日別アーカイブ: 2025年1月18日

努力革命を読んだ

伊藤羊一、尾原和啓著「努力革命」を読んだ

努力革命 ラクをするから成果が出る! アフターGPTの成長術 (幻冬舎単行本)

概要

主にはChatGPTを使った形ではあるが、昨今のLLMをどうやって使っていくのか。
これまでの世界観とこれからの世界観で何が変わっていき、何を認識していかなければいけないのかが著者二人によって語られている。

LLMが登場したことによって、多くの仕事の仕方が変わってくる。
物の考え方や仕事の覚え方、進め方、それらが大きくゲームチェンジしていっているのが今この瞬間。
その中で、今を生きる人間としてどうやっていくのか。
著者がどういう使い方をしているのか、具体的な事例を参考に考えることができる一冊と認識しています

LLMへのこれまでのつきあ方

ChatGPTに関しては、公開当初に触ってその凄さは衝撃を受けたものの、自分自身として使いこなしているかと言われると使いこなせていませんでした。

仕事として使うとなるとどうしても会社の規則的なものが立ちはだかりますし、それに抵触しない範囲。
つまり、プロンプトに入力できる範囲として当たり障りないところで留めるとなるとどうしても制限が出る。
非常に悩ましく、変なリスクを背負うくらいであればってことで選択肢から取り入れていませんでした。

調べごととしても、当時のChatGPTは最新情報へのアクセスが出来ないということも大きかったと思います。

再考

ちょうど本書を手に取ったタイミングで、似たようなテーマの話を聞いたり別の本を読み始めたりしまして、大きな危機感を感じることになりました。

これら技術の現在を正しく理解し、使いこなすこと。
そして、これら技術がある前提において自分が何を考えて取り組んでいかなければいけないのか?ということを考える必要があるな、と。

まさに本書から、努力の方向性を見直さないと行けないという提言だと。

エンジニアとしての自己研鑽や教育

エンジニアとして考えた場合、新しい言語を勉強するということは大事な認識ではいます。
ただ、プログラミング言語は結局のところアプリケーションを作るうえでの手段であって、言語そのものが目的ではない。
AIによって生成されたコードがそのまま使える、使えないはあるのですが、CLineに代表されるツールと言うか仕組みもどんどん進化していっている。

その中で、プログラミングを習得する方法というのが、従来と同じやり方で泥臭く行くのが本当に現代においてもいいやり方なんだっけ?は振り返る必要がありそう。

どうしていくと生産性を上げることができるのか。
もしくは、AIがコードを生成するような世界になったときに我々は何に力点をおいて取り組んでいくべきなのか

楽なようで難しい世界になっていくものだな、と改めて感じました。