「板上に咲く」を読んだ

原田マハ著「板上に咲く」を読んだ

板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh
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版画家として知られる、棟方志功の半生を題材とした作品。
内容としては、棟方志功の妻であるチヤの目線、語りで書かれた小説となっている。

棟方志功と言っても、名前はなんとなく知ってはいるけれど、どんな作品だったかな?がいまいち思い浮かべられなかった。
思い浮かべられなかったのでネットで見てみようと調べてみたら棟方志功記念館なるものがあるので覗いてみると

閉館のお知らせ
棟方志功記念館は2024年3月31日をもって閉館いたしました。
49年ありがとうございました
一般財団法人 棟方志功記念館 – 青森市棟方志功記念館のオフィシャルサイトです (munakatashiko-museum.jp)

しまっていた。
といっても、案内にある通り、青森県立美術館が引き継いで展示しているよう。
とはいえ、青森は遠いな。。。

これまで棟方志功を教科書に出てくる名前でしか知らなかったけれど、本書を読むことでその人となりや作品に関して知ることができたのは、なかなかいい体験だった。

こういう小説は、純粋に教養としていいなと思い、美術館などで作品を見る際にこの手の背景を知って見るのと知らずに見るのとでは大きく味わいが異なると思う。

少なくとも、私は作品からのインスピレーションで感じるようなことができないので、知識ベースで知っておかないとよくわからんのですよね。

なにかの折に棟方志功の作品を見ることがあれば、本書を通じて知ったことが大きく役に立ちそうな感じがする。

良かった

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