お客さん先の環境で、IE6上でイマイチ原因のわからない障害が起きていた。環境としては
- WindowsXP SP2
- InternetExplorer6 SP2
であった。XPはいいとして、IE6か~。ってことで、とりあえず内容を確認して再現確認を取ろうとするも、社内環境では再現しない。客先でも以前からIE6を使っていて、最近発生し始めた障害のようで、単純にIE6が原因とは言えないんだけど。。。
環境が原因である可能性が高いのならば環境を変えてしまえばいいんじゃないか?と安直に考えて、お客さんに「IE7にしようよ!」って薦めるための材料を集めようと、IE6のサポート期限をうたっているページを探そうとしたら変なものを見つけた
IE6 NoMore
http://www.ie6nomore.com/「IE6はもういらない」――Web企業が撲滅キャンペーン
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/06/news031.html
ITMediaの記事が8/6なのを見ると、実にタイムリーな内容だったみたいだ。
企業向けのWebアプリケーションを提供している企業にとって、OSをインストールしたときに自動的にインストールされているIEへの対応はかなり重要な項目。ただ、IEのバージョンへの対応は意外と面倒でそれにかかる開発コストというのは馬鹿にならない。それを考えると、思わずキャンペーンにもろ手を挙げて参加したくなるが、やはりそう簡単でもないだろう。
実際のところ企業の中ではいまだにWindows2000が現役で動き続けている。WindowsNTすら動き続けている。Windows2000ではIEは6までしか動作させることはできないし、WindowsXPもインストール当初はIEは6だ。
自社のシステム上、特に問題がない限りわざわざバージョンを上げる必要がないと考えている企業は多い。バージョンアップに伴う情報システム部門の費用もばかにならず、”そんな事をする暇があるなら別の仕事をしろ”って感じに今の御時勢はなってしまうのかもしれない。
バージョンを上げればセキュリティ的なリスクがすべて解消するというわけではもちろんないが、更新の止まったアプリケーションを動かし続けるリスクは企業であればちゃんと認識する必要はあると思う。
IE6撲滅キャンペーンも、開発者側のリスクに対して焦点を当てるのではなく、セキュリティ的なリスク等に対して焦点を当てて薦めていったほうが、頭の固い人にも少しは受け入れやすくなるんじゃないだろうか。。
ここまで書いて、そんな意識があるのであればすでにバージョンアップしているんだろうなぁと思った。
あ、問題解決してないや