月別アーカイブ: 2009年11月

あなたの強みは何?

今日はMixiつながりで自分自身の強みに対する勉強会へ参加してきました。

強み。
自己啓発の本でよく出てくる言葉ですね。私は非常に苦手とする類の言葉です。何が苦手かというと、どうも、それらしいものが思いつかないのです。ちなみに私の中で似た言葉には「目標」とか「夢」があります。たぶん、それらに対して考える…というか、考え抜くことができないんでしょうね。
ただ、これらに対して考えることは大事だと思っているのももちろんあります。まず、一人では挫折すること間違いなしなもので、とりあえず場を作ってしまえと参加してみることにしました。

StrengthFinderって覚えてる?

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
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日本経済新聞出版社
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4 比較優位の能力法則 “就活生・人事担当者におススメ”
3 ストレングスファインダーって・・
5 自分を知るためのツールとして
3 自己分析に
5 自己分析に最適

今日話題になったのはこの本…だけじゃないですが、この類の本での導き出された自分自身の強みに関して。驚いたのは、私以外全員が自分の結果をちゃんと知っていたこと。
っていうか、この会に集まっている人であればそういうものなのかもしれない。私は完全に忘れていました。一応、報告するコミュニティがMixiにあって、そこに書いてあったのでようやく分かった程度。ちなみに私がそこで得たものは

  • 調和性
  • 適応性
  • 包含
  • 回復思考
  • 指令性

でした。この結果を見た段階では「んー、なんだかイメージと違うなぁ」と漠然と思っていたのですが、それぞれの強みというものを分類して、”その強みはどういう方向性を持っているか”を考えるととてもよく分かった。

計画性がねぇ!

複数人との協調をとりつつ行動を起こすこと。そういう方面に対しての強みがある一方で、計画や戦略を練ったり他社に自ら影響を与えるような行動に対する強みがないということが分かった。
もちろん、これらの強みの方向性なんてものはどうとるか、とりようである部分もあるので自分自身がこれに左右されてはいけないもの。
ただ、”一つのある結果”としては認識するといいことなのかもしれない。
自分の強みというものがどこにあるのかというのはまだ分からない。ただ、上記のことを思い出し、考えるきっかけを得ることができただけでも十分すぎる価値があったのではないかと思っている。
強みは強みとして向き合わなければいけない半面、自分の今かけている計画性は最低限必要なレベルまで高めなければ。という思いもまたある。

まだ向き合う時間はたくさんある。
考えていくのだ。

ちなみに

今日の帰りのドタバタ

  1. 九段から帰るときに真っ先になんとなく半蔵門線のホームへ
  2. 路線図を見ると東西線がいいように思えたので引き返す。飯田橋まで行けば定期が使える!
  3. 東西線のホームへ。なんとなく千葉方面に
  4. 乗ってから飯田橋行きは逆方向と気付く。
  5. めんどくさくなって西船橋までそのまま乗っていく

これは計画性以前の問題だ・・・
無駄に電車賃がかかってしまったぜ・・・

体幹で走る!

先日お会いした福田さんに薦められて、金 哲彦さんのランニング・メソッドを購入した

金哲彦のランニング・メソッド
金 哲彦
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5 世界が広がる!
4 初心者にはお勧めだと思います
4 ランニングの心得本かな
5 ケガせず走り続けるために
4 初心者にはわからないところ、アリ。でも、よい本。

きっかけは・・・

実は、こっそり走っている。それもこれも前に見たUTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)がきっかけである。まずは走ってみようと。いつか挑戦できるような人間になろうと。
そんなこんなで週末がメインになるんだけど近くを走り込んでいます。今月から走り始めてなんとか最初の目標である一月100kmは超えられそう。
ただ、走ることにかけては全くの素人。陸上部にいたわけでも誰かに教わったわけでもないのでフォームなんてものはよく分かっていない。
まずは学んでみようと思っていたところに紹介されたので渡りに船とはこのこととばかりに飛びついてみたのです。

