現クレディセゾンCTOの小野さん著作「その仕事、全部やめてみよう」をKindleで購入。読んだ
読みやすい内容だったので、サクッと読むことができた。
その中でも特に思った箇所に関して。
ラストマン戦略
「ラストマン戦略」とは、グループ内で自分が一番になれそうな領域を決め、「あの人がわからないなら、誰に聞いてもわからないよね」という、いわば 最後の 砦 とも言うべきスペシャリストを目指す成長戦略
この戦略は社会人数年目の時に考え、やっていたのでよくわかる。周りが情報系の学部卒が多い中、プログラミング初学者だった私からすると何かしらの武器が欲しく、人が持っていなかった武器を探る必要があったのだ。
よくわかる一方、そこからの発展だったりその先を見据えた動きを取れなかった。確かに、ある一定のポジションは確保したが、あくまでそのグループの中でのラストマン。
小野さんのように、そのグループがハイレベルであればそのラストマンは権威となりうるが、小組織においてはただのお山の大将。
グループを広げていく必要があったのに、そのグループで満足してしまったのだろう。
ただ、お山の大将も気持ちいいんだよね。特に、周りに対して劣等感を抱いていた人間にとっては。そう言ってできたコンフォートゾーンを脱するためには本書の中にもある通り、小グループから業界全体に向けて動く。もしくは「リスクをとる」形か。
15年くらい遡って頭叩いてきたい。
というわけで、入社5年目くらいまでの若手にちょっと紹介しておきたいところ。
駄文
もう随分と前の話になってしまうが、実は著者とは何度か仕事の関係でお会いしたり話を聞かせていただいたことがある。私がTwitterを始めたのも、そういうサービスがあって面白いという話を会話の折に聞いた事に端を発していたりする。
本書の内容もところどころ、当時お酒飲みながら聞いた話が混じっていて懐かしく思った。(お友達というレベルではない)
同年代という親近感と、頭の出来違いすぎね?っていう劣等感が色々と混ざり合った複雑なところはあるが、素直にすごい人という事には変わりなくどこまでも頑張って欲しいところ。
自分も頑張らな。。