辻村深月著「傲慢と善良」を読んだ

Audibleで読んだ。。。というか聞いたのだが、12時間を超える内容であったけれど、それなりに楽しむことができた。
全然知らなかったのだけど、映画化もされていたんですね。
本書は、主人公の男女二人とその周囲が織りなす恋愛や人生に対する考え方や思いが表現されていて、ちょっとグッと来る。
自分自身、目立った婚活というものをせずに結婚することができたものの、自分自身としてはそれまで結婚はすることがないものだろうと思うくらい恋愛に縁がなかった。
決して善良だというわけでもないが、傲慢にもなれず、あの頃は本当に恋愛というものや結婚というものから離れていたな、と思う。
よくもまぁ、結婚できたものだ。
これに関しては、妻には感謝の言葉しかない。
一方で、本書に出てくるような駆け引きや嘘のようなものがあったとしても、やはり主人公のように気付かずに私も過ごしたんだろうな、と思う。
なんというか、小説そのものはすごい面白かったとかワクワクするとかはそこまでなかったけれど、単純に女は怖いなと思った。