体幹で走るとは

メインとなるのは「丹田」・「肩甲骨」・「骨盤」の3つを意識して走ること、とある。このあたりを意識して走るってことなんだけど・・・「丹田」がよく分からない。
丹田ってヨガとか格闘技の漫画とかには時々出てくる。位置はへその下5cmくらいの場所らしいんだけど、そこに意識を持ってくるというのがよく分からない。丹田に力を入れようとしているつもりでもどうしても腹筋に力が入ってしまっている。
ううむ。これは、ヨガでも習ったほうが分かるのかもしれないなぁ・・・。
ヨガ・・・ヨガ・・・。ダメだ。ダルシムしか思いつかねぇ

読んでいて思ったことは、それら他感を意識するということは確かに重要なんだろうけど、差し当たって私が走った後に痛くなる足の裏。土ふまずの痛みの原因はもしかして本書でいうところの”まっすぐな着地”が出来ていないからではないからかもしれない。
これは、早速次のトレーニングで試してみよう。

大会は?

本当は来年頭に行われる千葉マリンマラソンに挑戦したかったんだけど、あっという間に申し込みが定員オーバーしてしまった。
結構マラソンは今ブームなのかもしれない。
うーん、何か目標があったほうがいいから手近なところであると嬉しいんだけど。。。探さなきゃ><

って事で、探して申し込み。

第12回 Lafuma青梅高水山トレイルラン
http://www.sportsentry.ne.jp/event.php?tid=19831/

いきなりトレランだぜ!!
え?無謀?やってみなきゃわかんないぜ!

トンマな私にデザインは理解できるか

ウジトモコさんの売れるデザインの仕組みを読んだ

売れるデザインのしくみ -トーン・アンド・マナーで魅せるブランドデザイン-
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5 2度読み直しました。
2 発注者目線・・・というが。
5 広告費をドブに捨てないために

以前著者の視覚マーケティングのススメを読み、美崎さんが主宰したセミナーも受けたことがあるのだが、正直言ってデザインは苦手だ。
でも、苦手って言っているだけで特に勉強しているわけでもなんでもなく、ただ単にやってもないだけ。これでは考えてないだけだー!
って事で、もう一度。視覚マーケティングのススメと合わせて読んでみた。

デザインの前のコンセプトメイキング

デザインを考えるときの私のイメージ

  • カッコイイ感じ
  • なんか人が寄ってきそうな
  • 個性的な

見たいなことを考えているだけでは、やっぱりだめらしい。そりゃ駄目か。

結局のところ、デザイン対象に対してどんなイメージ、コンセプト、テーマを持っているか。持ってもらいたいかをしっかりと考える必要がある。本書ではそれを導くためのワークも用意されている(P.103-112)。

  • 「もの」にいいかえると?
  • 「こと」にいいかえると?
  • 「音」にいいかえると?
  • 「風景」にいいかえると?
  • 「色と形」にいいかえると?

それぞれのワークをすべて試してみてもいいし、何か一つで試して考えてみるのもいいと思う。対象によって、たぶんやりやすいものもあるし、人によってはもうちょっと違うたとえ方もあると思う。
結局のところ、周りがその対象を見るときにどういう風に見られるか。これはどんなふうに相手に覚えてもらいたいかっていう考えと同じなんだな、と思った。

何をするか

正直言うと、仕事でデザインの発注を行う機会があるわけでもなかなかないので、仕事に直結させて考えることは難しい。
ただ、自分自身に対してはいくらでも考えることが出来ると思う。
ブログのデザインも、なんとなく適当に決めてしまった感があるので

  • どの層に向けて情報を書いているのか
  • コンテンツの内容とあっているのか(コンテンツをどうするのか)
  • 増やしたいと思っているのはどの層なのか
  • そのうちデザインが担当する部分はどこなのか

等を考えていくことが第一歩だと思う。

のだが、途中で思考停止してしまうんだよな…。ううむ、それが私の悪いところだな。

GoogleのCM

夜中にたまに流れるGoogleのCM

これの効果って何だろうか?

