新卒で入社して19年と半年務めた会社を退職しました。
正確には9月末日となるのですが、9/27が最終出社日となりました。
これはいわゆる退職エントリーというやつですが、
どちらかというと、自分として振り返っておく必要があるかな?と思い書いています。
社名公開や暴露話があるわけではありません。
TL;DR
●自己紹介
主に工場をターゲットとした基幹業務ソフトのパッケージ開発に従事してきました。
学生時代は特にプログラムに絡んではおらず、言ってしまうと異業種入社のような状態で、
社会人になってからプログラムを一から覚えた形になります
当時から氷河期とは言われていたけれど、
2000年に大学を卒業した私たちは、就職氷河期といわれる世代ど真ん中なわけだ。
そう考えると、そんな状態の自分をよくもまぁ採用してくれたものだと今更ながらに思う。
言語は主にC++。DBとしてはOracleを触っており、JavaやJavaScriptは見る程度のレベル。
その他言語は趣味レベルで、中盤から後半はほとんどリーダーや管理職がメインとなってしまっていました。
●これまでの会社
名前も聞いたことがないIT会社に就職したが、
それまでプログラミングなんてろくにやっていなかった中で、
会社に泊まりながら同期とバカな話で盛り上がった。
残業代はちゃんと出たには出たけれど、労働時間は200時間超えないと働いてないといわれたりと、
ブラックに足を突っ込んだような会社だった。
そんな会社も、倒産はしなかったけれど吸収合併されたりして
いつの間にか大きな会社の社員になってしまった。
労働環境という意味においては、圧倒的によくなっているはずなのに、
会議は増え、会議のための会議や事前のネゴが増えていき、
コードを見るよりもPowerPointをいじることのほうが増えていく。
しかも見た目など、細かいところに突込みが入ったり、社内政治的な理由での調整も増える。
とはいえ、こんなもんだろうと思う気もするし、そこまで意識の高い人間でもないので、
だんだんと何も考えずにだらだら過ごす年が多くなった。
あっという間に、なにものでもないおっさんの出来上がりである
どんどん頑張れなくなっている感じがある。
今までであれば、なんとか頑張って乗り越えてきたようなことも、
頑張れなくなってきている感じがある。
頑張れなくなったのはなんでだろうかな~
もっとつらいことはこれまでもあったはずなのにな
と、思うことが多くなってしまった。
●40過ぎての転職
世の中IT業界的には人手不足で売り手市場といわれてはいるけれど、実際のところ20代~30代が中心なのだろう。
40代では求められることのハードルがそれなりに高いか、給料がものすごく低く扱われる。
さらに、これまで転職経験もないので、外のエンジニアと比較して自分がどうなのかがわからない。
とはいえ、いずれ転職するのであれば早いほうがいいだろうし、今しないのであれば骨をうずめる覚悟になりそうだ。
妻子がいる中で、博打になってしまうかもしれないが、少なくとも今の延長線上には
自分の望む未来は正直描けなくなりつつあるので転職へと踏み切った形となります。
色々な企業にお邪魔させていただいて、話を聞いたり試験を受けて落ちたり、面接を受けて落ちたり、書類で落ちたりしました。
話をすればするほど、今の自分がぬるま湯にどっぷりとつかってしまっているという現実が見えてきて、
ただでさえ業務で忙しいのにお祈りメールが来るので凹みっぱなしでした。
めげながら受け続け、最終的に何とか決めることが出来ました
●これから
新しい会社ではモバイルやらWebやらの受託をやっている部門に配属されて、
管理者見習い的な位置づけになる見込み。
正直、このあたりは内容というよりは面接していただいた方たちの雰囲気やそのあたりで決めたので、
我ながら適当感はなくもない。
先に書いた通り、私は自分自身の力量としてはめっぽう自信がない。
これまでやってきた内容がどれほど通じるものなのかは正直わからないし、
不安だらけではあるけれど、頑張るしかないので頑張っていくことになります。
●まとめ
これまでの会社に関して言えば、色々とプロジェクトが走っている中での退職となってしまったり、
残されたメンバーにはいろいろと申し訳ないとは思うんだけれど、
切れ目というものを探しているといつまでたっても切れ目なんてものは存在しなくて、
自分で作るしかないということは身に染みてわかっているので、決めさせてもらった。
色々と思うところも合ったろうけれど、送別会にも多くの人に来てもらい感謝しかない。
それらの扱いを裏切らないためにも、10月からは心機一転、しっかりと頑張っていきたい。