伊坂幸太郎著「777(トリプルセブン)」を読んだ
本書は、伊坂幸太郎の殺し屋シリーズと言われているものの一つ。現時点では最新作となっている。
シリーズとしては何があるんだろう?と見てみると下記のようだ
- グラスホッパー (2004/07月刊行)
- マリアビートル (2010/09月刊行)
- AX (2017/07月刊行)
- 777 (2023/09月刊行)
グラスホッパーは読んだことあるけど、マリアビートルとAXは読んだことないですね。
伊坂幸太郎の著作と最初に出会ったのは、漫画の「魔王」でした
当時少年サンデーで連載されていたんですよね。
ここから、友人が伊坂幸太郎ファンで著作を持っていたので何冊か借りて読んだのでした。懐かしい。
本書では、流石にグラスホッパーで登場していた殺し屋たちは登場せず、そういう意味では知識ゼロ状態から読む形。
特にそれほど違和感なく読むことができました。
伊坂幸太郎作品というと、なんというかどんでん返しというか、そういったものが基本(?)なので何かしらのそういったものはあるんだろうな、という頭が最初に来てしまうんですよね。
そういう意味では、ちょっともったいない気もしないではない。
今回は特に、紙ではなくAudibleで聴いていたので、舞台となるホテルでのアチラコチラで同時並行に発生する事件を頭の中で整理するのはちょっと大変でした。
でも、自分のペースで読み進める本と異なり、Audibleのように強制的に流れていくというのは推理者を読むのにスピード感があって結構いいかもしれないな、と思った。
それでも、チーズケーキに柚子胡椒はないだろう、と確信している。