月別アーカイブ: 1970年1月

貧乏入門ってなんだ

小池龍之介著「貧乏入門」を読んだ

貧乏入門
貧乏入門

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小池 龍之介
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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おすすめ度の平均: 3.0

3 経済的考察が薄い
3 自分への戒めとして

目次

  • 序章 私の豊かな貧乏暮らし
  • 第一章 持ち物を減らす
    • 1 持ち物が増えると、心の中が散らかる
    • 2 捨てる技術
  • 第二章 なぜお金を求めるのか?
    • 1 なぜ、いくら物があっても幸せになれないのか?
    • 2 なぜ、お金を貯めたがるのか?
    • 3 欲望のメカニズム
    • 4 欲望に対する三つのスタンス
  • 第三章 ほんとうの幸福 まやかしの幸福
    • 1 不幸になるメカニズム
    • 2 幸福になるメカニズム
    • 3 仏道的集中力の高め方
  • 第四章 幸福になるお金の使い方
    • 1 不幸になる金の使い方
    • 2 欲しいものではなく、必要なものを買う
    • 3 「必要リスト」と「欲望リスト」
    • 4 私の豊かな貧乏暮らし パート2
      • 衣を増やさない
      • 線香と携帯電話、どこまでが「必要」か?
      • 自転車の理由
    • 5 ケチることの害毒
    • 6 さらに幸福になるお金の使い方
  • おわりに
    • 「革命」へのチャンス

本書でいうところの”貧乏”というのはいわゆる”お金がない”状態ではなく”お金に左右されない”状態。
お金があったとしても、なかったとしても大丈夫な心の持ち方だとか生活。そういうものを薦めている。

なぜ人はお金持ちになりたいのか

本書では欲望というものに対してのメカニズムを考え、そのうえでなぜ人はお金を欲するのかということに関して言及している

つまり、お金は、それをたくさん持っていれば持っているほど、自分を脅かされる度合いが減り安心できる。いわば、自己防衛と安心のための道具なのです
だからこそ、人は蓄積しないではいられない。お金が増えるということは、世界の中で自分が自由に支配できるものが増えるということであり、お金が減るということは、世界の中で自分が自由に支配できるものの数が減るということです。(P.71)

そして、それらに関しては言ってることは分かるけど、キリがないよねって言うわけだ。

たぶん、そういう考えがあること自体は分かるし、キリがないという話に関しては私も同意する。ただ、だからと言って”欲望”というものを本当に意識しない。考えないことがいいことなのか?ということに関しては疑問だ。
本書の中には「所有欲」というモノに関しても話題としている

色々な物を持っていれば、そういう自分を周りの人はそれなりに評価してくれます。自己評価だけでは自分を支えられないので、ほかの人の視線も補助台にするわけです。自己評価と他社評価の二本で支えようというわけです。
ただ、これは、危険な自転車操業です

ここでは”物”をそういう形で出してはいる。確かに物を持っているということに関してはそういう側面もあると思う。
だからと言って、捨てましょうという話になってしまうのはどうだろう。読んでいて思ったのはその”物”というのは、この著者の”物”に対する見方は丸々”人”にも置き換えることができてしまいそうだった。

  • 人と付き合っていると、その人のことが頭をよぎってしまう
  • 多くの人と付き合っていると、それだけ頭の中にノイズが走る
  • 人付き合いをやめよう

自分はこんな人と付き合っているんだぜ、と、周りに見せつけるための人脈。自分はどういう人たちと付き合うようなレベルの人間なんだぜと自分で思うための人付き合い。そんな付き合いを繰り返している人もいるし、自分にそんな気持ちがほんの少しもないって言いきることも難しい。それに対して、自分に対して「そんな出会いや付き合いから生まれる何かもある」っていいわけしているのかもしれない。
もちろん、本書の中にはそんなことは書いていない。”物”に関しても本当に必要なのか厳選して考えようって話なので”人付き合いも人をちゃんと選べよ”ってことなのだろう。
ただ、そこまで言ってしまうと、悩み相談をしている著者の考えとはちょっと合わないような気もする。

いくつかの気づきはあるものの、”欲望(願望)こそが成長を促すのでは?”という疑問に関しては答えは出ずに、”本当のところどうなのかな~?”って思いが残った。
さてはて。困ったな。
欲を捨て去るなんてことは自分には難しいと思うし、それでいいとも思っている。
もちろん、欲に自分自身が動かされるような事態だけは避けないといけないとは思ってはいるが。

