購読しているHarvardBusinessReview。2月号のテーマは「従業員体験」ということだった
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2025年2月号 特集「従業員体験 働きがいを実感できる環境づくり」
イマイチな論文もあったけれど、いくつかは面白いなと思えた。
特に「仕事の満足度を高めるためにプロダクトデザインの発送を応用する」という記事は、なるほど。そういうモノの見方は面白いと思った。
曰く、仕事を会社が提供するプロダクトと考え、そのプロダクトを従業員はサブスクライブする。
従業員からしてみたら色々な会社が提供しているサービス・プロダクトがある中で、サブスクをいつやめてもいい。
その中でサブスクしているサービスを継続してもらうためには何を提供していくのか。
顧客(従業員)がサービス(仕事)から本当に求めているものってなんだろう?というところ。
そんなの人によって違うわけだけれど、それはどのサービスも条件は同じなわけ。
若干違うことというと、現実のサブスクは無制限にできるかもしれないけれど仕事をサブスクしたい従業員をすべて会社が雇用できるわけではないというところくらいか。
どこを向いて仕事をするのか?というところが、顧客を向いているのか従業員を向いているのかミスリードされなくもないけれど、視点としては持つべきで、プロダクトの考え方が適用できる余地はありそうな気がする。
悩ましいな、と思うところは、そう考えている自分自身も従業員なわけで、その前提に経ってしまうとなんだかなぁと思わずにはいられない。
要するに考える自分の視座を従業員ではなく経営者に引き上げて考えないと色々と無理が生じそうな気がしている。
このあたりで多少なりとも葛藤を覚えてしまうというところが自分自身まだまだというところなんだろう。
今月は年末年始を挟んだこともあり、しっかりと読むことが出来たということもあってか面白い記事がいくつかあった。
それら考え方は少しずつ1on1などを通してメンバーにも伝えていければな、と思っている。