ようやく「数学ガール フェルマーの最終定理」を読み終えた
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数学は難しいけど、その面白さ、美しさが分かる小説
著者のインタビュー
数学を魅せる本第2弾
数式は良い
背理法の切れ味が心地よい
目次
- あなたへ
- プロローグ
- 第1章 無限の宇宙を手に乗せて
- 第2章 ピタゴラスの定理
- 第3章 互いに素
- 第4章 背理法
- 第5章 砕ける素数
- 第6章 アーベル群の涙
- 第7章 ヘアスタイルを法として
- 第8章 無限降下法
- 第9章 最も美しい数式
- 第10章 フェルマーの最終定理
- エピローグ
そこそこの厚みがある上に数式を毎回追いかけて考えたりするととても読むのに時間がかかる。数式の細かいところはいくつかは読み飛ばしたし、自分の手で計算をしてないから頭には入ってないけどやはり時間がかかる。
ただ、時間をかけるだけのことはあったのではないかとも思う。
ピタゴラ
懐かしいっていうか、習った定義とかってほとんど覚えてないんだな~ということを再実感。もう、色々と思いだしながら読んでいました
- ピタゴラスの定理
- 群
- 合同
- 複素数
言葉の定義を覚えていないのはやはり使っていないこともあるけど、本書で出てくるたとえで言うところの”しっくりときてなかった”のだろう。その場その場で覚えた気になっていただけなのだ。
証明せよ
様々な定義や予測を立てながら証明をしていく様を読みながら、私は自分の仕事をなぜか思い出していた。
あちらこちらから来る障害の内容を確かめ、一つ一つ事実を確認しながら最終的に問題点や解決策を探していく。その過程では過去の障害事例や解決案を織り交ぜながら思考を巡らせていく。
それは、すでに過去に証明された内容を定義として利用し、命題を解いていく証明の進め方と結構ダブルのではないだろうか。
著者はJavaの本も多数執筆しているプログラマー。やはり、この仕事は数学的な考え方が。。。。!
ちょっとこじつけかな。
でも、与えられた命題を解く…という意味においては同じ作業なのではないかと思う。
そして、それを楽しいと思えるのは、理系な人間なんだろうなぁと思った。