投稿者「krote」のアーカイブ

形あるものと形なきもの

私の管轄しているプロジェクトではないのだが、別プロジェクトが火を吹いている。
なんでもお客様からの品質に関する要望に対して提出している書類が思うように理解されないというものだった。

最初からプロジェクトがつつがなく進行している場合は問題がないのだが、数度問題が発覚するとお客様側の担当者としても黙ってはおれず、チェックが厳しくなる。
ただ単にチェックが厳しくなっているだけならばそれほど問題ではないのだが、ソフトウェアに対する品質管理を担当したことがないお客様がチェックを厳しくしようとするのが結構問題なのだ。

まず、言葉が通じない。
一通り書類を書いたところで、言葉の定義を一つずつ教えていかないとその文書を読むことが出来ていない。普通なら「こんな感じかな~?」っていうニュアンスで乗り切るのだが、”疑いの目で品質チェックをしようとしている”お客様としてはそうはいかない。
もちろん、書き方の問題もある。一言”モジュールテスト”だとか”ユニットテスト”だとか言っても、ソフトウェア業界ですら会社によって言葉が何を指すのかがバラバラな状態であることをよく聞く。
このあたりは、いわゆる製造業だとかその他産業との歴史の差が出ているのかもしれない。ソフトウェアの品質管理においての業界標準となりえるとすれば、国際的にはISTQB規格。日本ではJSTQBになるのだろうか

JSTQB
http://jstqb.jp/

しかし、”ユニット”の定義に関して明確になっているわけでは無いんじゃないだろうか?正直なところJSTQBとろうと思ったことないから分からないのだが…。
ただ、いわゆる目に見える機械の”部品”と、ソフトウェアのプログラム上の”部品”とでは実際に手にすることが出来ない分、考え方を変えていかないといけない。

もっとも、お客様にそこまで疑問視されるようなところまでいっている時点で問題なんだけどね。
ただ、ソフトウェアの場合は目に見えないものであるがゆえに、別業界の人に説明する時、言葉に関しては最新の注意を払わないと余計なコストをひたすらにかけることになってしまうなぁ、と思った。
ただ…気をつけないとって言ったところで、自分がその矢面に立たされた時に乗り切れるだろうか?ちょっと考えてしまうなぁ

数学は面白いか

先日読んだ小飼弾さんの弾言に紹介されていた畑村洋太郎さん著「数に強くなる」を読んだ

数に強くなる (岩波新書)
畑村 洋太郎
岩波書店
売り上げランキング: 72461
おすすめ度の平均: 3.5

1 う~ん もう少し構成等を工夫してほしい
5 フェルミ推定の導入本としても面白い
4 子供に数(かず)に対するセンスをつけてもらうための参考書
4 数におびえないためのトレーニング
4 フェルミ推定?

私は理系で、大学では機械関連の学科に所属していたので比較的数学には慣れ親しんでいた。もちろんやっていた=好きというわけではないのだが。卒業してソフトウェアの世界に入ってからは全くといってそれらに向き合っていないので、もう完全に忘れてしまっている。微積ってなんだっけ?
本書はもちろん微積の本でもないし、数学という学問の本ではない。ただ、数学というものに対する見方を、ちょっと学校では気付かない見方を教えてくれた。

数を作る

たとえ知らなくても、作る努力をしなくてはいけない。必要な数は、見たその場で作れなくてはいけない(P71)

手持ちの材料や情報をもとに仮説としてでも、数としてあらわすことが出来るか?というのは確かに大事だ。大きいだとか小さいというような形容詞で表現されても正しく相手に伝わるとは限らない。
そのためには、数に対する感覚というものを常日頃から意識するというのは面白い話ではある。

試しに会社から最寄り駅まで歩数を数えてみたりして遊んでみた。一度歩数を数えてみて、距離感だとかそういったものを知ると、数えてなくても「あ、大体ここまでで~歩くらいだったな~」とか、「そうすると、ここまでは大体距離として~くらいかな?」ということを考えてしまうから面白い。
自分の歩幅だとか、歩くペースなんてものも分かってくるから、あれこれと楽しめそうだ。

