月別アーカイブ: 2009年7月

国際生物学オリンピック

近所の高校にでっかい垂れ幕がかかっていた
「国際生物学オリンピックで金メダル!」
何だそれは?

国際生物学オリンピックとは

国際生物学オリンピック(International Biology Olympiad: IBOと略す)は、高校生を対象としています。生物学の理論問題および実験問題への取り組みをテストします。生物学への興味、発明の才能、創造性、忍耐力が必要とされます。
各加盟国は、国内コンテストで受賞した4人の学生と2人のチームリーダーを国の代表として参加させる事が出来ます。
http://www.jbo-info.jp/

要するに生物学に対する高校生の国際的なテストってことかな。その大会に出場した県立船橋高校の生徒が日本人で初めて金メダルを取得!!。しかもそれだけじゃなく、参加した残りの3人も全員銀メダルを取ったとのこと。すごいじゃないか!
って、金メダルと銀メダル何人いたんだ?ということで調べてみたら

  • 金メダル:23名
  • 銀メダル:46名
  • 銅メダル:68名

の受賞者がいたようだ。試験だから同点があるもんね。どうも金メダルっていうと1番って気がしてしまうけど、試験で実施していることだからこうなってしまうのはしょうがないこと。それでもやっぱり凄いですね!

というわけで

過去の試験問題がネット上に置いてあったのでやってみた。

生物チャレンジ・国際オリンピック国内選考 過去問題
http://www.jbo-info.jp/JBO_Exam.html

ちなみに私は、高校時代には理科は物理と化学を履修。生物は全くやっていないのでレベル的には中学生。。。すべての問題は選択式なので目標は25点。4分の1も取れれば万々歳だよね!

結果

  • 私:26点
  • 嫁:74点

だった。読解力を試すような問題はまだ何とかならんでもないけど、純粋に知識を問うような問題に関しては手の出しようがなかった。これはしょうがないだろう。
ほとんどが触れたことのない問題ではあったが、いくつかの問題に関しては分からないながらも興味を駆り立てられるものがあった。今の仕事から考えると、これらは全く関係の内容に感じるのだけど、それはそれで面白いことだと思う。
ちょっと本屋で生物関係の棚を物色するのも面白いかもしれない。

Accessテーブルで#Deletedレコードが消えない

Microsoft Access を使って簡単なツールを作って社内で使っているんだけど、ユーザーから「データが削除できない!」って連絡があった。

見てみると、

  • 問題になっているのはテーブルのデータ
  • テキストフィルタで対象を抽出する事が出来るんだけど、全ての列が「#Deleted」になっている
  • 行を指定して削除を実行しても、再度検索するとまた表示される
  • 再起動させても状況は変わらない

「#Deleted」はフォームを開いている状態でレコードをテーブルから削除したときに表示されるのはわかっているが、リンクを張っているわけでもないテーブルのデータが直接そういう状態になっているのは初めて見た。
複数の人間が同時にテーブルにアクセスしている中で、どっかの誰かが処理例外でも引き起こして中途半端な状態が出来あがってしまったのだろうか?結局原因はわからなかった。
とりあえず四苦八苦して対処方法を考えてみたがいい方法が浮かばず、最終的には「Accessのテーブルぶっ壊れた」として、

  1. 新規のAccessファイルを作成
  2. 外部データ取り込みを利用して対象のMDBからインポート

を実行。「#Deleted」はシステム的なレコードなのでインポートした段階で既に無くなっており、不正な状態は解消された。
それにしても…やはりAccessを多人数で使うのは無理があるか。Oracleに乗り換えたいところではあるが、ライセンス費用もばかにならないので苦しいところだなぁ

明日はいよいよ解散ですね

明日はいよいよ衆議院の解散。8月末には総選挙ということになりますね。普段はあまり関心の湧かない…というか、期待の湧かない選挙ですが、今回はちょっと違う。
いつも以上に期待が湧かない選挙になりそうです。
ただ、ちょっと難しい。自民党はかなり最近はぐだぐだ感が強くなってきてしまいます。麻生さんで行くのも不安は残るけどかといって他にこれといって頭を張っていきそうな人が出てこない。
とはいえ、民主党は民主党で推したい気にはならない。どうしても”反自民党”というだけで集まった烏合の衆という感じが強い。何よりもいいことばっかり言って財源がどうなるのか気になってしょうがない。
どちらも困ったものだ。さてはて。どちらに転んでもあまり経済的には好転するきっかけにはなりそうにはないなぁ

最近読んだ本

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友人からずいぶん前に借りた本にようやく手をつけられるようになった。ここのところ、厚みがそこそこで文字の小さい頭を使う本ばかり読んでいたので、変な言い方かもしれませんが楽に読むことができました。
両方とも話の構成は似ていて、細かい短編の集まりでありながら登場人物がつながっているというものでした。
正直、チルドレンは”できすぎじゃない?”って印象を抱いた。
死神の精度はそういう意味ではなかなかおもしろかった。主人公である死神の趣向も面白いが、最終的に行うその”判断”は、物語の結末をハッピーエンドで終わらせたがる傾向のある私の予想をたびたび裏切ってくれたのが特によかった。
あと数冊残っているのでこの勢いで読み進めよう!

