日別アーカイブ: 2026年1月4日

クルーシャルカンバセーション(1)

ちょこちょことBlogでも紹介しているクルーシャルカンバセーション。
正月休みを利用して読み終えることが出来ました。

クルーシャル・カンバセーション ーー重要な対話のための説得術

GitLabのハンドブックで紹介されていたことをきっかけに読むことになった本書ですが、非常に勉強となる一冊でした。

クルーシャルカンバセーションとは

本書で言うクルーシャルカンバセーションとは「(一)重要な結果、(二)反対意見、(三)強い感情を伴う、二人以上で行われる話し合い」としている。

評価面談や重要な会議などはもちろんのこと、日常的な会話や雑談から急に重要な会話に発展・転換することもよくある。
あらかじめ重要な会話とわかっていれば心構えもできるものだけど、急に訪れる会話はその流れから重要性に気づかないまま進めてしまい、意図しない結果を産んだりする。

本書に従ってストレス下におけるコミュニケーションスタイルを測ってみると、私は沈黙するタイプ。
心当たりは多い。

逆に言うと、そういう状態になったということを認識することができれば、その状況はストレス下にある可能性が高い。
更に、クルーシャルカンバセーションである可能性も高い。

感情とストーリー

クルーシャルカンバセーションにおいて、適切なコミュニケーションが取れなくなるのはいくつか理由があるけれど、本書を読んで一番自分にとって学びになったのは、感情が邪魔をすることで本来の自分の目的を見失わせてしまうということだった。

特に、相手に対してのストーリーに関する認識が面白かった

事実に対して、どう感じるのか?それはその事実を元に、”架空の”ストーリーを創り、それに対して感情が生まれるということ。

つまり、感情は勝手に自分で作り出してしまったストーリーによってしまう。
そのストーリーが正しいとは限らないにも関わらず。

相手の考えや状況を正しく認識していない状況下で作り出したストーリーが元になっていると考えると恐ろしい話。
ただ、このストーリーを創り出したときには自分の認識下においては絶対的に正しいと信じ切ってしまっているところが更に恐ろしい話。

そして、そのストーリーが誤っていることに後で気づいて発言に公開するとともに「なんで言ってくれなかったの」と、言い訳をする。

思い当たるフシが多すぎる。。。
まずは、この会話がクルーシャルカンバセーションであることを認識し、一歩引いて冷静になることが第一になる。

本音を探り共有認識を持つ

そもそも、会話の目的。
自分自身がどうなるといいのか、本音を探るというところが正しく出来ていないと冷静になったところで、どうすれば良いのかに向かうことが出来ない。
まず、相手との云々の前に自分自身の本音と向き合う必要がある。

そのうえで、相手のストーリーを正しく認識して共通の目的を得るために共有認識のプールをお互いに満たしていく必要がある。

自分自身のストレス下におけるスタイルがあるように、相手にもスタイルがある。
共有認識のプールを満たすためには相手に会話して貰う必要があり、ここには本書でもいくつかのテクニックが紹介されている。

ただ、そもそもの話としてそういう状況にあるということを認識すること。
それが出来ていないといくらテクニックに関しての知識を得たところで正しく使うことが出来ないだろう。

自分自身が構築したストーリーを疑い、相手への敬意を持って対話に臨むことをまずは意識しなければいけない。

私は冷静にあろうと思いつつも感情的になりやすいと認識している。
以前よりはだいぶマシになったのだろうけれど、感情に振り回されてしまうことは多々ある。
今年はまず、ここを注意して日々の会話をしていきたいと強く感じている。