数学は役に立ったか

数学というと、問題を解くだけであった。
算数は、どちらかというとテーマが日常である(お使いだとか三角形の大きさだとか)のに対して、数学は出てきた問題をどう使うのかがさっぱりわからなかった。結局、問題を解くために公式を覚えているだけ。
微積だとか素因数分解だとかが一体全体何の役に立つのか?ってずっと思いながら問題を解いていた。

本書で書かれている24*26のかけ算の解き方。これはとても面白いものだった。そんな風に素因数分解を使うのか・・・?ふむぅ
実は、公式だけしか教わってなかったけど、これらの式をどういう場面で使うのか。
実はこれを教えることによって数学に対する物の考え方だとかが変わってくるんじゃないだろうか?なんて思ったりもした。
結局のところ問題を見つけるまでが問題なのかもしれないな。
色々、そういった問題を探してみるのはとても面白いことなのかもしれないと思った。

サラリーマンサバイバル時代

“週末起業”の著者として有名な藤井孝一さんの「週末起業サバイバル」を読んだ

週末起業サバイバル (ちくま新書 811)
藤井 孝一
筑摩書房
売り上げランキング: 275
おすすめ度の平均: 5.0

5 会社に頼らない生き方
5 それでもあなたは「週末起業」しますか?

最近、この手の”週末起業”や”副業”といった話題をよく目にする。一つは著者が6年前に出版した週末起業 (ちくま新書)による影響もあるだろうけど、やっぱり今の景気情勢によるところが一番大きいんだろう

サバイバル時代

もはや正社員といえども安心していられる時代ではないというのはまさにその通り。昨日もこんな見出しの記事が公開されている始末

ボーナス激減でローン延滞急増? 大手銀が態勢整備急ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091102-00000622-san-bus_all

そんな中だからこそ、現時点での職を維持したまま続ける週末起業という考え方が受けているんだろうと思う。
私自身、何かしら副業を持っているわけではないけど、確かに会社に対して今後定年まで維持できるのか?給料は上がり続けることが出来るのか?というと、今のままでは難しいのではないだろうか?と思わずにはいられない。
少なくともそんな雰囲気が日本中に渦巻いている感はある。

どの方向性を考えるのか

週末起業で一番困るのが、何をやるのか?というネタだ。それに関しては本書でも取り上げられている

ネタはどこかに転がっているものではありません。また、部屋にこもって頭を抱えているうちに出てくるものでもありませんある日突然、降って湧いたようにひらめくものでもありません。(P123)

結局のところ、試行錯誤しながらあれこれ試してみて結果として残ったもの…という、あまり計画としてはどうよ?って感じに落ち着いている。まぁ、そんなものかもしれない。もちろん、やるときには”これで”と思ってやっているのだろうけど。
どういう方向性で?と考えるのに面白いものがある。出逢いの大学の千葉智之さんが自身の人脈ブランディング講座で取り上げている4タイプである

「マルチ・キャリアの4タイプ(前編)」
http://www.menstrend.jp/navigators/5504/4148.html

本業との相乗効果を狙うのであれば、方向性を合わせたほうがいいとは思う。副業側にも恩恵は大きいだろう。ただ、”あんまり同じことばっかりやってもなぁ”的な気持ちもあったりする。
ただ、やっぱり一番大事なのは自分が何が出来るのか?って事をちゃんと知るってことなんだろうな。
さてはて、こんな私に~何が出来るのか~?