確かに、検索エンジンを使って、連想ゲームのように検索を進めていくのは面白いと思うし、時々やることではある。ただ、このCMのイメージは私が今までGoogleに対して抱いていたイメージとはずいぶんと違うものだった。
ただ、IT業界に携わっている人間が見るGoogleの像と世間一般から見たGoogleの像というものは違うのかもしれないと思うと、このCMによって親近感が湧いたりするのかもしれない。

どうだろうか。CMを見たことによってGoogleのイメージが上がったのか。そして検索したくなったのだろうか。
こういうCMの効果。測定の方法も難しいだろうけど、気になるなぁ

中東に思いを馳せる

今日はエコノミストである宿輪純一さん主催の宿輪ゼミを受講してきました。

宿輪純一オフィシャルサイト
http://www.shukuwa.jp/

経済関連の専門家の意見を聞く機会というのはなかなかないので、お世話になっております。
実は私は講師を招いて開かれる特別ゼミには前回参加したのですが、宿輪さん自身が講師となるゼミは初めて。
まさか・・・
あそこまで親父ギャグが連発されるとは!!
意外でした。これからもお世話になります

本日のアジェンダとしては

  1. 為替と株
  2. 中東の経済
  3. 2012(映画)

という内容でしたが、なんといっても中東に関しての話がやはり新鮮でした。
中東に対して抱いているイメージというのは実はあまりいいものではなく、

  • テロ
  • 石油
  • イスラム

というような感じ。すべてが悪いイメージではないですが、テロは別としてなんとなくのイメージに流されている感じがする。たぶん、周りに関係する人がいないことも一つの要因なんだろう。新聞は読んだつもりになっていたけど、案の定、今日の日経新聞のドバイの記事は見逃していました。ううむ。
宗教に関して言うと私はかじった程度しか知らないので、間違っている知識が多いと思う。でも、彼らにとってそれは絶対のものなので、それを知らないということは結局のところ付き合うことが出来ないということになる。
宗教に関してはとても難しい問題ではあるけど、前提としての知識は身につけておくにこしたことは無いと感じた。

一つのものとしてみる

こういう分析を生業としている人の話を聞いていつも思うのは、複数の、あちこちで発生しているそれぞれの事象を組み合わせて全体として考えることが出来る力を持っていることだ。
言われてみると確かにそういう風に思考を連鎖させて考えることが出来るのだが、それがない状態で考えることが出来るのかといわれると自身がない。たぶん、IT関連の話なら少しはできるとは思いたいのだが…。
いずれにしても、こういったことは訓練(だと思いたい)。話を聞き、自分がそういう思考を身につけられるよう新聞の内容からあれこれと練習していくことにする!

PMBOKってなんだ

深沢 隆司さん著「いちばんやさしいPMBOKの本」を読んだ

いちばんやさしいPMBOKの本 (技評SE新書)
深沢 隆司
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5 PMBOKには何が欠けているかが分かるとうれしい
4 プロジェクトマネジャー必読
3 PMBOKとは何か?
4 PMBOKの概要と著者の暗黙知の紹介
4 PMBOKの入門として

目次

  • 1 PMBOKとは何か―ものごとを成功裏に成し遂げるための基礎知識
  • 2 第1部 プロジェクトマネジメント・フレームワーク―PMBOK第1章~第2章(序論プロジェクト・ライフサイクルと組織)
  • 3 第2部 単一プロジェクトのプロジェクトマネジメント標準―PMBOK第3章(単一プロジェクトのプロジェクトマネジメント・プロセス)
  • 4 第3部 プロジェクトマネジメント知識エリア―PMBOK第1章~第2章(プロジェクト統合マネジメント
    • プロジェクト・スコープ・マネジメント
    • プロジェクト・タイム・マネジメント
    • プロジェクト・コスト・マネジメント
    • プロジェクト品質マネジメント
    • プロジェクト人的資源マネジメント
    • プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
    • プロジェクト・リスク・マネジメント
    • プロジェクト調達マネジメント
  • Appendix アーンド・バリュー法(EVT)―プロジェクトの進捗を金額で表現する

