子供の頃、ボーイスカウトをやっていました。
その頃に時々ベーコンをみんなで作ったりしたことがあります。
実際には仕込みから何から何まで大人達がお膳立てをしてくれていたのですが、
そうやって作るベーコンはとても美味しく、売っているものとは比べ物になりません。
私自身は既にボーイスカウトを続けてはいませんが、実家ではお袋が
ボーイスカウトの手伝いをまだ続けており、時々作ったベーコンを送ってくれます。
年に一度くらいですが、とても美味しく食べています。
作ることにした
食べたい、食べたい、食べたい。
仙台の妻の実家に少し滞在していたということもあって、私自身のお腹も少し脂がのってきてはいるものの、
ベーコンに対する思いは募る一方で、いよいよ重い腰を上げました。
自作ベーコン薫製機1号
iMacが梱包されてきた段ボールを利用してのベーコン薫製機である。
一応、温度が大事ってことで温度計をさしてはあるものの、それ以外は特に手間はかけていない。
一生懸命いぶします。
今回のターゲットは肉とゆで卵だけ。
あまり最初から欲張らないことにした。うまく行くかどうかわかんないし。
実際のところ、ベーコンの手作りは結構行われていることで、ネットで検索すれば方法は色々と出てくる。
趣味の領域でもあって、凝る人はとことん凝るようだ。
ただ、実際のところはやってみないとわからない。
失敗に次ぐ失敗
今回も色々と失敗を繰り返してしまった。ちょっと列挙したい
- 温度が足りない(→炭を買ってくることにした)
- 火をつけるものが無い(→チャッカマンを買ってくる)
- 炭に全然火がつかない(→着火材を買ってくることにした)
- 温度が上がりすぎる(→炭を出し入れして調節→出した炭で焼き芋焼いた)
- 炭の煙でいぶしているのかチップでいぶしているのかわからない状態に(→もういいや)
実際のところ、下準備の段階では失敗も何もあまり無い。
というか、 実際には失敗しているのかもしれないが食べてないのでよくわからないと言ったところ。
塩抜きの加減が難しそうだが、途中で焼いて確認する行程を踏んではいるものの、
これも実際のところは最後の最後、完成したものを食べてみて判断することになる。
もう頭を抱えてしまったのは、薫製中の温度管理だった。
煙を出すものとしては、薫製用のチップが売られている。
それを利用したのだが、温度を見てみると薫製に必要とされる60~80度に全然届いていない。
というか、ほぼ気温とイコールな状態だった。
ネットを見る限りでは電熱器や炭を利用して熱源としている人がいたのを思い出して、慌ててホームセンターへ炭を買いにいく。
さらに我が家はオール電化&私はタバコを吸わないということで、家には火をおこすものが無いことが発覚。
チャッカマンをゲットしなければ行けなくなった。
炭に火をつけるのは、適当に刈った草を燃やせば良いと思ったがなかなか思うようには行かないもの。
結局時間だけが過ぎていってしまい、薫製をやりたいんだか炭に火をつけたいのだかわからなくなってしまいそうだったので
諦めて着火材を買いに再びホームセンターへ。。。
そんなこんなしてようやく温度を保つことが出来た頃には夕方になってしまった。
という訳で、悲しいことに夜まで薫製してました。。。
ええ、焼き芋はおいしく頂きましたよ。
それでも美味しそうだ
そんな散々な苦労をしたものの、なんとかそれっぽく出来上がったように見える。
桜の木の香りがついたか?という疑問には目をつぶることにする。
とりあえず、豚バラ肉を700gほど使って作ってみた。
半分は細かく切って冷凍しておき、残りは冷蔵庫で保存し、美味しく頂くことにする。
塩抜きの時間を3時間半ほどしたので十分かと思ったのだが、料理をしてみると少しまだ強く感じる。
これはこれで美味しいのだが、もう少し塩抜きしたほうが使い勝手は良いかもしれない。
一緒に薫製したゆで卵もなかなか美味であった。
今回は散々な手際であったが、失敗した内容に関しては対策が比較的容易なものばかりだったので
次回にはうまく行くことが出来るだろう。
後は、一度に作る量を増やして単位両当たりのコストを下げていけばコストパフォーマンス的にも少しはましになるし、
味に関してもバリエーションを持たせて楽しむことが出来ればと思っている。
何事も、結局最初の一歩が踏み出せるかどうか。
ベーコン作りたいとずっと前から思っていたけどこれまではやらなかった。
今回実際に全部自分の手でやってみたことで、今度から気軽に作ることが出来るんじゃないかな?
うーん、楽しみだー!
世界文化社
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