初めての宿輪ゼミ

エコノミストの宿輪純一さんが開いている”宿輪ゼミ”なるものに初参加してきました

宿輪純一 オフィシャル
http://www.shukuwa.jp/

なぜ経済か

経済分野に関しては私は無知に等しい。もちろん、株をやっていることもあって多少気にはしているし新聞も見ているつもりだ。
ただ、体系だって学んだわけでもなければ何かしらの考えを持っているわけでもない。親しい友人にそちらに明るい指南役がいるわけでもない。

ただ、今後の成り行きというのは決して人ごとではないし、仕事を行っていく上でも意識をしていかなければ。そう、これまで以上により強く意識していかなければ現状の打破は出来ないのではないのか?
やや後付け的にはなるけど、そういった思いを抱いて参加してみた。

考える機会を作る

たまたま参加した今回は宿輪さん本人ではなく、外部から講師を招いての特別ゼミだったため、宿輪さんご本人の話を聞くことが出来なかったのいささか残念ではあったけど、考えていかなければいけない方向性に関して、一つのきっかけを得ることが出来たと思う。
この手の話題というのはどうも苦手意識がある。苦手意識があるがゆえに腰を据えて考えてみる。そして考えるための環境を強制的に作るということがまず、自分には必要なんだと思う。

宿輪さんは実に気さくな方で、なるほど。ボランティアで人が動くわけだと思ってしまった。
次回11月25日はは宿輪さんご本人の公演。早速申し込みをしました。
今から楽しみだ。

証券決済システムのすべて
中島 真志 宿輪 純一
東洋経済新報社
売り上げランキング: 26757
おすすめ度の平均: 5.0

5 実務関係者の必携本 待望の改訂 
5 こんなに改革が進んでいるなんて!
5 待ってました改訂版!

ドラッカーの詩と称されているモノは本当にドラッカー?

はてなブックマーク上でにぎわっていた、経営の神様といわれるピータードラッカーが晩年に書いたと称される詩を読んだ

ピーター・ドラッカー95歳の詩(Apelog)
もう一度人生をやり直せるなら・・・・

今度はもっと間違いをおかそう。

もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。

絶対にこんなに完璧な人間ではなく、もっと、もっと、愚かな人間になろう。

この世には、実際、それほど真剣に思い煩うことなど殆ど無いのだ。

もっと馬鹿になろう、もっと騒ごう、もっと不衛生に生きよう。

もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にももっともっとたくさん行こう。

もっとたくさんアイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。

もっと本当の厄介ごとを抱え込み、頭の中だけで想像する厄介ごとは出来る限り減らそう。

もう一度最初から人生をやり直せるなら、春はもっと早くから裸足になり、秋はもっと遅くまで裸足でいよう。

もっとたくさん冒険をし、もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、もっとたくさんの夕日を見て、もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。

もう一度人生をやり直せるなら・・・・

だが、見ての通り、私はもうやり直しがきかない。

私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか?

自分に規制をひき、他人の目を気にして、起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり、構えたり、落ち込んだり ・・・・

もっとリラックスしよう、もっとシンプルに生きよう、たまには馬鹿になったり、無鉄砲な事をして、人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう。

人生は完璧にはいかない、だからこそ、生きがいがある。

  • P.F.ドラッカー 享年95歳-

言葉としては確かにいいものだと思った。なるほど、そうなのかもしれないなって。ただ、ドラッカーが書いたといわれて読んでみて思ったのは違和感である。

本当にドラッカーなのか?

ドラッカーの著作に関しては数多くあるので、読んだというレベルまで読んでは無いが、あの人がこういうことを言うのだろうか?逆にあの人だからこそこういう締めくくりになるのだろうか?本当に?
道を極めた時に最終的にそういうものが見えたのだろうか?とても興味をそそられた

詩というものは、訳者によって大きく印象が変わったりするのでやはりこういう時には原文を探してみるのが一番だろうと思って探してみた。
ところがこれが見つからない(捜索時間3分であきらめる男)
もちろん、探し方に問題があるのかもしれないが、あそこまで有名な人の詩であれば軽く探せば出てきそうなものなんだけど…見つからない。原文が見つからないのにも関わらず、ここまで多くの人がこの詩をドラッカーのものとして話をしていることに対しても違和感を感じる。