マニュアルの作り方

ちょっと仕事上で文書を書かなければいけなくなって、試しに手に取ってみた

業務システムのためのユーザーマニュアル作成ガイド
黒田 聡 雨宮 拓 徳田 直樹 高橋 陽一
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5 システムを活かしてもらうユーザーマニュアルの作り方

目次

  • 第1章 マニュアル作成の「間違った常識」
  • 第2章 マニュアルの企画はこう進める
  • 第3章 マニュアルの文章はこう書く
  • 第4章 マニュアルや仕様書をわかりやすくするビジュアル表現
  • 第5章 マニュアルの校正・表現の校正はこう進める
  • 第6章 マニュアルの保守管理はこうする
  • 第7章 部品化と構造化で効率アップ

理系の人間が書いた文章…と言ってしまうと範囲が大きくなりすぎてしまうからそういう区分けができるとは限らないが、多くの場合は″読みづらい″とされてしまう。特に物の説明に関する文書ではそれが顕著になるのではないだろうか。
本書では、いわゆる”物の書き方”としてぱっと思いつく内容に関してそれって違うんじゃない?って感じで紹介してある。特に、”マニュアル”という種類の文書を書くときに限定しているので、全部の文書に適用できるわけじゃない。逆を言うと、それぞれの目的にあった書き方をちゃんと意識しなければいけないということだ。

たぶん、そこがずれている。
ものづくりをする人間で陥ってしまう過ちとしていつもやり玉に挙げられるのが「作りたいものを作る」のではなく「使ってもらえるものを作る」ということの重要性。
それは文書においても同じで、読み手が何を目的にその文書を手に取るのか。また、手に取ってほしいのかを意識しながら書かなければいけない。
時には、マニュアルだけではなく様々な文書の中で「これはこの目的で」「それはその目的で」というような住み分けのようなものが必要になるんだろう。

一方で、目的別に書きすぎると重複する内容が生まれてしまうことも忘れてはいけない。
あまりに重複してしまうと、変更時の保守が大変になるし漏れも発生することになる。それを防ぐためには文書の中に別文書を参照させるような記述をすればよいのだがあまりに参照ばかりでは結局読みづらくて本来の目的を達成できなくなってしまう。
このあたりのバランスをしっかりと見定める必要があると思う。

また、そもそも文書を誰が管理するのか?どう管理するのか?ということに関して明確にしておくことも大事だ。特に、これは事前に決めておかないとあっという間に中途半端な文書のパラダイスが生まれてしまい、収拾がつかなくなる。
開発者は文書を軽視する傾向がある。それは、文書が必要な場面というものは今ではなく数年先だったりするし、そもそも必要とするのは自分ではなくほかの人だったりする。そこが、今文書を作ることに対しての足かせとなってさらには保守されない文書を生むのだろう。
この状況を打破するためにはどうしたらいいだろうか。
やはり意識改革なのか・・・。こればっかりは人と人。そして人の中の考え方。
一つの答えですっぱりと割り切れるものはないのかもしれないなぁ

生まれて初めて!

会社から帰ってくると、身に覚えのない段ボールが届いていました。

確かにAmazonで本は買ったんだけど、それにしては大きいしAmazonからというわけではない。送り主にはなぜか自分の名前が書かれている。
一体なんだろう???何かの間違いか?
そう思って開けてみたらなんと

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以前、感想を書いたDIY専門誌の「ドゥーパ!」読者プレゼントだった!!

ドゥーパ!
http://www.diyna.com/bookshop/DOPA/

いやはや、くじ運の悪い私。読者プレゼントなんて生まれて初めて当たりましたよ。応募はしたものの、全くあてにしていなかったのですっかり記憶から飛んでいました(^^;

ドゥーパッ!

今年の春からは新居での生活になり、以前からDIYをのんびりやってみたかったということもあってこの雑誌に手を出しました。
特に、10月号はレンガで色々と作ったりとするのがレクチャーされていたので即購入。
全くのど素人なので、たぶん4月から少しずーつ手掛けていきたいと思っています。

いや、これは引き下がれなくなってしまいましたね(^^;

今日も築地で寿司を食らう

「結果を出す人」はノートに何を書いているのかの著者である美崎栄一郎さん主催の築地朝食会に参加してきました。今日のゲストはマネックスユニバーシティ社長で数々の著作をお持ちの内藤さんでした。

内藤忍の「好き」を極める仕事術 (講談社BIZ)
内藤 忍
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5 「好き」を極める勇気とヒントをたくさんもらいました
5 好きを極めるまでのプロセスを、ひとつひとつたどる事ができる
5 迷えるサラリーパーソンに明快な指針を与えてくれる一冊

