8/27-28の日程で行われたMicrosoft Partner Technical Days に足を運んできた。
10月にWindows 8.1 と、 Windows Server 2012 R2 を控えての開催と言うこともあって、
多くのセッションはこの二つを中心に実施された。
ただ、今回はメジャーバージョンアップと言う訳ではないこともあって、規模としては少し控えめ。
内容としては、現状のブラッシュアップが多い印象。
まぁ、こんなものなのだろうけれど、昨年と比較すると少し寂しめに感じてしまうな。
それでも、Windows 8.1 に関してはそれほど調べてなかったので、受けた内容の半分くらいははじめて知った内容であった。
そういう意味ではちょっと新鮮。
ログオン時の動作とスタートメニュー
Windwos 8 までは、ログオン時にはスタートメニューに強制的に飛ばされていた。
これが、直接デスクトップに行く事が出来るようになった。
設定は、タスクバーのプロパティで表示されるダイアログ。
このナビゲーションタブでそれらを設定する事が出来る。
(「サインイン時にスタート画面ではなくデスクトップに移動する」)
ストアアプリを利用せず、デスクトップアプリをメインとして使うユーザーにとってはいい追加設定なんだろう。
かくいう私も、会社ではほとんどデスクトップアプリのみの利用になっている。
ただ、本来であればストアアプリをメインで使う方向へシフトしたいと考えていたと思うし、
ストアアプリが持つライブタイルの仕組みはいいものだと思うので、この修正によって
さらにストアアプリから離れてしまいそうな気がしないでもない。
まぁ、そうなったら設定を戻せばいいだけと言えばそうなんだろうが。
スプリットビューの仕様変更
これまでは、スプリット表示をさせる時は、一方は320px固定だった。
そのため、アプリケーション作成時にはフルサイズと320px用のモードを用意する必要があった。
8.1では、サイズの変更が可能になった上に、デフォルトの最小表示幅が500pxになった。
これまでのWindows 8 向けアプリケーションは320pxしか考慮されてないため、8.1ではかなりかっこ悪い見た目になってしまう。
対応するためには、Visual Studio にて数ステップを行うのみであるが、そうなるとWindows 8 上ではサポート外のアプリケーションになってしまう。
8.1が浸透するまでは、両方を提供しなければ行けないという Microsoft にしては珍しいくらいばっさりと互換性を切っている。
モーションキャプチャー?
デフォルトで入っている、「フード&レシピ」アプリケーションで、見落としていたがハンズフリーモードが用意されている。
特別なセンサーを用意していなくても、付属のカメラを利用してページめくりを実現する機能のようだ。
実際にやってみたけど、かなり認識の精度は悪い。
まぁ、当たり前と言えば当たり前かもしれないが。
これが、どういう形で開発者に対して解放されているのかはちょっと見つけられなかった。
ジェスチャーとして、どういう事が出来るのかは分からない。
どうにかして精度を高める事が出来れば、カメラ付きのPCやタブレットが Leap Motion のような特別なデバイスを必要とせずにジェスチャー操作が出来るのかもしれない。
現実的には結構厳しいような気がしてしょうがないが、組み込んできたのは何かしらの先を見据えているんだろう。
少し楽しみではある。