闘うリハビリ

今日のNHKスペシャルはリハビリに向き合う人々の特集であった

闘うリハビリII 寄せられた声をたずねて (NHKスペシャル)
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090208.html

リハビリの内容そのものは動きが不自由になった体をどう生活に支障がない形に持っていくかという、運動機能の回復を目的としている場合が多い。ただ、本当に問題になるのは心の問題とも番組では触れられている。
これ以上やってもよくならないのではないか
リハビリをやったところでどうなるというのか
患者は絶望と闘っている。そしてくじける人もいればそこで立ち上がる人もいる。そしてその家族も同じように闘っている。リハビリそのものを行うことに対しての「壁」ももちろんあるし、リハビリをしていく中で思うように効果が伸びない「壁」も出てくる。

昨年、父が倒れた。元々糖尿病を患っており、倒れる前から入退院を繰り返したり視力が極端に低下していたりと体調は決して良いとはいえない状態ではあったが、昨年倒れたときに脳内出血を引き起こして半身が動かなくなってしまったのは決定的だった。父の状態は悪く、今も施設にずっと入っており出る予定はない。そしてふさぎこんでしまった。
私は正直なんて声をかけるべきか悩んだ
半身が動かず、視力も殆どなくしている今の状態で気安く”頑張れ”なんていえるのか。それで父が立ち直ることが出来るのか?
体を動かす以前に心を動かすことの出来る何か。長年親不孝であった子のできることを考えていかなければいけない。
さしあたっては笑顔で孫を見せることが第一かなと思う。

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