子の学力は親の年収に・・・?

8/5の日経新聞朝刊に興味深い記事が載っていた。

文部科学省の専門会議は、2008年度の全国学力テストを受けた公立小学校の6年制について調査結果を報告した。年収1200万円以上の過程で国語、算数の正答率が平均より8ポイント以上高い一方、200万円未満は平均より10ポイント以上低かった。

世帯収入 国語A 算数A
200万円未満 56.5 62.9
200万円~300万円 59.9 66.4
300万円~400万円 62.8 67.7
400万円~500万円 64.7 70.6
500万円~600万円 65.2 70.8
600万円~700万円 69.3 74.8
700万円~800万円 71.3 76.6
800万円~900万円 73.4 78.2
900万円~1000万円 72.8 79.1
1000万円~1200万円 75.6 81.2
1200万円~1500万円 78.7 82.8
1500万円以上 77.3 82.5
平均 69.4 74.8

対象となっているのが公立小学校なので、私立の小学校を入れたらさらに差が大きくなっていくのかもしれないなぁと思った。単純に世帯収入だけでは、教育に対しての配分が分からないので”実際に使っている教育費と学力の関係”を見てみたい気はするけど、差が開くことはあっても差が縮まることはあまりないのかもしれないなぁ。

自分自身が、田舎に育ったせいものあるのか塾に通ったことも一度もなく、せいぜいやったのは進研ゼミくらい。しかも進研ゼミもやってはいたものの、目当ては教材のおもちゃ目当てなものでまともに勉強の役に立ったとは思えない。
そんな環境の中で、どちらかというと平均的に受験勉強をして平均的にがんばって大学に入り、大学生らしく脱線しながら卒業。今を迎えるわけだ。それが普通と思っていたけど、以外と周りは塾や家庭教師に行っていたクチで、全くやっていなかったというのは比較的珍しいらしい。

自分がどう育ってきたかというのは、子供を育てるうえで、教育方針の大きなファクターとなる。あまりにも”お受験”に熱心なのを見るとはっきり言ってあまりいい気分にはならないのだけど、必ずしも塾に行かないというのが子供にとっていい選択肢とは限らないとも思う。
今回の調査結果を真に受けると、いい環境で勉強した子供はやっぱり勉強ができるってことになるのかもしれないけど、何を勉強してもらいたいかを見失わないような教育を心がけていかないといけない。
少なくとも、子供が将来どうなるのかの今一番影響を与えているのは親である我々なのだから。

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