給料を考える

私にとって出来るだけ見たくない話題の最たるものが給料に関する比較の記事だ。ただ、何事ももう一度見直してみようと思ってPRESIDENTを手にとって見た

PRESIDENT (プレジデント) 2008年 11/17号 [雑誌]

PRESIDENT (プレジデント) 2008年 11/17号 [雑誌]

良くある。実に良くありそうな給料の会社別ランキング。業種別ランキング。私はというと、滅茶苦茶低いというわけでもないだろうけど決して高いほうに部類されるわけでもなく給料に対しては少し不満を持っている。とりわけ管理職になって残業代がなくなってしまった現在ではもうね、なんというかね。ヒラに戻してくれたほうが!!!!なんて思うときも会ったりなかったりするわけですよ。ダンナ。寂しいね。残業代が出ないのは。ただ、今まで残業代に頼っていた分これからは働き方を含めて考えを変えていかないといけない!と思うきっかけにはなったかな。それはそれでよかったのかもしれない。そんなことを書きながら思った。

記事は年収の比較から昨今の資源高。金融の崩壊やら不動産関連会社の相次ぐ倒産にも触れて書かれている。ここで分類されているいわゆる”情報通信”業種というもののトップはどれもこれもテレビ局だとかメディア関連企業。これらいい方のランキングにソフトウェア関連企業が乗っかってくることはほとんどないのが現状だろうなぁ

世の中はやれ”IT”だの”ICT”だの”見える化”だの何だのとソフトと切り離せない状態になっているにもかかわらず、この業界が優遇されてはいない。なかなか難しいものですね。もちろん、我々が作っているのは何かを成し遂げるための道具であり、それそのものが主役となることは本来の意図から考えると難しい。それこそゲームのようなものであれば可能かもしれないが業務システムとなると”動いて当たり前。動かなかったら使い物にならない”という世界。

そう考えると、”動いて当たり前”なのはもちろんのこと”ただ動くだけではない”ものを考え出さなければいけないわけなんだけど。。。。そんなことはみんな百も承知で作られたものはすぐに”当たり前”になってしまう。元々”巧みの技”が必要なわけではなくいくらでもコピーできるから。しかもいまやインドや中国の技術者も確実に力を伸ばし続け、日本の会社からのオフショア開発も増え続けている。私の会社でも”変動可能な人材”という考え方の元、中国企業にオフショアでの開発を委託し始めている。意思の疎通という意味で今のところハードルは確かに高いものの、いずれは定着していくんだろうな。

そんなこの業界で働き続けること。そしてその中で上を目指すこと。
なかなかハードルの高い話じゃーないですか。これは。

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