日別アーカイブ: 2008年4月24日

GINAフィルタ

リモートデスクトップ接続をして作業を行おうとしたらこんなエラーが出てログインができない。なんだこれ?

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ユーザーインターフェイスエラー
リモートコンピュータ上のWindowsログオンソフトウェアが、互換性のないソフトウェアC:\WINDOWS\system32\awgina.dllに置き換えられたため、リモートデスクトップ接続を起動できません。

MSのサイトで確認すると、pcAnywhereをインストールしたりすると発生するらしい。確かに対象のPCにはpcAnywhereがインストールされている

コンピュータの起動時に “Windows へようこそ” ログオン画面が表示されない
http://support.microsoft.com/kb/817142/ja

どうやらGINAフィルタって奴が原因で、解決方法としてはレジストリ情報からGINAの情報を削除するか、pcAnywhereをアンインストールしろとなっている。そもそもGINAフィルタって何だろ。

GINAフィルタとは
http://service1.symantec.com/support/inter/pcajapanesekb.nsf/jp_docid/pf/20030219105752942?Open?Open&docid=20030219105752942&nsf=support%5Cinter%5Cpcajapanesekb.nsf&view=jp_docid&dtype=corp

GINA には 「フィルタ」と「認証」の2種類の GINA があります。
GINA フィルタは Windows NT/2000/XP にいくつかの機能を追加しますが、ユーザの認証をおこないません。複数の GINA フィルタを組み合わせる(チェーンする)ことができますが、その際必ず次の GINA フィルタにチェーンされるように、あらかじめ設定されている必要があります。最後の GINA フィルタが認証 GINA を呼び出し、これがユーザの認証をおこないます。

pcAnywhereの提供元であるSysmantecのページでは上記のようになっていた。うーん、読んでいる限りでは単純にこれだけの原因かどうかはわからない。GINAのチェーン先に別なものがいて認証を行った末に失敗しているのか?それとも、やはり単純にpcAnywhere側が原因なだけなのか。

レジストリ情報を見てみると、awginaの次に呼び出されるGINAは存在しないようだった。つまり情報どおりならばmsginaが呼ばれるはず。これが呼ばれてないがためにこんな問題になっているのか?でもエラーメッセージはどちらかと言うと「awginaなんて聞いてねぇーよ」って感じがする。

うーん。なんでだろう?って調べていて気がついた。pcAnywhereのバージョンがおかしくないか?

対象環境
OS:WindowsXP SP2
pcAnywhere:9.2
http://service1.symantec.com/SUPPORT/INTER/tsgeninfojapanesekb.nsf/jdocid/20030901121305949

はいはいはいはい。来た。これだ。WindowsXPをサポートしているpcAnywhereは10.5以降だ。つまり、9.2のawginaではWindowsXPに対して保障がない可能性が高い。リモートデスクトップなんてXPからのものだし。

今回、相手の端末は私の管轄外のものだったので文句を言って何とかしろ!で終わったけど、こういう事があると調べるの大変だな・・・。