原田マハ著「たゆたえども沈まず」を読んだ
先日読んだ、板上に咲くと同じ著者の原田マハさん。
森美術館の設立準備に参加したりニューヨーク近代美術館に勤務したりしてるんですね。
やはり、こういった背景もしっかりと把握されているんだろう。
本作は、画家ゴッホに関して、弟のテオや画商林忠正。そして、おそらくは創作の人物である加納重吉を通して当時のパリ、そしてゴッホ兄弟に関しての半生が描かれています。
板上に咲くでも感じましたが、こういった芸術家のエピソード等を知ると、その作品に関しての感じ方が随分と変わりますね。
以前にこの時代の画家。つまりは印象派からポスト印象派と呼ばれる世代を中心とした展覧会を見に行きました
クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に 印象派を超えて―点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで | 企画展 | 国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
手元に、展覧会の冊子があるので久しぶりに開いてみました。
「じゃがいものある静物」や「若い女の肖像」など、本著作の中で出てくる作品もありますね。
どうしてもゴッホというとひまわりや糸杉、星月夜の印象が強くなってしまいます。
ただ、その時代背景や画家自信のその時の状態。
色々と調べればもちろん出てくるものの、なかなか調べようと思わないですし、覚えていられないところがあります。
Audibleで再生時間13時間超という長さでめまいがしましたが、非常に楽しむことができました。
良かったです