偶然による出会い

実は、上にあげた”「好き」を極める仕事術”は、2008年の12月。日経マネー誌が主宰の投資関連セミナーで直接内藤さんから頂いたというラッキーな本なのです。
しかも、抽選で当選した人が会場にたまたまおらず、補欠当選という”運”というよりは”悪運”のような状態(笑)
そんなこんなもあって、今回の築地朝食会には即出席を決めてしまいました。

内藤さんとお話をしていて出てきたのは、著作の中やブログの中でもたびたび出てくるキーワードなのですが

  • 会社に依存しない自分を作る必要がある
  • 会社に依存しないことが、仕事を頑張らないことなってはダメ
  • 会社と個人。お互いがよい関係を気付くことができるようなものを目指すべき
  • ツイッターやブログというメディアに対する考え
  • どうこれらを活用していくか。いかに新しい利用方法を見つけるか

等々

特に今回内藤さんは、ツイッターで誘われて築地朝食会に参加されたと聞いてびっくりした。ブログを見ていてフットワークの軽い人だというのは分かってはいたけどまさかここまで動きが早いとは。立場が上になってもその軽快さを維持できるというのはすごいことだと思う。

ここまでフットワークが軽い人の職場というものがどういうものかが気になるなぁ。
そのうち、チーム力見たいな本出さないかな?なんてね。

今日は朝から密度の濃い時間を過ごせたのは良かったけど、いつもどーり深夜まで残業していたのでさすがに眠い。明日も会社だー!いやっほー(ヤケ)

そろそろアッセットアロケーションを意識してみようか

マネックス証券の社長である内藤忍さん著「内藤忍の資産設計塾」を読んだ

【新版】内藤忍の資産設計塾─あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法
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4 金融商品での資産形成の手引き
3 入門書とてしては難あり
3 入門書です。
3 解説丁寧もリスク検討なき投資本
4 精緻な議論

目次

  • プロローグ 自分の資産を守り着実に殖やす方法
  • 第1章 資産設計を始める前の7つのマインドセット
  • 第2章 資産を殖やす7つのセオリー
  • 第3章 個人投資家が使える12の金融商品
  • 第4章 実際に運用するための6つのプロセス
  • 第5章 資産設計をさらに充実させる9つのポイント

これまでを振り返ってみる

思い起こせば私が株を始めたのは2006年の5月。手探りをしながら全て日本株で思うがままに取引をし続けてきました。
気がつけばもうすぐ4年が経過する。その割に、”投資”というものに関して少しずつ考えるようにはなったものの、知識がついてきている実感は無い。いくつか株の本を買って読んでみようと思ったり分析してみようと思ったものの、余り実践していなかったりする。
そんな私の運用成績がいいわけもなく、一時期は半減してしまったことも…。今は奇跡的に元本くらいまで復帰しているモノの、4年が経過してこれでは先が思いやられる。復帰してきたこの今の時期を、再設計の時期と捉えて購入してみた。

理想のアセットアロケーションとは

本書では”投資”として一般の人が手掛けるであろう株、投信、債権、外国株、外国債券等々全般にわたって紹介し、それぞれの配分(アセットアロケーション)をどう考えていくか?ということに関して書かれている。
資産を複数の投資商品に分散。さらに、一つの投資商品内でも銘柄を分散させることによって安定したパフォーマンスを実現しようという考えは、これまでも聞いてきた。ただ、リスクを分散させるという考えは分かるんだけど、それはすなわちリターンも低くなるってことだと思う。本当に安定したリターンを得ることができるのだろうか?等々色々と疑問だった。

でも、結局のところプロに勝る情報源があるわけでもなく、カンが働くわけでもなく結果は先にお話しした通り。目先の利益にウロウロと流されてしまう私には直接株に手を出すのではなく投信による分散投資を意識。さらに、本書でいうところの「外貨を持たないリスク」に対応していかなければいけないのかもしれない。

よし!

というわけで、自分の資産の整理。配分を”内藤式”を参考に考えてみることにした。
合わせて、現在は証券会社をイー・トレード証券一本にしているものを、他の証券会社も含めて考えてみることにしようと思う。
くしくも今週の金曜日にある築地朝食会では内藤社長がゲスト。マネックス証券の社長に対して「お勧めの証券会社は?」と聞くのもどうかとは思うけど、それはそれで面白いかもしれないなぁ

なんてね

明けまして?