プロジェクトマネジメントを学ぶ

色々とプロジェクトマネジメントに関する書籍はあるんだけど、どれも実践的な内容だ。実践的というのは、”このケースで私はこうやって乗り切った”的な話がほとんどだ。
その中で、PMBOKに関しては具体的なケースではなく、そもそもプロジェクトマネジメントとはと言ったような体系的な知識を作ろうとしている事から前から気になっていた。
CNETにPMPへの道のりと題した連載を一通り読んで、まずはこの本を読んでみようと。

PMPへの道のり
http://japan.cnet.com/blog/pmbok/2009/05/16/entry_27022434/

やさしいのか?

さて、”一番やさしい”と題されているが、そもそも難解なPMBOKをやさしくしたところで、やはりそれなりに難しい内容ではある。難しい内容ではあるけど、かなりの部分で納得のいく内容ではあった。

プロジェクトとは何か?ということから始まり、プロジェクトを計画するときに必要となる

  • 統合マネジメント
  • スコープマネジメント
  • タイムマネジメント
  • コストマネジメント
  • 品質マネジメント
  • 人的資源マネジメント
  • コミュニケーションマネジメント
  • リスクマネジメント
  • 調達マネジメント

に関してのそれぞれの内容に関して大まかではあるが説明されている。

これは、PMBOKそのものがそういう書き方がされているのかどうかはわからないが、読んでいて思うのはプロジェクトマネージャーの悲哀というかなんというか。不遇の待遇を受けていることへの”本来我々はこうあるべきなんだ”的な苦悩が垣間見えて、面白いようで鬱になりそうな本であった。

ITのプロジェクトが惨状に見舞われやすいのは確かに組織的な問題が多くのしかかっているのかもしれない。特に計画内容が計画したと言える内容であることが実は珍しいのではないかと思えてしまうぐらいだ。
読んでいると、自分自身でもやってしまっているような過ちが数々出てきているようで反省しっぱなしの内容だった。今からでも体制を立て直さなければならない。

PMP取得を目指す?目指さない?

さて、一通り読んでPMBOKに関してのなんとなくの概要はわかった気がするが、PMP試験を受けるかどうかは大いに考える必要がある。
PMP試験は受けるだけでも5万近くかかるうえに、受験資格を得るまでにも多くの場合は10万以上の講習を受けることになって総額的には20万近くの費用がかかる。
受験するほとんどの人が業務命令というのも納得な内容だ。個人で受けるにはちょっと気が滅入ってしまいそうな内容だ。

資格を取ることによって生じるメリットや、そこから回収できるのかというと少し心配ではある。それよりはIPAで出しているプロジェクトマネージャ試験のほうが費用対効果が大きいのではないだろうか…?
ただ、PMBOKはPMBOKとして知識を学ぶのは今後の自分自身の活動に関しても大きな恩恵を受ける事が出来そうで、ちょっとワクワクしてしまったことは確かだ。
そんなことも合わせて考えながら今後のプラン練っていきたい。

記録が出来ないのは性格なのか

鹿田 尚樹さん著「大事なことはすべて記録しなさい」を読んだ

大事なことはすべて記録しなさい
鹿田 尚樹
ダイヤモンド社
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おすすめ度の平均: 5.0

5 単なるノート術ではない。アナログとデジタルのハイブリッド記録術
4 記録するが価値
5 ハックス本「議員秘書版」
5 『記録』とは、あなたがこれまで歩んできた人生の歴史である。

目次

  • はじめに
  • 第1章 大事なことはすべて記録しなさい
  • 第2章 効率よく情報収集できる「記録インプット術」
  • 第3章 速く読めて、忘れない「記録読書術」
  • 第4章 記録を使って、可処分時間を2倍にする「記録時間術」
  • 第5章 心と体も書くだけでスッキリ「記録健康術」
  • 第6章 記録で、人脈が10倍に広がる「記録コミュニケーション術」
  • おわりに 記録することで得られる、6つのメリット

