位置情報サービスと言うと、foursquareに代表されるようなチェックインするサービスだった。
これらは、自分が今何処にいるのかを発信する。
それに対してここで紹介する二つのアプリ・サービスは、周囲の状況を発信する。
両者ともに周囲の状況をパノラマ写真と言う形で伝える。
Photosynth
一つはMicrosoftが元々持っていたphotosynthを利用したもの。
Photosynth
http://photosynth.net/default.aspx
AppStoreから無料でインストールが可能。MicrosoftとしてはWindowsPhone7にも搭載予定だが、それを待たずしてiPhoneに投入してきた。まぁWindowsPhoneはもう少し先になりそうだしね。
アプリを起動して、ガイドに従ってカメラを移動させると自動的に写真が取られて行く。
上下左右に動かす事が可能で、球体の真ん中にいる様なパノラマ写真が作れる。
写真の合成はiPhone上で実行され、それをアップロードする事で公開が可能になる。
(クリックしてください)
写真の集合と言う事もあって、なかなか綺麗な仕上がり。風景を取るのにいいかもしれない。桜の季節が過ぎてしまったことがとても悔やまれる。ううん、残念だ。
逆に被写体が動くようなもの。つまり、人混みやスポーツ観戦の場には使いづらい。
それぞれの写真を組合したときにずれてしまうからだ。
遊んでいるときに、写真をとってくのが面倒だったので、動画から作れないかな?実は結構簡単にできるんじゃない?なんて思った。
うは、一攫千金?なんてMac(iPhoneアプリ開発環境)持ってもないのに浮かれてたら既にあった
うん、あるよね
uscapeit
uscapeit
http://www.uscapeit.com/
こちらもAppStoreで無料でインストールが可能。
撮影した動画をパノラマ写真にすると言うもの。実際にやってみると、思ってたように楽に作る事ができる。
これなら臨場感のあるものが作れるかな?ちょっと期待して試しにとってみた
ファイルをアップロードして…
と、ここでphotosynthとの違いが出てくる。photosynthはiPhone上で写真を合成するが、uscapeitはサーバー上で合成する。この合成には結構な時間がかかる。その間はひたすら待たないといけない。
しばらくすると、処理が完了した旨のメッセージが通知される。ここでようやく画像を確認することができる。
でも、photosynthを使ったあとだとどうしても写真の粗さが気になってしまう。これに関しては、ゆーっくりと動画を撮影することでそれなりの改善がみられた。なかなか思うようにはいかないですね。
また、横一直線に動かすのであれば問題ないけど、photosynthの様にその上の段を~って動かしてみたらおかしな事になった。
そして、画像の生成はサーバー上で行われる。これが結構待つのだ。
手軽にパノラマ写真を作るにはいいんだけど、
- Uploadが強制的にされてしまう
- Uploadしたものを削除できない(やり方が分からなかった)
- 画像が粗い
- 他の媒体に埋め込むことができない
点がまだまだこれからの改良点と言ったところか。
うーん、実はiPhone4とかもう少しカメラ性能がいいデバイスで撮れば違うのかもしれないな。
ちなみに私は3GSで撮影しています。
後は、これをどうするのか?ってところだろうか。
躍動感がもう少し伝わる形であればとてもエキサイティングなんだろうけど、、、