横田尚哉さんの「ワンランク上の問題解決の技術」を読んだ
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 8654
ファンクショナルアプローチを用いた問題解決の方法を解説された本。平たく言うと、「何で問題になっている?」と考える前に「なぜ?何のために?」ということをひたすら考えることなのかな。問題そのものではなく物事の本質に目線を帰ることで問題に対して解決手段を導き出す。
“問題解決”といったときに、何を”問題”とするのか。人によって何を問題とするのかは結構変わってくると思う。全ての問題に対してファンクショナルアプローチが適切というわけではないとは思う。あくまで、アプローチの一つだと思う。
プログラムが動かない事を問題とするのであれば、私たち技術者は比較的その”原因”に対して目を奪われてしまって多大の時間を使う場合が多い。趣味であればそれで全然問題はないのだけど、仕事としてやっている場合は”そもそもそのプログラムが何の目的を達成するためにあるのか”を考えて代替手段でも何でも対応すること。必ずしも”原因を追究する”事が重要ではないときもある。もちろんそうでなく”原因”を追求することそのものが仕事のときもあるし、原因の究明をなおざりにしていいというものではない。
これも、どこまではどう考え、ここからはどう考える。そういう考え方。これも一つの”目線の切り替え”が重要なことだと思う。私は出来ているのか?と聞かれていると、そう考えるようにしたいと思いつつも出来ていない部分がまだあると思う。それを補うためには訓練が必要とも本書では述べられている。
本の終盤に「日常の生活で常にファンクショナルアプローチを用い続ける」という事によって訓練するという事が出てくるが、これを常に”なぜ?何のために?”って考えているのは、いい加減な私には少し大変だ。私はまず、色々なものに”興味を持つ”、”知りたいと思う”というくらい緩い表現で進めることにして行くことにする
お読みいただき有難うございました。
著者の横田尚哉です。
取り上げていただき、有難うございました。
「そもそも、何のために」と考えることは大切ですね。
あせらず、少しずつ慣れていただければ、幸いです。