こんばんは!実家に帰っているかえるです
良い年越しを過ごすことができたでしょうか。

我が家は、喪中故に静かな年越しと年明けを過ごしています
これまで喪中の正月を過ごしたことが無かったので、どこまでをやってどこからはやらないのか。迷う場面が多いです。

今日はわざわざ実家にまで持ってきたランニンググッズを身に着け、軽く走ってきました。今日は風がすごく強かったのでなかなか辛かったですが、久々に実家の周りを一っ走り。
懐かしさと寒さの狭間を楽しみました

激走!モンブラン

トレイルランニングを始めよう!と思ったきっかけであるレース「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」のNHKハイビジョン放送の再放送が!!

ハイビジョン特集「激走モンブラン!~166km 山岳レース~」
http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/p/20091228/001/10-2030.html

夜の8時30分からありました・・・。
実は、とても楽しみにしていて録画予約をしていたのですが・・・


(TT)ダー

撮れているには撮れているのですが、データ放送の表示がずっと出続けている。。。。
失敗した。。。

見ることはできるのですが、表示が邪魔で全くと言っていいほど字幕が読めないし、何よりも雰囲気が台無しです。
うううう。
再再放送ないかな・・・・

忘年会~♪

今日は家で大学時代の友人が集まり忘年会。
ずっと気になっていたトマト鍋を作って囲みました

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トマト鍋はちょっと横着して鍋のもとを使用。さっさと作って鍋をつついたり、友人が持ってきたWiiのマリオをやったりフィギュアを見たりとダラダラワイワイ。
ちょっと大学時代を思い出すかのような集まり方でした

大学を卒業してもう10年。
色々あった大学時代ですが、それでもまだこうやって集まる仲間がいることに感謝ですね。
どうしても、年を経てくると家庭のことや新しい友人たちとの間での集まりもあったりと、なかなか集まりが悪くなってしまいがちですが、それでもなんだかんだで集まって鍋をつついたりする。
このちょっとゆるい関係がこれからも続いて行くんだろうな、と思う間柄。
大事にしていきたい

if you go fast…

別所哲也さん著「夢をカタチにする仕事力」を読んだ

夢をカタチにする仕事力 (光文社新書)
別所哲也
光文社
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5 日本の映画史に名を残す人になる
5 プロジェクトの成功は、プロジェクト・マネジャーの情熱です
2 熱意とあるべきビジョンは必ずしも一致しないんだなぁ
5 感服すべき行動力

目次

  • プロローグ
  • 1章 「ショートショート フィルムフェスティバル」とは
  • 2章 夢をカタチにする方法
  • 3章 夢を持続する方法—-人とのつながり
  • 4章 映画祭のグランドデザイン—-夢は自分で歩き出す
  • エピローグ

俳優・別所哲也

正直言うと、私は余り芸能人に明るくない。昔からドラマを余り見ないこともあるけど、テレビの中の人の名前と顔を覚えることができないことにある。たぶん一番の原因は「自分のこととして考えられない対象」だからなんだと思う。
覚えられるのは、せいぜいお笑い芸人のみだ。顔が特徴的だから(笑)
そんな私がこの本を手に取ったのは一重に「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)の著者である美崎さん主催の「築地朝食会」にゲストとして出るという理由から。
いやはや、何とも何とも。不純な動機である。

本書は俳優である別所さんが実際に映画祭というプロジェクトを成し遂げる中で身に付けた仕事術を紹介している

If you go fast…

仕事術や仕事力というと、どちらかというとノウハウを思い浮かべてしまいますが、本書の中で別所さんが書いていること。実はそのほとんどは仕事に対する向き合い方や心構え。そういったものが中心になってきています。

  • 次があると考える、あるいはうまくいってから段階的にやっていく、という考え方は、僕は嫌いです。これは「いただいた仕事を精いっぱいやらなければ次が無い」という俳優の仕事で培われたメンタリティーが大きく影響しているかもしれません(P.92)
  • 「僕がもし明日、交通事故とかで死んでしまったら、どうする?」「それで終わりか?」「だったら君たちはいなくてもいいってことか?」なんて言い方で発破をかけています。(P.136)

特に本書の中でたびたび出てくる「If you go fast, you go alone. If you go farther, go together」(早く行きたいのであれば一人で行きなさい。遠くに行きたいのであればみんなで行きなさい)という言葉は、なかなか。なるほどと思った。
確かにそういうところはある。
特に技術系の仕事をしているとそういう印象を強く感じてしまう(と思う)。何かしら調べ物やモノを作る時に、人に教えたり私事をしたりするよりは明らかに自分でやってしまったほうが早い場面は結構ある。特に、人に任せて思うような結果がいつまでたっても出てこない時。自分自身の仕事に対する姿勢が厳しければ厳しいほどその思いは強くなってしまうだろう。
時として、それを最終的に自分の手でこなしてしまう時もあるけど、それを最初から行ってしまっては最終的に全員の利益につながらない事が多い。自分自身がより高みに成長するためにも、今の自分の仕事を人に与えるという考え方もあると思う。