違和感

この本に興味を持ったのは、本のタイトルというよりは著者の鹿田さんにお会いしたことがあったことが実は第一であったりします。もっとも、今年の頭の頃で、大勢の中でごあいさつしただけなので記録されてないはずですがw
その時に”妙な違和感”を感じたのを覚えています。特段特別な話をしたわけではないですが、”種族の違い”というかなんというか。

本を読んでみて納得。私が苦手とする”記録”が得意な人なんだ。というか、ここまで行くと”記録魔”なのかもしれない

記録する作業というのは私は大の苦手である。ブログを書いている人は比較的記録することが得意である事が多いかもしれない。
書かなきゃいけない事を書き忘れたりするくせに、どうでもいい事を書いてしまったりする。そして、どうでもいい事の中に大事なものが埋もれてしまって、結局記録をしたとしてもその記録を役に立たせることが出来てない
それでは記録が出来ているとはいえず、”ただ書いている”だけではないか。情けない

本の中のPとE

多くの書籍はPREPという構成をもとに書かれていることがほとんどです

  • P…ポイント
  • R…理由
  • E…エピソード
  • P…ポイント

<中略>極端なことを言えば原理原則が分かってしまえば、新しい本からは「新しいP」だけを探す作業をすべきです

ふむ、確かにこれを意識することで読み方というのは変わってきそうだ。
本を読むときに、何が書かれているのか?ということを本全体としては意識するようにはしているけど、細部にわたって神経を巡らせているかといえばまだまだだ。
ポイントだとか、キーワードに落とし込む「要するに~ってことだよね」的なまとめ方が正しく出来ないといけない。

ただ、私のように物覚えの悪い人間の場合はエピソードと合わせたほうが物事を覚えるのに覚えやすいということもある。また、今回の読み始めた動機のように「鹿田さんってどんな人だろ」的な場合はエピソードが面白いことになる。議員秘書時代のエピソードがこの本では数多く紹介されており、知らない世界をのぞいているようで面白かったです。

人を覚えよう!

私が昔から苦手としていることに「人を覚える」ということがあります。
何度かあってるのに顔と名前を覚えることが出来ない。初めてお会いしたと思ったら以前にもあっていた。相手から挨拶して普通に会話した後で「あの人だれだったっけ」
こんな経験が実は数多くあります。私としては悪気も何もないのですが非常に申し訳ない。
いや、本当に。この場を借りて謝りたいくらいです。というか、謝らせてください。ごめんなさい。

では、忘れないためには何を記録するのか。

写真を撮っておけば、「この人、名前は何だっけ?」と振り返ったり、誰かに聞くことで解決できるのです(P.84)

うーん、確かに写真は考えたことあるんだけど、いきなり”写真とらせて!”って言いづらいものがありますよね。普通にそれが言えるような仲になっているころにはもう顔も名前も覚えてしまっていたりするし。
こうなったら隠し撮りでしょうか。もはやここまで頭が弱いと記録術の前に記憶術を勉強しなければいけないようです

記録量を伸ばす

とりあえず私がやることとしては

  • 記録量を増やす
  • 本のPをより意識する
  • 人を覚える

ですね。
最後のやつはなかなか解決策が見つからないですが、全体写真だとか話をした時のエピソードだとかそういったものを丹念に記録している事が後々の役に立つのかもしれません。
一歩間違うとストーカー状態になりそうなので、相手に引かれない程度にはしてないといけませんが。

記録。大事なことは分かっていても徹底して出来る人はやはりすごいと思う。
自分も自分なりに記録を続けなければ。私、途中でやめてしまうんですよね・・・やはり性格上の問題なのでしょうか・・・

マーケティングとは

ジェイ・エイブラハム著のクラッシュマーケティングを読んだ。

クラッシュ・マーケティング
ジェイ・エイブラハム
実業之日本社
売り上げランキング: 50
おすすめ度の平均: 5.0

5 経営者の必読書
5 これぞマーケティングの要諦
5 さすがマーケッティングの本!!

