら途中棄権になってしまいましたが、残り22チームに関しては繰上げスタートもなく襷をつなげることが出来ました。
特に青山学院大学。33年ぶりに大手町に帰ってきた襷。あぁ、実況は罪だ。あんまり繰り返すんじゃないよ(TT)ダー
順位は別として青山学院の「必ず笑顔でゴールする」という。。
目から変な汗を出さないようにするのが難しいです
やっぱり箱根駅伝はいいなぁ