目的は早く行くことなのか
それとも遠くに行くことなのか

しっかりと見極めて歩いていかなければいけない。
今の私の課題は、「では、どのくらいまでの状況を許容するのか」の見極め。任せるというのは放置することではないのである程度フォローはするが、時として自分が手を出さなければいけない場面もあると思う。
全体として、遠くに行くために。私自身、遠くに行くために。
何を考え、どう動くのか。
難しいのぅ

スタジオアリスに行ってきた

スタジオアリスから株主優待として写真撮影のタダ券が送られてきたので行ってきた。
明後日のクリスマスは、キリストの誕生祭かもしれないが、息子の1歳の誕生日でもあるのだ。ちょっと早めだけど、その誕生日を祝す形である。

スタジオアリス
http://www.studio-alice.co.jp/

「ただ写真を撮るだけじゃーん」って軽い気持ちで行ったけど、結構大変だった

写真屋さん

自分自身、子供の頃の記憶を思い起こしてみても、いわゆる”写真屋さん”で写真を撮ってもらったという記憶がまるでない。アルバムを見ると、生まれたばかりのころはどうやら撮ってもらったみたいだけど、それ以降は基本的に家のカメラで撮ったものみたいだ
最近では過程で手ごろな値段で購入できるデジカメの画素数も上がっていて、そんなに写真屋さんで撮るメリットってあんまりないんじゃないのかな?とは思うけど、そんな私の思惑とは別にこの不況にもかかわらずスタジオアリスの売り上げは前年同月比で見ても遜色がない。
スタジオアリスは子供が中心であるので、子供に対するお金の掛け方という意味では変わりがないということなのかな?
あれ、でもおもちゃ業界はそんなに羽振りは良くなかったような。

子供の写真

今日は午後2時くらいからスタジオに入ったんだけど、なんだかんだで結局2時間以上かかってしまった。当初、写真を数枚とってその中から適当に選んで現像してもらうだけだと思っていたので、予約を取った段階で「2時間以上かかります」と言われた時には正直信じられなかった。撮影が30分で現像に1時間以上かかるのかな~?なんて思ったくらい。
とりあえず、いくつか時間のかかった要因を挙げてみる

  • 衣装選び
  • 子供がいい顔をしてくれない

あれこれ考えてみたものの、結局のところ衣装と子供というしごく単純な理由だった。
膨大な数の衣装の中から気になったものをいくつかピックアップして着せてみるのだが、スタジオアリスでは基本的に何着でも着替えが自由なのだ。いくつかとった写真の中から何枚を現像するのか?というのが金額に影響するのであって、着替えは自由。なので、色々と遊ぶことができる。私の場合は男の子なのでいいが、これが女の子だったら大変だっただろう。

次に、子供の表情が問題だ。これがやはり一番時間がかかった原因になる。
スタッフの手際はさすがに馴れたもので、衣装替えや写真を撮る手際はいいのだが、うちの子はどうやらフラッシュが苦手のようで、フラッシュの度にビクッとして泣いてしまう。ついにはカメラに対して恐怖心めいたものを感じて、結局余り枚数を撮ることができなかった。
話を聞くと、中にはフラッシュにおびえてしまい、スタジオアリスそのものに入りたがらない子供までいたらしい。考えてみると私が撮影する時は基本的にフラッシュを使わないので、純粋に馴れていないということもあるとは思うのだが…まさかここまで手こずることになるとは思わなかった。

結局

当初用意していた4着の衣装のうち、実際に撮影したのは2着のみ。その中から選んで現像してもらうことにした。
そういう意味で、衣装選びは実際に撮影ができるとも限らないことを考慮して順番も含めて考えておく必要がある。
スタジオアリスでは、納得がいかなかった場合に日を改めて撮影を行うこともできるのだが、「1歳のころのキミはこうだったんだよ」という意味ではありのままを残す形でいいのではないかと思い、再撮影は行わないことにした。

今回はたまたま株主優待という形で行ったけど、毎年とまでは行かなくても数年に一度。七五三等のタイミングではこういう撮影もなかなかいいのではないかと思った。
結局、自分でカメラを撮っていては、なかなか満足のいく”自分を含めた”写真を撮るのは難しいですからね。家族の写真としてはとてもいい思い出なのかもしれないなぁと。

帰りには誕生日プレゼント用のおもちゃも買って、今日は子供のための一日となりました。