種明かし

原文探しをあきらめた私は、「同じこと考えてる人いるんじゃない?」とプログラムのライブラリを探すような気分で検索。ヒットしたところに、本件に関して詳細なまとめが書かれていた

「95歳の老人の詩」の本当の作者(サイコドクターぶらり旅)
疑問をもったらまず原文にあたってみるのが基本なので、いろいろと検索して調べてみたのだけれど、奇妙なことに、いくら探してもドラッカーの原文はどこにも見つからない。

ただし、非常によく似た文章がナディーン・ステアという85歳の女性の作として流通していることがわかった

うん、全く同じ行動ですね。
詳細に関しては私がここでグダグダ言うよりはよっぽど丁寧に説明されているので是非ご一読を。
端的に言うと、引用させていただいたナディーン・ステアという方かどうかは不明で、もう一人、ドン・ヘロルドという候補がいるようです。
このドン・ヘロルド。面白言葉をたくさん残していますね

名言の窓(ドン・ヘロルド)

  • 貧乏には、楽しいことが沢山あるに違いない。でなければ、こんなに沢山の人が貧乏であるわけがない
  • 女というものは、下着とともに、恥じらいの心をも脱ぎ去るものだ。
  • この世でなにが悲しいといって、自分がいろいろのことを知りながら、無力のためにそれをどうにもできぬことほど悲しいことはない。
  • 愚かであることは一生続く。無知は直る可能性がある。

ふむぅ。ちょっとひねくれ者?確かにこの人が書いた文章となると、当初の詩に対する見方はずいぶんと変わるかもしれない。なんだかとてもすっきりした
こういう言葉をめぐった人物像のおっかけもなかなか面白いですね。

トレイル!

先日会社でどうにも思うようにいかずに凹んでいたときに、立ち寄ったジムにたまたま置いてあった雑誌「Tarzan」ここに信じられないような過酷なマラソンの記事が載っていました。
そこに紹介されていた、ボロボロになりながらも走り続ける姿を見て、自分の情けなさを思い知らされた。そんな気がして、なんだか尻をひっぱたかれたような気になりました。

そして、今日。思わぬところで再開。

激走モンブラン (WONDER X WONDER NHK)
http://www.nhk.or.jp/wonder/program/19/index.html

この大会はウルトラ・トレイル・デュ・モンブランという名前らしい。166kmもの距離を制限時間46時間の中で走り続けるというもの。二晩にかけて徹夜で走り続けるというとても過酷な内容です。

すごい
もはやすごいとしか言いようがない
信じられない世界だ
放送の中で、表彰式の最中に走ってきた完走者。もう、なんだか見ていてこみあげてくるものが。

私はたぶんマラソンやトレイル。駅伝といったような”走る”というスポーツが好きなんだと思う。他のスポーツも嫌いではないが、たぶんその単純さというか、そういう共感するところが多いのが原因なのかもしれない。
走るということは私も嫌いではない。ただ、現在の自分を見ると週に一度、あるかないかのジムで軽く走っている程度にとどまっている。それでもしないよりはましなんだろうが、これらにチャレンジするというものを目的に据えるのであればこれでは全然足りないことがありありと分かってしまう。
やはり早朝ジョギングだろうか。

調べてみると日本にも数多くのトレイルのレースがあるらしい。モンブランにはこれらの大会で完走することでえられるポイントを集めることが参加条件となるらしい。代表的なのはおんたけ100kmマラソンかHASETUNE(ハセツネ)という大会のようだ。
果して自分に何が出来るのかは分からないけど、これらに挑戦する。そんな行動を起こしていきたいと思った。ハネムーン効果で終わらないようにしなければいけないな…。

まずは・・・朝起きれるかというすごい低次元な戦いが待っているのだが…うううむ。
激しく自信の無い自分がここにいるぞ…。

ご冥福をお祈りします

うーん、ショックだ。疲れて帰ってきたところに突然の悲報が。

円楽さん「静かに息引き取った」と息子の寛家さん
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/stage/318870/

