スリープ、休止、シャットダウン

先日お亡くなりになったと思われた自宅のノートPCが復帰しました。そもそも動かなくなっていた原因は不明。
ただ、不明ながらも起きていた現象から推測する。私が怪しいと思っているのは、”休止状態”からの復旧だ

現象

まずは、起きていた現象を整理する。
電源そのものは入り、HDDへのアクセスランプは点滅していた。つまり、液晶に画面そのものは写らないがWindowsとしては起動しているかのような見た目だった。ノートのふたを開けた時の異常なまでのHDDアクセスから、最初は休止状態からの復旧が異常に時間がかかっているのかと思ったが、どれだけ放置しても復旧はしなかった。
ここで、液晶に画面が表示されないことから液晶お亡くなりケースを想定してCRTを接続してみたが変わらず。また、液晶に画面が写らない状態ではあったが、バックライトが当たっている時と、全くうんともスンとも言わない状態がバラバラに発現していた。
電源ボタンを長押ししても、見た感じはスリープ状態に陥っている。会社のPCでは電源ボタン長押しで強制的なシャットダウンが実行されているだけに違和感はあった。ただ、そもそもこの現象がどういう状況下で引き起こされたのかが分からなかったのと保証期間内だったからとりあえず販売店に任せようと思ったのだが・・・なんとか復旧することができた。

結局、何をしたかというとバッテリを引っこ抜いて強制的にシャットダウンを引き起こして起動させただけ。当然のことながら”前回不正終了”な状態にはなったが起動することができた

スリープと休止、シャットダウンの違い。

WindowsVistaでは完全な電源OFFとなるシャットダウン以外に”スリープ”と”休止”という状態がある。
“休止”状態は情報をHDDに書き込む形で省電力モードに移行する。このため、休止状態になるまでに時間がかかるし、そこからの復旧にも時間がかかる。
“スリープ”はXPまでの”スタンバイ”と位置づけは近く、基本的に未保存の作業内容やクリップボードの内容等はメモリに保存される。”スリープ”が”スタンバイ”と大きく違うのは、この状態のまま電源が切れてしまった場合だ。
“スタンバイ”状態で会った時には作業内容は失われてしまう。これはあくまでメモリに保持しているのみの情報だったためだ。
ところが”スリープ”は、電源が切れた場合に作業中の内容をHDDに書き込みに行く。つまり、”休止”状態と組み合わさった形になる。

電源ボタンを押したときの挙動を確認しよう

確証は無いけど、動作していた感じからすると”休止”状態からの復旧に失敗したか何かじゃないかな~と想像している。
ただ、バッテリを引っこ抜かなければシャットダウンが出来ないというのは個人的にはどうかと思う。そこでノートの設定を確認してみると。。。

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設定に関しては「コントロールパネル」から「電源オプション」を選択。左側のバーの中から「電源ボタンの動作を選択する」を選ぶと上記ダイアログが出てくる。
予想通り使用していたノートPCではふたを閉じた時はもちろん電源ボタンを押したときの挙動はすべて”スリープ”になっていた。
早速電源ボタンを押したときの挙動を”シャットダウン”に変更。これで一応正規の手段として落とす方法を手に入れた。
ちなみに上記ウィンドウでは隠れてしまって分かりづらいが、下のほうに「変更の保存」というボタンがある。これを押さない限り設定は保存されないので忘れずに!

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