会社で所属している部門で、ちょっとしたLTみたいなことを開催しているのだけど、ちょうど登壇者がいないということで急遽発表することに。
なにか良い題材ないかな、と考えて、おすすめの本を紹介することにしたので、その下書き。
技術書に関しては、人それぞれ興味の分野が違うので、全般的なものとしてチョイスした。
仕事の思想
なんでこの本を手に取ったのか、ちょっと思い出せないが就職したての頃に読んで、色々と学びを貰った。
夢と目標に関して。理想かと夢想家。
リーダーとしての心構えや部下との接し方。
20年以上前に出版された本なので、現代において主流の考え方と異なる部分もないわけではないけれど、基本的な仕事に対する考え方というのは今でも学びになると思っている。
ただ、いかにせん最後に読んでから時間が経ちすぎているので、もう一度読み直してみたい。
1分で話せ
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
前職で社長が感銘を受けたのか、本が配られたという、なんというか棚ぼた的な入手の方法で読んだのだが、面白かった。
ロジカルシンキングとかそういうMBA教科みたいなものは、存在は知っていたけれど「伝える」ということに軸をおいてどう話を組み立てて行くのか。
そもそも伝えるということはどういうことなのか。
なんのために伝えるのか。
私自身、自信がない物言いのときにはどうしても言葉が多くなってしまう。
自分の中でちゃんとまとめることができていないからこそ、余計な言葉で補おうとする。
まだまだだなぁ
Joel on Software
もともとがBlog記事なので、なんというかクセがある物言いが多い。
こだわりを持った、なんというか昔気質の物言いという印象を受けるのでどこまで若手に受け入れられるのかが正直わからないところはある。
「1分で話せ」を紹介した後に回りくどい言い回しの本書を出すのもどうかと思えたけれど、題材としている言語や対象は古いけれど読み物としては面白いのではないかと思う。
なんというか、心構えというか文化形成というか。そんな感じの意味でおすすめになる。
イノベーションのジレンマ
世界的な大企業であっても、新技術に投資したとしても市場におけるリーダーシップを得ることができずに衰退していってしまう現象に関して調査し、研究した本。
2001年が初版となるのでもうだいぶ経つのだけれど、それでも色褪せている感じはしない。
本書を読んでいる頃、私自身も製品開発に従事していた。
もちろん、イノベーションを起こそうだとか、起こりそうなレベルのものではないのだが、興奮して読んだ記憶がある。
クリステンセン教授の著作は、このイノベーションのジレンマの他にもシリーズ的に続いたのだが、個人的にはやはりこの本が一番良かったように思える。
一旦ここまで。
こうやって見返してみると、紙の書籍も本棚に並んでいるのをざっと見て選ぶことができるのでいいなと思える。
場所は取ってしまうので考えものなのだが。。
それにしても、軒並みに本のラインナップが古い。
もちろん、そういう本をある程度意図的にチョイスしているのだけれど、受け入れられるものなのかはちょっと心配ではある