以前脳梗塞で倒れてしまい、当時笑点を楽しみにしていた私はショックを受けたのだが…。そして退院してからも、仕事に対するプライドから笑点の司会に戻ることもなく引退。引き際というのを見せていただいた。
謹んで、ご冥福をお祈りします。

なぜリーダーは半歩前なのか

姜尚中さん著「リーダーは半歩前を歩け」を読んだ

リーダーは半歩前を歩け (集英社新書)
姜尚中
集英社
売り上げランキング: 2818
おすすめ度の平均: 3.5

4 混迷の時代に
5 読書の力  文学の底力
4 姜氏青春の総決算。内容不足は否めないが、金大中氏の言葉は含蓄に富みます
3 物足りない!
5 金大中

そもそも何で半歩前なのか?
リーダーであるのならば、一歩も二歩も前を進んでいったほうがいいんじゃないのか?リーダーシップってヤツを発揮しよう!って感じじゃないの?って疑問がまず第一に思いつく

アイデンティティーが分散している以上、一つの目標に向けてすべての人を動員するのは難しい。だから、微妙に行きつ戻りつし、人々の文脈を読みながら、柔軟にリーダーシップを発揮していくのがベストだと考えたのです(P.43)
いま求められているリーダーは、「カリスマ」ではありません。十歩前を行く人でもない。たった「半歩前」なのです。(P.45)

つまり、あまり先行しすぎると周りが付いていかないということから半歩前という表現を使っているんだろう。
草食系だとかゆとりだとかあれこれ言われるようになった昨今。確かに、半歩前くらいじゃないと”ついていこう”という気になる人が少ないのかもしれない。これはこれで分かるような気もする。
ただ、一方でリーダーがそれでいいのか?半歩程度前でいいのか?といわれるとそうでもないと感じてしまう。もちろん、私が出来ているという意味ではなくだが。

そもそも、半歩前とか一歩前というのはどれくらい”前”何だろうか?
少なくとも、フォロワーがリーダーの向かう先が間違いなく”前”であると認識できる範囲でなければいけないし、到達可能であると認識できる範囲でなければいけない。
それは結局のところフォロワーによって見える範囲というものは変わってくるのであって、リーダーに要求されるのは自分が見ている”前”の中でフォロワー毎にどんな”前”を見せるのか、ということが重要なのではないかと思う。

なるほど、結局のところ最初に戻って”カリスマ”的なリーダーではなく、もう少し身近に感じれるリーダーということだろうか。
半歩前という表現を使われると多少違和感を感じるが、組織がある特定のカリスマによってぐいぐい引っ張っていく形態から変わっていくという内容。
あまり、社内に”カリスマ”的な人がいないので、私にはどうもイマイチピンとこないのが正直なところである。
カリスマでも何でもない私には、私に出来うるリーダーを目指すことになるしかないのだから。

お風呂でカエル

最近子供をお風呂に入れると、たいてい暴れだす。
おとなしくお風呂に入ってくれないのである。ようやくつかまり立ちを始めた子供は、じっとしておらずぜーんぜん、お湯につかろうとしない。
挙句の果てに機嫌が悪いと泣き出す。何かお風呂におとなしく入ってくれるようなアイテムがないかな~と

光って歌うよ 温泉がえる グリーン
ハシー工業
売り上げランキング: 45428

ロフトで上記商品の違うバージョンをゲット。

f:id:krote:20091018214101j:image

こちらは音楽を鳴らしながら光り、さらに噴水までします!!アヒルとカエルがありましたが迷う余地はありませんね。

f:id:krote:20091018214226j:image
子供も喜んでいます。

使ってみた気付いたこと

  • 水に浮かんだときに勝手にスイッチが入るのはなかなか面白い
  • シャワーはいらない。子供が遊ぼうとして近づいた時に顔に当たる
  • つまり、見ているだけになる
  • 結果飽きる