目次

  • 序章■今こそ、ライバルに大差をつけるチャンス
  • 第1章■ビジネスが停滞する九つの要因
  • 第2章■「卓越の戦略」で強力なライバルに打ち勝つ
  • 第3章■販売戦略と広告手法を変革して売上をアップさせる
  • 第4章■「戦略化、分析、システム化」で安定した実績を得る
  • 第5章■時間と行動をマネジメントして戦略的企業となる
  • 第6章■効果測定とアライアンスで強靱な収益構造をつくる
  • 第7章■リミッターを外し、現状を打破する
  • 第8章■「三つのP」で市場における絶対者になる
  • 第9章■マーケティングの力を三〇〇%活用して、価値に気づかせる
  • 第10章■ジョイントベンチャーでビジネスを最大限に活用する
  • 第11章■景気に関係なく繁栄し続けるには
  • 終章■さあ、今すぐ行動を起こそう!

マーケティングとは何か

以前何かの本に「マーケティングと会計はみにつけておいたほうがいい」って書いてあったのを覚えている。
会計に関しては簿記の勉強を行うにして、マーケティングに関してはまずは書籍を当たってみようと思い、最近あちらこちらで絶賛されていた本書を手に取ってみた。
また、開発者は顧客から離れた位置にいる事が多いが、市場が求めるものというものを正しく自分の中で認識できているのか?ということに疑問を持っているからだ。少なくとも今の私にそのあたりが認識できていると言えるには遠いだろう。

読んでみて思ったのは「そもそもマーケティングってなんだ?」ってことだ。
私が勝手に思っていたマーケティングのイメージは

  • 「市場を調査して、ターゲットとした顧客が何を望むのか。どういったトレンドがあるのか?」

という、最終的に「自社の製品として何を作るのか?」という方向性の物だった。製品を作るための情報収集的なイメージかな。ところが本書を読んでみて思ったのは

  • (既にある製品を)どうやって売っていくのか。この製品が受け入れられるような市場が他にないだろうか?

というような視点のみに感じたからだ。

マーケティングをWikipediaで調べてみると

顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

とある。そう考えると、私がイメージしていたのはマーケティングのごく一部ということになるが、本書はそれ以降の内容ということになりそうだ。多分、開発者的な視点と営業的な視点の違いからなのかもしれない。

共感を呼ぶワードは何か

自分が対面している市場に対して、抱えている問題は何なのか?
多分、これに対する自分なりの答えというものは出せるかもしれない。
ただ、本書を読んで面白かったのは”その答えを表現する言葉を何パターンか考える”というものだった。
これは、人と会った時の質問を予め多く考えておき、その中から厳選して質問をするやり方に似ている。
ぱっと出てきた答えの表現が、相手にとって共感を呼ぶような言葉でなかった場合、答えとしては正しいかもしれないが、効果としては少ないものになってしまう。

また、これは解決策だけでなく、市場が抱える悩みや問題そのものに対しても適用することができる。
それが相手にとってフィットする言葉であればなおさら強い関心を持たせることができるだろう。
そして、それは恐らく”相手によって変えていく”事になるだろう

相手にそのあたりに転がっている”答え”の使い回しに取られてしまうと「そんなことはわかってるんだ」と逆の効果を与えてしまうかもしれない。
このあたり、自分のキャラクタというものと合わせて考えていかないといけないだろう。

さてはて

マーケティングに限らず、人と話をするときにも先にあげたことはそのままあてはまる
とっさに出来る事ではないのでやはり訓練が必要だろう。身近な人に対して適用しつつ、そういうものをみる目と思考パターン、表現のパターンを身につけていくことにしよう
ただ、マーケティングそのものに関しては勉強になったは勉強になったけど、勉強しようと思っていた目的がイマイチ達成できていない。
そもそもいきなりこの本に手を出してしまったのが敗因かもしれないので、マーケティングに関する本をやはり数冊読んでみる事だろう。

