先日、NHKの日曜美術館で亜欧堂田善(あおうどうでんぜん)の特集が組まれていました
妻とみていたのですが、ちょうど田善の没後200年を記念した展覧会が千葉市美術館にて開かれているということで、思い切って行ってみました
千葉市美術館
千葉県美術館は行ったことは有りましたが、千葉市美術館は初めて訪問。
一般は企画展1200円。
1年に3回以上行くのであれば、メンバー登録したほうがオトクなプランがあります。
千葉市の街なかにあって、ちょっと一方通行の道を行く必要がありますが、駐車場もあるので利用はしやすいですね。
今回の亜欧堂田善に関しては2/26までと残り期間があとわずか。
3/4からは房総ゆかりの作家を中心とした特集展示が行われるそうです。
銅版画の細かさ
NHK日曜美術館でもやっていましたが、田善の作品は非常に細かいです
いくつかの作品は写真撮影OKだったので撮ってありますが、昔の人の根気の良さにはホント驚かされます。
最近、絵を勉強しているのですが、この根気のよさというかなんというか。。。
驚かされます。
こういう、洋風の考え方を取り入れた芸術家は、イメージで言うと海外で勉強してきました!って経歴が多いような印象なんですが、田善はオランダ経由でもたらされた資料をもとに書いているという。
いや、すごいわ。
展示されている作品数も結構あり、更に解説もしっかりと読んでいたので2時間近く展示を見ていたので終わる頃にはすっかりと知恵熱でクタクタになってしまいました。
ここまでしっかりと、それぞれの作品を読み込んだのっていつ以来だろう?
「○○美術館展」という企画と異なり、一人の人物に焦点を当てて紹介されているので、一度集中してしまうとずっとそれが継続した形ですね。
良かったです。
技術か感性か
美術館でこういった展示を見て、感性として何かを感じるか?と言われると正直言ってよくわからない。
ただ、今回の亜欧堂田善のように、純粋にその技術の高さだったり、取り組みというものの凄さというものに関しては感嘆する。
このあたりは、どこまで行っても私も技術者の端くれなのかもしれないな、と思わなくもないですね。
エッチングって中学か高校の技術とかでやったような気がするんだよな。
先日のNHK日曜美術館でも、亜欧堂田善の河豚を再現していたのを見て、今回の展示でも見てなんだか手を出したくなってしまいますね