早いもので数分で飽きてしまいました。ただ、これは他のおもちゃでも似たようなものなのでおもちゃのせいではないような気もします。
適当に期間を開けてもう一度投入すると普通に喜んでましたし(^^;
今Amazonに出ているやつはシャワーがないやつですが、不評で機能を取り除いたのかな…?ただ、もう少しつかんで遊べるおもちゃのほうが良かったかな~と思いました。

あぁ・・・、つかまり立ちじゃなくて本当に立ち始めたらさらに手がつけられなくなるんだろうな・・・

計画会議にて思う

先日、会社の事業計画会議がありました。

会社の下半期に対する計画、そして各部署の計画に関して話をしていく場であり、私は別に部署を率いているわけではないですが、特殊なプロジェクトに携わっていることもあって話をしてきました。

計画。
仕事をし、チームなり課を任されている限りは計画を立てなければいけません。もちろん会社であれば収益の計画もありますし、そもそも会社として何を目指していくのか、意識を合わせる必要があります。
そしてそれらに対して前期はどうだったのか。そして下期はどう向き合っていくのか。部署の長によってその話し方だとか方向性に違いがあってなかなか面白いです。

計画を立てて終わる

聞いていて残念に思うのは
「あ、この計画内容は前回と同じだな?」
って思うことが多々あることです。もちろん、計画が実現できなかったことに関して、当該部署だけでは解決できない問題もあります。お客様事情によるものもあります。
多くの場合は計画時に定めたルールに従って、その目標を達成するべく動き出します。
しかし、結局のところ”何を大事だと考えているのか?”ということが部内で統一できてないがために、ふとしたことで決められたルールから外れた。つまり”今までと同じ”行動をとってしまうことになります。
本来、会社のような組織であれば何かしらのチェック機構が働いて、個人の動きではなく”仕組み”として業務をまわしていくべきだとは思いますが、どうしても中小企業では”これまで通り”の動きになってしまいがちです。
何しろ悲惨なことに、時として”計画を立てた本人が破ってしまう”事態に陥ります。”非常事態”の名のもとに。

メンバーはついていってるのか?

場合によってはとても高い理念を計画として掲げてくる場合もあります。
間違いなく正論な内容であり、確かにそれが実現することができたらな…と思うような目標ですね。
しかし、話を聞いてみると部署のメンバーとの温度差があったりします。
恐らくリーダーは、現状を打破するためにものすごい考えて計画を立て、情熱に満ち溢れて発表したのかもしれない。それに向かって一致団結して取り組みたい。そう考えているのかもしれない。
多少脚色し、暑苦しいような書き方をしてしまったかもしれませんが、昔私も「はいはい、できないできない」と冷めていたことを考えればむしろ普通なのかもしれない。
たぶん、これにはその部署や会社の風土だとか体質といったものが大きくからんでくると思う。普段から冷めきった体質のメンバーに対して急に熱くなれってのも無理がある。それこそ以前読んだ感動体質を作るぞ!って企業を変えていく必要があるのかもしれない。
いかにせん、リーダーに対してちゃんとフォロワーが現れるようなチーム作りが必要になるんだろう。

自身の発表に対するスキルというものはまだまだ未熟。リーダーとしてもまだまだ。様々なある”像”を見ることができるこういう場というのは、切り口を変えてみることでまた一つ違った学びの場になるのだと感じた。
自分自身に関して、上記のようにならぬように週明け以降。しっかりと行動を起こしていかなければいけませんね。

耐えられません

あ、そうそう。各部の発表はそれぞれの業務内容に関して関心があるのでまだ何とか大丈夫なんだけど、管理部の発表だけは苦手です。あの強力なラリホーに太刀打ちできる自信がありませんし、実績もありません。
“管理部の発表中、集中して起きている”という計画だけは勘弁してください

会社を替えても、あなたは変わらない (光文社新書)
海老根智仁
光文社
売り上げランキング: 44721
おすすめ度の平均: 4.5

5 自分探しは仕事以外の方法でできる。
4 自分の人生戦略が描けてますか
4 自分を将来設計を見直すための良書
5 事業戦略をたてる人向け
5 事業計画のエッセンス