田中 泰延 著。「書く力」の教室を読んだ
本書の内容としては、ライターを目指す。つまり書くことを職業とすることを目指す人に向けた、指南書とも言うべき内容。
ただ、何かの対象に対して向き合うという姿勢だったり、心構えという意味では特別、「書く」という行為に限った話ではなく色々となところに同じように当てはめることができるように感じた。
当初はブログを書いたりするうえで、もう少しうまい文章だとか、そういったものができないかな?と思い手にとって見たけれど、本書で書かれているような取材を伴った文章は、毎日更新を。しかもそれで食べていくことを考えていないブログには向かないと感じた。
時間がかかりすぎる
一方で、日々の仕事の中で。
例えば、1on1でメンバーからヒアリングをするというシーンにおいて、本書で書かれているような取材を行う上での進め方だったりは参考になりそうだ。
本当は、1on1ももっと相手に対して向き合ったうえで実施をするほうが効果が高いように感じる。
もちろん、会話の主体は相手に持っていく必要があるにしても、この1on1に意味があったと感じてもらえる内容にするためには、相手の表面ではなく真意を引き出すような問いかけが必要になる。
どうしても、日々の忙しさからおざなりになってしまうきらいがあるのだが、教育はプライオリティの高い仕事のはずなのだ。
このあたり、もう一度見直して進めていこうと改めて考えた。
ちょっと長いな、と思った本ではあるけれど、そういった気付きが得られたので良かった。