ソフトウェアへのセキュリティ

ソフトウェアとセキュリティの組み合わせだと、真っ先に思いつくのはウィルスや不正侵入を防ぐ話だ。ウィルスや不正侵入によってもたらされる被害は増えているんだろうけど、今日は違う話。不正コピーの話だ。

ソフトウェアのコピー

ソフトウェアの不正コピーを防ぐ方法として私がぱっと思いつくのは

  • 指紋認証
  • USBキー
  • ワンタイムパスワード

実際に私が使ったことのあるのはUSBキーによるプロテクト。プログラムの中から指定のUSBキーがPCに刺さっていないとプログラムが動作しないという、比較的ポピュラーな方法(だと思う)。
ネットを介して認証を行うプログラムや、PC固有の環境変数を利用したものも使ったことはある。
こういう認証技術とそれをクラックする技術ってのはいたちごっこなんだろうなぁと思っている。まぁ、いたちごっこといっても、苦労して新方式の認証技術を取り入れたとしてもそれを打ち破るのは早くて数時間なのだろうから勝負になっていないのかもしれない

今ではコピーだけとは限らないらしい

ちょっとしたことで、そういうセキュリティ関連を手掛ける企業の方と話をする機会があった。そこで聞いた内容は私にとってはちょっと驚きだった

  • プロテクトを破るというよりはプロテクトを使う側を狙う。つまり実行ファイルを書き換えてしまう
  • プロテクトを無効にするだけじゃなくて、別なキーで起動できるように書き換えることもできる
  • 解析してソースコードを取得。それを別な形で作り変えて再販する
  • CADデータや設計情報は速攻で流出して売買される
  • ロボット等に搭載されているプログラムにも同様のことが言える
  • 改変されたプログラムで、あっさりと取られて相手に理論武装され、結果裁判でも負けてしまうこともある

等々。まぁ、技術の詰まったプロテクトキーをがんばって攻略するよりは実行ファイルの内容を書き換えてしまったほうがよっぽど早いだろうってのは言われてみればその通り。ただ、私が抱いていたイメージでは
お金を払わなくてもシェアウェアが使用できる
ってのが不正コピーなわけだったので、それを自らの収入源に変えてしまおうというのは、なるほどって思ってしまった。さすがにかの国はやることがすごいな、と。そりゃ強制開示を求めてきたりもするわな。
ま、今となってはかの国に特定される内容ではないのだろうけど。

どうするのか

実行ファイルが弱いのであれば、実行ファイルそのものを暗号化してしまおうというのが、今回お話を聞いた内容であった。
実際のところどうなんだろうなぁ…。結局のところいたちごっこなのではないだろうかと思ってしまったのが本音である。どれだけ暗号化を施そうとしてもPC上で動作する以上は動かす方法があるわけで…うーん。どうなんだろう。こればっかりはわからないな。
空き巣の被害じゃないけど、「がんばれば破られるけど、容易に破られるのを防ぐ」ことができれば空き巣の多くは回避できるらしい。ソフトウェアのプロテクトに関してもある程度のところまではそういう妥協をするしかないのだろうか。
プログラムに対する知的財産の保護って難しいものだなって今更ながらしみじみと思ってしまった。

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雇用と給料

最近、保険やら住宅やらを考えているので、必然的に将来設計の話が出てきている。生命保険等を考えるときに担当の人が作ってくれたシミュレーションをよくよく見返してみた。
当たり前の話ではあるが、給料は毎年上がる前提で考えられている。
結婚をし、子供ができ、今後住宅なんて買った日にはお金はいくらあっても足りない状態だ。今までにあまり考えたことのなかった不安を感じる場面が増えた気がする。

給料は上がるのか

シミュレーション上では40くらいまで年5万。それ以降は年10万上がっている。そして退職金が…。
実際にはそんな平均して上がるわけではなく、昇進等のきっかけで上がるのだろうから平均値なのだろう。年5万というと、月給としては約4000円のUPになるのだから決して無理な範囲ではなく比較的控え目な範囲なのかもしれない。
少なくとも、これを目標に仕事をがんばるぞ!って言うにはあまりにもさみしい金額ではある。
が、今の経済状態を見ているとあまりそんなことも言ってられない気もしないではない。業績次第では給料据え置きどころか減額まで選択肢としては出てくる話だ。先日、公務員のボーナスが下がった!ってニュースが出ていたが、その下がった金額よりも下のボーナスを受け取っている身としてはため息だけでなく何か違うものまで吐き出されてしまいそうだ。
ううむ

そもそも会社が続くのか

とくに面識がある方ではないのだが、RSSで購読している人で今月会社が倒産した人がいた。必然的に転職活動に入っていくようだ。
当たり前のことではあるが、給料が上がる・上がらないの前に雇用が続くのか?という問題もある。それは、解雇という形で訪れるのかもしれないし倒産かもしれない。会社が大きければ安泰というわけではないんだけど、私自身も中小企業勤めなので決して人ごとではないと感じた。私の手掛けている基幹システムに対する設備投資なんて、真っ先に削減の対象になってしまうのではないだろうか?って考えると、危険な気もしている。
別に今の会社に骨をうずめるだとか、愛社精神があふれていて「俺はこの会社の成長こそが自分の成長だぜ!」ってわけではない。
もしかしたら、自分でも気付かずに、居心地の良さに満足して動けなくなってしまっているのかもしれない。

会社に深く帰属意識を持つわけではないが、自分自身を高める方向と会社の思惑が一致するように動いていくことができればいいのだと思う。もちろん、そんな簡単に行くわけではないだろうし、その前に自分自身をもっともっと高めていかなければいけないことは間違いない。
思惑が一致しなかったとして、そこでふてくされるのか自分自身の考えを変えるのか。
色々な選択肢があるのだろう。
ただ、何のために働くのかということを忘れないようにしなければいけない。それだけはしっかりと。しっかりと。

今週も残すところあと1日。がんばっていきましょー!!

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