見積もりに対する考察

昨日に引き続きアート・オブ・プロジェクトから

アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)
Scott Berkun
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おすすめ度の平均: 4.5

5 バイブルにしています
4 プロジェクトマネジメントに関する教科書的な一冊
5 プロマネ、必読
4 プロジェクト大災害で大炎上
5 真のマネジメントがここにある

精度か正確さか

見積もりの精度はよく問題にはなるが、どれだけ精度が高くても正確でなければ意味が無いというのが本書で言わんとするところだ。ここで言う”精度”とは数字上の精度。
言ってしまうと、小数点桁何桁まで出した数字だろうと、その出す過程が根拠を伴って出されてない限り、何の意味も持たないってことだ。では、根拠のある数字を出す過程とはどんなものだろうか。

ソフトウェアの開発では、いわゆる機械による大量生産のように同じものをひたすらに作るわけではなく、常に一品モノの物作りとなる。
時には技術的に不明確な部分に対して切り込まなければならない開発。。。というよりは”研究”に近いのかもしれないこれら作業を正確に見積もることなんてできるのだろうか?
しかし、お客様に「いくらかかるか分からないし、いつ完成するかわからないけど頑張ります」なんて言った途端に「それじゃ、いつ発注するかわかんないよ?」なんて言われてしまうかもしれないわけで、なにかしら見積もりはしないといけない。

規模が小さい開発であればそこそこの正確さを持った見積もりが出てくるが、規模が大きくなればなるほど見積もり誤差は大きくなる。自己負担分も増えていく。(デスマーチの)鼓笛隊の歩む音が聞こえてきそうだ。

これは経験にゆだねるしかないのだろうか。

一つの答えとしては多分そうなんだろう。ただし、その”経験”は、”会社としての経験”であって”個人としての経験”であっては困るわけだ。
見積もりに対する根拠・仮説を記録しつつ、結果を検証することを繰り返す必要がある。これは積もり積もったデータベースとして、組織の財産としての扱いを受けるべきだろう。

そもそも誰が見積もるのか

ここまで書いて、ふと思ったのは、”見積もりをしているのはだれなのか?”という事だ。
これは”仕様や設計を行っているのはだれなのか?”という事に置き換える事も出来るかもしれない。

本書では見積もりの精度に関して”優れた設計から生み出される”としている。

優れた見積もりというものは、信頼性の高い設計と要求が揃って初めて生みだされるという事です。そしてエンジニアリングにおける優れた情報と優れたエンジニアという2つが揃って初めて生みだされるのです。(P.40)

そんなに多くの事例を見たことがあるわけではないので断言できるわけではないのだが、見積もりや設計を行うのは実際にコーディングを行うプログラマーやプログラマーのリーダーではなく、”過去にプログラムを組んでいた管理職”か、”プログラムを組んだことのない管理職”が多いのではないだろうか?
そして、何かしらの根拠があって見積もっているわけではなく、感覚論で見積もってしまっているのではないだろうか?

そうであるならば、見積もりはリーダーだけでなくプログラマ、品質を管理する担当者(テスター含む)等にも参加してもらい、そもそも出来あがる機能が、業務的に本当に有益な形でお客様に提供できるようになっているのか?等、様々な角度から求め
ていかなければいけないだろう。

ただ、未受注の機能に対してここまで大がかりな見積もり体制を築き上げてしまうと、実は中小のソフトウェア会社では回らなかったりする。要するにお金になるのか分からない作業に対して人を割り当てる余裕が無いということだ。もちろん、そういう企業の場合はプログラマからテスターまで多くの作業を兼任するので必然的に少人数にはなるだろうが、それはそもそも人が足りないわけで、逆にノリで見積もりをしそうだ。

私が所属している組織において、本書でいう”正しい見積もり”が完全に機能しているとはとても言えない。見積もりが個人のスキルによってしまい、引き継ぎも出来ないうえに当たり外れが出始めている。
銀の弾丸が無いとはいえ、組織内において蓄積された基準や、見積もる上でのプロセスを見直す必要がある。
動かなければいけないな