マーカスバッキンガム著「最高の成果を生み出す 6つのステップ」を読んだ
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 5705
強みを生かすための、具体的な方法が見えてきます
まさに「実践」書
ホントに(!)強みを活かす人生が築けそう
楽しいことは悪いことではない,むしろ才能を発揮する最良の資質だ
才能(じぶん)に目覚めた後は、人に伝えて、実り多き習慣を作り上げる
目次
- ステップ1 神話を打ち砕く――何があなたの成功を妨げているのか
- 成長しても人の個性は変わらない
- 弱点は直せない
- 助けてあげても人は成長しない
- ステップ2 サインを見逃すな――あなたの強みは何か、いまそれを発揮できているか
- これまでに大成功をおさめたこと
- 何度もくり返し、したくなること
- 無理しなくても集中できること
- 終えたあとに充実感や満足感が得られること
- ステップ3 強みを解き放つ―-仕事で最高の成果を得るために何をするか
- 毎週、月曜の朝にすべきこと
- どこにフォーカスするか
- 見逃しているチャンスはないか
- 自分のなかで不足しているものはないか
- 上司や仲間にも十分に伝わっているか
- ステップ4 危険信号に注意せよ――弱点の封じ込め方
- 人からよく注意されること
- やっていても、うきうきしないこと
- なかなか上達しないこと
- すぐに疲れたり、飽きたりしてしまうこと
- ステップ5 仲間や上司を利用する――あなたにとって最高のチームをつくる法
- 面談では何から話せばよいか
- あなたならどのように手伝ってくれますか
- 半分は上司の責任
- ステップ6 習慣にしてしまえ――毎週、これだけは確認しよう
- 強みを活かせているかどうかのチェックテスト
- 上司とは四半期ごとに話し合う
- 強みはどう進化するか
この本は、以前に”強み”というものに対してフォーカスした勉強会に参加していた時に用いられていた本。著者はストレングスファインダーでおなじみのマーカスバッキンガムさん。
以前に読んださあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすの内容と、どう違うのだろうか?というのをイマイチ理解しないままに手に取ってみた。
さてはて、どういうことなのだろうか?
強みと資質
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすでは、いくつかの問題を解いていくことで自分が生来持っている”資質”というものを明らかにしてそこから導き出される内容によって、自分自身を知るということがメインであった。
ここで導き出された資質。これは一生変わることがないものとして定義されている。ちなみに私の場合は次の5つであった
- 調和性
- 適応性
- 包含
- 回復思考
- 指令性
本書で述べている”強み”というのは、ここであげた”資質”とは異なり、その時期や仕事内容によって変わったりする可能性を持っているモノだ。
実を言うと、本書で述べられているワークは、先日参加したワークショップで行った内容と同じ…というよりは、ワークショップが本書を参考にして組み立てられたものであったために、すごい目新しいものではなかった。
本書では自分自身の経験。特に”今日”であるとか”今週”のような単位で自分が”やってよかったと思った仕事”、”気持ちよかったことは?”等を集めて、それらを一段抽象化させた言葉にすることをワークとして掲げている。
以前のワークショップの中でも話があったのだが、私の資質の中には戦略性に関することが抜けている。それであるが故なのか、やはり戦略に絡んだ仕事内容。たとえば、計画を組むということに対しては大きな苦手意識を持っている。
それに対して、メンバーと内容に関して話し合ったり、全体としてまとめあげようとしようとするときには比較的気分がいい事が多いような気がする。これらは本書のワークを行ってというよりは、これまでの経験から考えてみると…というところである。
なぜ、ワークの結果ではないかというと…
踊るダメ人間
実を言うと、これらの内容を日々メモをするというのが…何とも…苦手である。
しかし、本書の言うように”苦手”なことを本当にやらないとすると、そもそもこのワークが仕上がらないことになってしまう。
何ともジレンマである。
ここはやはり、意を決して書き続けてみるべきか。たぶん、1週間やっただけで新発見は難しいだろう。そうすると少なくとも数カ月単位で。いや、年単位で定期的に実行することになる。
あぁ・・・それが苦手なダメ人間はどこまで行ってもダメ人間。
ただ踊るだけである。